「了解」「わかりました」の英語表現を分かりやすくご紹介!

f:id:nativecamp_official:20201109113629j:plain

あなたは英語で「了解」「わかりました」と言うとき、何と言っていますか?

「OK」や「I understood」なんて表現を使っている人は多いかもしれませんね。

シチュエーションによっては、これらの表現はもちろん間違いではありません。ですが、いつもいつも「OK」ばかり使っていると、バリュエーションに欠けてしまいますし、場面によっては適していないこともあるんです。

そこでこの記事では、「了解」「わかりました」などにあたる英語表現を、どんなシーンで使うのかも含めてご紹介していきます。

いつも「OK」ばかり使っている人は、これを参考にして表現にバリュエーションをつけてみてくださいね。

「了解」「わかりました」はシーンによって使い分けて!

まず大事なことは、英語で言う「了解」「わかりました」などの表現・フレーズには、たくさんの種類があるということです。

ネイティブスピーカーが話しているのを聞いていると、「OK」も使われていますが、他にもさまざまな表現があることに気づくでしょう。

そして気をつけなければならないのは、そうした表現はシーンによって使い分ける必要があるということです。

友人などと話すような日常会話ではそれほど問題になりませんが、たとえばビジネスシーンには適していない表現やフレーズもあるんですね。

もしもカジュアルすぎる表現を、ビジネスシーンで使ってしまうと、相手によっては印象が悪くなってしまうこともあるでしょう。英語には日本語ほど明確な敬語はありませんが、丁寧な表現があることはお忘れなく。

また一言で「了解」と言っても、そこにはニュアンスの違いもありますよね。会話の流れ的に、「OK」が適さない場合もあるんです。ですから、「了解」と言いたいときには、その時々でニュアンスやシーンに気をつけて、表現を選ぶことが大切なのです。

「了解」「わかりました」を意味する英語表現

ここからは、できる限りたくさんの「了解」を意味する表現をご紹介しながら、それぞれどんな意味で、どういうときに使うのかをご説明していきます。

英会話初心者でも気軽に使える表現がたくさんあるので、使えそうなものを丸暗記してくださいね。

「OK!」「Alright!」

どちらも何かを頼まれたときや、確認をされたとき、または言われたことを理解したときに「了解!」「わかった!」と軽く言いたいときに使えるフレーズです。

カジュアル寄りの表現ですが、フォーマルシーンでも同僚など、相手とある程度打ち解けているなら使っても問題ありません。

例文:
A: Let’s go to the movie tonight.
今夜映画に行こう。
B: OK! / Alright!
わかった!

「Sure.」

こちらは、「もちろん」というニュアンスに近い「了解」「わかりました」の表現です。

こちらもカジュアルにもフォーマルにも使えます。カジュアルすぎないので、フォーマルでも使いやすいですね。

ただし、最上級にかしこまりたいときには、フォーマルシーンでは他のフレーズが好まれます。

例文:
A: Could you do me a favour?
してほしいことがあるんだけど、いいかな?
B: Sure. What can I do for you?
もちろん。何をすればいい?

※カジュアルに訳していますが、フォーマルシーンでも同じような会話をすることがあります。

「Sure thing.」

こちらは「Sure」とほぼ同じ使い方ができますが、カジュアルな表現なので、フォーマルシーンでは使いません。また、どちらかというとアメリカ英語でよく聞かれる表現でしょう。

例文:
A: Can you pass me the plate, please?
その皿を取ってもらえるかな?
B: Sure thing!
了解!

「Of course.」

こちらは「もちろん」の意味でおなじみの単語ですね。「了解」や「わかりました」に「もちろん」というニュアンスを付け加えたいときに使います。

カジュアルでもフォーマルでも使えますが、こちらも「Sure」と同じく、とてもかしこまりたい時には別の表現を使うことが多いです。

例文:
A: Could you send an email to Mr. Tanaka?
田中さんにメールしてもらえますか?
B: Of course.
もちろん。

「Got it.」

「了解!」「わかった!」という感じの、カジュアルな表現です。「I got it.」の「I」を省略した表現なので、「I got it.」と完全な文章で言っても問題ありません。

例文:
A: The party starts at 8pm. So you need to be at home around 7.30.
パーティーが8時から始まるから、7時半くらいには家にいる必要があるよ。
B: Got it!
了解!

「Understood.」「I understand.」

言われていることを理解したよ……という気持ちを表す「了解」です。ちなみに、「Understood.」というのは、過去形ではなく受動態、つまり「It is understood.(それは理解されました。)」の略です。

つまり「Understood.」も「I understand.」も現在形なので、同じように使えます。そしてどちらも、カジュアルでもフォーマルでも耳にする表現です。ただし、フォーマルシーンでは略すのを避けることを考えると、「Understood」は、ややカジュアル寄りな表現かもしれません。

例文:
A: I will be late for the team meeting. I need to go to the dentist this morning.
チームミーティングに遅れます。朝、歯医者に行かなければならないので。
B: I understand.
わかりました。

「Certainly.」

最後にご紹介するこの表現は、フォーマルシーンで使われるかしこまった表現です。

特に相手が目上の立場だったり、初対面、またはお客さんだったときに頻繁に使われる表現なので、覚えておくと便利ですよ。日本で言うと「承知しました」「かしこまりました」にニュアンスが近いです。

例文:
A: Could you call a taxi for me, please?
タクシーを呼んでもらえますか?
B: Certainly.
かしこまりました。


ここで少し余談!

下記記事では、日常的によく使う「そろそろ」の英語表現についてご紹介しています!ぜひ参考にしてみて下さい♪♪

nativecamp.net


「Roger」はあまり使われない

「Roger」という単語を知っている人は、なぜこの単語がないのか不思議に思ったかもしれませんね。

日本語では、「了解」の意味で「ラジャー」と言っていた時代もありましたから、この単語を知っている人は多いでしょう。(多分今は死語ですよね?)「ラジャー」は「Roger」という英単語由来の言葉なのですが、実はネイティブスピーカーが「了解」の意味で「Roger」ということはほとんどありません。

なぜなら、この単語は軍隊などで使われるような、シチュエーションが限られた表現だからです。日常会話でもふざけて言うことはあるのですが、通常は使われませんから、英語学習者のうちは使わないことをおすすめします。


ここでまた少し余談!

下記記事では、似てるようで違う forとtoの使い分け方について詳しく解説しています!使い方を間違えないように正しい使い方を一緒に学んでいきましょう♪♪

nativecamp.net


まとめ

今回は日本語の「了解」にあたる表現をご紹介しましたが、使ってみたいものはあったでしょうか。

今回ご紹介した表現以外にも「了解」の意味になるものはありますが、とりあえずこの辺りを抑えておけば、バリュエーションを付けながら、場面に適した表現ができるはずです。

ネイティブキャンプのレッスン中にも使えそうな表現があれば、どんどん使ってみてくださいね。