中国語の語順の特徴と勉強方法をご紹介!

中国語学習、中国語の語順の特徴、ネイティブキャンプ

世界にはいろいろな言葉があります。

言語の数がたくさんあるように、文法の数や発音の数もたくさんあります。

日本語の五十音だけでは世界の人達の話し言葉を発音できないように、日本語の文法知識では、外国語の文法を解説できないのです。

それでもひとたび文法を習得すると、相手に分かる言葉を話すことができます。これが面白い部分です。

ただ単語を並べるだけでは相手にほとんど理解されないかもしれません。

でも、相手が使う文法に従って言葉を並べるだけで分かる言葉になるのです。

もちろん発音といった別の課題はありますが、文法学習は言語を学ぶのになくてはならない壁と言えるでしょう。

これから中国語の文法の特徴とその学習方法を見ていきましょう。

日本人が使う文法と中国人が使う文法

日本人が使う日本語の例文をまず見てみましょう。

「午後七時に父とレストランで夕食を食べました。」という文章があるとします。

まず注目したいのは動詞の位置です。

いろんな外国語を勉強するのに、動詞はどの言語でも肝要な部分です。

日本語はというと、「食べました」という動詞は文の最後に置かれています。

これを、例えば「食べました午後七時に父とレストランでー」と表現すると誰が聞いてもおかしいと思うことでしょう。

文中に置いても同じことが言えます。

ですので、日本語の動詞は文の最後に置くものと理解することができます。

では、その他の単語はというと、まず名詞の後ろに様々な助詞「に、で、と、を」があることにお気づきでしょう。

この助詞は文を作るのになくてはならない要素なのです。

かんたんに分類すると、目的語「夕食」には「を」を、場所「レストラン」には「で」、時間「午後七時」には「に」、相手「父」には「と」を使います。

助詞の知識はここまでとして、次は語順を見てみます。

さっきの文章では、時間+相手+場所+目的語+動詞、という順番でした。

この順番を変えてみたらどうでしょうか。

「父とレストランで夕食を午後七時に食べました」何も違和感はありません。

このように日本語には語順の点でかなりの自由度がある言語だということが分かります。

では中国語はどうでしょうか?

我是日本人の文成分

最初に習う例文に「我是日本人」という例文があります。

これは「私は日本人です」という意味ですが、是は英語で言うisやareに相当し、日本語では「です」に相当します。

つまり動詞なのです。日本語では「です」は文末に置かれます。

でも中国語は主語「我」の後ろですが、目的語「日本人」より前であることが分かるでしょう。

この点で日本語と違っており、英語に近い語順であることが分かります。

もちろん中国語の動詞はこの「是」だけではありません。

ほかにもさまざまあり、基本動詞は覚えなくてはなりません。こうした動詞はどのような語順ルールがあるのでしょうか。

動詞表現の基本構造

例文で見ていきましょう。

このような例文で動詞の語順を作る基本構造が分かります。

1.  我去中国
2.  我给他一本杂志
3.  我去机场接朋友
4.  妈妈让我打扫房间
5.  他跑得很快

1番は動詞述語文と呼ばれています。

文章は、主語「我(私)」+述語に分かれており、述語の部分に動詞「去(行く)」があるので、動詞述語文というわけです。

このフレーズの意味は、「私は中国に行く」です。

この構造は、主語+動詞+目的語という構造で、場合によって目的語はないこともあります。

いずれにしても、動詞は主語の後ろにつきますが、目的語よりは前に来ることが分かるでしょう。

2番目は二重目的語文と呼ばれています。
語順は主語+動詞+目的語1+目的語2です。

二重という言葉から分かるように、目的語が二つあります。

一つ目は他「彼の意味」で、もう一つは一本杂志「一冊の雑誌」です。

この関係は、誰に何をあげるか「給:あげる」という関係です。

つまり、私は彼に一冊の雑誌をあげる、となります。

あげる対象が一つ目の目的語で、あげるものが二つ目の目的語になります。

また、あげるという行為を意味する動詞、給はそれらの目的語より前に置かれていることが分かります。

3番目は連動文です。
語順は主語+動詞1+目的語+動詞2+目的語

連動文という言葉の通り、動作の連続性を表し、動作の時間の順番通りに動詞を置きます。

そのため、動詞1である、去「行く」の後に、接「迎える」という行為があるのです。

それで意味は、「私は空港(机场)に行って、友人(朋友)を迎える」となります。

4番目は、使役文と呼ばれています。

使役は「させる」という意味がある使役動詞「让」を使います。その後に誰にさせるかを置きます。

語順は、主語+使役動詞+目的語+動詞+目的語です。

このフレーズの意味は、「母は私に部屋の掃除をさせる」ですが、私に相当する「我」は使役動詞のすぐ後ろに置き、後半で何をさせるかを、動詞+目的語で表します。

5番目の例文は、様態補語文または状態補語文と呼ばれるもので、動作の様子を詳しく述べる時に使います。

それは動詞の後ろに得を置いて、その後ろで説明します。

語順は、「主語+動詞+得―」先ほどのフレーズでは、「彼は走るのが速い」となり、速い「很快」という説明が得の後ろに置かれているのが分かるでしょう。

このように動詞を使う例文はたくさんあります。

実は中国語の主な文型は6つしかありません。ですから、ここまでですでに半分以上を学んだことになります。

文型の中で動詞がたくさんの文章に出現していることから、中国語では動詞の習得がいかに大切かも分かります。

少し整理してみると、基本的に動詞は主語の後ろに置かれます。

それでも日本語のように最後に置かれるという解釈ではなく、目的語の前に置かれるという理解をすべきでしょう。

分け合って目的語が省かれることで結果的に動詞が文末にあるというケースもたまにあります。


ここで少し余談!

中国語の試験を受けるメリットをご紹介!そんな記事をご紹介します。気になる方はぜひ合わせてチェックしてみてくださいね!

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形容詞表現の基本構造

続いて形容詞を使ったフレーズです。

形容詞は動作ではなく状態を指します。そのため後ろに目的語は置かれません。

例えば、 動詞「吃」:食べる
「去」:行く
では普通何を食べるのかとか、どこへ行くのかという目的語が必要です。

しかし状態を表す形容詞は目的語がつかないので、主語+形容詞という順番になるのです。

その例文やフレーズ

例えば、今天热得不行という文章があります。

热「暑い」は状態を表す形容詞で、その程度は不行「たまらない」という程度の高さを得の後ろで説明しています。

つまり意味は、「今日は熱くてたまらない」という意味で、主語+形容詞+得―(形容詞の説明)なのです。

説明と聞いて、この例文をどこかで見た覚えはありませんか。

そうです、以前勉強した、 様態補語文「主語+動詞+得―(動詞の説明)」 の形容詞版なのです。

文法書ではこのどちらも様態補語文または状態補語文として分類されています。

もう一つの例文は 那个包很大(あのかばんはとても大きい) というフレーズです。

主語である那个包(あのカバン)の後ろに、状態を表す「大」があるのが分かるでしょう。

つまり語順は主語+形容詞

これを形容詞述語文と呼びます。その後ろに目的語などの単語を置きません。この違いは形容詞と動詞を見分ける大きな要素の一つです。

でもちょっと待ってください。大きいを表す大の前に一つ漢字があります。

これは何でしょうか。

很、意味は「とても」に相当するのですが、主語と形容詞の間に置いて、大きさの程度を表す言葉です。

これは中国語を勉強するのに大切な文法なのでより詳しく説明します。

前置詞句と介詞

先ほどの很は、中国語ではいわゆる状語と言われ、主語と形容詞の間、または主語と動詞の間に置かれます。

動詞述語文を例とすると、我经常看杂志という文章があるとします。

「我」は主語で、「私」を意味し、看杂志は「雑誌を見る」で、動詞+目的語という並びです。

そしてこの「经常」に相当するのが状語で、見る頻度「しょっちゅう」という意味があります。

このように頻度などはこの状語の部分において表現したりします。

この状語には介詞(前置詞とも呼ばれる)ものや、前置詞+名詞で作られる前置詞句を置くことがよくあります。

例えば最初に日本語の文章で述べた、 「午後七時に父とレストランで夕食を食べました。」 は中国語では、下午七点我在餐厅跟爸爸吃了晚餐。

在餐厅(前置詞:在―で、名詞:餐厅レストラン)
跟爸爸(前置詞:跟―と、 名詞:爸爸父) の二つの前置詞句があります。

そしてその前置詞句は状語に置かれますから、状語は二つあると分かります。

日本語では助詞(を、に、で、)は名詞などの後ろに置かれますが、前置詞という言葉のように、中国語では名詞の前に置きます(この点はatやinという英語と似ているかもしれません)

比較文の構造や否定の言葉の文構造

比較文や否定文でも状語の理解は必要です。

例えば、 他比我大(彼は私より大きい)
我不去中国(私は中国に行かない)
という文章があります。

「私より」を(比我)で表します。
(比:-より)先ほど述べた前置詞+名詞という前置詞句を他(主語)と大(形容詞)の間において比較文を作ります。それで文構造は主語+状語+形容詞となって、基本的には形容詞述語文だということが分かります。

もう一つの文章は、不という字がポイントです。

これは否定を表し、英語で言うnotに相当します。

この字は主語と動詞の間、つまり状語の位置に置きます。

ですから否定のときは不といった否定を表す漢字をこの状語に置いて否定文を作るのです。

ここまでで、状語の使い方が文章のバリエーションを増やすのにとても大事な部分であることが分かります。

動詞と形容詞の位置だけでなく、状語への理解も中国語の文法には必須なのです。


またまた少し余談!

中国語の単語学習。どう進めていけばいいのだろうと悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで中国語の単語習得法について紹介する記事を載せておきますので、気になる方はぜひチェックしてみてくださいね!

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文法のおすすめ勉強方法

文章をきちんと作るには棚つまり文法が必要です。

文法をきちんと理解できるなら後は習った単語を順序良く並べることで、中国人が理解できる文章が作れます。

文法を紹介するにあたって私は最初に文型からお話ししました。

文法学習はいきなり動詞や形容詞を細かく分析することから始めるのではありません。

まず文の大きな構成を理解することから始まります。

つまり大きな幹となるものを見、それからさっきの動詞や形容詞を見ていくほうがすっきり頭に入っていくのです。

ですから詳細な文法書を買うよりも、まず文法を大きく概観した説明をしている本や、学習サイトをみてみるといいでしょう。

中には語順を問う練習問題があったりします。そのような問題を積極的に解いてみてください。

加えて、文型構造を学んだら、次は主語や動詞、形容詞、目的語などにフォーカスを当てたサイトや書籍を探してみましょう。

専門的過ぎる内容は必要ありません。会話で使うときに学者的な細かい分析は必要ないからです。

むしろ新出文法を取り入れた例文を覚えるようにしてみましょう。

MP3形式で口ずさんで覚えてもいいでしょう。

こうした五感を使って覚えるほうが、頭で文法構造を考えるよりはるかに身につくからです。

中国語文法は英語と比べて簡単だといわれることがあります。

日本人には漢字の知識があるので中国語の文章の読解はそれほど難しいものではありません。

それでは日本人の長所を生かして中国語を学んでみるのはいかがでしょうか?