友人同士の会話やビジネスシーンで相手に説明をする際、「つまり」「要するに」とという言葉を使って、相手がわかりやすいように補足したり言葉を言い換える場面は多々あります。
英会話になると、そのようなつなぎ言葉がとっさに出て来ないという方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は「つまり」「要するに」「すなわち」など、シーン別で使える要約や言い換えの表現を例文を交えて9つ解説していきます!
- つまり、要するに、すなわち…英語表現できますか?
- 「つまり、要は」の英語1:Here is the thing
- 「つまり、要は」の英語2:in short
- 「つまり、要は」の英語3:To put it differently
- 「つまり、要は」の英語4:In other words
- 「つまり、要は」の英語5:The point is
- 「つまり、要は」の英語6:I(You)mean
- 「つまり、要は」の英語7:That is to say
- 「つまり、要は」の英語8:To sum up
- 「つまり、要は」の英語9:i.e.
- 要点をまとめる英語を、日常会話・ビジネス英語に役立てよう
つまり、要するに、すなわち…英語表現できますか?
英語で「つまり」「要するに」「すなわち」と表現する方法はいくつかあります。ここからは、9つの異なる表現方法を紹介していきます。例文も載せているので、ぜひ声に出して練習してみてください。
「つまり、要は」の英語1:Here is the thing
最初の「Here is the thing」は、これから言うことが重要であると強調したいときや、困ったことや問題を伝える場合に使います。似たような表現で「The thing is,」という言い回しもあります。前置きのフレーズとして文章の出だしや、前に「but」を付けて文末に用いられます。
「Here is」を使った表現は他にも「Here is the truth(本当はね)」や、「Here is the problem(問題なのは)」といった表現があり、これらも強調したい場合に使われます。
つまり最初が肝心だよ。
つまり、私は仕事を変えたいということだよ。
つまり、それは簡単なミッションではないってことだよ。
「つまり、要は」の英語2:in short
2つ目の「In short」は、直訳すると「短く言うと」となります。詳しい説明や具体例などの後に持ってきて、要点を短く言い添えたいときに使います。この商品は特に渋谷や原宿でたくさん売れています。つまり、これは若者に人気だということです。
我々の売り上げは昨年の冬から下がり続けています。つまり、もっと努力する必要があるということです。
「つまり、要は」の英語3:To put it differently
3つ目の「To put it differently」は、「つまり〜だ」という意味です。直訳すると「別の言葉で表現すると」となります。説明したことをより簡単にわかりやすく、別の言葉で言い換えたいときに使います。
「To put it」を使った表現は、他にも「To put it simply(簡単に言うと)」や、「To put it plainly(はっきり言うと)」などもあります。また、後から解説する「In other words」、「I mean」、「That is to say」、「i.e.」に言い換えることもできます。
私たちはキッチンが使えません。つまり今日は家で料理ができません。
私は単位を落としてしまいました。つまり留年になってしまいます。
「つまり、要は」の英語4:In other words
4つめの「In other words」は「つまり言い換えると」という意味です。難しいフレーズをより簡単に説明したいときや、相手が理解しやすいように言い換えたい場合に使います。また、SNSや友人同士のチャットのやり取りでは、「IOW」という略語で使われることもあります。
私は1年間休暇を取ります。要は、1年間休職します。
私はトムのことを目で追ってしまいます。要するに、私は彼のことが好きなんです。
「つまり、要は」の英語5:The point is
5つ目の「The point is」は、後の言葉を強調するときに使います。大切なポイントをわかりやすく相手に伝えたい際に用い、後に関係代名詞の「that」をつけて続ける場合もあります。
要点をまとめて説明するときに使うフレーズなので、内容を簡潔にまとめましょう。
重要なのは、顧客の期待に答える必要があるということです。
重要なのは、安全に使える商品であることです。
「つまり、要は」の英語6:I(You)mean
6つ目の「I mean」は、「つまり私が言いたいのは」という意味です。相手に自分の意図が伝わっていないときに補足する場合に使います。また「You mean」は、相手に意味を確認するとき場合に使います。主語が「You」のときは「You mean〜?」と疑問形で使われることが多く「つまりこういうことだよね?」と確認の意味を込めて使うフレーズです。
ビジネスシーンでは「So to confirm, you mean~?」「確認させてください。つまり〜ということですか?」などと前置きをするといいでしょう。
私が言いたいのは、彼を嫌っているわけじゃない。ただ彼をどのように扱えばよいのかわからないんです。
彼女について言うことは何もないよ。つまり、昨夜私たちは別れたので、彼女について話したくないんだ。
家に帰りたくないの? つまり、今夜ここにいたいってこと?
「つまり、要は」の英語7:That is to say
7つ目の「That is to say」は、話したことを受けてより正確に言い換えたい場合に使います。後に名詞を持ってきたり、文章の頭に置いて強調したいことを表現するときにも使われます。また、「to say」 が省略されて「That is」だけで使われることもあり、文末に付け足すこともできます。
この街の人口は2,000人で高齢者が1,000人います。人口全体の50%が老人です。
もう7月です。つまり、今年は半分終わってしまいました。
「つまり、要は」の英語8:To sum up
8つ目の「To sum up」は、「まとめると、要約すると」という意味で文頭で使われます。ビジネスシーンで、長いプレゼンやスピーチなどの最後に要点をまとめたい場面で使います。つまり、この製品をもっと速く開発する必要があります。
つまり来季はこの方針で進めていきます。
「つまり、要は」の英語9:i.e.
最後の「i.e.」は、主に雑誌や論文などの書き言葉で使われます。ラテン語の「id est」が略された形で、発音はそのまま「アイイー」と呼びます。(i.e. 〜)のようにカッコが使われることもあります。
似た表現に「e.g.」がありますが、こちらはラテン語の「exempli gratia」の省略系。「例えば」という意味になりますので、混同しないようにしましょう。
その国では肌を露出しない方がいいです。つまり短いズボンや短いスカートよくありません。
この食品には小麦粉が含まれていません。つまりグルテンフリーです。
要点をまとめる英語を、日常会話・ビジネス英語に役立てよう
要点をまとめたり言い換えるときの表現についてご紹介しましたが、いかがだったでしょうか?相手が理解できていないような場面でも、あせらずに今回ご紹介したフレーズを使って説明してみましょう。自分の言いたいことを端的にまとめたり、別の言葉で表現すれば伝わりやすくなるので、ぜひ日常会話やビジネスシーンで使ってみてください。
また、「このような場面では使える?」といった疑問や、ロールプレイなどの練習をしたい方は、ぜひネイティブキャンプのオンラインレッスンも利用してみてください!

◇経歴
・コールセンターでの日英バイリンガルオペレーター(3年)
・外資系企業(製薬業界)でのテクニカルサポート(2年)
・副業でオンライン英会話の講師(2年)
・東京にて通学型の英会話スクール経営(4年)
・英会話スクールをオンラインに切り替えて運営(現在で約4年)
・英会話講師歴は合計で10年
◇資格
・英検1級
・TOEIC990点
◇海外渡航経験
・イギリス(3ヶ月、短期留学)
・タイ(6ヶ月)、マレーシア(3ヶ月)、台湾(3ヶ月)の滞在歴あり(海外ノマド)
・海外旅行:韓国、マルタ、ベトナム、インドネシア、アメリカ
◇自己紹介
バイリンガル英会話コーチのBobです!ほぼ日本国内で英語を習得してバイリンガルになりました。たまたま始めたオンライン英会話講師の仕事が天職だと悟り、自らの英会話スクールを開校。これまでに200人以上の英語学習者に教えてきました。多くの人たちに英語を好きになってもらい、思いっきり英会話を楽しんでもらえるよう日々活動しています!

I took a Bachelor of Science degree in Mathematics where my problem-solving and critical-thinking skills were honed. I have worked as a trainer in a government office, which has helped me to develop my communication and intrapersonal skills. My hobbies are reading, listening to music, and cooking. After joining NativeCamp, I acquired 2 years of teaching experience. Currently, I am involved in content production in the Editing Department.