英語の「名詞」について基礎から理解しよう!名詞の働きと使い方について

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今回のこの記事ではズバリ、「名詞」について深掘りしていきたいと思います。

英語には、動詞、形容詞、助動詞、形容動詞、助詞、名詞、代名詞、前置詞、接続詞の全部で8つの品詞が存在しています。

その中でも今回フォーカスする「名詞」とは簡単に言うと、ものや人を表す単語のことです。英語の名詞は、5つに分類され、それぞれの使用方法や文法上のルールは異なります。

英語を適切に、相手に通じるように話すためには5つの名詞の特性や使い方をしっかりと理解しておくことが大切です。

そこでここからは、5つの名詞それぞれの特性と会話内や文章内での使用方法を具体的な例文とともに確認し、今一度「名詞」についての基礎知識を確認していきましょう。

英語の名詞について

「名詞」とは、物事や人、概念など全ての事柄を表す名前のことを指します。

例えば人の名前であればMaryやTom、場所の名前であればTokyoやNew Yorkなど。目には見えないけれどこのように概念として存在するLove (愛)やHappiness (幸せ)、Promise (約束)やHope (希望)なども名詞と言えます。

以下の文章の中で、名詞はどれでしょうか?

New York is one of the biggest cities in the world.

ニューヨークは世界で最も大きな街の1つだ。

正解は... New Yorkとcities、そしてworldの3つが名詞に当たります。このように、一文の中に名詞がたくさん含まれることが多いこともあり、英語を話すためにはたくさんの名詞を知っていることが重要です。

実は、名詞は5つのカテゴリーに分類することが可能です。

普通名詞 :一般的な名前がついた名詞。同じ種類に属する、物事を広く定義できる名詞。(例:mountain, river, oceanなど)

集合名詞:いくつかのものが集まってできた集合体の名詞。(例:family, class, teamなど)

物質名詞:気体、材料、液体などを表す名詞で、1つ1つ目で見て数えられないもの。(例:water, paper, sugarなど)

抽象名詞:目には実際見えないなど、抽象的な概念を表す名詞。(例:love, hope, improvementなど)

固有名詞:他の同類のものと区別するために、物事に対して一意に決める名前。 (Tokyo, Mt.Fujiなど)

参考資料:

集合名詞とは、単数扱い複数扱いの見分け方 -ネコでも解ける、お気楽英語

https://nekoeigo.net/nekoeigo/noun

英語の物質名詞とは? 使い方のポイントは「形や区切りのないモノ」を理解すること

https://toiguru.jp/material-noun

抽象名詞 (ちゅうしょうめいし)とは? 意味や使い方 - コトバンク

https://kotobank.jp/word/%E6%8A%BD%E8%B1%A1%E5%90%8D%E8%A9%9E-567548

固有名詞 - ウィクショナリー日本語版

https://ja.wiktionary.org/wiki/%E5%9B%BA%E6%9C%89%E5%90%8D%E8%A9%9E

可算名詞とは

ここからは、5つの名詞の中でも特に英語を使用する際に理解が必要になる「可算名詞」と「不加算名詞」について紹介していきます。

可算名詞と不可算名詞は②の集合名詞の中に含まれる名詞で、簡単に言うと、カウントする際に1つ、2つ、と数えられるかどうかで可算名詞と不可算名詞のどちらに分類されるかが決まります。

可算名詞は文字の通り、数えることのできる名詞を指し、例えばappleやtable、cupなどがそれに当たります。可算名詞を文章中や会話の中で用いる時には、その名詞が単数か複数かによって名詞の頭につける冠詞を使い分ける必要があります。

例えば、単数として用いる際にはa/anを、複数として用いる場合は名詞の末尾に複数形を表す-sをつけます。

また、ある特定の名詞やすでに会話の中や文章の中で登場している名刺がもう一度出てくる場合には名詞の頭にTheを付けます。

I ate an apple.

私はりんごを1つ食べました。

There is a tree in this picture.

その絵には木があります。

We need four tables for dinner.

夕食にはテーブルが4つ必要です。

The students in ABC school are so smart.

ABC学校の生徒たちはとても優秀です。

参考資料:英語の名詞の種類と働きについて整理しよう!名詞のそっくりさんについても解説! English Lab (イングリッシュラボ) |レアジョブ英会話が発信する英語サイト

https://www.rarejob.com/englishlab/column/20211021_02/

不可算名詞とは

一方、不可算名詞にはwaterやsugar、saltなど、1つ1つを数えることのできないものやfreedomやhopeなど、実態のないものが含まれます。

また、数えることのできない名詞であるため、会話や文章の中では常に単数系で使用されます。freedomをfreedomsのように使わないように気をつけましょう。

時々、日本語の感覚では数えられるものでも、英語の感覚では数えられないものと見なす場合もあります。どの名詞が不可算名詞と定義されるのか、しっかりと確認してから使う必要があるでしょう。

I just need freedom.

私はただ自由が欲しいだけ。

Can I drink water?

水を飲んでもいいですか?

Put a pinch of sugar in the pot.

お鍋に砂糖を1つまみ入れてください。

参考資料:英語【名詞】※5種類の名詞の使い方と性質を基本から解説

https://english-club.jp/blog/english-noun/

文中での名詞の働き

名詞は、文章の中でも大変重要な役割を果たす品詞の1つです。

それもそのはず、実は名詞には「主語」「目的語」「補語」の3つの役目があるのです。ここからはそれぞれの役割ごとの名詞の働きと、使用する際の文法のルールについて確認していきましょう。

主語

まずは主語として働く場合を見ていきましょう。

日本語で文章を作るときや会話をする際にはいちいち主語を明らかにしなくても内容が通じてしまいますよね。

英語では、必ず主語が何なのか、誰なのか明確にする必要があります。名詞は主語になれる品詞として代表的です。

My husband always orders a cup of flat white every morning.

私の夫は毎朝いつもフラットホワイトを注文する。

The supermarket opens at 11 am.

そのスーパーマーケットは11時に開店します。

The next train is arriving at Tokyo station pretty soon.

次の電車はもうすぐ東京駅に到着します。

1つ目の例文では主語はMy husbandです。2つ目の例文ではThe super market、3つ目の例文はThe next trainが主語となっていることがわかりますね。

目的語

名詞は目的語としての役目も果たします。

目的語とは、文章の中の「誰が(主語)何をどうした」の「何を」の部分です。

I've been studying Spanish for almost 5 years.

私はスペイン語をおよそ5年ほど学習し続けています。

A cat is drinking milk.

猫はミルクを飲んでいます。

He takes a lot of pictures of his girlfriend.

彼は彼女のためにたくさんの写真をとります。

一文目では、「I」が主語にあたり、「スペイン語を」が目的語に当たります。二文目では「A cat」が主語、「milk」が目的語。そして三文目では「He」が主語で「a lot of pictures」が目的語に当たります。

補語

名詞の3つ目の役目は、補語です。

補語は、「主語+動詞」または「主語+動詞+目的語」にプラスアルファしてさらに意味を補うために用いられます。以下の例文から、補語はどれかを考えてみましょう。

The school principal elected me as the school manager.

学校長は私をスクールマネージャーに選出した。

Melanie became a pianist.

メラニーはピアニストになった。

That sculpture is the same size as the one placed in your living room.

その彫刻は君のリビングルームに置かれているものと同じサイズだ。

一文目の中で補語として使用されている名詞は「a school manager」です。二文目では、「a pianist」。そして三文目では「the same size」が補語に当たります。

参考資料:英語の補語とは?主語補語と目的語補語の使い方を説明

https://toiguru.jp/complement#smoothplay1

まとめ

この記事ではここまで、英語の名詞についての基礎知識のおさらいとして5つのカテゴリーとそれぞれの役割を確認した後、その中でも特に重要な「可算名詞」「不可算名詞」という概念について例文とともに確認してきました。いかがでしたでしょうか?

また、文中での名詞の3つの役割「主語」「目的語」「補語」を紹介した後、具体的な文中での使用方法も例文を参照しながら学習してきました。

主語・目的語・補語のどの役目で使用する場合でも、その名詞が「可算名詞」か「不可算名詞」かどうかによって冠詞を使い分けたり、複数形にしたり、はたまた単数系のみでしか使えなかったりと言うルールを応用する必要があります。

日本語には存在しないこのルールに慣れるためには、何度も口に出して文章を作ってみたり、英会話スピーキングアプリなどを利用して会話をする機会を増やしたりする努力が必要です。今回学習した名詞のルールを今一度振り返り、みなさんの英語学習に役立ててくださいね。

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