はじめに
今年は新型コロナの影響で様々なイベントが中止となってしまいました。
夏休みも短くなってしまい少し残念でもありますが、コロナが落ち着いたらまた友達と集まってイベントを楽しみたいものですね。
今回の記事では海外と日本では少し異なるイベントの中身や、イベントに関する言葉や英語表現をお伝えしていきますので、ぜひ最後までお読みください。
お家にいる間に英語力をあげて、次のイベントで活用してみてくださいね!
様々な海外のイベント&使える英会話表現をご紹介!
海外のイベントにはどのようなものがあるのでしょうか?海外のイベントとその内容や、よく使われる英語表現をご紹介していきます。
海外でのイベントにはどんなものがあるの??日本との違いはある??
バースデーパーティ
日本と同様に海外でも誕生日会はよく行われます。
私が住んでいるニュージーランドでは、誕生日を迎える主役が周りにプレゼントを振る舞うことが一般的です。
例えば、自分の子供の誕生日を幼稚園で迎える際にはバースデーケーキを親が用意して持っていきます。
また、ケーキだけではなくちょっとしたプレゼントも用意して他の子どもたちに渡します。
大人も同様に誕生日を迎える人がケーキやちょっとしたギフトを用意して同僚に配ります。
日本では周りがプレゼントやケーキを用意するのが当たり前ですのでこの習慣にはちょっと驚きです。
けれど、これはその分周りの人が自分の誕生日を祝福してくれるので、それに対してのお返しという意味が込められています。
日本人的感覚からすると、「自分から誕生日を祝ってー!」というのは少し恥ずかしい気がしてしまいますね。
イースター
イースターは最近日本でも以前より注目されるようになってきました。こちらはイエス・キリストが死後によみがえったこと&生命の誕生を祝う儀式として外国では古くからおこなわれてきました。
卵の殻にカラフルなペイントを施したり、エッグハント(卵型のチョコレートを芝生などに隠し、みんなで探し出すゲーム)をこの日に行います。
キリスト教圏ではクリスマスに次ぐ一年のうちの大きなイベントです。この日は祝日になるので、多くの店は開いていません。家族が集まってお祝いをする特別な日です。
クリスマス
言わずと知れた一年のうちの最大のイベントです。日本ではクリスマスは恋人たちの日というイメージがありますが、海外ではこの日は「家族で一緒に過ごす日」です。
日本でいう大晦日やお正月のようなイメージといえばよいでしょうか。家族でゆっくり食卓を囲い、ごちそうを食べるのが一般的です。
クリスマスのプレゼントは、日本ではサンタさんや近い家族(両親や祖父母など)からもらうことが一般的ですが、海外の場合はプレゼントのやり取りをする規模がとても大きいです。
子供から大人まで親戚中のプレゼントを買い集めなくてはならない人が多いため、クリスマス前のショッピングモールは大混雑です。
サンタからもらうプレゼントを置く場所も少し異なっています。
海外では日本のように「サンタさんが寝ているときに枕元にプレゼントを置いていく」のではなく、クリスマスツリーの下にサンタさんがプレゼントを置いていきます。
枕元に置くときに子供が起きないか冷や冷やする大人からすると、この方法の方が緊張しませんね。
ベビーシャワー
日本でも最近はよく聞くようになってきたのが、このベビーシャワーです。このイベントは出産を迎えるお母さんのために、家族や友達が幹事となってお祝いをするものです。
日時についていつ行うかという明確な規定はありませんが、安定期に入った後の妊娠6か月から8カ月ころに行われることが多いそうです。おむつケーキを用意したり、プレゼントを渡したりと出産を迎える女性をみんなでお祝いします。
Gender reveal party
こちらも、ベビーシャワーのように出産に関するイベントです。
Reveal という単語は 「秘密などを漏らす、暴露する」 という意味があります。つまりこちらは、名前の通り 「生まれてくる赤ちゃんの性別を発表する」 ことをみんなで楽しむイベントです。
発表の方法は二つあり、出産を控える両親も性別を聞かずにいて、参加者と一緒に結果を知る(お医者さんに協力してもらって紙に性別を書いてもらって発表する)パターンと、両親は知っているものの、参加者にあててもらうパターンの二つがあります。
どちらの赤ちゃんが生まれてくるかをみんなでゲームなどを通して予想し合う、とても楽しいイベントの一つです。
NZ独自のイベント「MATARIKI」って?
私が住んでいるNZには「MATARIKI」というこの国独自のイベントがあります。
このイベントは、元々NZの先住民であったマオリ民族の文化に由来しています。
5月末、北東の空にプレアデス星団というひときわ輝く星々が現れるのですが、それらが表れた後の最初の新月の日がマオリ民族の人々にとっては新しい一年の始まりとされていました。
一つの年が終わり新しい年が始まるという、日本のお正月のようなイベントです。しかしこちらは月の満ち欠けを元にしていますので、年によって日付も異なります。
知っておくと便利なイベントにまつわる単語&英語表現は?
ここでは、上記のようなイベントでよく使われる単語や英語表現をお伝えしていきます。
BYO
これは、「Bring your own」という意味です。
パーティーだけではなく、飲食店でもよくつかわれる単語です。
これは何を意味するかというと 「アルコールを持ってきたい場合は自分で飲みたいドリンクを持ってきてください」 という意味です。昼開催のものや大規模なパーティですとアルコールの準備までするのは主催者も大変です。けれどこの表示をしておけば、飲みたい人は各自持ち寄ってくれるのでお酒の心配をしなくて済みますのでとても便利なシステムですね。
ちなみに飲食店で「BYO」と書かれている場合は、自分で好きなお酒(主にワイン)を買って持ち込んでよいという意味です。
BYOシステムではcorkageという持ち込み料を取るお店が多く、NZですと大体一人5ドル前後で持ち込むことができます。
好きなワインの銘柄がお店にあるかどうかわからないという時には、自分の好きなワインを持ち込めるのでとても便利です。
海外では、公的な場所でアルコールを飲むのが禁じられている場合があります。海岸や公園でのパーティ―の場合は開催場所のルールに気を付けて参加しましょう。
Potluck(ポットラック)
Potluckという言葉は、「ありあわせの料理」という意味があります。
友達同士のちょっとした集まりや、クラスの生徒や親同士の集まりなど、あらゆる場所で使われる言葉で、海外でパーティに参加する際は非常によく聞きます。
「Potluckパーティをするよ」と聞いた際は、一品料理を用意して参加するようにしましょう。手作りではなく、買ったものでも構いません。
ポットラックの利点は、それぞれが持ち寄っていくことでパーティーの主催者も準備が楽になることや、いろんな人が持ってくる料理を楽しめる点です。
ちなみのこの言葉の語源はPot(鍋)とluck(幸運)が組み合わさった言葉です。
美味しい料理が入っているかどうかは鍋によるので、このような言葉ができました。
NZでは、日本食は大変人気がありますので、ポットラックの際はお寿司やから揚げを持っていくと非常に喜ばれます。
One plate
Potluckと同じ意味で使われます。「Bring one plate please」と言われた際は、何か一品持っていくようにしましょう。
RSVP&ASAP
RSVPとASAPも、パーティーを行う際によく聞く言葉です。
RSVPとはフランス語のrépondez s'il vous plaît(お返事をお願いします)という言葉が語源です。
結婚式やレストランの予約をするときのように日時や場所が決まっており、人数を把握しないといけないときには必ず書かれています。
ASAPはRSVPと似ていますが、こちらは英語由来の言葉です。こちらの意味は「As soon as possible」(できるだけ早くお願いします)という意味です。
イベントだけではなくビジネスでも使われる言葉ですので覚えておくようにしましょう。
ここで少し余談!
下記記事では、オンライン英会話を使ってできる異文化交流の仕方をご紹介しています!会話の幅が広がるはずですので、ぜひ参考にしてみて下さい♪♪
人を招待する時に使えるフレーズや、イベントの間につかえるフレーズをご紹介!
自分が主催者となってイベントを開催する場合や、自分が参加者としてイベントに加わる際にはどのような英語のフレーズがあるでしょうか?
ここでは、そのようなときに使える便利な表現をお伝えしていきます。英語力に自信がないという方も、簡単な表現ばかりですのでぜひたくさん使ってみてコミュニケーションをとってください。
招待する時やパーティを主催する際に使えるフレーズ
You are warmly invited to 〇〇/〇〇に招待します=〇〇にぜひ参加してください
Please join us for 〇〇/どうぞ〇〇にお越しください
Please save the date for the party. /パーティーの日の予定をあけておいてください。
これらは、人をパーティーに招待するときによく使うフレーズです。
I would like to reserve /book a table for 4 people/四人分席を予約したいです。
レストランなどを予約する際に使います。
イベント中に使えるフレーズ
Make yourself at home/どうぞくつろいでください。
At home は家にいるようにという意味です。つまり、自分の家にいるときのようにくつろいでくださいという言葉です。
知らない人が多い場などでは緊張する参加者の人もいますので、このような声かけをするとよいですね。
Help yourself /ご自由に食べてください
この言葉は、遠慮なく自由に食べたり飲んだりして下さいという意味です。上に挙げたポットラックパーティなどたくさん料理が並べられているときによく使われる表現です。
Would you like〇〇?/〇〇はいかがですか?
飲み物などを人に勧める際によく使われる言葉です。Do you want~?と聞くこともできなくはないですが、「〇〇ほしい?」というニュアンスになり、直接的すぎてぶっきらぼうな感じを受けます。
Would you like~?の方が丁寧で相手を不快にしません。この言葉は〇〇に入る言葉を入れ替えることで多くの場面で使うことができます。
ここでまた少し余談!
下記記事では、スポーツに関する英語表現をご紹介しています!自分の好きなスポーツで英語を勉強していきましょう♪♪
まとめ
ここまで海外でのイベントやそれに関係する英語表現についてお伝えしてきました。
コロナが終わって海外に渡航した際や、国内でも外国の人と参加するパーティーなどでぜひ紹介した表現をたくさん使ってみてください! きっとイベントもより盛り上がること間違いなしです。

中学在学中のオーストラリアでの短期ホームステイで、「英語のおもしろさ」に目覚める。英語学習歴はかれこれ20年以上で、終わりなき勉強を今も続けています。長期での留学経験はないものの、現在海外ニュージーランドに住みながら、日々「生きた英語」について実践中。趣味は、ネットサーフィンと文章を書くこと。おおらかな性格と自分では自負しているものの、人に言わせるとおおざっぱなようです。夢は、ネイティブと同じくらいの英語力を身に着けることです。