レストランで今日のおすすめ料理を聞いたり、レンタルショップで映画のおすすめを聞いたり、書店で面白い本を尋ねたり…。こういったことってよくありますよね。
今回は、こうした「お店でおすすめを聞く」ときの英語表現をいろいろと紹介したいと思います。
また、友だちや同僚にランチにいい店や押さえておきたいYouTubeチャンネルを教えてもらったり...。そんな「誰かにおすすめを聞く」ときの英語フレーズもあわせていろいろ挙げたいと思います。
日常生活のさまざまな場面でよく使うものばかりです。使い方を覚えてとっさに口から出せるようにしておくと役に立ちますよ。
- What do you recommend?
- recommendを使った、おすすめを聞くその他の表現
- より具体的におすすめを聞きたい時
- おすすめするときのフレーズ
- その他のおすすめするときのフレーズ
- まとめ
What do you recommend?
「recommend」は「〜をおすすめする」「〜を推奨する」「〜を推薦する」という意味の動詞です。
「何かおすすめはありませんか」と聞きたい場合は、「what」を使った疑問文「What do you recommend?」とすればOKです。
例えば以下は、レストランで料理などをお願いする時の会話例です。
客:We haven’t decided yet. I'm not sure which dish to order. What do you recommend?
店員:ご注文はお決まりですか?
客:まだ決まっていません。どの料理を注文したらいいか迷っています。おすすめは何ですか?
recommendを使った、おすすめを聞くその他の表現
「recommend」を使った、おすすめを聞くフレーズはほかにもいろいろあります。いくつか紹介しましょう。
What would you recommend?
「What would you recommend?」も「何がおすすめですか?」という意味です。「What do you recommend?」よりも丁寧な表現です。
うーん、何を注文していいか分からない。何がおすすめですか?
また、場所のおすすめを尋ねる場合、「What」の代わりに「Where」を使って、「Where would you recommend?」でも大丈夫です。あわせて覚えておくと便利ですよ。
地元の人:There are many souvenir shops here.
旅行者:Where would you recommend?
旅行者:お土産を探しています。
地元の人:ここにはたくさんのお土産物屋さんがあります。
旅行者:どこがおすすめですか?
Could you tell me what you recommend?
「Could you…?」を使った、より丁寧に尋ねる場合の表現です。「Could you tell me what you recommend?」で「何かおすすめを教えていただけますか?」です。
古い英語の文献に詳しいとお聞きしたのですが、おすすめを教えていただけませんでしょうか。
Do you have any recommendations?
「recommend」の名詞形である「recommendation」は「推薦」「勧め」といった意味です。
これを使って「Do you have any recommendations?」とすれば、おすすめを尋ねる表現になります。
たくさん映画を見てるよね。おすすめはある?
What's your recommendation?
上と同じく、名詞「recommendation」を使って、「What's your recommendation?」とも言えます。
どれがいいのか決められないわ。あなたのおすすめは何ですか?
Any recommendations?
やはり「recommendation」を使った、おすすめを尋ねるカジュアルな言い方に「Any recommendations?」があります。
どれを選んだらいいか決められないなあ。何かおすすめある?
より具体的におすすめを聞きたい時
ここまでは、「おすすめは何ですか」という聞き方を取り上げましたが、次は、質問の中にジャンルなどを含めて尋ねる場合の言い方を紹介しましょう。
例えば、「おすすめのアニメは何ですか」「おすすめのパスタは何ですか」「おすすめのレストランは何ですか」という風な聞き方です。
What _____ do you recommend?
「____ 」の部分に具体的に聞きたいおすすめのものを入れます。
おすすめのアニメって、何がありますか?
Could you recommend a good ____?
丁寧な表現です。「____ 」の部分に具体的に聞きたいものが入ります。
映画のオススメを教えていただけますか?
「Could you…?」を「Can you…?」にするとカジュアルな質問になります。
ここら辺でおすすめのパブを教えてもらえますか?
Do you have any suggestions?
おすすめを聞きたいときによく使われるフレーズ、次は、「提案」という意味の「suggestion」を使った「Do you have any suggestions?」です。「何かおすすめがある?」「何か提案がある?」というような訳になります。
客:I’m looking for a fridge. Do you have any suggestions?
店員:何かお探しですか?
客:冷蔵庫を探しているんです。何かおすすめありますか?
また「Do you have…?」を「Have you got…?」にして、「Have you got any suggestions?」でも「何かおすすめがある?」「何か提案がある?」という意味になります。
太郎:Not yet. Have you got any suggestions?
花子:今夜は何を食べるつもりなの?
太郎:まだ決めてないよ。何かおすすめはありますか?
Which one is the best?
「the best」は「最高」といった意味です。
これを使い「Which one is the best?」で「どれが最高ですか?」とおすすめを尋ねるフレーズになります。「one is」は「one’s」と短縮することもできます。
私:I’m thinking about the destination of my next trip: Okinawa, Hokkaido, Tokyo… Which one's the best?
友人:よお、どうした?
私:沖縄か、北海道か、東京か、次の旅行の目的地で悩んでいるのよ。どこが一番面白い?
Which one is better?
上の「Which one is the best?」は、選択肢が3つ以上の場合の尋ね方です。
もし選択肢が2つだけの場合は、「best」ではなく「better」を使います。「どっちがいいですか?」「どっちがおすすめですか?」といった意味です。
沖縄か北海道か、どちらを旅行するか悩んでいます。どっちがおすすめですか?
おすすめするときのフレーズ
誰かからおすすめを聞くだけではなく、こちらから誰かにおすすめをするときもあります。
次は、そのような、自分が何かを誰かにおすすめするときの言い方を紹介しましょう。
How about…?
「How about…?」は「〜はいかがですか?」「…してはどうですか?」という意味のフレーズで、何かをおすすめするときに使える表現です。
「about」の後には名詞や動名詞が来ます。
今夜、映画ってどう?
明日は家でのんびりするのはどうですか?
Why don’t you
「How about…?」と同様に、何かをすることをおすすめする時によく使われるのが「Why don’t you…?」です。「you」の後には動詞の原形が来ます。
直訳すると「あなたはなぜ〜しないのですか?」となりますが、通常は理由を聞いているのではなく、「〜しませんか」というおすすめの意味です。
休憩したらどうですか?
今日は早く帰った方がいいんじゃないですか?
その他のおすすめするときのフレーズ
「How about…?」や「Why don’t you…?」以外にもおすすめするときのフレーズはいろいろあります。
「おすすめを聞くときのフレーズ」にも登場した「recommend」や「best」を使った表現を挙げましょう。
recommendを使っておすすめする
「I recommend…」で「…をおすすめします」という意味です。「I recommend this camera.」だと、「私はこのカメラをおすすめします」となります。
彼はその本をみんなにすすめました。
このバッグを買うことをおすすめします。
また「I would recommend…」と「would」を使ってやんわりと、断言しない言い方もあります。「I recommend…」と「I would recommend…」を状況に応じて使い分けるといいですよ。
銭湯がおすすめだと思います。
bestを使っておすすめする
「…するのが一番です」という意味の「It’s best to…」は、「…するのがおすすめです」という意味で使えます。「best」には「the」がつきません。
目医者に行くのがおすすめです。
事前に電話をして、予約をするのが一番です。
まとめ
いかがでしたか?今回は、店の人や友人におすすめのものを聞きたいとき、また、自分がおすすめのものを教えるときのさまざまな英語表現を紹介しました。
ぜひ、いろいろな場面で使ってみてくださいね。

◇経歴
児童英語講師
オンライン英会話講師
NC英語アドバイザー
英語学習ライター
元大学教員
◇資格
TESOL/TEC(CANADA)
中学校教諭二級免許状(英語)
◇留学経験
アメリカ・サンディエゴに語学留学(2カ月)の経験あり
その後、オーストラリア・シドニーに大学院留学(2年)の経験もあり
◇海外渡航経験
25歳で初めて、短期間の語学留学をきっかけに本格的に英語の勉強を開始しました。
雑誌の編集・ライティング、テレビCMの企画・撮影等などの仕事が長く、英語を使っての海外取材や撮影経験も多く経験しています。また海外で日系新聞社の副編集長をしていたこともあります。
◇自己紹介
「英語学習に終わりはない」「継続は力なり」を実感し、50代半ばから毎日英語の勉強を続けて2000日近くが過ぎました。
「楽しく学ぶ!」をモットーに、僭越ながら私の異文化経験や英語の知識などをブログに織り交ぜながら、執筆することを心がけています!ネイティブキャンプのオンライン講師もしています。初心者・初級者限定ですが、ぜひ一緒に学びを続けましょう。

I took a Bachelor of Science degree in Mathematics where my problem-solving and critical-thinking skills were honed. I have worked as a trainer in a government office, which has helped me to develop my communication and intrapersonal skills. My hobbies are reading, listening to music, and cooking. After joining NativeCamp, I acquired 2 years of teaching experience. Currently, I am involved in content production in the Editing Department.