
英語学習者のみなさん、こんにちは!今回もネイティブキャンプのこの記事では、効果的な英語学習に役立つ情報をお届けしていきます。今回特集するのは、英会話の中で頻繁に耳にするお馴染みの表現「I guess」についてです。
「I guess」という表現、実はすでに英会話の中で使用されている方も多いのではないでしょうか?「〜と思う」「〜だと思う」という意味合いで日常的に頻繁に用いられる「I guess」ですが、実は同じ意味合いを持つ「I think」「I suppose」などとは微妙にニュアンスが異なっていたり、そもそも「guess」とはどんな意味なのかを知らずに使用している方も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、まず英語表現「guess」が持つ基本的な意味を紹介するところから始めたいと思います。その後、似た意味を持つ「I think」「I suppose」とのニュアンスの違いを確認しつつ、関連表現をいくつか学習していきましょう。
I guessの使い方とは
まずは、「guess」という英語表現の基本的な意味を確認しましょう。英和辞書で「guess」を引くと、「推測する」「予想する」「言い当てる」という意味があることがわかります。
英語表現「guess」ですが、動詞としての使用方法と名詞としての使用方法があるのをご存知でしょうか?先ほど述べた「I guess (〜と思う)」という表現は、「guess」を動詞として用いた例です。以下、動詞の「guess」と名詞の「guess」の具体的な使用方法を例文を参照しながら確認していきましょう!
参考資料:
ネイティブがよく使う I guessってどんな意味? guessの使い方とさまざまな英語表現 ! English Lab (イングリッシュラボ) |レアジョブ英会話が発信する英語サイト
https://www.rarejob.com/englishlab/column/20190513/
動詞のguess
動詞としての「guess」には、①「多分〜と思う(カジュアルに」②「〜しようと思う(カジュアルに)」③「推量する(自動詞)」 の3つがあります。
① 多分〜と思う
「guess」を同志として用いる場合、「I guess (多分〜と思う)」という表現が代表的です。「I guess」を使って自分の思うことを表現すると、カジュアルなひびきになるのが特徴。これをもう少しフォーマルで丁寧な言い方にしたい場合は「I suppose」を用いると良いでしょう。意味合いは変えずに、丁寧なニュアンスを付け加えることができます。
また、「I guess」を使って相手の言ったことに対して反応をすることも可能です。「I guess so」で「私もそう思うよ。」「I guess not.」で「私はそうは思わない。」となります。
例文:
I guess she is not coming today. 彼女、多分今日は来ないんじゃないかと思うよ。
Well, I guess not. いや、そうは思わないな。
Yeah, I guess so. 確かに、そう思う。
I suppose she already finished her work today. Should we call her?
多分、彼女はもう仕事を終えたと思いますよ。連絡したほうがいいですかね?
Yes, I suppose so. ええ、そうですね。
Well, I suppose not. いや、そうは思いません。
② 〜しようと思う
確証はないけれど、なんとなく「〜しようかな」「〜しようと思う」と口ずさんだりつぶやいたりするときにも「I guess」という表現が使えます。例えば、「昼寝でもしようかな。」「コーヒーを飲みにでも行こうと思う。」などですね。軽い気持ちで何か思っていることを口に出す時に使用できます。
例文:
I guess I'll go get some coffee. コーヒーでも買いに行こうかな。
I guess I'll take a nap. 昼寝でもするか。
③ 推量する
「guess」を自動詞として使用すると、「考えている」「推量している」「予測している」という意味で用いることもできます。例えば、「今、考えているところ。」や「ちょっと考えさせて。」という一言に使えます。
例文:
I'm just guessing who's coming to that party. 今、そのパーティに誰が来そうか考えているところ。
Let me guess for a bit. ちょっと考えさせて。
What is going on the screen, everyone? さあ、みなさん、画面の中で何が起こっていると思いますか?
Let me guess for a moment, Mr. Mark. マーク先生、ちょっと予想させてください!
名詞のguess
続いて、名詞としての「guess」を紹介します。名詞の「guess」には「推測」「推量」「予測」という意味があり、実は多くの慣用句やイディオムに「guess」がその意味で使用されています。
<名詞のguessが使われている慣用句・フレーズ>
Take a guess/ Have a guess 予想してみて!
It's anybody's guess. 誰にもわからない
Your guess is as good as mine. 私も全くわからない
例文:
Everybody, let's look at the screen and take a wild guess. What kind of animal is it?
ではみんな、スクリーンを見て予想してみて。どんな動物が描かれていると思う?
We've just lost our way home, and unfortunately, nobody has a map. Can anyone guess which way we should go? 僕たち、道に迷ったみたい。しかも、誰も地図を持ってないときた。誰か、家までどの道を進めばいいかわかる?
Well, I think it's anybody's guess. うーん、誰にもわからないと思うよ。
参考資料:
"I guess" の意味や使い方、類似表現を実践的な例文つきで徹底解説 | Kimini 英会話
https://kimini.online/blog/archives/20558
guessの意味と使い方 | 2品詞 (動詞と名詞) での例文や熟語一覧など | マイスキ英語
I think との違い
「I guess」と同じような意味を表す表現に「I think〜」がありますね。一見全くニュアンスが同じ表現と思われがちですが、「I guess」という表現の場合、「I think〜」よりも確信が低い場合が多く、「多分、〜だと思う」というふうに訳されます。
その他の関連表現
ここからは、「guess」という英語表現を用いたその他の便利な表現を2つ、紹介しておきたいと思います。
Lucky guess
「Lucky guess」をそのまま直訳すると「ラッキーな推測」ですが、一体どんなシチュエーションで使用されるのでしょうか?実は、「Lucky guess」で「まぐれだよ」「偶然さ」という意味になります。何かを当てたり、嬉しいことが起こったり、奇跡のようなことが起きた時に一言、「それはまぐれだよ!」「偶然だよ」という時に使います。
例文:
How did you get such a great opportunity?どうしてそんなに最高な機会を得られたの?
It's just a lucky guess. ただの偶然だよ。
Why did you get an S on the Spanish test? You didn't even study that hard. どうしてスペイン語のテストでSをもらえたの?全然勉強なんてしてなかったじゃない。
Well, I think it's just a lucky guess. うーん、ただのまぐれじゃないかな。
参考資料:
No.294 "It's just a lucky guess." 「たまたま当たり」| 【AllanKの英会話ワンポイントレッスン】
http://allankenglish.jugem.jp/?eid=173
Guess what?
「Guess what?」は、英語のネイティブスピーカーたちが日常的に頻繁に使う挨拶表現の1つ。直訳すると「何かを予想して!」ですね。そのニュアンスをそのまま残し、「ねえ、聞いてよ!」「何があったと思う?」という声がけをする際に用います。会話の始めに、相手の興味を惹きつけるための一言ですね。
例文:
Hey, guess what? I just bumped into someone really nostalgic today!
ねえ聞いてよ!今日、すごく懐かしい人にばったり会ったんだ。
Guess what? Mary is getting married!
聞いて!メアリー、結婚するんだって!
参考資料:
ネイティブは「Guess what」をこう使う| 英語学習サイト:Hapa 英会話
まとめ
この記事ではここまで、「guess」という英単語の動詞・名詞のそれぞれのパターンごとの使用方法について紹介してきました。いかがでしたでしょうか?イディオムや慣用句として普段から頻繁にネイティブスピーカーたちの間で使用されることの多い「guess」、たくさん会話の中で使用してみて、サラッと自然に口から出るようになったらかっこいいですね!
◇経歴
大学時代に、外国語がどのように学ばれるのかについて興味を持ち、日本の大学院で第二言語習得論•応用言語学の研究に励む。
修了後はインターナショナルスクールの先生や、小学生オンライングループ英会話のバイリンガル講師、日本の文化を海外に広める音楽スクールで活躍中。
◇資格
IELTS Academic module 6.5
(speaking 6.5 reading 7.0 listening 6.5 writing 6.0)
◇留学経験
高校時代、春休み中にニューヨークにある姉妹校のタウンゼント•ハリス高校へ研修に参加。
その後大学時代にニュージーランドに一学期間の留学を経験。語学学校に通ったのち、主に応用言語学を中心に学ぶ。
◇海外渡航経験
つい数ヶ月前、高校ぶりに訪れたニューヨークの空港でみつけたストリートピアノ。
つい弾きたくなりニューヨーク出身の作曲家ジョージ•ガーシュインの「ラプソディーインブルー」を弾いたら、メキシコのカンクン行きの搭乗を待っていた皆さんから盛大な拍手を貰いました!とてもいい思い出です。
◇自己紹介
これまでの海外経験や、日本で出会った留学生たちとの交流から、英語をはじめとした外国語を使うことで、私たちの視野や価値観はどんどん広がっていくと確信しています!
英語が好き!と言う気持ちを大切に、英語を学び続けられる燈を見つけられるよう行動すると、英語学習が楽しくなります!
I took a Bachelor of Science degree in Mathematics where my problem-solving and critical-thinking skills were honed. I have worked as a trainer in a government office, which has helped me to develop my communication and intrapersonal skills. My hobbies are reading, listening to music, and cooking. After joining NativeCamp, I acquired 2 years of teaching experience. Currently, I am involved in content production in the Editing Department.