「仕方ない」「しょうがない」と英語で言いたいときの表現
英語で話していると、「それは仕方ないよ」「しょうがない」なんて言うシーンも出てきますよね。実は、これを英語で言うための表現はたくさんあります。
今回は「仕方ない」に関連する英語表現を10個厳選して紹介します。例文も混じえて解説しているので、ぜひ参考にしてくださいね!
- 「仕方ない」「しょうがない」と英語で言いたいときの表現
- 1:Oh well
- 2:It can't be helped
- 3:Too bad
- 4: It is what it is
- 5:that's just the way it is
- 6:I have no choice
- 7:Don't cry over spilt milk
- 8:That's the way the cookie crumbles
- 9:Come with the territory
- 10:That’s life
- 「仕方ない」の英語表現まとめ
1:Oh well
「Oh well」は、何かしらの問題が起こってしまい、すでに手遅れな状態のときに「まぁ、しょうがないか」「まぁ、いっか」とつぶやく感じで使う表現です。バスや電車に乗り遅れてしまったときや、欲しいものが売り切れていた場合など、ちょっとした不運に見舞われた状況で使います。
しょうがない、残念だけど仕方ないなというときの英語ですね。
また、
ベストは尽くしたのだからしょうがないよ。
目の前で電車のドアが閉まっちゃった。まぁしょうがない。1本後のものに乗ろう。
買いたかったドーナッツが売り切れだ。まぁいいか。他のものにしよう。
2:It can't be helped
2つ目の「It can’t be helped.」は「できることがなかったので仕方がない、諦めるしかなかった」というニュアンスで使います。ここで使う「help」は「助ける」ではなく「避ける」という意味です。それは避けられなかった、つまり仕方なかったという意味になります。主語を「I」にすると「I can’t help it.」となります。
良くないことだと分かりつつも自制心をコントロールできず、ついつい何かをやってしまう場合に使います。緊張をしているときに貧乏ゆすりをしたり、ストレスを発散するために甘い物を食ベてしまう場合などに用いる表現です。このように、仕方なく何かしてしまう、起こってしまったときの英語の表現になります。
台風の勢力が強すぎたんだ。庭がぐちゃぐちゃになっちゃったけど仕方ないよ。
夜更かししてゲームをするのはよくないけれど、やめられないんだ。どうしようもないよ。
3:Too bad
3つ目の「Too bad」は、自分ががっかりするような状況を「残念だけど仕事だから仕方ない」と言ったり、相手に対して「残念だね」「ガッカリだね」と言うときにも使います。「とても悪い」と訳してしまいそうですが、その場合は「terrible」などを使うので間違えないよう注意しましょう。
「That’s too bad.」「それは残念だ」としたり、「It’s too bad that ~」 「~ということは残念だ」という使い方もあります。
明日は雨だ。彼女とドライブに行く予定だったのに、残念だ。
今度のショーに出るのを楽しみにしてたのに、中止になるなんて残念だね。
トムは今度のパーティーに来る予定だったのに、仕事で来れないなんて残念だね。
4: It is what it is
4つ目の「仕方がない」の英語は「It is what it is」。変えたくても変えられない状況に対して「そういうことだから仕方ない」という意味で使われます。
ここで使われる「what」は、関係代名詞の「〜すること、〜するもの」という意味で使われています。
また、
彼はまた遅刻した。彼はそういう人だから仕方ない。
This plan got cut, but it is what it is. Let's make another plan.
この企画は打ち切りになっちゃったけど仕方ないね。また新しいものを考えよう。
最初は上手くいかないものだから仕方ないよ。
彼女は自分の意見を絶対曲げないね。そういう人だから仕方ないよ。
5:that's just the way it is
5つ目の「That’s just the way it is」も先程の「It is what it is」と同じように、「そういうものだから仕方ないよ」という意味で使われます。英語「仕方ない」のスラング的な言い方です。
「それが運命さ」のように、そうなるのは運命だから仕方がないという場合に用いられます。後から紹介する「Don't cry over spilt milk」「That's the way the cookie crumbles」も同じように使うことができます。
第一志望の学校に行けなかったけれど、そういう運命だったのだから仕方ない。
ケガで試合に出れなかったけど、こういう運命だったのだから仕方ない。
貧乏だけど、こういう運命だから仕方ない。頑張って働こう。
6:I have no choice
6つ目の「I have no choice」は、「選択肢がなかったのだから仕方がない、こうするしかなかった」という意味で使います。「仕方ない」の英語表現のなかでもネイティブスピーカーがよく使うものです。
何か理由があって選択肢が他にない場合や、仕方なく特定の手段や方法を選ぶ際に使う表現です。
また、
この道は狭すぎて車で通れないから、歩かないといけないんだ。他に方法がないから仕方ないよ。
今月は出費が多かったから、外食には行けない。仕方ないから自炊をしよう。
急行に間に合わなかった。仕方ないから普通列車で帰ろう。
7:Don't cry over spilt milk
7つ目の「Don't cry over spilt milk.」は、「後悔しても仕方ない」と言いたいときに使うことわざです。
直訳すると「ミルクをこぼしたら、泣いてもしょうがない」という意味で、日本のことわざでいう「覆水盆に返らず」と同じ意味です。「終わったことは今さら仕方ない」という意味で、「What’s done is done.」も同じように使うことができます。
動かないで食べてばかりいたから太ったんだ。後悔しても仕方ないよ。
その場の勢いで高いバックを買っちゃったんでしょ。後悔しても仕方ないよ。
8:That's the way the cookie crumbles
8つ目の「That's the way the cookie crumbles.」は、「そういうものだから仕方ない」という場合に使うことわざです。直訳すると「クッキーはくずれるもの。」となり、つまり「しょうがない、そういう運命なんだ」という意味になります。
ここを離れなきゃいけないのは寂しいけれど、そういう運命だから仕方ない。
試験勉強をしたくないけれど、やらなければいけない。そういう運命だから仕方ない。
9:Come with the territory
9つ目の「Come with the territory」は、「ある特定の職業、地位、状況にはつきものだ、避けられない」の意味で用いられます。
「territory」は「縄張り」という意味ですが、この場合は「仕事・業界の範囲内」という意味で使われます。「It comes with the job.」とも言います。
昇格したので、部下の教育もする必要が出てきた。そういう立場だから仕方ない。
接待は好きじゃないけれど、この職種にはつきものだ。
10:That’s life
最後の「That’s life.」は、自分ではどうすることも出来ない不運な出来事を仕方なく受け入れるときに使われる表現です。直訳すると「それが人生さ」となり、特に世の中の不公平さや理不尽さを受け入れざるを得ない状況で「世の中そんなものだよ」と言うときに使います。人をなぐさめる場合や、自分を励ますのに用います。
毎日頑張って働いているけれど、なかなかお金が貯まらない。世の中そんなものだ。
私の方が成績がよかったのに、彼の方が先に昇格した。
B: That’s life. Luck is going to come your way someday.
世の中そんなものだよ。そのうち運が回ってくるよ。
「仕方ない」の英語表現まとめ
いかがだったでしょうか?今回は「仕方ない」という意味を持つフレーズについてお伝えしてきました。そのときの状況によって使い分けられるので、いろいろなシチュエーションで使ってみてくださいね。
もし「このときにはどのフレーズを使えばいいのかな?」と迷った場合は、ネイティブキャンプの講師にも質問をしてみてください!

◇経歴
・コールセンターでの日英バイリンガルオペレーター(3年)
・外資系企業(製薬業界)でのテクニカルサポート(2年)
・副業でオンライン英会話の講師(2年)
・東京にて通学型の英会話スクール経営(4年)
・英会話スクールをオンラインに切り替えて運営(現在で約4年)
・英会話講師歴は合計で10年
◇資格
・英検1級
・TOEIC990点
◇海外渡航経験
・イギリス(3ヶ月、短期留学)
・タイ(6ヶ月)、マレーシア(3ヶ月)、台湾(3ヶ月)の滞在歴あり(海外ノマド)
・海外旅行:韓国、マルタ、ベトナム、インドネシア、アメリカ
◇自己紹介
バイリンガル英会話コーチのBobです!ほぼ日本国内で英語を習得してバイリンガルになりました。たまたま始めたオンライン英会話講師の仕事が天職だと悟り、自らの英会話スクールを開校。これまでに200人以上の英語学習者に教えてきました。多くの人たちに英語を好きになってもらい、思いっきり英会話を楽しんでもらえるよう日々活動しています!

I took a Bachelor of Science degree in Mathematics where my problem-solving and critical-thinking skills were honed. I have worked as a trainer in a government office, which has helped me to develop my communication and intrapersonal skills. My hobbies are reading, listening to music, and cooking. After joining NativeCamp, I acquired 2 years of teaching experience. Currently, I am involved in content production in the Editing Department.