「決して、音を出して食べないようにね」
「パスポートは絶対無くしちゃダメだよ!」
ある人が誰かに向かって確認のための会話をしているものです。どちらも海外へ行くときに覚えておくべき重要事項ですね。
ところで、この日本語を英文にするとどんなフレーズを使って文章を作れば良いでしょうか?このように物事を確認するときに使える便利なフレーズがmake sureです。
この記事では英語表現「make sure」の意味や使い方に加え、似た表現3つの紹介をします。この機会にネイティブスピーカーが使う表現を一つ増やしていきましょう!
make sureの意味とは?
英語フレーズmake sureは、話し相手に対してその人がミスをしないように、また何かを忘れないようにリマインドするときにネイティブスピーカーが日常会話やビジネスのシーンで使います。辞書で調べると以下の2つの意味があります。
2. 確実に(忘れずに)~する
決して、音を出して食べないようにね
→ 英語圏では、ペチャクチャ音を出して食べることはマナーが悪いと見られます。そこで「1. 事実や行動などに間違いがないかを確かめる」が当てはまります。
パスポートは絶対無くしちゃダメだよ!
→ 旅行先や留学先ではパスポート管理が重要です。紛失してしまえば海外から出国することもできなければ日本に入国することもできません。
日本大使館で失効手続きや再発行の手続きをしますが、これらのトラブルを避けるためにも「2. 確実に(忘れずに)~する」ことが必要になってきます。
make sureの使い方
では、確認するための英語make sureはどのような形で使えばいいのでしょうか?make sureは動詞です。そして、使う際には以下のパターンがあります。
Make sure to talkのように、make sure toの後に動詞の原型を持ってきて英文を作ります。
Make sure of borrowingのようにmake sureにofをつけ、その上で名詞を続けます。動詞+ingで動名詞にすることもできます。
wh節とは、何か(what)・どこ(where)・誰(who)・いつ(when)・なぜ(why)・どのように(how)でmake sureの後に続けることでそれぞれを確認することができます。Make sure where you have to goのように使います。
make sure that節の場合は、that節の後に主語+述語を続けましょう。
次からは、make sureの持つ2つの意味についてそれぞれ詳しくみていきましょう。例文もぜひご参考にしてくださいね。
確認するときのmake sure
make sure一つ目の意味は「事実や行動などに間違いがないかを確かめる・確認する」でした。日々の生活では、確認したいことってたくさんあるのではないでしょうか?
例文をたっぷりみていきますので、使い方に慣れていきましょう。親しい間柄の英会話では、make sureが文頭にきている点にも注目です。
試合に必要な道具はすべて必ず持ってくるように。
禁煙ルームを予約したのか確認したいんですが。
このように、あとから確認したいことが出てきたときには遠慮せず、ぜひ質問のメールなどを送ってみましょう。この例文では確か禁煙の部屋をとったとは思うけど、そこを確認したいという気持ちが含まれています。
明日の朝7時に起こしてくれないかな?
先生に聞くのを忘れたの?だから今朝、必ず聞くように言ったのに!
ここで、ビジネス英語に使える例文も紹介しましょう。
来週金曜、会議がどこで開催されるのか確認したいのですが。
10時きっかりにオフィスに到着するようにしてください。
忘れずに~するときのmake sure
一方、二つ目は「確実に(忘れずに)~する」という意味でした。忘れてしまうと困ったことになるような場合にぜひmake sureで念押しをしましょう。
傘、必ず持っていきなさい。
もう行くから、出かけるときは必ずドアのロックをして出かけてね。
会則には必ず全員からサインをもらってください。
確実にみんなが満足するクラブにしよう。
make sureと似た表現3つを紹介
ここまでmake sureの意味や使い方を解説しました。さらに似た表現を学んでみましょう。check
皆さんにお馴染みの単語checkがmake sureに似た表現の一つ目です。checkは何かを確認するときの単語ですが、特に「見て・聞いて・触って」確認するときに使うことになります。checkを慎重にダブルで2回する再確認に当たるdouble-checkというフレーズも一緒に覚えましょう。
送信前にすべての書類を確認しますね。
医師は患者の脈を測っています。
請求書を再確認してもらえますか?
confirm
さて、confirmです。ビジネス上のフォーマルな言い方・書き方にも使えるので覚えたい単語になります。confirmは、事実を確認するような状況で使われます。皆さんがオンラインで買い物をしたとき、またはフライトを予約したりする際、confirmation emailを受け取ります。confirmの名詞がconfirmationですね。
このメールは顧客が特定のアクションを完了し、特定の条件を満たしたという事実(支払いなど)の確認後に送られるメールです。事実を確認したという捉え方ができます。
首相はこの噂を確認することを拒否した。
航空会社がブダペスト行きのフライトの便を確認しました。
verify
確認する物事が正しいのか、真実なのかを確認するときにはverify(ヴェリファイ)です。客観的にする検証・実証・立証という言葉が当てはまります。ところで、checkが使われる言葉としてfact checkがあります。疑問のある報道や発言について事実の正確さを確認する作業を指し、この作業こそがverifyなんですね。
会計を検証できる外部監査人を置くべきだ。
検証する証拠がない。次にできることは?
まとめ
2. 確実に(忘れずに)~する
Please make sure that you start using “make sure” after you read this article!
イギリスであっという間に18年目、英語を使って生活中。 外資系製薬会社勤務や各国への旅行で英語を使ってきたものの、南ロンドンでの生活は人生にもコミュニケーション力アップにも貴重な経験に。暮らしの英語はもちろん、イギリス人夫と運営する剣道道場のメンバー達とのやりとりをメインに、日本文化を紹介する地元グループ代表として行政とのやりとりなど幅広く活動しています。 息子がUK大学に入学、イングランド西部の世界遺産の街にある大学寮生活が始まったものの、英国代表として剣道をする彼のサポートはエンドレス。ヨーロッパ各国に飛ぶこともある口だけ八段の道場おかみの夢は日本・イギリス完全2拠点生活。いずれにしても、英語はコミュニケーションで大いに役に立つ言語であることは間違い無し!です。
I took a Bachelor of Science degree in Mathematics where my problem-solving and critical-thinking skills were honed. I have worked as a trainer in a government office, which has helped me to develop my communication and intrapersonal skills. My hobbies are reading, listening to music, and cooking. After joining NativeCamp, I acquired 2 years of teaching experience. Currently, I am involved in content production in the Editing Department.