OKの由来って何?使い方の再確認と豆知識紹介

Okay

英語で「了解・大丈夫」の意味や、単なる相槌として「OK」という言葉はよく使われますよね。

しかしどうして「OK」で了解や大丈夫という意味になるのか、不思議に思ったことはありませんか?どちらも大文字ですから、略語っぽくもありますよね。

また、日本語でもほぼ同じ意味で「オッケー」と言ったりもしますね。英語学習者でなくても、多くの人にとってとても馴染みのある言葉です。

実はこの「OK」という言葉、英語圏や日本だけではなく、さまざまな言語・地域で使われているんです。

幅広く使えてシンプルなため、使いやすいんでしょうね。

今回の記事ではそんな便利な表現「OK」について、どこから生まれたのか、その由来についてご紹介します。

「OK」の使い方にも触れていくので、これを参考に今まで以上に「OK」を上手に使ってくださいね。

OKの由来には諸説あり

実は、OKという単語がどう生まれたのかその由来は、はっきりとはわかっていません。

こんなに使われているのに、はっきりしていないなんて意外ですよね。

ただ、どの由来を見ても「OK」というのがなんらかの言葉・表現の略語であるということはほぼ一致しているようです。

現代でも 「RIP(rest in peace=安らかに)」
「ASAP(as soon as possible=できるだけ早く)」
などといった略語はよく使われますが、これらの略語は元々その表現があって、それぞれの単語の頭文字を取って略語として生まれています。

そして、どうやら「OK」もそういう形で生まれたようなのです。皆さん、OKはなんの略なのか、興味が湧いてきたのではないでしょうか?OKや反対語であるNGの由来をさっそく、みていきましょう。

OKの由来や語源の最有力説

OKの由来や語源には諸説あるため、「これが正解」というものをご紹介することはできません。そこで今回はその諸説ある中でも、特に有力だと思われている説をご紹介します。

「OK」の由来として、一番有力な説は「All Correct」の略だとする説でしょう。

「All Correct」の略だと、「AC」じゃないか?と思う人もいるかもしれませんね。

どうやら、「All Correct」のミススペルである「Oll Korrect」の方が略されて「OK」になったと言われているそうです。

「OK」という略した形の表現は、1839年にボストンの新聞「ボストン・モーニング・ポスト」で使われました。

記者が冗談まじりに「All Correct」の意味の略語として書いたそうです。

しかし当時はそれほど使われた表現ではなく、その新聞をきっかけに、じわじわとボストンやその近郊で広まっていったそうです。

まだこの時点では、アメリカ全土に行き渡るほどではなかったようですね。

では、その「All Correct」の略語である「OK」がどこで広まったかというと、1840年のアメリカ大統領選挙の時期なんです。

大統領選挙のときに標語のように使われたり、他の候補者を蔑むために使われたりしたものが、アメリカで広まり、現代にも残っているというわけです。

ボストンの新聞に「OK」が載っていたことも、1840年の大統領選挙で「OK」が使われたことも本当のことなので、語源や発祥はともかく、これが「OK」という言葉が広まった理由であると考えても良さそうですね。

また、アメリカではこれが「OK」の由来だと扱われることも多いようです。

あまりにも使いやすい表現のため、その後「OK」はアメリカを越えて世界中に広まっていくことになり、多くの地域で通じる表現となっています。

OKの反対語の「NG」の語源や由来は?

「OK」にも由来や語源があるということは、その反対語である「NG」にもあるのでは?と思う人も多いでしょう。

「NG」はNGワードのように使われ、「No good」の略です。しかし実はこの表現は、英語では通じません。なぜなら、この略語は和製英語だからなんですね。

ちなみに略語ではない「No good」の方は、英語でも使われます。

もちろん「NG」という言葉はすでに日本語になってしまっているものですから、日本語を話しているときは使っても間違いではありません。

しかし、それと同じ感覚で英語で「NG」と言ってしまわないように気をつけましょう。


ここで少し余談!

下記記事では、「頑張れ!」の英語表現をご紹介しています!表現によっては相手に失礼な印象を与えてしますので、正しい表現方法を学んでいきましょう♪♪

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OKはこんな使い方ができる!OKについての豆知識

「OK」はとても便利な言葉ですが、まだ英会話初心者だという人だと、その使い方をすべては理解していないかもしれませんね。

そこでここからは、OKの使い方や意味など、知っておくべき事実をご紹介していきます。

発音はオッケーではない

まず知っておいてほしいのは、「OK」は日本語のように「オッケー」や「オーケー」と発音するのはNGということです。

「オーケー」はまだ通じますが「オッケー」だと、通じないかもしれません。日本人が親指と人差し指で丸を作ってオッケー!って返事したりしますね。あれが通じないのです。

一度インターネット検索などで発音をチェックしてみましょう。あえてカタカナで書くなら「オゥケィ」というのが近いかと思います。

発音自体は難しくありませんから、お手本の発音を聞いて真似てみましょう。

文字ではOkay.と表記されることも

そもそも由来からすると「OK」は「All correct」の略だそうですからおかしなことですが、「OK」は「okay」と文字で書かれることもあります。

これは発音通りにスペルをしただけのことで、意味に違いがあるわけではありません。

「OK」と書いても「okay」と書いても、同じ意味ですから、混乱しないようにしましょう。

相槌として使える

英語を話すとき、相槌に困る人もいるでしょう。同じ相槌ばかりになっていると、相槌にバリエーションをもたせたくなるのではないでしょうか。

そんなときに「OK」がおすすめ。特に何かを教えてもらっているときや、聞く側に徹していて相手の話を促したいときには、とても使いやすいですよ。ただ、状況によってはOK OKというのはもう話しを終わりにしたい、飽き飽きしたときと思われますのでご注意ください。

「Uh-huh.」などと織り交ぜて使いましょう。

丁寧に断りたい時に使える

「OK」というと、相手の提案などを了承しているように感じるかもしれませんが、実は丁寧に断りたいときにも「OK」が使える場面があります。

こちらは例文があった方がわかりやすいので、例文で見てみましょう。

A: Would you like something to drink?

A: 何か飲みますか?

B: I’m OK, thanks.

B: 大丈夫です、ありがとう。

といった感じです。これは日本語の感覚にちょっと近いですよね。

実は英語でもあまりダイレクトに「No.」と答えるのは、ちょっと失礼に当たったり、相手の気持ちを傷つけてしまうことがあるので、「I’m OK.」や「It’s OK」で代用できるなら、その方が良い場合もあります。

「まぁまぁ」の意味にも・・・

日本人は「How are you?」と聞かれると「so-so.」と答える人が多いです。

「so-so.」を「まぁまぁ」の意味で使っているのでしょうが、ネイティブにこの答え方をすると、かなりの確率で

「Why?(どうして?)」
「What happened?(何かあったの?)」
などと聞かれます。

これは「so-so.」に若干ネガティブな雰囲気があるからでしょう。悪いというわけではありませんが、平均よりも下みたいな感じです。

では「調子はどう?」と聞かれて「まぁまぁ。」と答える場合には、どんな表現が使われるかというと、「I’m OK.」なんです。

「OK」という意味はとてもポジティブというわけではありませんが、悪くないニュアンスです。これなら、「どうしたの?」なんて聞き返されることはありませんよ。


ここでまた少し余談!

下記記事では「レジで使える便利な英会話表現」をご紹介しています!この記事を参考に、お会計をスマートに済ませましょう♪♪

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OKの由来と使い方 まとめ

今回は、「OK」について、その由来や使い方をご紹介しましたが、OKという表現への理解が深まったでしょうか。

元々は「All correct(全て正しい)」という言葉の略だったというのに、今ではそれとは違う使われ方をすることが多いのも面白いですよね。

OKはとても使いやすい表現なので、色々な場面で使ってみてくださいね。