TikTokの英語の意味とは?日常会話で使われる擬音語と一緒に紹介!

Tik Tok

TikTokとは、中国企業のByteDance社が開発・運営しているショートビデオの動画投稿プラットフォームです。ここ3年ほどの間で、動画投稿アプリTikTokは若者の間で圧倒的な存在感を放つアプリへと成長しました。

アプリの総ダウンロード数は30億を超え、世界の全ソーシャルメディアユーザーの3分の1がTikTokのアカウントを持っている計算になるそうです。

YouTubeなど動画コンテンツを視聴できるアプリは他にもありますが、TikTokの動画は短いものが多く、ちょっとした暇つぶしとして気軽に楽しめる動画投稿アプリとして、他の動画投稿アプリとは一線を画しています。

では、このサービスの名称「TikTok」は、一体どのような意味を持つ英単語なのでしょうか?TikTok(ティックトック)という読み方からお分かりになった方もいらっしゃるかもしれませんね。ティックトック、ティックトック・・・何を表す言葉か想像ができましたか?

本日の記事では、「TikTok」の英語での意味を詳しくご紹介します。TikTokというサービス名には擬音語が使われていますが、実は外国の企業名やサービス名には、英語の擬音語を採用しているケースがたくさんあるんですよ。

また記事の後半では、日常会話によく使われる擬音語をいくつか厳選してご紹介します。それでは早速見てみましょう!

“Tik Tok”の英語での意味とは?

「Tik Tok(ティックトック)」とは、英語で時計がチクタク鳴る音を表す英単語です。

通常は、”tick tock”と表記され、TikTokはこの”tick tock”を捩った表記と考えられます。

また、時計が時を刻む音は、tick tockのほか、tick tickやtick tackと表現される場合もあります。時計が時を刻むときの音として「チクタク」という表現を使うのは日本語と同じですね。

これらの表現は単純に時計の動作音を表すほか、例えば相手が準備に時間がかかっている時等に急かしたい場合に使うことができます。

日本語でも、相手を急かしたいときに「チッチッチッ・・・」と時計の真似をしますね。

We can hear tick tock throughout the house.

チクタク音が家のどこにいても聞こえます。

The tick tock sound was getting louder and more annoying.

チクタクという音が段々と大きくなり、煩わしくなってきました。

Tick, tick, tick... What's taking so long?

チッチッチッ・・・何にそんなに時間がかかっているんですか?

TikTok(tick tock)という時計の音を捩ったサービス名には、限られた時間枠の中で可能な限りのクリエイティビティを発揮するといった、TikTokの動画の特徴がよく表れていますよね。

TikTokのように、企業名やサービス名に英語の擬音語が使用されている例は他にもあります。

例えば、“twitter”という英単語は「鳥のさえずり声」を表す擬音語ですが、ソーシャルネットワーキングサービスのTwitterが開始される前から存在している英単語です。英単語”twitter”には鳥のさえずり声の他にも、「短く取るに足らない情報の発信」という意味もあり、Twitterのサービスの特徴を上手く表していますね。

また、”Sizzle(シズル)”という英単語は、アメリカ発祥のレストランチェーンSizzler(シズラー)の企業名の由来となっています。”sizzle”は、お肉や揚げ物などが「じゅうじゅう」という音を上げて焼けている様子を表す単語です。

このように、擬音語を企業名やサービス名に効果的に採用している例はたくさんあります。

日常生活で使われる擬音語5選

ここまでに、TikTok (tick tock)は時計の秒針が動く様子を表す擬音語だということを説明しました。

擬音語は、英語に限らず、文章や英会話をより理解しやすく、表現豊かにしてくれるカギであることは間違いありません。

英語にも数えきれないほどの擬音語が存在しますが、今回の記事では、その中から日常会話で使われやすい擬音語を厳選して5つご紹介します!

皆さんが既に聞いたことがある、あるいは何となく知っている単語も多く含まれていると思いますので、是非、意味を想像しながら読んでみてくださいね。

Buzz(バズ)

“buzz(バズ)”という単語は、最近では日本語でも「バズった」「バズる」という言い方で耳にする機会が多いかと思います。

日本語の「バズった」「バズる」とは、特にSNSやニュースサイト等のインターネット上で爆発的に話題になることを指しますよね。この表現は、英単語の”buzz”が語源となっています。

英単語”buzz”は、日本語の「バズる」の用法のような「人のざわめき」や「噂話」を表す以外にも、以下の文例のように、虫などがぶんぶん飛ぶ音、目覚まし時計の鳴る音、電話の呼び出し音など様々な音を表す単語です。

A buzz of my alarm clock awoke me.

目覚まし時計の音で目が覚めました。

He listened to the buzz of the insects.

彼は虫の鳴き声に耳を傾けました。

The band created a huge buzz with their latest song.

そのバンドは最新曲で大きな話題を呼びました。

The goal of the campaign is to generate a social media buzz.

キャンペーンの目的は、ソーシャルメディアでの話題作りです。

Rattle(ラトル)

主に赤ちゃんが使う、振るとガラガラ音がなるおもちゃを「ラトル」と呼びますね。

あるいは、自動車のエンジンやブレーキ機構から発生する異音を「ラトルノイズ」と呼ぶのをご存知の方もいらっしゃるかもしれません。

この日本語でもしばしば使われる”rattle(ラトル)”という英単語は、ガタガタ・ガラガラ鳴るという意味の動詞、あるいはガタガタ音、ガラガラ音を表す名詞となります。

The washing machine rattles loud.

洗濯機のガタガタ音が大きいです。

Those were the reasons why my car rattled when accelerating.

それが、加速時に車がガタつく理由でした。

このほか、“rattle”という単語は、相手の気持ちをガタガタ揺らすこと、つまり相手を動揺させたり不安にさせたりするという意味を表すことがあります。

”rattle”が、ガタガタ鳴らすことを表す単語だとイメージできていれば、「動揺させる」「不安にさせる」という意味も関連して思い出しやすいですね。

The sudden investigation rattled him.

突然行われた調査に、彼は動揺しました。

The news has really rattled stock markets.

そのニュースで株式市場が大揺れしました。

Flick(フリック)

スマートフォンで文字入力を行う際、画面に当てた指先を弾くように素早く動かす操作を「フリック操作」と言いますよね。

”flick(フリック)”という英単語は、スマートフォンの操作以外にも、指でピシッとはじく、弾き飛ばすといった意味を持つ単語です。フリックする時の動作を思い浮かべれば覚えやすいですね。

Flick the "Switch" button to switch between applications.

「切り替え」ボタンをフリックして、アプリを切り替えることができます。

Yuji flicked a speck of fluff from the sleeve of his old suit.

ユウジは古いスーツの袖から毛玉を弾き飛ばしました。

She was flicking through the pages of magazines.

彼女は雑誌のページをめくっていました。

“flick”という単語には、上で説明した「はじく」動きを表す以外にも、スラングで「映画」「映画館」という意味を持っています。

皆さんもよくご存知の、“Netflix(ネットフリックス)”という企業名は、映画・映画館という意味での”flick”が使われています。Net(インターネット)上のflix =flicks (映画・映画館)でNetflixになりますね。

このように考えると、動画配信サービスとしてのNetflixの特徴をとてもよく表した企業名ですよね。

Finding your favorite flick has now become much easier.

お気に入りの作品を探すのが、より簡単になりました。

Pretty Woman is a classic chick flick.

プリティ・ウーマンは有名な女性向け映画です。

”chick flick(チック フリック)”とは、女性が好きそうな映画(恋愛コメディー系、ラブストーリー系)を表すスラングです。

Splash(スプラッシュ)

日本語で「スプラッシュ」と聞いても、なんとなく何を表す擬音語か想像がつくのではないでしょうか?

ボートが滝つぼめがけダイビングする有名テーマパークの人気アトラクション「スプラッシュ・マウンテン」をご存知の方も多いと思います。

スプラッシュは英語表記に直すと”splash”となり、水などの液体がはねる、飛び散るという意味を表す単語になります。はねる、飛び散るという意味のほか、新聞や雑誌などに掲載される目を引く内容の記事を指す場合もあります。

A little wave splashed on his face.

小さな波が彼の顔にかかりました。

I heard the sounds of splashing water.

水しぶきの音が聞こえました。

The newspaper splashed the story on its front cover this morning.

今朝の新聞には、その記事が表紙を飾っていました。

Hiccup(ヒカップ)

英語で「しゃっくり」のことを”hiccup(ヒカップ)”と言います。

”hiccup”は、しゃっくりの音からできた単語で、名詞形と動詞形のどちらとしても使うことができます。しゃっくりは大抵複数回続くものですから、名詞として使う場合は、”hiccups”と複数形で使われることがほとんどです。

Do you know how to stop hiccups?

どうやってしゃっくりを止めるか知っていますか?

Hiccups are especially common in newborns

しゃっくりは特に新生児に多いです。

加えて、hiccupという英単語には「しゃっくり」という意味の他に、もう一つの重要な使い方があります。” hiccup”は、「ちょっとしたトラブル」や「突然の障害」を表します。

しゃっくりが始まると少し困りますが、深刻なトラブルとは言えないのと一緒だと考えると覚えやすいですね。

この表現は以下の例のように、ビジネスシーンを中心として本来の「しゃっくり」という意味以上に頻繁に使われる英単語ですので、是非覚えておいてください。

Some technical hiccups interrupted the project.

技術的な問題でプロジェクトが中断しました。

The only hiccup right now is that the system is causing delays in processing transactions.

現在、唯一の不具合は、システムの処理に遅れが生じていることです。

まとめ

本日の記事では、10代~20代の若者を中心に大人気の動画投稿プラットフォーム”TikTok”の意味をご紹介しました。

気軽にサクサクと短い動画を楽しめ、短時間に多くの情報を得られるといった特徴が、時計の進む音を表す”TikTok(tick tock)”という名称によく表れていますね。

そのほか、日常会話によく使われる擬音語とその用法をいくつか紹介しました。「バズ」「フリック」など、日本語としても既に広く知られている表現や、発音から意味を連想しやすい単語が多く、楽しんで覚えられる内容かと思います。

英会話でも擬音語を効果的に用いれば、自分の状況やお願いごとを効果的に伝えられるというメリットがあります。今回紹介した表現を、日常会話や英作文に是非積極的に取り入れてみてくださいね!

nativecamp.net

nativecamp.net