英語の海外ドラマや映画を見ていて、”whatever”という表現が使われているのを聞いたことがあるでしょうか。
日常会話でかなり使われる表現ですから、聞いたことがあるという人もいるでしょう。
また、英会話を日常的に学習している人なら、自分でも使ったことがあるかもしれませんね。ですが、実は ”whatever” には色々な使い方があり、言い方次第でニュアンスが変わってしまうこともあるので注意が必要な言葉でもあるんです。
そこでこの記事では、”whatever” に含まれる意味を説明しながら、その使い方を例文フレーズとともにご紹介していきます。これを参考にすれば、”Whatever” という言葉を深く理解し、使いこなせるようになるはずです。
「Whatever」の基本的な意味は?
まずは “whatever” の意味を英和辞書で調べてみましょう。
Whateverと辞書を引いてみると、下記のような日本語訳が出てきます。
「…もの(こと)は何でも」「何が…しても」「何でもかまわない」「一体何が」
“Whatever” を使ったことがある人は、大体こんな意味だな……とピンとくるでしょう。確かに “whatever” には、上記のような意味があり、今回ご紹介する使い方も、これらの意味と一致しています。
ただ、ちょっと単語レベルで日本語にすると、ワットエバーの意味は掴みにくい言葉かもしれませんね。本記事では英語whateverの使い方を解説していきますが、あまり使ったことがないという人は、フレーズ単位で覚えればニュアンスを掴めるでしょう。
ちなみに「一体何が」というのは、”what” を使った疑問詞を強調する使い方なのですが、イギリス特有の言い回しで、日常会話でそれほど頻繁に出てくるわけではありません。簡単な例を挙げると、”whatever” を使うことで、下記のような違いがでます。
何考えてるの?
↓
Whatever are you thinking about?
一体何考えてるんだ?
こちらは、そういう表現もあるんだ……くらいで覚えておきましょう。それほど会話に使われる訳でもありませんし、特にアメリカ英語を学びたい人は、不要かもしれません。
「Whatever」を使った表現を例文で覚えよう!
ではここからは、上記でご紹介した “whatever” の意味に沿って、それぞれのニュアンスがしっかり伝わるように例文フレーズを使いながらご説明していきます。
Whateverの意味は4つ、使い方を理解して会話に使えるようにしていきましょう。
Whateverの意味1:なんでも
Whateverの使い方の一つ目です。「なんでも」の意味で使われる “whatever” は日常会話の中でも頻繁に使われます。“Anything” とも似ている表現で、置き換えも可能です。
したいことはなんでもしていいよ。
好きなものをなんでも取っていいよ。
彼はお母さんの言うことを何でも聞く。
とてもシンプルな例文で表してみましたが、いかがでしょうか。この2つの例文では、どちらも “whatever” を “anything” と置き換えることができます。
置き換えた場合も、話者が意図することは同じですが、”whatever” = “anything” というわけではありません。
いつでも置き換えができるわけではないので、この「なんでも」というニュアンスのみで置き換えが可能なのだと覚えておきましょう。
Whateverの意味2:たとえどんなことが…しても
「たとえどんなことが……しても」「たとえ何(誰)が……しても」という意味の “whatever” も日常会話でよく出てきます。
彼が何を言ったとしても、信じてはいけない。
何が起こったとしても、君は大丈夫だよ。
君が何をしたとしても、私はいつも君のそばにいるよ。
見比べてみるとわかるかもしれませんが、「Whaeverの意味1」では “whatever” が名詞のような働きをしていた一方で、こちらの使い方では “whatever” が副詞的なはたらきをしています。
名詞だとか副詞だとか文法用語が入ってくるとわからなくなる人は、あまり気にせず文章とその意味で覚えましょう。
このwhateverが文頭にくるパターンを使えるようにするとネイティブに一歩近づくことができるでしょう。
またこの使い方だと、”whatever” に続く文章のあとにカンマが入っているのが印象的ですね。話す時にもこのカンマの位置で区切るべきですし、書くときは必ずカンマを入れるようにします。
ここまでの使い方は、日常でよく出てくる “whatever” の使い方の中でも、家族や友人だけではなく、職場の同僚や上司など相手でも使える表現です。
かっちりフォーマルというわけではありませんが、フォーマルな場で使っても “whatever” 以外の表現がフォーマルな場に適しているなら、特に問題はありません。
Whateverの意味3:なんでもいい/どうでもいい
ここから先は、フォーマルな場では使わないようにするべき、カジュアルな表現をご紹介します。
フォーマルではNGでも、日常会話では上2つよりもむしろよく出てくるかもしれませんから、しっかり覚えておくことをおすすめします。
Whateverの意味をスラングとして使うパターンです。「なんでもいい」「どうでもいい」の “whatever” は実際の日常会話や海外ドラマ・映画を観ていても、かなりよく出てくる表現です。
「なんでもいいよ」という好意的な意味で使っていると、どうでもいいと思っていると誤解されることもあるので言い方に注意しましょう。
文字だと伝わりにくいかもしれませんが、誰かからの質問に「どっちでもいい」「なんでもいい」と答えたいときに “whatever” を使った場合、かなりどうでも良い感じがします。
もしも、「なんでもいいよ」と答えたいなら、明るいトーンで “whatever you like. (君が好きなものでいいよ。)” と答えるべきです。
また、人が言い訳しているのを遮る形で “whatever” と一言で言うと、「そんなこと、どうでもいいから」と呆れていたり怒っていたりする感じが出ます。
“Whatever” だけを単品で使うと、フレンドリーな感じはあまりしないので、使いどころには気をつけましょう。
Whateverの意味4:などなど/そんな感じの
最後のwhateverになります。こちらの表現もカジュアルな表現ですが、投げやりな感じはしないので、上記の “whatever” よりも使いやすいかもしれません。
中華やタイ料理とかみたいなアジアの料理が好きだよ。
新居に移る前に、家具や食器なんかを買う予定だよ。
使い方としては、”and so on” や “something like that” と同じです。使い方は難しくありませんから、表現に幅を作りたい時にwhateverを言い換えたりして使ってみると良いでしょう。
Whateverの使い方まとめ
日常英会話でよく出てくる “whatever” という表現。意外と注意が必要な表現だということがわかったのではないでしょうか。
今までこの単語を使ったことがある人も、そうではない人も、ぜひこの記事を参考にしながらたくさん使ってみてくださいね。
ネイティブキャンプの講師相手に練習すれば、間違いを正してもらえます。レッスン中に練習したくなったら、ぜひ講師に間違いを指摘してもらうようにお願いしてみてくださいね。
また、ネイティブスピーカー同士の会話を聞いていたり、自分がネイティブスピーカーと話していたりするときなどに注意深く聞いていれば、”whatever” という単語をたくさん耳にするはずです。
自然に使えるようになるには、ネイティブスピーカーがどうやって使っているかをチェックするのもおすすめですよ。本当にかなり使える表現ですので、ぜひマスターして英語の表現力をアップしましょう。
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◇経歴
・英日翻訳および翻訳校正
・Webライター(ジャンル:英語・留学・旅行など)
・英会話講師
・カスタマーサポート/コールセンター(イギリスおよび日本・英語使用)
・カフェ店員(イギリス)
◇資格
TOEIC935点
英検準1級
ケンブリッジ英検FCE合格
◇留学経験
・イギリス:約10ヶ月(ロンドン内語学学校)
・グアテマラ:約3ヶ月(アンティグア内語学学校)
◇海外渡航経験
・イギリス:合計5年弱(内1年10ヶ月ワーホリ)
・グアテマラ:合計9ヶ月
合計50カ国に渡航歴あり
◇自己紹介
国内外で翻訳者兼Webライターとしてフリーランスをしています。これまで手がけた記事は1万記事以上。翻訳経験は通算7年位になります。
21歳の頃語学留学で渡英し、その後ワーホリビザ等を取得し、数年ロンドンで働いていました。
グアテマラへのスペイン語留学経験もあります。
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I took a Bachelor of Science degree in Mathematics where my problem-solving and critical-thinking skills were honed. I have worked as a trainer in a government office, which has helped me to develop my communication and intrapersonal skills. My hobbies are reading, listening to music, and cooking. After joining NativeCamp, I acquired 2 years of teaching experience. Currently, I am involved in content production in the Editing Department.