身近な物の英語名って知らないものが多いと思いませんか?
普段よく食べている野菜や道具の名前など、実は英語では無く、和製英語だったなんてことも!
今回は、野菜から『オクラ』についてご紹介していきます!
・オクラって英語で何ていうんでしょう?
・そもそも名前の由来は?
・どこから来た野菜?
・いつから食べられていたの?
そんな由来にも着目しながら、英単語も勉強してしまいましょう!
オクラってどういう野菜なの?由来は?
オクラの由来や語源など、少しオクラについて解説していきます。
普段よく食べる方も多いオクラ。
これってどういう野菜なのかご存知でしょうか?
意外と知らないオクラの秘密や歴史を掘り下げていきましょう。
オクラの栄養ってホントはすごい!
オクラといえば、鮮やかな緑色と納豆と同じようなネバネバですよね。
夏野菜を代表するオクラですが、そんなオクラの栄養をご存知ですか?
・食物繊維
オクラの特徴であるネバネバの正体は『食物繊維』です!
おなかの調子を整える役割や、大腸がんのリスクを下げてくれるという効果が期待されている成分です。さらには、コレステロールの排出も手助けしてくれる栄養素ですよ。
・βカロチン
緑黄色野菜に含まれるβカロチンが豊富!
レタスの3倍以上も含まれており、βカロチンは体内でビタミンAに変換される栄養素。
私たちの髪の健康、視力、粘膜や皮膚の健康維持の効果と喉や肺など呼吸器系統を守る働きが期待されている栄養素です!
・カリウムとカルシウム
オクラにはカルシウムやカリウムも含まれています。
カルシウムといえば、牛乳に含まれ骨を丈夫にする栄養素ということで知られていますが
その他にも、イライラ解消にも効果があります。
カリウムは、高血圧を防ぐために塩分の排出の効果も期待されている栄養素です。
オクラの旬っていつごろ?
前項で、「オクラは夏野菜を代表する野菜」とお伝えしましたが今では、海外からの輸入もされているので年中スーパーで見かけることができますよね。
しかし、野菜には旬の時期があります。
オクラの旬は、夏野菜というだけあって夏の時期。
日本では6月の雨季~8月が旬と言われ、寒い時期には外国産のオクラが並んでいますが、
夏の時期は国産のオクラが店頭に並んでいます。
主な原産国などは、次項で解説しますが旬を見る限り温かい気候で育つ植物ということで、
原産国は温かい国が主に生産しています。
日本でも、南の方の地方で主な生産が行われています。
オクラの由来を知ろう!
値段も安く、手に入りやすいオクラ。
スーパーでも100円程度で、買えますよね。
そんなオクラの名前について、今では当たり前になった名前ですがその由来や語源はいったいなんなんでしょうか?
そして、日本にはいつからオクラが一般的な野菜として食べられてきたのでしょう。
実は知らないオクラの秘密を解説していきます!
オクラは、古くから栽培されていると言われています。
熱帯や温帯地域で主に栽培されているオクラは、紀元前のエジプトで既に栽培されていたと言われています。
日本には、幕末期に伝来されたとされています。
オクラは寒さには弱い植物で温帯や熱帯地域では多年草で栽培されていますが、日本では一年草といって、栽培可能な時期に育てた後は伐採するという方法で栽培されています。
世界の生産トップの国は
・ナイジェリア
・フィリピン など
一方の日本は、
2位高知県
3位沖縄県
日本でも、比較的温暖な地域での栽培が盛んということがわかりますね。
オクラの語源を知ろう!
何気なく、オクラと呼んでいるこの野菜。
しかし考えてみると、なぜ『オクラ』という名前なのでしょうか?
どこから来た名前なのか知りたくなったので、調べてみました!
オクラの語源について
じつは、オクラは英語からきていました!
元々はオクラを意味する西アフリカ・ガーナ地域の言葉から由来したそう。
『え!?オクラって日本語じゃなかったの!?』
と思う方ももしかすると多いかもしれませんね。
筆者も日本語ではないのでは?と思っていましたが、まさか英語だとは思いませんでした。
びっくりです。
元々が英語ということで、海外の方にも『オクラ』と言えば私たちが普段食べているオクラをイメージしてもらうことができるということですね!
オクラの豆知識
実は、オクラには別名が存在します。
日本ではオクラという名前の他に、和名がついているのですがご存知でしょうか?
その名も「陸蓮根(おかれんこん」といいます。
昔は、「アメリカネリ」とも呼ばれていたそう。
ここでいう「ネリ」とは、植物の根から取れる粘液の事を昔は『のり』と言わず『ネリ(糊)』と呼んでいたそうです。
アメリカから来た、ネバネバする食べ物ということで「アメリカネリ」と呼ばれていたんですね。
一方で、英語ではちょっと変わった別名がありました。
Lady's Finger(レディースフィンガー)
なんて呼ばれ方をしているそうです。
オクラは、見た目から女性のスラっとした長い指のように見えることからこのように呼ばれるようになったのだとか。
言われてみれば、ちょっと似ている・・かもしれません。
オクラの花
みなさんオクラの花は食べられるって知っていましたか?
これは筆者、知っていました!
筆者の両親が家庭菜園でオクラを育てたことがあり、その花を天ぷらにして食べた経験があるので知っています。
意外と知られていないようですが、オクラの花は昔は観賞用とされていましたが食べても美味しいのです。
オクラの花というだけあって、多少のネバネバするのが特徴のオクラの花。
今では、品種改良が進み「花オクラ」という名前で食材として栽培・販売されています。
一般的にオクラを育てて咲いた花を摘んで食べることも可能ですが、もっと美味しく食べられるように品種改良した花オクラは、天ぷら・お浸しにすると美味しくいただけます!
ここで少し余談!下記記事ではあまり聞きなじみのない英語での赤ちゃん言葉についてご紹介しています♪♪ぜひご覧ください!
オクラって英語でなんて言うの?
オクラの語源は、英語からとお伝えしました。
今度は、英語の観点から解説していきます!
オクラは英語で、
Okra
音節: o・kra
発音の仕方は、アメリカ英語とイギリス英語と少し違います。
アメリカ英語 「オゥクラ」
少し、”オ”の後に小さな”ゥ”の音が聞こえるように発音します。
イギリス英語 「オクラ」
こちらの発音は、日本の発音と同じように”オ”の音をしっかりと発音します。
発音の多少の違いはありますが、基本的には日本語と同じ読み方なので小さなポイントに気を付ければ通じます。
難しい英語表記でないぶん、伝わりやすい&覚えやすい英語です!
他にもあった!?おもしろ英語表現
オクラに、「Lady's Finger」なんていう例えがあるとご紹介しましたが実は他にも
おもしろ英語表現やイディオムがある野菜や果物がありますのでご紹介します。
まずは、野菜や果物の名前を使ったイディオムから。
・Adam's Apple「のどぼとけ」
アダムとイヴのお話に、禁断の食べ物とされていたリンゴ。
このリンゴをアダムは食べてしまい、のどぼとけにつっかえたという逸話があるそうな。
そこから来ているとされています。
・Bad Apple「悪い人間」
直訳すると「腐ったリンゴ」という意味になるのですが、ニュアンスとしてはグループ内に1人悪い人がいるという表現で使います。
行動、言動が他の人に悪影響を及ぼす人というような使い方をします。
・as American as apple pie「いかにもアメリカ的な」
アメリカではポピュラーな食べ物である、アップルパイをもじったイディオム。
意味合いは、典型的なアメリカの文化や価値観を表すときに使うようですよ。
・in the grip of the grape「酒の虜」
お酒によっぱらってしまっている状態を表すイディオム。
ブドウはフルーツというより、ワインの原料としてイメージする人が多かったことからブドウが使われたとか。
・to go bananas「発狂する、怒り狂う」
バナナ!?と思いますよね。
こちらのイディオムは、悪い意味でもいい意味でもどちらでも使うイディオムです。
・Two peas in a pod「そっくりな、いつも一緒の」
Peaはエンドウ豆という意味。
さやから同じ形の豆がいくつも実っている様からこのイディオムと意味になったといわれ ています。
・Full of beans「元気いっぱい、はつらつとしている」
さやの中の豆がパンパンに張っていて、今にも弾けそうな状態を元気がある、はつらつとしているという表現にしたイディオム。
・a bowl of cherries「楽しい!」
ボウルいっぱいのチェリー!
この表現は、とびきり楽しい!という表現で使うイディオムです。
「人生とはボウルいっぱいのチェリーのように楽しいものである」なんて言う時に使えちゃうちょっとかっこいいイディオムですね。
・a hot potato「厄介な問題」
さじ加減が難しい問題や、同意しない人がいるなどというシチュエーションで使えるのがこのイディオム。人類が大好きなはずのポテト。
熱すぎて食べるのが困難、ヤケドしやすい・・・という所から来ているのでしょうか・・。
・a carrot and stick「飴とムチ」
報酬と脅しを使って誰かに何かをしようとする時に使う「飴とムチ」。
これをニンジンと棒という単語を使って「飴とムチ」と言います。
・As cool as a cucumber「とても冷静な」
きゅうりは9割が水分とされていて、食べ過ぎると体を冷やすと言われている野菜。
味もさっぱりしていますが、そういった「冷やす」「すっきり」というようなニュアンス が込められていますね。
ここでまた少し余談!下記記事ではNoを使った様々な英語表現をご紹介しています!さらに英会話の幅を広げていきましょう♪♪
まとめ
いかがでしたか?
今回は、オクラを中心にさまざまな野菜や果物を使った英語表現までご紹介してきました。
筆者もオクラの語源が英語からきたとは知らず、驚きました。
さらには、栄養素は緑黄色野菜と同じ栄養素とお腹の調子を整えてくれる成分も含まれているという嬉しい事も知れました。
そして、野菜や果物を使ったおもしろ英語表現。
今回ご紹介できなかった中には 『なるほど!おもしろい!』 と思わず言ってしまう表現がたくさんあります。
ビジネスの場面には使えないですが、友達同士でカジュアルに会話を楽しむときに使えたらちょっと喜んでもらえるかも。
ぜひ、1つ覚えて使ってみて下さいね!
◇経歴
高校卒業後にオーストラリアへ単身渡豪。
当初は1年で帰国するはずが、留学生活がとても充実していたため結果的に3年滞在。
その後は、外資系アパレルで英語を使う仕事に就き英語を活用し働く。
現在も英語のラジオやスポーツ実況などは英語で聞きつつ、英語力の維持に努めながら仕事に活かす。
◇海外渡航経験
オーストラリア3年留学。
現地のアパレル・レストランのアルバイト
その他、バリ・香港などの経験
◇自己紹介
高校卒業後にオーストラリアへ単身渡豪し3年滞在。
当初1年で帰国する気満々で渡豪するも現地の生活があまりにも楽しく、結局3年滞在するという自由人。
現地に永住するか悩んだ末、日本での社会人経験を積むべく帰国。
その後は英語を活かし、外資系アパレルなどで仕事をしつつこのコラムを執筆中。
邦楽より洋楽が好きで、留学の3年間で染みついた海外志向は抜けないねと友人に指摘される程わりと思考は海外向け。
美味しいもの・楽しいことが大好きな関西人で、人と喋ることも好きなくせに割と家にいるのが好き。