テスト問題でもよく出題される単元ですね。何度も勉強してきたけど、いまいちよく理解できていない…という方も多いのではないでしょうか?
そこで今回の記事では、英語の時制の一致についてパターン別に例文を用いながらご紹介します。
この記事を読めば、曖昧になっていた時制の一致について、スッキリと理解することができますよ!
時制の一致とは
「時制の一致」について説明する前に、「主節」と「従属節」という用語を簡単に説明します。
「節」とは、主語と述語を含んでいるものです。「主節」は、文章のメインとなる部分で、「従属節」は、名詞・形容詞・副詞に相当する働きをしている部分です。
私は彼女がネイティブキャンプで英語のレッスンを受けていることを知っている。
(私は○○○を知っている。)
彼女はネイティブキャンプで英語のレッスンを受ける。
「時制の一致」とは、「主節」の時制に「従属節」の時制を合わせること
そして、「時制の一致」には、2つの原則があります。時制の一致は行われず、従節は内容に応じてそれぞれの時制を用いる。
主節の動詞が過去または過去完了のとき、従節の動詞の時制は原則として次のようになる。
・過去→過去完了または過去
・現在完了・過去完了→過去完了
(出典:徹底解説 ロイヤル英文法 改訂新版)
I know she took the online English lessons on Native Camp.
私は彼女がネイティブキャンプで英語のレッスンを受けたことを知っている。
注目するポイントは、「原則(2)主節の動詞が過去・過去完了形のとき」です。どのような場合に「時制の一致」を意識する必要があるかをみていきましょう!
次項から「時制の一致」について、下記の5つのパターンに分けて説明していきます。
・従属節が「過去進行形」になる場合
・従属節が「過去完了形」になる場合
・従属節が「過去完了進行形」になる場合
・間接話法(that節)を使う場合
「過去形」になる場合
(主節:現在形 従属節:現在形)の文章で、主節の動詞が過去形になった場合、従属節の動詞も過去形にします。
I know she takes the online English lessons on Native Camp.
I knew she took the online English lessons on Native Camp.
私は彼女がネイティブキャンプで英語のレッスンを受けていることを知っていた。
「過去進行形」になる場合
(主節:現在形 従属節:現在進行形)の文章で、主節の動詞が過去形になった場合、従属節の動詞も過去進行形にします。
I know she is taking the online English lessons on Native Camp.
I knew she was taking the online English lessons on Native Camp.
私は(そのとき)彼女がネイティブキャンプで英語のレッスンを受けていることを知っていた。
「過去完了形」になる場合
(主節:現在形 従属節:現在完了形)の文章で、主節の動詞が過去形になった場合、従節の動詞も過去完了形にします。
I know she has taken the online English lessons on Native Camp.
I knew she had taken the online English lessons on Native Camp.
私は彼女がネイティブキャンプで英語のレッスンを受けたことがあると知っていた。
「過去完了進行形」になる場合
(主節:現在形 従属節:現在完了進行形)の文章で、主節の動詞が過去形になった場合、従属節の動詞も過去完了進行形にします。
I know she has been taking the online English lessons on Native Camp.
I knew she had been taking the online English lessons on Native Camp.
私は彼女がネイティブキャンプで英語のレッスンを受け続けていることを知っていた。
間接話法(that節)を使う場合
会話を表現する方法として、「直接話法」と「間接話法」があります。
「直接話法」は、会話のセリフ部分を””(ダブルクォーテーション)を使って、挿入します。「間接話法(that節)」を使って表現する場合は、that節がセリフ部分となります。
「間接話法(that節)」では、「時制の一致」が必要です。また、that節の主語を置き換えることも必要です。
下記の(A)と(B)の文章を、「直接話法」と「間接話法」を使って、一文にしてみましょう。
私の生徒は私に○○○と言った。
私はイギリスに留学をしたい。
My student says to me, “I want to study abroad in the UK.”
私の生徒は、私に「私はイギリスで留学をしたい。」と言う。
My student says to me that he wants to study abroad in the UK.
私の生徒は、私に「私はイギリスで留学をしたい。」と言う。
私の生徒は、私に「私はイギリスで留学をしたい。」と言った。
従属節助動詞の変化
従属節に助動詞が使われている場合の「時制の一致」について、確認しておきましょう!
主節の動詞が過去形/過去完了形の場合、過去形がある助動詞(will/can/mayなど)は、従属節の助動詞も過去形にします。
過去形が存在しない、元から過去形を使っている助動詞(should/mustなど)は、変化させません。
My friend tells me he will join Native Camp.
私の友達がネイティブキャンプを始めるつもりだと言った。
私の友達がネイティブキャンプを始めるつもりだと言っていた。
The counselor of Native Camp tells me 3-year-old children can take English online lessons.
ネイティブキャンプのカウンセラーが、3歳でもレッスンを受けられると教えてくれる。
ネイティブキャンプのカウンセラーが、3歳でもレッスンを受けられると教えてくれた。
I think she may also choose family plan of Native Camp.
私は彼女がネイティブキャンプのファミリープランも選べるかもしれないと思う。
私は彼女がネイティブキャンプのファミリープランも選べるかもしれないと思った。
My boss says to me I should take Callan for Business lessons.
私の上司は、私がビジネスカランを受けるべきだと言う。
私の上司は、私がビジネスカランを受けるべきだと言った。
Native Campの教材をチェック!
I think you must study English hard to improve your English skills.
私は、君は英語力を向上させるために一生懸命に勉強しなければならないと思う。
私は、君は英語力を向上させるために一生懸命に勉強しなければならないと思った。
時制の一致の例外について
ここまで「時制の一致」が必要だよ!とお話ししてきましたが、例外も存在します。
従属節の動詞を現在形のままにする場合
Our teacher taught us that the sun rises in the east.
先生は、太陽は東から昇ると教えてくれた。
I learned that the new school term in Japan usually starts in April.
日本では新学期はたいてい4月に始まると習った。
従属節の動詞を過去形のままにする場合
In history class, my teacher teaches me that the Tokugawa shogunate, also known as the Edo shogunate was established in 1603.
歴史の授業で、先生は、徳川幕府としても知られている江戸幕府は、1603年に開かれたと教えている。
その他
・仮定法
事実と異なることや、実現可能性の低いことを想像して話すときに使う形を、「仮定法」といいます。
仮定法には、独自の時制のルールがあるので、「時制の一致」に当てはまりません。「仮定法」も英語学習者を長年悩ませている文法事項ですね…。
仮定法の詳しい説明は、こちらのブログをチェックしてください!
https://nativecamp.net/blog/20230216-subjunctive
この機会に「時制の一致」と一緒に覚えてしまいましょう!
彼女は、英語が話せたら、英会話講師として働くのになあとよく言っている。
※仮定法を用いることで、現在はまだ話せない、と言う状況を表しています。また、現在のままでは話せるようにならないという状況も含んでいます。
まとめ
いかがでしたか?今回の記事では、時制の一致について、例文を用いて紹介しました。ネイティブキャンプでは、文法の教材や、英検・TOEIC対策のコースも充実しています。会話だけでなく、文法もしっかりと強化したい!という方も、ネイティキャンプのレッスンをぜひ活用してみてくださいね。24時間365日受け放題なので、忙しい社会人や学生の方にもおすすめです。
この記事がみなさんの英語学習の参考になると嬉しいです。
◇経歴
語学留学、大学学部留学、留学アドバイザー業務、海外特許法律事務所とのやりとりなど
◇英語に関する資格
IELTS 6.0(学生時代に受験)
現在は、新たな目標に向けてやり直し勉強中!
◇海外渡航経験
イギリス(語学留学、ホームステイ、旅行)
スイス(人文科学系学部に学部留学、大学寮滞在、旅行)
フランス、ドイツ、イタリア、リヒテンシュタイン、オランダ、オーストリア、バチカン市国、デンマーク、ハワイ、サイパン、韓国(すべて旅行)
◇自己紹介
小学生の時に映画で観たロンドンの街並みに魅了され、英語学習を開始。
大学時代にロンドンで語学留学、スイスで学部留学を経験した。留学アドバイザー、法律事務を経て、現在は英語の学習を続けながら、育児に奮闘中。
バイリンガル育児にも関心があり、楽しく!をモットーに日々試行錯誤している。
滞在先で食べた料理を食卓に出しては、家族に当時の思い出を語っている。
趣味は、語学学習(英語に加えてドイツ語・韓国語にも挑戦中!)、旅行、食べ歩き、ヴァイオリン、世界の料理を作ること。
将来の夢は、家族と一緒にたくさん旅行をすること。
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I took a Bachelor of Science degree in Mathematics where my problem-solving and critical-thinking skills were honed. I have worked as a trainer in a government office, which has helped me to develop my communication and intrapersonal skills. My hobbies are reading, listening to music, and cooking. After joining NativeCamp, I acquired 2 years of teaching experience. Currently, I am involved in content production in the Editing Department.