英語の「プロットツイスト(plot twist)」ってどういう意味?使い方もあわせてご紹介!

プロットツイスト、ネイティブキャンプ、オンライン英会話

みなさんは「プロットツイスト」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。

カタカナで目にしたことがある人「plot twist」という英単語を見たことがある人、そして全く耳にしたことがない人など、きっとさまざまでしょう。

ネイティブスピーカーの中でも映画やドラマが好きな人だと、日常会話でも「plot twist」という言葉をよく使います。ですから、特に映画やドラマが好きな人や、外国人の友達と映画・ドラマの話をする人なら、「plot twist」という言葉を使いこなせるようになれば、話が盛り上がるはず。

この記事では「プロットツイスト(plot twist)」がどういう意味で、英語でどのように使われているかを解説します。ぜひ参考にして、日常会話に役立ててくださいね。

「プロットツイスト(plot twist)」の基本的な意味

日本語でも「プロット」という言葉は「話の筋」「あらすじ」のような意味で使います。

英語でも何かのストーリーについて「plot」という言葉が使われた場合は、「話の筋」「あらすじ」といった意味になります。

「Plot」自体には他にも意味があるのですが、今回解説する「プロットツイスト(plot twist)」は、この「話の筋」という意味が関係しています。

では次に「twist」という単語をみてみましょう。こちらには「ねじる」「ひねる」「曲げる」といった意味があります。

勘が良い人ならもうお気づきかもしれませんが、「プロットツイスト(plot twist)」は、

『話の筋』+『ねじる』『ひねる』『曲げる』

で、「どんでん返し」や「予期せぬ話の展開」、「ひねった展開の話」というような意味になります。

映画やドラマなどを見ていて「まさかこんな話(展開)になるなんて!」と驚かせられたときに、

That was a surprising plot twist!
あれはすごいどんでん返しだったね!

なんて使い方ができますよ。

「プロットツイスト(plot twist)」の定義って?

「プロットツイスト(plot twist)」に、「どんでん返し」や「予期せぬ話の展開」という意味があることがわかっても、ではそれが一体どういう話のことなのか、その定義がわからない人もいるでしょう。

ですが、何をどんでん返しと感じるかは、人それぞれ。『こういう話がプロットツイストだ』という定義はありません。

とは言え、例がなければよく理解できないという人もいるでしょう。ですから、下記に多くの人が「プロットツイストが含まれていた」とコメントする映画をいくつかリストアップしてみました。

ネタバレになるので内容は伏せますが、どんな話の展開がプロットツイストなのかわからない場合は、この映画のうちどれかを見てみてはいかがでしょうか。

• シックス・センス(1999年/アメリカ/ホラー)
• インセプション(2010年/アメリカ・イギリス/SFアクション)
• パラサイト 半地下の家族(2019年/韓国/スリラー)
• ファイト・クラブ(1999年/アメリカ/スリラー)
• メメント(2000年/アメリカ/ミステリー)
• ラスト・クリスマス(2019年/イギリス/ラブコメディ)
• ノロイ(2005年/日本/ホラー)

映画を見ながら英語のリスニングの練習もできるように、アメリカ・イギリスの映画を中心にピックアップしてみましたが、韓国の「パラサイト」は非常に多くのサイトで「プロットツイストのある映画」として評価されていますので、リストに含んでいます。

こうしてみると、ホラーやスリラー、ミステリーといった、まさに「どんでん返し」「予期せぬ展開」が待ち受けていそうなジャンルの物が多いですね。

「プロットツイスト(plot twist)」を使った英語表現

「プロットツイスト(plot twist)」がなんとなくどういうものかわかっても、なかなか日常会話の中で使いこなすのは難しいかもしれません。

そこでここからは、「plot twist」を使ったフレーズをいくつか会話例文とともにご紹介していきます。

「どんでん返し」「予期せぬ展開」があったと言う例文

(英語)
A: I heard you went to see Parasite, the Korean movie. How was it?
B: It was a really amazing movie, with an unexpected plot twist in the middle of the movie!
A: Oh, don’t spoil it! I’m thinking of seeing it as well.
B: Trust me. I don’t think it will be a spoiler for the movie only when you know there’s a plot twist.

(和訳)
A:韓国映画の「パラサイト」を観に行ったんだってね。どうだった?
B:本当にすごい映画だったよ。途中で予想外の展開があってね。
A:ああ、ネタバレはしないで!僕も見ようと思っているんだ。
B:大丈夫。どんでん返しがあるとわかっただけじゃ、あの映画のネタバレになるとは思わないから。


「plot twist」を使って、「どんでん返し」「予期せぬ展開」があったと言いたい場合は、単純に「a plot twist(単数)」若しくは「plot twists(複数形)」を名詞として使います。

例文中では、「with」や「there’s」といった言葉を使っていますが、「映画にプロットツイストがあったよ」という意味になるなら、基本的にどんな言い方をしてもOKです。「contain」「have」「appear」など、さまざまな動詞が使えるので、自分の言い表したいニュアンスに合わせて単語を選びましょう。

もちろん「plot twist」を主語にした文章でも、成り立ちます。

「どんでん返し」「予期せぬ展開」がたくさんあったことを表す例文

(英語)
A: Have you seen the movie called Memento?
B: No, not yet.
A: Oh, you should see that! It was like plot twist after plot twist! You would never be able to imagine what’s really happening.
B: Sounds very interesting. I don’t really like movies with complex plot twists, though.

(和訳)
A:「メメント」という映画を観たことがある?
B:ううん、まだだよ。
A:いや、あれは見たほうがいいよ。次から次に予想外の展開が起こる感じだった。何が起きているのか、想像もつかないような。
B:とても面白そうだね。でも、僕は複雑な展開の映画はあまり好きではないんだ。


「plot twist after plot twist」とすることで、次から次に予期せぬ展開が起きていることを言い表すことができます。

また、例文では「complex」としていますが、「plot twist」の前に形容詞を入れることで、それがどんな「plot twist」だったのかを表現できます。この場合は、予期せぬ展開が複雑に絡み合っているイメージですね。

まとめ

今回は「どんでん返し」「予期せぬ展開」を意味する「プロットツイスト(plot twist)」の意味や使い方をご紹介しましたが、会話の中で上手く使えそうでしょうか。

あまり親しみのない表現は、なかなか使いこなすまでが難しいですが、「プロットツイスト(plot twist)」は覚えておくと、何かのストーリーについて語りたい時に非常に便利です。

たくさん練習したい人は、ネイティブキャンプの講師を相手に、「plot twist」を含む文章を使ってみてくださいね。もしも間違っていれば、講師たちが訂正してくれるでしょう。

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