「お腹いっぱい」は英語で?I’m full以外のフレーズを紹介!

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外国人と食事をする機会って楽しいですね。食事に関する文化の違いを発見したりして自然と会話が盛り上がることがあります。

しっかり食べて満腹になったとき、おなかがいっぱいなのにさらにデザートを勧められ断りたいときなどのシーンで言う言葉が「もうお腹いっぱいです」です。

皆さんは、I’m full以外「お腹いっぱい」を表現できるフレーズを知っていますか?

この記事では、英語で「お腹いっぱい!」「お腹いっぱいで苦しい~」などに当たる英語フレーズを紹介します。この機会に英会話で使える表現のバリエーションを増やしていきましょう!

お腹いっぱいの英語表現

日本人は”腹八分(はらはちぶ)”と言って、お腹が一杯になるまで食べずに少なめにとどめることをしてきました。八分なので満腹状態の80%程度で抑えるのですが、この方法により健康を維持でき医者要らずだと言われています。

ところが、動けなくなるくらいまで食べてしまうことってよくありませんか?これが、お腹がいっぱいという状態です。

英語で「お腹がいっぱい」と言いたいときの定番フレーズは「I’m full.」です。fullを辞書で調べてみると多くの意味が見つかりますが、そのなかでも「いっぱいの・満ちた・最大限の・限度いっぱいの」とともに「お腹がいっぱいの・たらふくの・満腹の」が本記事の「お腹がいっぱい」を表すのに最適な単語だということが分かります。

このfullは形容詞なので、主語とbe動詞をもってきてI’m full.とすることで、”私はお腹がいっぱい”となるのです。彼のお腹がいっぱいならHe is full.となるわけですね。

英語の学習をしている皆さんにとって、日常で使える英語表現の幅を広げる方法の一つとして、すでに知っているフレーズは他にどんな言い方ができるのかと少しだけ疑問を抱いてみることがあります。バリエーションを増やし表現力をアップさせるのに、今回のお腹いっぱいなど、暮らしに大きく関わる行動などは特にこのやり方がおすすめです。

I’m full.以外、6つのバリエーション

では、I’m full.に置き換えられる表現にはどのようなものがあるのでしょう。この記事では以下の6つを紹介します。

I’m stuffed

I’ve had enough

I’ve had my fill

I can’t eat anymore

I can’t take another bite

There’s no more room

では、次からはそれぞれの使い方を詳しく解説していきます。例文とともにみていきますので、日常会話にさっそく使ってみてくださいね。

I’m stuffed

一つ目の「お腹いっぱい」はカジュアルなフレーズのI’m stuffedです。stuffedの発音はスタッフトのような感じになり、その意味は「詰まった・いっぱいになった」とともに「満腹」のニュアンスでも使われる単語です。stuffedは何かがきゅうきゅうに詰まっていっぱいになった状態を表すため、もう食べられないほどにお腹が満たされたことを表し、I’m full.とかなり似た英会話表現になります。

I’m stuffedの会話例

This Turkish Meze is so nice, it was good that we chose this restaurant. Are you full?

このトルコ料理のメゼがすごく美味しいね。このレストランを選んでよかった。お腹いっぱいなの?

Yes, I’m pretty stuffed.

うん、かなりお腹いっぱいだよ。

I’m stuffedにprettyを追加した英文になっていますが、お腹がいっぱいより超いっぱいと強調した会話になっています。これは、可愛いという意味でお馴染みのpretty「かなりの・結構な」という意味があるからです。prettyはvery/so/quiteなどに置き換えられます。

Would you like any dessert?

何かデザートはいかがですか?

No, thank you, I’m stuffed.

結構です。お腹がいっぱいです。

デザートは別腹と言いますが、このシーンでは食後のデザートも入らないほど満腹のようです。日本と比べると海外の食事のボリュームは大きいという違いも挙げておきましょう。

I’ve had enough

I’ve had enoughとくれば、enoughが持つ意味から何かがもう十分であることが想像できますね。I’ve had enoughの後にはfoodsが隠れていると捉えてください。この表現はどちらかというとフォーマルな場もOKですので、仕事上のランチミーティングやディナーなどの機会がある人ならぜひ使ってみてくださいね。

一方、食事のシーン以外でI’ve had enoughを使う場合、その状況に対してハッピーでなく不満があってそれをやめて欲しいというネガティブな表現に一変します。例えば、パートナーが細々とした注文を延々とつけてくるのに対してもうやめろ的な感じです。

I’ve had enoughの会話例

Would you like to order any more dishes?

何か料理の追加注文をしますか?

No, thank you. I’ve had more than enough. Thank you anyway.

いや、結構です。もう十分すぎるくらいにいただきました。ありがとうございます。

留学や駐在などの海外生活で断るのが悪いなと考え、無理をして「はい、お願いします」と答える必要はありません。フレーズをその場その場で正しく使えるようにできれば、断る際でも相手に失礼に当たりません。

I’ve had my fill

I’ve had enough同様に、現在完了形have hadを使うのがもう一つの「お腹がいっぱい」を伝えるI’ve had my fillです。現在完了形は、今終わったことを表現するものでしたね。食事をした直後(今、食事が終わったところ)の状況でお腹がいっぱいと伝えるには過去形ではなく、やはり現在完了形have hadになります。

fillの意味は「いっぱいに満たす」ですが、書類を書く際のfill in(書き込む)などは皆さんも使ったことがあるかもしれませんね。どちらも満たす・埋めるというニュアンスで共通しています。my fillのようにして使うone’s fillには、存分に楽しむという意味が含まれており、食事を十分に楽しみお腹がいっぱいになったことを相手に伝えることができるのです。

I’ve had my fillの会話例

Thank you for joining our home party. We had a great time!

ホームパーティに来てくれてありがとう。とっても楽しかった!

You’re welcome. Thank you for the lovely food you prepared, I’ve had my fill.

どういたしまして。素晴らしい食べ物を用意してくれてありがとう。もうお腹いっぱいよ。

パーティには食べ物がつきものですね。招待してくれた人へのお礼の言葉とともにお腹がいっぱいになったと伝えれば、それは用意してくれた食事が美味しく堪能したことを表現できます。

I can’t eat anymore

I can’t eat anymoreを直訳すれば「もう(これ以上)食べられません」です。このフレーズを使い、お腹がいっぱいだからもう食べられませんというニュアンスにすることができます。シンプルな英文なので、使いやすいのではないでしょうか?ただ、I can’t eat anymoreだけをバサっと言うのではなく、相手によっては少し追加して会話をすることもおすすめです。

I can’t eat anymoreの会話例

Don’t leave your vegetables, eat them all.

野菜残さず全部食べなさいよ。

Mum, I can’t eat anymore.

お母さん、もうお腹がいっぱいだよ。

Have you finished?

もう終わりですか?

Yes, I really enjoyed it, but I can’t eat anymore. Thank you.

はい、本当に美味しくいただきましたがお腹がいっぱいです。ありがとう。

最初の会話は家族間、2つ目はそれとは異なる状況が予想されます。このように、シーン別に丁寧さを追加したりしてみてくださいね。

I can’t take another bite

bite(バイト)という単語を使ったことがありますか?虫に刺されたときなどにも使われますが「ひとかじり」したり「軽い食事」という意味を持っている単語です。

I can’t take another biteとすると、もうひとかじりもできない→これ以上は一口も食べられない→満腹というニュアンスになります。

I can’t take another biteの会話例

I love all-you-can-eat! Why don’t we go and get more cakes?

食べ放題って最高!もっとケーキを取りに行かない?

No way, I can’t take another bite. All-you-can-eat is not worth it for me.

まさかぁ もうお腹がはち切れそうだよ。食べ放題って私には価値がないわ。

All-you-can-eatは食べ放題を指します。日本にはお寿司、焼肉からしゃぶしゃぶからケーキまで、レベルの高い食べ放題がありますね。

筆者の住むイギリスではbuffetとも呼ばれ、やはり寿司、また飲茶もインディアンも人気です。完璧なヴィーガン料理の食べ放題もあって、ロンドンらしいと感じます。

There’s no more room

最後に紹介する「お腹がいっぱい」というフレーズはThere’s no more roomです。roomはもちろん部屋を意味しますが、不可算名詞として空間的な余裕・余地・可能性を表すときにも使われる、ぜひ覚えたい単語になります。この記事で紹介している「お腹がいっぱい」と言いたいときにも、no more roomとすればお腹のなかの余裕・余地がこれ以上はない=満腹となるのです。

There’s no more roomの会話例

Can I order the tiramisu?

ティラミス、オーダーしていい?

You said there’s no more room. Are you sure you want to order?

もうお腹いっぱいって言ったよね、本当に頼みたいの?

この例文こそ、デザートは別腹を表していますね!

「お腹いっぱい」の英語まとめ

I’m full以外「お腹がいっぱい・満腹」フレーズ

I’m stuffed

I’ve had enough

I’ve had my fill

I can’t eat anymore

I can’t take another bite

There’s no more room

使ってみたいフレーズはありますか?これいいな、と感じたら1人の時でもいいので普段の生活で口に出して使ってみてください。感情とそれに合った英語フレーズをピタリのタイミングで言ってみることを繰り返せば、本番のどんなシーンでも自然に出てくるようになります。

筆者も毎回のように夕食の後にThere’s no more room!って言っているような気がします。食べ過ぎには注意です(笑)

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