jumpとhopの違いについて!飛ぶ動作を表す時の表現とは

jump、hop、ネイティブキャンプ

言葉を勉強するということは、その言葉の意味や使い方を知らなければ活用できません。

単語だけを覚えたら英会話ができるかと言われれば、そうではないですよね。文法を勉強し、正しい語順を覚えなければならないので英語学習を勉強し始めた方はちょうど今、四苦八苦されている方も多いのではないでしょうか。

今回注目するのは、似たような英単語の違いと使い方についてです。

英語を勉強していると、単語を覚える際に意味が同じだな?とか意味が似ているな?と感じた方もいるはずです。

日本語にも同音異義語であったり、類似語であったりと似ているような言葉は多く存在します。これと同じように、英語でも単語は違えど意味は似ているという単語が多いのです。

この記事ではそんな似たような英単語に注目し、意味と使い方をご紹介します。今回ピックアップしたのは「jump」と「hop」です。

「ホップ、ステップ、ジャンプ!」

という言葉を、子どもの頃にどこか教育番組で聞いたことがあるかもしません。

なんとなくこういう動作だろうな、こんな意味だろうなとぼんやりとしたイメージで理解してしまっているのではないでしょうか。

知ってる単語でも意味を深堀りしていくと実は奥深いものです。もうこの単語知ってるよーという方、もう一度意味をしっかりおさらいし使い方をマスターして英会話や今後の英語学習に役立ててみましょう!

jumpとhopの違い

まずは「jump」と「hop」の違いをそれぞれ見ていきます。

最初に英和辞典でこの2つの単語を調べてみましょう。どんな和訳がされていますか?

jump
(足を使って上下・左右に)跳ぶ・跳び上がる・跳躍する・飛びつく・飛び込む
hop
(片足で)ひょいと跳ぶ・ぴょんぴょん跳ぶ・跳び回る

すでに違う答えが見えていますが、気付きましたか?

次の項目でそれぞれの英単語の意味と使い方を掘り下げますが、簡単に言えば大きく跳ぶか小さく跳ぶかということです。

まず、「jump」は足を使って跳ぶことを指しますが、イメージは両足を使って大きく跳ぶというイメージです。両足を使って大きく跳んで両足で着地する。

一方で「hop」は英和辞典の和訳通りで、イメージとして片足で小さく跳ぶというイメージです。片足で跳んで片足で着地する。

1点注意したいのが両足を使って飛ぶというのは、どんな小さな生き物にも言えますよね。カエルやウサギなど、小動物と言われている種類の生き物達は両足で跳ねています。

両足で跳ぶのであればjumpだろうと思いますよね。しかし、この小さな生き物たちが跳ぶ際に使われる英単語はhopが使われていることもあります。

これは、「jump」と「hop」が両足か片足か・大きいか小さいかだけではなく素早くぴょんぴょん跳ぶか、何かを大きく跳び超えるという違いも持ち合わせているからです。

この辺が少々ややこしいなと思われてしまうところですね。しかし、イメージは付きやすい英単語と言えるので、しっかり覚えておくと使い分けも楽になりますよ。

では個別にもう少し英単語の意味を掘り下げていきましょう。

jumpの意味と使い方

まずは「jump」についてです。

jump
(足を使って上下・左右に)跳ぶ・跳び上がる・跳躍する・飛びつく・飛び込む

和訳を見れば意味は一目瞭然ですね。後は使い分けをしっかりマスターすることが大切です。前項でお伝えしているイメージは、両足で跳び両足で着地・何かを大きく跳び越えるというイメージをお伝えしました。

このイメージをもう少し具体的な例を使って説明します。

両足で跳び両足で着地というイメージは、跳び箱がイメージしやすいと思います。跳び箱を飛ぶ際は、踏切台を両足でしっかり蹴って足を開き大きく前よりに跳び、両足を揃えて着地しますね。

もう1つ例を挙げると、バレーボールのアタッカー(※ネットのすぐ近くにいる左右の人)はアタックを打つ時に、自分の膝を使って両足で高く真上に飛び腕を振り下ろしてボールを相手側コートに打ち込みます。そして両足で着地します。

この2つのイメージで分かるのは、両足でしっかり踏み切って跳び上がっている様です。こういったシーンでは「jump」を使うというのは比較的イメージしやすく使い方も分かりやすいのではないでしょうか。

次に、何かを大きく跳び超えるというイメージですがこちらは現実ではそう滅多に何かを跳び越えようとするシチュエーションがあまり無いかもしれませんね。

イメージを挙げるとすると子どもの頃、雨の日や雨上がりの道では水たまりをジャンプして飛び越えたりしなかったでしょうか?

大人にとってはそこまで大きくない水たまりでも子どもにとっては大きいサイズの場合もありますよね。そういう時、下校時・登校時に友達と跳び越えながら通学していたなんて思い出があると思います。

この何かを大きく跳び越える様は「jump」を使います。

「jump」は比較的イメージがしやすく分かりやすい違いと使いどころなので、一度覚えてしまえば英会話でも使いやすい単語です。

When he was a kid, we used to jump over puddles all the time.
彼が子供の頃は、よく水たまりを飛び越えていたんですよ。
That attacker is jumping very high!
あのアタッカーは、とても高くジャンプしていますね!
She jumped into the pool.
彼女はプールに飛び込んだ。

hopの意味と使い方

続いては「hop」です。

hop
(片足で)ひょいと跳ぶ・ぴょんぴょん跳ぶ・跳び回る

こちらも英和辞典の和訳を見るだけで「jump」との違いが一目瞭然ですね。前項でお伝えしていた「hop」のイメージは、素早くぴょんぴょん跳ぶか、片足で小さく跳ぶというイメージでした。

こちらもそれぞれのイメージを想像しやすいように例を挙げてみます。

まずは、素早くぴょんぴょん跳ぶというイメージ。こちらに関しては前項でも触れた小動物や片足で跳ぶというイメージがぴったりですよね。

梅雨の時期、公園で歩いていると死角にぴょんぴょんと何かが跳びはねているのが見えたと思ったらカエルが跳んでいた。という場面に出くわしたことを英会話で話すならhopを使うと良いです。

他にも、スズメなどの小鳥が両足でぴょんぴょん歩いていたりウサギなどがすばしっこくぴょんぴょん跳んでいるイメージを浮かべてもらうといいですね。

片足で小さく跳ぶというイメージは、まさに横断歩道の白いところだけを渡る様が一番しっくりくるイメージだと思います。子どもの頃、通学時や下校時に友達と横断歩道を渡るときに1度はやったことがあるはずの白いところだけ跳びながら渡るという行為。もちろん筆者も経験済みです。

この白いところというのは、等間隔で引かれていますので両足で跳んだとしても感覚が狭くぴょんぴょん跳ぶことになりますよね。さらに、片足ずつ跳びながら渡るということもしたことはありませんか?

溝を跳び越えたり、小さな水たまりを軽くぴょんと跳び越えたりといったイメージが「hop」です。

意外とイメージを膨らますと違いが分かりやすいと思いますので、ぜひ違いを覚えておいてくださいね。

I was walking in the park on a rainy day and saw a frog hopping around.
雨の日に公園を歩いていたら、カエルがぴょんぴょん跳ねていました。
When you were a child, did you only hop across the white part of the pedestrian crossing?
子供の頃、横断歩道の白い部分だけ飛び跳ねて渡ってなかった?

その他の似た表現

これまで「jump」と「hop」を中心に意味と使い方を紹介してきました。

実は英語にはこれ以外にもよーく似た意味を持つ英単語が存在しているのですが‥。もういいよ!と言わずに頭の片隅に入れておいて欲しいと思います。

jump」と「hop」だけではない「跳ぶ」というニュアンスをもつ英単語は「leap」と「skip」です。

「skip」は読んで字のごとく、日本語でも使われているスキップです。しかし意味をきちんと理解していますか?

これを機に知っている・耳馴染みがある言葉の意味をおさらいしておきましょう。

leap

まずは「leap」からご紹介します。

leap
跳ぶ・跳ねる・踊る・躍動する

英和辞典ではこのような意味で紹介されているこの英単語ですが、あまり耳馴染みはないかもしれません。

というのも「jump」の方が口語として使われることが多いためです。この「leap」は比喩的表現や文語的用法で使われていることが多く、それ以外は「jump」を使うのが一般的となっているからです。

この英単語は、「jump」が持つ大きく跳ぶ・何かを跳び越えると同じような意味を持っている英単語です。

使い分けとしては、「jump」はこれまでお伝えしてきた意味で使って「leap」は跳び上がるというイメージの時に使ってもらえると良いです。

He encountered a ghost in a haunted house and was scared to leap up and down.
お化け屋敷でお化けに遭遇し、怖くて飛び上がるほどだったそうです。
She leapt for joy.
彼女は喜びのあまり飛び跳ねた。

skip

最後は「skip」です。

skip
飛び回る・スキップする・ひょいと跳ぶ

跳ぶという意味の和訳だけをピックアップしました。

日本語で使っている「スキップ」の意味合いもありますが、それだけではなく「ひょいと小さく跳ぶ」というニュアンスを持っています。

イメージするとすれば、縄跳びを跳んだり友達と手を繋いで小さく跳びはねているような場面をイメージするといいですね。小動物や小さな生き物、子どもなどを対象とした時に跳びはねている姿を「skip」で表現することができます。

There was a skipping rope competition at my children's school.
子どもの学校で縄跳び大会がありました。

まとめ

今回は「jump」と「hop」について深掘りしてきました。さらには似ている単語として「leap」と「skip」まで紹介しましたが、皆さんは違いと意味の理解を深めることはできましたか?

意味が似ているとなると、覚え分けるのも大変だし使いどころも違うとなると更にややこしくて大変かと思います。

しかし、何がどう違うのかを知ることは今後の英語学習に非常に大切な一部となります。まだまだ似ている英単語はたくさんあります!

めげずに1つずつ挑戦し、語彙力アップを目指しましょう!

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