「ちょっといいですか?」と尋ねる英語表現…ビジネスや友人にも!

「ちょっといいですか?」と尋ねる英語表現…ビジネスや友人にも!

「ちょっといいですか」を英語表現では何という?

今回の記事では、「ちょっといいですか?」と尋ねる、英語表現を紹介していきます。

簡単そうに思われるものの、意外にも、英語表現がぱっと思いつかないという人も多いのではないでしょうか?

「外国人のクラスメイトに、どのように話しかけたらいいかわからない」

「外国人の上司に、仕事のことで相談事項があるが、どのように切り出したらいいかわからない」

「英語会議で、相手の話に切り込んでいくときに、どのように表現したらいいのかわからない」

そのような皆様の疑問にお応えするべく、数々の英語表現をご紹介していきます。

基礎英語を用いた簡単な表現ですので、簡単に覚えられるものばかりです。

何度も音読しながら、ぜひ最後まで読み進めてください。

1:Do you have a minute?

“Do you have a minute?”は、「ちょっと時間ありますか?」を意味し、誰かに話しかける際に一般的に使われる英語表現になります。”a minute”は、「1分」を意味しますが、厳密に1分を意味するわけではなく、ここでは、「少しの時間」というニュアンスになります。

【例文】

A:Hi, Bob. Do you have a minute? (ねえ、ボブ。ちょっと話しかけてもいい?)

B:Of course. What happened? (もちろん、どうしたんだい?)

【類似表現】

“Do you have a few minutes?”

“a minute”が”a few minutes”になっているので、少し長めの時間というニュアンスになりますが、実際は“ Do you have a minute?” とほぼ同じ意味で使われています。

”Do you have a second?”

“second”は「秒」ですので、”Do you have a minute?”よりも「短い時間」を意味するというニュアンスの違いはあるものの、”Do you have a minute?”とほぼ同じ意味と捉えてよいでしょう。

“Do you have a moment?”

“moment”は「瞬間」ですので、”Do you have a minute?”よりも「短い時間」を意味するというニュアンスの違いはあるものの、”Do you have a minute?”とほぼ同じ意味と捉えてよいでしょう。

”Do you have time?”

こちらも、”Do you have a minute?”とほぼ同じ意味となります。1点、”Do you have the time?”という形で”the”をつけると、目上の人や見知らぬ人に「今何時でしょうか?」と尋ねる表現になりますので、注意してください。

“ Could I have a minute of your time? “

“Do you have a minute?”は少しぶしつけな表現なのに対して、こちらは、「少々お時間いただけますでしょうか?」という丁寧な表現になります。

“ Could you spare me just a minute?”

“spare”は「大切なものを分かち合う、(時間)を割く」を意味します。「少々お時間割いていただけますでしょうか?」という丁寧な表現になります。

2:Can I borrow you for a minute?

“Can I borrow you for a minute?”は、直訳すると、「少しの間、あなたをお借りしていい?」となりますが、基本的には”Do you have a minute?”と同じく、「ちょっと時間ありますか?」を意味し、誰かに話しかけるときに使われる表現です。相手の得意分野について相談したい時によく使われます。カジュアルで少しぶしつけな表現ですので、相手との距離感を見計らって使いましょう。

もちろん、“Can I borrow you for a second?”と言い換えることも可能です。

【例文】

A:Hi, Anne. Can I borrow you for a minute? I have a problem with my computer.(アン、ちょっと相談してもいい?私のコンピューターがうまく作動しないの)

B:Sure. Let me see. (もちろん。ではコンピューターをみさせてもらうわね。)

【類似表現】

” Can I borrow your hand?”

「ちょっと時間ある?」という意味からは少し離れますが、「少し助けてくれない?」と意味し、”Can I borrow you for a minute?”の類似表現になります。

3:Is this a good time to talk?

“Is this a good time to talk?”は、今までご紹介した表現と同様、「ちょっと今話せる?」を意味します。用件を話した後で、「この件について今話せますか?」と尋ねるシーンでよく使われる表現です。また、目上の人に話しかける際にも使われるような、少しかしこまった表現です。

【例文】

A:Hi John. This is Anne from Financial Department. I want to talk about  4Q financial results of your department. Is this a good time to talk? (ジョン、財務部のアンです。あなたの部署の第4期決算について少し伺いたいのだけれど、今少し話せる?)

このように、電話で話すシーンでも、よく使われる表現です。

【類似表現】

“Are you available to talk?”

“ Can we talk now?”

“ Can I have a quick chat?”

“available”は、「手が空いている」という意味で、ここでも「今少し話せる?」という表現になります。

3フレーズ、いずれも、「今少し話せますか?」を意味するカジュアルな表現になります。

4:Got a few minutes?

“Got a few minutes?”は、”Have you got a few minutes?”の短縮形です。省略されていることから、カジュアルなニュアンスをもち、またイギリス英語でよく使われる表現です。”You got a minute?”と言い換えることもできます。

イギリス英語において、”have got”は現在完了形で、「〜を現在持っている」という意味になり、”have got”は”have”とほぼ同じ意味を持ちます。(アメリカ英語においては、gotの完了形は、gottenになります)

したがって、”Got a few minutes?”は”Do you have a minute?”よりも少しカジュアルな類似表現で、アメリカとイギリスで、どちらがよく使われるかが異なってくると捉えればよいでしょう。

【例文】

A: Hi, Cindy. Got a few minutes?(シンディ、今少し話せる?)

B :What’s up? (どうしたの?)

5:Can I ask you something?

“Can I ask you something?” は、「ちょっと話しかけていい?」「ちょっと聞いてもいいですか?」という意味の表現になります。友人に対して使うような、カジュアルな表現になりますが、後ほど紹介するように、”Can”を”May”に置き換えることでやや丁寧な表現にもなります。

【例文】

A:Excuse me.  Can/May I ask you something? (すみません、少し聞いてもいいですか?)

B:Sure, Go ahead. (もちろん、どうぞ)

A:What’s the most popular dish here? (このお店で一番人気のメニューは何ですか?)

このように、店員に質問をするようなシーンでも使うことができます。

【類似表現】

“ May I ask you something?”

“Can I ask you something?”とほとんど同じ意味ですが、“can”を丁寧語の”may”にすることで、「少しお話ししてもいいですか?」という、より丁寧な表現になります。

6:I am sorry to interrupt but ~

“interrupt”は、「割って入る、遮る、中断させる」という意味で、“I am sorry to interrupt but~ “ を直訳すると、「遮って申し訳ないのですが~」という意味になります。誰かとの会話や作業を中断させるようなシーンで、「ちょっとごめんなさい」「ちょっといいですか?」などと、本題に入る前の枕詞として使われる表現になります。

“ Sorry to interrupt but~”という形で省略して使うこともできます。

【例文】

A:” I am sorry to interrupt but I have a question. (遮って申し訳ないのですが、質問させてください。)

このように、会議のシーンで、プレゼンテーターを遮って、質問するような場合にも、よく使われます。

【類似表現】

“Can I interrupt you for a moment?”

「少し遮ってもいいですか?」「ちょっといいですか?」と意味する表現です。

“ Can I bother you for a moment?”

“bother”で「~を煩わせる」という意味で、このタイミングで声をかけると迷惑になりそうな状況で、「ちょっといいですか?」と話しかける表現になります。

話す前に「ちょっといいですか」と断りを入れましょう!

今回の記事では、「ちょっといいですか?」と尋ねる英語表現を6つほど紹介しました。

誰かに話しかける際には、本題に入る前に、今回ご紹介したフレーズを使うようにしましょう。いずれも、似たような表現ですが、いろいろなバリエーションを知っていることで、場面に応じて使い分けたりできるなど、英語でのコミュニケーションの幅が広がります。ぜひ、実際の英会話で使ってみる中で、自分の表現にしていってください。また、「ちょっといいですか」以外にも、似たような英語フレーズを整理しておくのがおすすめです。ぜひ英語学習において取り入れてみてください!


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