【カタカナ英語一覧】海外では通じない和製英語と本来の意味

最終更新日:2019-02-24

さるの置物が踊っている

普段私達が使っている、カタカナ英語の中には、英語として伝わらない言葉もあることをご存知でしょうか?カタカナ英語を一覧にして紹介するので、カタカナ英語の本来の意味を覚えましょう。

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カタカナ英語は和製英語?外来語との違い

英語学習、英会話、外来語、和製英語

カタカナ英語【外来語】とは

カタカナ英語は外国語をカタカナで表記した言葉
例えば

・yellow 英:黄色 → イエロー
・desk 英:机 → デスク
・violin 英:弦楽器の1種 → バイオリン
・manager英:管理者 → マネージャー
・volume英:量、体積 → ボリューム
・energy英:気力、力 → エネルギー
・percentage英:百分率 → パーセント

最近では特に、ビジネスシーンを筆頭にカタカナ英語が溢れています。日本の社内で使う場合は良いのですが、出張などで海外で使うときには気をつけましょう。

和製英語とは

和製英語もいわゆるカタカナ英語の一種。英単語をもとに,英語らしく作った言葉で英語圏の人には通じない日本独自の言葉。

英語に存在しない言葉をいくら発音良く話してみても、残念ながら英語として伝わることはありません…。
そうならないためにも、通じない言葉をご紹介していきます。

【カタカナ英語一覧】ビジネスや旅行関連で使う英語55選

和製英語を実際に使ってみた!

代表する和製英語を以下、関連用語ごとにまとめてみました。どの用語も日常会話で使われているものです。

ビジネスでよく使われるカタカナ英語

【1】アルバイト(フリーター、パート)
→part-time job(パートタイム ジョブ)

・「part time」が一部の時間という意味が由来
・アルバイトはドイツ語「arbeit」が由来だそう

【2】ノートパソコン
→laptop computer(ラップトップ コンピューター)

・lap=「膝から腿」
・top=「~の上に」
・膝や腿に乗せて使えるcomputerということから、このように呼ばれる

【3】ブラインドタッチ
→touch-typing(タッチタイピング)

・ブラインド(blind)=「見えない、盲目な」、タッチ(touch)=打つが合体
・視覚に障害を抱える人に対しての差別を連想させてしまうことも

【4】ミス
→mistake(ミステイク)、error(エラー), fault(フォルト)

・mistake(ミステイク)を短縮してミスと使われるようになった

【5】クレーム
→complaint(コンプレイント)

・クレーム(claim)=「主張や要求」

【6】ホッチキス
→stapler(ステイプラー)

・発明者のベンジャミン・バークリー・ホッチキス氏の名前が由来

【7】OL
→Office worker(オフィス ウォーカー)

・office ladyを略してOLと使われるようになった

【8】サラリーマン
→Businessman(ビジネスマン)

・サラリー(salary)は給料

【9】サボる
→sabotage(サボタージ)

・sabotage(サボタージ)の語源はフランス語

【10】カリスマ
→Charismatic person(カリスマティックパ―ソン)

・Charismatic(カリズマティック)=「カリスマ的な」

【11】インテリ
→Intellectual(インテレクチュアル)

・Intellectuall(インテレクチュアル)はインテリと同じ意図

英語を組み合わせたり、略して作られたカタカナ英語。意味が通じないどころか、失礼にあたるものもあるので気をつけましょう。

旅行で通じないカタカナ英語には気をつけて

【1】フロント
→reception(レセプション)

・受付(ホテルや病院など)は、 一般的にレセプション

【2】カーナビ
→car navigation system(カーナビゲーションシステム)

・日本独特の略語が使われたカタカナ英語

【3】ジェットコースター
→Roller coaster(ローラーコースター)

・ジェット(jet)=「ガスの噴射・ジェット機」

食べ物関連

【1】レンジ
→microwave(マイクロウェーブ)

・レンジ(range)=「範囲・領域・距離」

【2】フライドポテト
→french fries(フレンチフライズ)米・カナダ  chips(チップス)英

・英語圏でも表現が分かれる英単語

【3】マロン
→chestnut(チェスナット)

・マロンはフランス語

【4】ペットボトル
→plastic bottle(プラスティック ボトル)

・プラスティックの原料ポリエチレンテレフタレートを略してPET

【5】メタボ
→big, overweight, fat(ビッグ、オーバーウェィト、ファット)

・メタボリック(metabolic)=「代謝」

【6】レトルト
→Retort-packed (リトート パック)

・略してカタカナ英語に使われた

【7】いくら
→Salmon roe(サーモン ロウ)

・津波やカラオケのように日本語のままでは通じない

ここには書ききれないほど、食べ物に関わる和製英語がありますよ。「パン」はもともとポルトガルからキリスト教の布教とともにやって来たため、日本では「ブレッド」ではなく「パン」と呼ぶようになっています。

ファッション関連に使われるカタカナ英語

【1】ピアス
→earrings(イヤリングス)

・海外では、日本で言うピアス(耳に穴を開けて付けるアクセサリー)をイヤリングと言う

【2】チャック
→zipper(ジッパー)

チャックは日本のメーカーの商標名

【3】キーホルダー
→key chain(キー チェイン)、 key ring(キー リング)

キーホルダー(key holder)は鍵を入れる物だと思われる

【4】ワンピース
→dress(ドレス)

・ワンピース(onepiece)はつなぎ服全般を指す

【5】マニキュア
→nail polish(ネイルポリッシュ)

・マニキュアはラテン語と英語が組み合わさったもの

【6】ズボン
→Pants(パンツ)

・ズボンはフランス語の「ジュポン」が由来

【7】ランドセル
→School bag(スク―ル バッグ)

・オランダ語の「ランセル」が訛ってランドセルに

【8】リュックサック
→Backpack(バックパック)

・リュックサックはドイツ語が由来

【9】Gパン
→Jeans(ジーンズ)

・ジーンズはもともと作業着だった

実はランドセルのあの特徴的なバッグは、日本だけで見られます。日本文化と言っても過言ではありませんが、ついた名前はなんとも英語っぽい名前だったのです。

カタカナ英語は家・不動産関連にも

【1】マンション
→condominium(コンドミニアム) / apartment(アパートメント)

・マンション(Mansion)は大邸宅という意味

【2】ホームパーティー
→house party(ハウスパーティー)

・ホームとハウスは似ている英語なので要注意

【3】コンセント
→(米)outlet(アウトレット)、(英)socket(ソケット)

・コンセント(consent)は「一致や同意」
・wall outletと言うと伝わりやすい

【4】エアコン
→Air conditioner(エアコンディショナー)

・日本語特有の略語

【5】アジト
→Agitating point(アジテイティング ポインツ)

・日本語特有の略語

電化製品であるエアコンは、英語を省略した形が日本になっているのです。このような省略形が日本語になっていると少しわかりづらいですよね。しかもしっかりと辞典にも載っています。

買い物関連で使われるカタカナ英語

【1】ガソリンスタンド
→(米)gas station(ガス)(英)petrol station(ペトロール)

・スタンド(station)=「売る店」

【2】オーダーメイド
→made-to-order(メイド トゥ オーダー)

・order=注文 とmade=作られた を繋げたカタカナ英語

【3】ダンボール
→cardboard(カードボード)

・ダンボール箱は、boxを加えてcardboard box

【4】スーパー
→grocery store(グローサリー ストア)

・スーパーというと「超」という意味に

【5】レジ
→cash register(キャッシュ レジスター)

・レジスターが略されたカタカナ英語

【6】輪ゴム
→rubber band(ラバーバンド)

・ラバー(rubber)=「ゴム」

【7】ベビーカー
→Baby carriage, stroller (ベイビーカレッジ、ストーラー)

・ベビーカーを直訳すると「赤ちゃん車」で意味不明になる

海外で買い物するときは特に注意したいですね。日本では通じる商品が海外では通じないなんてことも多々ありますよ。

恋愛関連のカタカナ英語

【1】 アタック
→approach(アプローチ)

・アタックは「襲う・攻撃する」という意味

【2】チャームポイント
→best feature(ベスト フィーチャー)

・チャーム(charm)=「魅力ある点」

【3】ディープキス
→French kiss(フレンチキス)

・ディープ(濃い)から作られたカタカナ英語

【4】モーニングコール
→wake up call(ウェイクアップ コール)

・wake upで起こすという意味

【5】スキンシップ
→physical contact

・アメリカ人女性がたまたま使ったスキンシップという造語が日本で広まった

その他のカタカナ英語

【1】カンニング
→Cheating(チーティング)

・英語で“Cunning”はずるさ、悪知恵等

【2】ウォーミングアップ
→Warm-up (ウォームアップ)

・Warmで温めるという意味

【3】アクセル
→Accelerator(アクセラレーター)

・日本語で発音しやすいように略語化された

【4】イメージアップ
→Improve one’s image/polish one’s image

イメージダウン
→Damage one’s image. (イメージダウン)

【5】ナイーブ
→Sensitive(センシティブ)

・ナイーブ(naive)=「世間知らずな・純朴な)

【6】アンケート
→Questionnaire (クエッショネア)

・アンケートはフランス語が由来

【7】デマ
→False rumor(フォルスルーモア)

・デマは扇動を意味するドイツ語を略した言葉

【8】テーマ
→Theme(シ―ム)

・themeの類語としてsubject(サブジェクト)がある

以上55個紹介してきましたが、どれも日本の辞典に載っている言葉ばかりです。せっかくですからこの機会に間違った和製英語を直すようにしましょう。

海外の人と話すときはカタカナ英語に気をつけて

英会話、英語学習、英語、まとめ

もし英語だと思っていた言葉が伝わらないときは、一度その言葉が本当に英語なのか考えなおしてみた方がいいかもしれません。困ったときは、ジェスチャーを交えて伝えてみたり、この記事を参考にしてみてくださいね!