「I miss you」の意味って、「恋しい」や「寂しい」だけじゃない!? カジュアルな場面で使われる「I miss you」を知っておこう!

I miss you,ネイティブキャンプ、オンライン英会話

「I miss you」というと、「寂しいよ」や「恋しいな」といった表現が思い浮かびます。

だけど、実際には家族の間や親しい間柄で用いる表現だってこと、知っていましたか?

「Miss」という単語の意味を復習しながら、様々な場面で用いられる「I miss you」について勉強してみましょう!

「Miss」の原義は、「~し損なう」や「~を逃す」

手元の英和辞典を引いてみると、次のような訳が書かれています。

①(狙ったものを)取りそこなう、取り逃がす。/(乗り物に)乗り損なう;(締め切りなどに)間に合わない。/(人に)会いそこねる、見落とす。/聞きそこなう、見逃す。/理解しそこなう。/(学校や会などに)出席しそこなう。/(約束を)守れない。
②(機会などを)逃す、逸する。(~することを)逃す。
③(事故などを)免れる。
④(・・・が)ない(いないのを)惜しむ、寂しく思う。
⑤(・・・することが)できなくて残念である。


改めて見ていると、色んな場面で使えることが分かります。日本語でも、「シュートをミスした」など、ゴールや的に当て損ねたときにも、「ミス」そのままで使いますね。

さて、④「(・・・が)ない(いないのを)惜しむ、寂しく思う」の意味。これがもっとも一般的に知られている表現ではないでしょうか。

引っ越してしばらく会えなくなる人や、学校を卒業する人に対して、「寂しくなります」という気持ちを込めて、次のように用います。

「I will miss you.」
「I am going to miss you.」
「We are going to miss you.」
「We will miss you all.」

どれも「あなたが去った未来」になるので、未来形が一般的です。口語で「I’m gonna miss you」と言っても意味は同じです。
*Gonna: going to を口語で用いる際の省略形

カジュアルな場面で使われる「I miss you」

一方、現在形の「I miss you」。

これは日本人が思い描くような「寂しいです」や「恋しいよ」といった重い意味はありません。とくにアメリカ人は、毎日会うような家族や友人に対しても、別れ際に「I miss you」を使います。

TikTok やYouTube、またはドラマなどで、動画の終わりや友人との別れ際に「I miss you!」と言っているのを、見たことはありませんか?そう、まさにそれが親しい人に対する、気軽で気さくな「I miss you」です!

別に最終回でもなんでもなく、次の日や翌週にも動画を更新する人でも、「I miss you」を使います。YouTuberなどにしてみれば、「また見に来てね~」くらいのニュアンスでしょうか。

ネイティブスピーカーに言わせると「うまい日本語の訳が思い浮かばない」らしく、「I love you」を家族や友人に使うのと同じ感覚なのだそう。

たとえ男女間であっても、その関係性が親密であればあるほど、「I miss you」を勘違いしないということです。「恋愛感情抜きで使う表現のひとつ」と思って問題なさそうです。

ところが、しばらく会っていない相手、たとえば元カレや元カノの場合は、また別の話。

ネイティブスピーカーによれば、SNSを使って元カレが「I miss you」と言ってきたら、状況を見て無視をする、または「ありがとう」と言って終わる。そうじゃなければ、関係性がこじれてしまう、とのことでした。

逆に言えば、ネイティブキャンプの先生が別れ際に「I miss you」と言ったとしたら、シリアスに受け取らず、「気軽な、親し気な挨拶をしてくれたんだな」と思えばよいわけですね。

様々な場面で使える「Miss」をマスターしよう

原義に例文を加えて、使い方をマスターしましょう。

① (乗り物に)乗り損なう

手に入らなくて遠くに行くイメージです。

A: Hey, hurry up! You are gonna miss the bus!
B: I know, I’m running!

A:おい、急げよ! バスに乗り遅れるぞ!
B:わかってる。走るってば!

日本語では「バスに乗り遅れる」や「バスが行ってしまう」という表現をします。そのため、「乗る遅れるって、なんていうんだろうな?」とか「行ってしまうの英語・・・?」と考え込んでしまいがちです。

しかし、“手に入らない、または遠くに離れてしまうイメージ”を「Miss」と結びつけておけば、楽に表現できます。

②(機会などを)逃す、逸する

予定していたことや、考えていたことを逃した、そんなときに。

A: Did you see the opening game of Nicks on TV last night?
B: Oh, I missed it!

A: 昨夜のニックスの開幕戦、TVで見た?
B: あ、見損ねちゃった!

応援しているチームが、今シーズンの開幕戦を迎えた。友人はちゃんと見たかな?とたずねてみると、「I missed it!」の返事。この「It」は「The opening game」を指しますね。

さらに昨夜のことなので、「Miss」の過去形「Missed」で見損ねたことを表しています。これも先ほどの“手に入らないイメージ”と重なります。

(事故などを)免れる

事故だけでなく、不快なものにも使えます。

A: What time do you always leave home?
B: Around 7:30. I always leave early to miss the traffic jam.

A: いつも何時くらいに家を出るんですか?
B: 7時半ぐらいですね。渋滞に遭わないように、早めに出ます。

長く英語を学習している方であっても、この表現は少し不慣れかもしれませんね。

「(渋滞など)を避ける」とか「(トラブルに)遭わないようにする」という意味では、私もそうですが、すぐに「Avoid」という単語を思い浮かべます。しかし、「免れる」というイメージは「Miss」の方がより伝わりやすそうです。


I was lucky I missed the heavy rain.
大雨を免れてラッキーだった。

④(・・・が)ない(いないのを)惜しむ、寂しく思う。

先述のとおりです。

⑤(・・・することが)できなくて残念である

主に行為や行動です。この場合には、動名詞「-ing」を用います。

たとえば、コロナ禍では海外旅行に行くことや、外で大勢で遊ぶことが禁じられていました。

オンライン英会話でそれらを話題にしたいときにも、この「Miss + -ing」の表現が使えます。

A: What do you miss during the pandemic?
B: I miss going to the beach with my friends.
How about you?
A: I miss drinking beer at the beer garden!

A: コロナ禍で、どうしてもできなくて残念なことって?
B: 友達と海に行くことかな。
  あなたは?
A: ビアガーデンでビールを飲むことだね!

新型コロナ感染が収束し、一日も早く自由に行動できる日が来ることを願うばかりです。

「I/We missed you」は「寂しかった」じゃない!?

先ほどの①の中に、「(人に)会い損ねる、見落とす」というのがありましたね。

それに関連して、2019年に公開された映画『Sorry we missed you』(邦題「家族を想うとき」)という作品。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%B6%E6%97%8F%E3%82%92%E6%83%B3%E3%81%86%E3%81%A8%E3%81%8D

「Sorry We missed you」は、宅配業者が置いていく不在票に書かれている慣例表現で、「お届けに上がりましたが、ご不在でした」という意味です。

ドライバーの立場からすると「受取人に会い損ねた」という感覚ですね。近くにいたのに会えなかったときや、思いがけずすれ違ったときにも使えます。

A: I went to the new amusement park last Sunday.
B: The new one near the baseball park? I missed you then!

A: 日曜、新しい遊園地に行ってみたよ。
B: 野球場近くにできた新しいやつ? じゃあ、すれ違いだったね!

普段は駅で見かける片思いの彼に会えなかった、といった場合にも使えます。

A: What’s the matter? You don’t look happy.
B: I missed him at the station this morning.

A: どうしたの? あんまり楽しそうじゃないね。
B: 今朝、駅で彼に会えなかったの。

Can’t miss の用法

ここまで、別れの言葉として用いる未来形の「I will miss you」、親しい間柄の人に対して用いる「I miss you」、会いそこねた人に対して用いる「I missed you」の3つを見てきました。

最後に覚えておきたい「can’t miss」の使い方を学習しましょう。

「Miss」は本来、「~し損なう」や「~を逃す」といった少しネガティブな意味を持ちます。それを「Can’t」で否定すると「~を外せない」や「~を逃さない」とポジティブな意味合いを持たせることができるのです。

たとえば、北海道旅行に出かけるという友人が、おススメの食べ物を聞いてきました。「やっぱりジンギスカンだよね」と話題に出して・・・

A: I’m gonna visit Hokkaido next month.
B: Oh, sounds great.
A: What would you recommend me for dinner?
B: Genghis Khan. It is the comfort food of Hokkaido, and you can’t miss it!

A: 来月、北海道に旅行に行くんだ。
B: え~、いいじゃん。
A: 夕飯は何がおススメ?
B: ジンギスカンだね。北海道民のソウルフードだし、外せないよ!

この「You can’t miss ~」という表現で、相手に外してほしくないもの、逃さないでほしいものを表現することができます。

まとめ

いかがでしたか?

本来「Miss」には「~し損なう」や「~を逃す」の意味があります。しかし・・・

「I miss you」→親しい間柄で気軽に用いる。
「I’ll miss you」→別れの挨拶として用いる。
「I missed you」→会い損ねたときに用いる。
「You can’t miss it」→逃せないときに用いる。

以上の基本を踏まえて、「Miss」を使いこなせるようになりましょう!

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