何か驚いたニュースを聞いたときなどに「信じられない!」というのはよく使う言葉ですよね。では、「信じられない!」を英語で言いたいときには、みなさんはどのような単語や表現が思いつくでしょうか。
多くの方がまず頭に思い浮かべるのが「Unbelievable」ではないでしょうか。もちろんこの「Unbelievable」も正しいのですが、「信じられない!」を表すことができる表現がほかにもいくつかあります。
そこで、今回の記事では、「Unbelievable」以外に「信じられない!」という意味を表すことができる英語表現をご紹介します。例文とともに解説していきますので、ぜひ何度も口に出して練習しながら覚えてみてくださいね。
- 信じられない!の英語表現
- That’s incredible!
- That’s hard to believe
- I can’t believe it!
- I’m speechless
- For real?
- No way!
- まとめ
信じられない!の英語表現
日本語でも日常的に使う「信じられない!」という言葉。英語では、さまざまな言い方で「信じられない!」を表すことができます。今回の記事では、「Unbelievable」以外に「信じられない!」という意味を表す6つの表現(「That’s incredible!」「That’s hard to believe」「I can’t believe it!」「I’m speechless」「For real?」「No way!」)について、ニュアンスなどを含めて詳しくご紹介していきます。
That’s incredible!
「incredible」は「信じられない」を意味し、「unbelievable」と同じ意味ですが、「incredible」は「すごい」「すばらしい」「かっこいい」といったように、ポジティブなニュアンスを強く表現できる単語です。
「That’s incredible!」と文章で使っても良いですし、会話のなかで相手の言ったことに対する返答として「incredible」と一言で使うこともできます。
ちなみに、「incredible」の副詞「incredibly(信じられないほど)」も合わせて覚えておくと表現の幅が広がりますよ。
B:That’s incredible! That's a test that has a low pass rate.
A:キャサリンはあの試験に合格したらしいですよ。
B:すごいですね!(信じられない!)それは合格する倍率が低い試験ですよね。
連れて行ってくれてありがとうございます。信じられない時間を過ごせました。
信じられない話ですね、トムさん。
とてつもなく悲しそうな顔をしていました。
デイビッドは人間に対して信じられないほどナイーブでした。
That’s hard to believe
「hard to~(~するのが難しい)」と「believe(信じる)」を組み合わせ、「That’s hard to believe」と言うと、直訳では「信じることが難しい」となります。
こちらも「信じられない!」「うそみたい」という意味を表すことができます。
カジュアルすぎず、フォーマルすぎず、どのような場面でも幅広く使える便利な表現です。日本語で考えても意味がわかりやすいと思いますので、ぜひ覚えて使ってみてください。
ときどき、私たちが結婚して30年経ったとは信じられない(思えない)こともあります。
野原で10万円を見つけたという彼の話は、みんな信じられなかったようです。
B:Yeah, that’s hard to believe.
A:たった今トムさんが言ったことを聞きましたか?
B:はい、信じられないです。
丸一年経ったとは思えないほどです。
I can’t believe it!
「I can’t believe it!」はネイティブスピーカーたちの会話において、とてもよく使われるフレーズです。直訳で「私はそれを信じることができない」となり、そのままの意味を表します。
ちなみに、関連する表現で「I can’t believe my eyes.(自分の目を疑う)」「I can’t believe my ears(自分の耳を疑う)」などがあります。
これらも同じように「信じられない!」というニュアンスを表すことができるので、合わせて覚えておくと良いでしょう。「I can’t believe it!」よりもこれらの表現は強いニュアンスとなります。
ジェニーが仕事を辞めたなんて、信じられません。彼女がその仕事のオファーをもらったとき、とても喜んでいましたから。
B:Yes. I can’t believe it!
A:あのうわさを聞きましたか?
B:はい。信じられません!
ガールフレンドにそんなことを言うなんて、信じられません。
この本が嫌いな人がいるなんて信じられません。
I’m speechless
「speechless」は「ものが言えない」「無言の」「黙っている」という意味の英単語です。
「I’m speechless」で「言葉がでない」という意味になります。驚いたときや感動したときに使えるほか、ショックやあきれて言葉がでないといったときにも使うことができます。ポジティブ・ネガティブな感情のいずれにも使えます。
B:That’s so good. I’m speechless.
A:コンテストでの優勝、おめでとうございます。今のお気持ちは?
B:とても良かったです。言葉では言い表せません。
アマンダは怒りと絶望で言葉が出ませんでした。
信じられません、ほとんど言葉を失っています。
ショックで言葉が出ませんでした。
For real?
「Is it for real(それは本当ですか?)」というフレーズを省略した形の「For real?」。
カジュアルな口語表現で、「本当に?」「マジで?」と何かが信じられないときに相手に聞く言い方です。
「For real?」単体で使われることもあれば、文中に置かれることもあります。
カジュアルでインフォーマルな表現なので、ビジネスシーンで使うことは避けましょう。若者向けのスラングですが、驚いたときだけでなく、何かすごい話をするときの文末に「本当だよ」という意味でつけても良いです。幅広いシチュエーションで使えます。
B:For real?
A:昨日の夜、レストランでトムとルーシーが手をつないでいるのを見たの。
B:マジで?
マジで教師の仕事を辞めるつもりなの?
No way!
「way」を「方法」という意味で訳し、「方法がない」つまり「ありえない」「起こりえない」というニュアンスを表します。口語表現で、カジュアルな言い方となります。
何かを提案されたときに「絶対いや!」と断るときにも使えます。
B:No way!
A:これを食べてみたい?
B:絶対いやだ!
B:What? No way!
A:ベンが彼女と別れたって聞いた?
B:え、信じられない!
まとめ
いかがでしたか?今回は、「信じられない!」を意味する英語表現について、さまざまなフレーズを例文とともにご紹介しました。
日本語でも「信じられない!」というのはあらゆる場面で日常的に使う言葉だと思います。それは英語でも同じであり、今回ご紹介したフレーズを自然に使えるようになれば、より英語でのコミュニケーションがスムーズに進むはずです。
ぜひ、この記事でご紹介した例文を何度も口に出して練習し、覚えて使ってみてくださいね。
今回ご紹介した英語表現をそれぞれ適切なシーンで使い分けることができれば、より自分の英語での表現の幅が広がりますし、ネイティブスピーカーからも「お!この人はいろんな単語やフレーズを知っているんだな」と思ってもらえるのではないでしょうか。
また、今回学んだ「信じられない!」の英語表現について、「もっと詳しく学習したい」「ネイティブの感覚を聞いてみたい」という方は、ぜひネイティブキャンプのオンライン英会話レッスンを試してみてください!レッスンでは、ネイティブ講師とマンツーマンで話すことができます。
今回ご紹介した「信じられない!」の英語表現をさらに練習しても良いですし、ほかにも1つの日本語に対して複数の英語が使われる例があるかどうかを聞いてみるのも良いのではないでしょうか。ぜひ、みなさんの英語学習にレッスンをフル活用してくださいね。

◇経歴
新卒入社した会社ではオーストラリア人上司のもと働いた経験があります。
海外クライアントとのメールや電話でのやりとりは日常茶飯事でした。
現在はWebライターのほか、英日翻訳者としても仕事をしています。
◇資格
TOEIC、TOEFL、IELTSなどの受験経験あり
◇留学経験
学生時代、イギリスのハル大学に1か月半語学留学をしました。
◇海外渡航経験
学生時代にイギリス留学を経験したほか、アジアを中心にさまざまな国に旅行に行ったり、フィールドワークをしたりしました。
フィールドワークでは英語を使ってインタビューをした経験もあります。
2019年よりイギリス在住で、現在は毎日英語を使っています。
◇自己紹介
子どものころはアメリカ人の先生の英会話教室に通い、大学ではイギリス留学を経験、新卒入社した会社ではオーストラリア人上司を持つなど、英語とは色々な接点を持ってきました。
英語はもっぱらリーディングが得意で、毎日洋書を読んでいます。大学で経験したイギリス留学では、語学クラスでさまざまな国の留学生と交流しました。また、英語で大学の歴史の講義を受けたり、現地の小学校でのボランティア活動も行いました。
よろしくお願いします!

I took a Bachelor of Science degree in Mathematics where my problem-solving and critical-thinking skills were honed. I have worked as a trainer in a government office, which has helped me to develop my communication and intrapersonal skills. My hobbies are reading, listening to music, and cooking. After joining NativeCamp, I acquired 2 years of teaching experience. Currently, I am involved in content production in the Editing Department.