英語が小学校教育にも積極的に取り入れられ、お子さんが小さい頃から英語に親しませたい!とお感じの方も多いかと思います。
そこで今回は、ネイティブが使う赤ちゃん言葉の英語をご紹介しつつ、子育てに英語を取り入れる際のポイントについてご紹介してみたいと思います。
英語のさまざまな赤ちゃん言葉!
それではさっそく、英語のさまざまな赤ちゃん言葉をご紹介したいと思います。
・おいしい yum-yum(ヤムヤム)
大人も「おいし~!」と言うときに”Yummy”と言ったりしますよね。
・まずい yucky(ヤッキー)
大人も、「まずっ!」と言いたい時に”Yuck!!”と言ったりします。
・水 wawa(ワワ)
これはwaterから来ているものでしょう。
・おしっこ pee-pee(ピーピー), wee-wee(ウィーウィー)
正式名称でも”pee”と言いますが、この繰り返し表現が赤ちゃん特有のものです。
・うんち poo-poo(プープー)
・おまる potty(ポッティ)
chamber pot(おまる)の短縮形です。
・おなか tummy(タミー)
日本でも「ぽんぽん」などと言ったりしますよね。
・自動車 boom-boom(ブームブーム)
日本でも車のことを「ぶーぶー」と言ったりしますよね。
・汽車 choo-choo(チューチュー)
有名な楽曲「チューチュートレイン」のチューチューですね!
・あるく footsie(フッツィー)
足(foot)から来ている赤ちゃん言葉ですね。最後の音を伸ばすと柔らかくて楽しい響きになるため、英語の幼児語では多用されるようです。
・ねる sleep-sleep(スリープスリープ)
・おやすみなさい night-night(ナイナイ)
このほか、”Nighty-night(おやちゅみ~)”というような言い方も使われます。
・いないいないばあ peekaboo(ピーカブー)
“boo!”のところで顔を出します。
・おしゃぶり binkie(ビンキー)
こちらの表現は海外ドラマ「セックス・アンド・ザ・シティ」の中で、ブレディ(ミランダの息子)をあやす際に登場しています。
“What's wrong Brady? Did you drop your binky? Where's your binky?Oh it's right there. Here you go Bradilicious.”
どうちたのブレディ―?おしゃぶり落としちゃったかな?おしゃぶりどこかな~?あ、あった~!はいどうぞ、ブレディーちゃん♪
また、おしゃぶりに関しては 「歯固め」 という意味の ”teething ring” という言葉が使われることもあります。
子供が主役の海外ドラマとして有名な「フルハウス」の中でも、赤ちゃんをあやすのに
こういうときはおしゃぶりがいいよね~
・ブランケット blankie(ブランキー)
・パジャマ jammies(ジャミーズ)
“Pajamas” から来ている言葉です。かわいい言い方ですね!
・抱っこ catch(キャッチ)/carry(キャリー)
抱きしめるという意味で ”hug” はよく使われますが、子どもが 「だっこして!」 と言うような場合は catchやcarry が使われることが多いです。
海外ドラマ「フルハウス」でも、ステファニーが抱っこを要求するのに
ネイティブが赤ちゃんをあやす英語♪
さて、それでは実際に赤ちゃんをあやすときに使える英語をご紹介したいと思います。
コピペでそのまま使えるものばかりですから、ぜひ覚えて今日から使ってみてくださいね♪
〇〇って言ってごら~ん
パパとママ、どっちを先に呼んでもらえるかは、日本語でもわくわくしますよね。
英語で「パパっていってごらん」などと言い続ければ、もしかしたら英語で「パパ」と呼んでもらえるかもしれませんよ!
“Say dada.”(「パパ」って言ってごらん)
dadaの部分を置き換えれば 「○○って言ってごらん」 と言い表すことが出来ます。
〇〇の時間だよ~
「ごはんの時間だよ~」「お風呂の時間だよ~」など、お子さんに声をかけることがありますよね。この場合は “It’s time to~.”
という表現が使えます。例えば、「寝る時間よ~」と言う場合は ”It’s time to go to bed~!” と言えばOKです。
かわいそうに
頭をゴツンと打った場合など 「あらら~!かわいそうに。よしよし」 なんて言うことがありますよね。
そんな場合は ”Poor baby.(かわいそうに。)” という表現が使えます。海外ドラマ「フルハウス」でも、痛がる娘に対して
“Aw, that really hurts. Poor baby.”
あ~、これは痛いね。かわいそうに。
というフレーズが登場しています。
泣いている赤ちゃんをなだめる
赤ちゃんが泣いている時、日本語でも 「あら~、はいはいわかった。どうしたの~?」 などと声をかけたりしますよね。
こうした、泣きさけぶ赤ちゃんにかける言葉はいろいろありますが、ここでは海外ドラマ「セックス・アンド・ザ・シティ」で出てきたイヤイヤ期の赤ちゃんにかける言葉をご紹介したいと思います。
“Hey, there, Mr. Mouth. What have you got to say that is so important?”
はいはい、大声ちゃん。どうしたの?何を伝えようとしてるの~?
Mr.Mouthは、「ミスターおくち」という意味で、大声でわめく赤ちゃんに対する、愛情を込めた呼びかけです。
リズミカルで優しい言い方をすることで、赤ちゃん向けの語り口調にすることが出来ます。
抱っこするときの
「おいで(よいしょ)」「かわいいね~」
「おいで~(よいしょ~)」と言いながら抱っこして、「いいこね~かわいいね~」と声をかけるのは日本でもおなじみですよね。
ここでは海外ドラマ「フレンズ」より、抱っこするときに使える語り掛けをご紹介したいと思います。
“Come here gorgeous. Oh! Look at you! You are the cutest little baby ever!”
さあ、おいで~。ああ、なんてかわいいんだ。君は世界一かわいい赤ちゃんだね。
“Look at you!” というのは、大人同士の会話でも使われる表現で、直訳すると 「君を見てごらんよ!」 となりますが 「なんて素敵(かわいい・かっこいい)なんだ!」 という意味で使われます。覚えておきましょう。
はじめての〇〇だね~!
子供の毎日ははじめての連続ですよね。何か新しいことを覚えた時は 「はじめて〇〇ができたね~!」 と大いに褒めてあげたいものです。
そこで今回は、海外ドラマ「フレンズ」より、初めて声を出してキャッキャッと笑った娘に父親がかける言葉をご紹介したいと思います。
“Oh my God, Emma, you're laughing! Oh my God, you've never done that before, have you? You never done that before. Daddy made you laugh, huh?”
わあ、エマ、今笑ったね!わあー!はじめてだよ!!そうだよね?これまで笑ったことないもんね。パパが笑わせたんだよ、そうだよね?
You’ve never done that before!
これまでやったことないね!
というのは「はじめてだね~!」と言うときに使えます。
おねんねして
眠くないもん・・・とぐずるお子さんに「ほら、おねんねしようね」と言い聞かせるときの言い方です。 ”Keep your eyes closed.(おめめをとじて)” と優しく語り掛けることで、眠るよう言い聞かせます。
日本語でも 「眠くなくてもお目目を閉じててごらん」 と言ったりしますよね。
ママはここにいるよ
少し席を外すだけでも、「どこに行くの?」と不安そうな表情をするときは 「すぐもどってくるよ」「そばにいるよ」 と声をかけることがありますよね。
海外ドラマ「フレンズ」の中でそういったセリフが登場しておりましたので、ご紹介いたしましょう。
“Mom never gonna leave you again. Never ever ever again.”
(ママはあなたから離れないわ。絶対絶対離れないからね。)
ぎゅっと抱きしめながら語り掛けると思いが伝わりそうですね!
だいちゅき~
赤ちゃん言葉といえば、「ちゅ」や「しゅ」に代表されるような舌足らずな喋り方ですよね。
ここでは 「だいちゅき」「あいちてる」 という表現をご紹介したいと思います。こちらの表現も、海外ドラマ「フレンズ」の中で登場していました♪
“Emma-Wemma-Demma, I love you - wovyou dovyou ...”
エマたんたん~、だいちゅきちゅきよ~
“love”の”l”を”w”や”d”に置き換えると、赤ちゃん言葉として使うことが出来ます。
”l”は舌先を前歯の付け根に軽くつけて発音しますが、この時舌の付け方が甘いと”w”のようになりますし、舌の付け方が強すぎると”d”のような発音になるため、子供が苦手とする発音なのです。
ちなみに読み方としては 「アイラビュー、ワビュダビュ~」 という感じになります。ここでは、”w”と”d”で韻を踏むような形で、子供の名前である”Emma”の部分もアレンジされていますね。
「エマ・ウェマ・デマ、アイラビュ・ワビュ・ダビュ~」 と言う感じです。上手にメロディックに発音できると、とても可愛らしい響きになりますよ!
日本人がサラッとよく使う言葉「お疲れさま」英語ではどう表現するのでしょうか??
赤ちゃんでも使える英語の呼びかけ
さて、続いて家族を呼ぶときの赤ちゃん言葉についてご紹介いたしましょう。
“th”の難しい発音が入ってくる”mother”や”father”はちょっと難易度が高いので、ネイティブの子供たちも始めは簡単な言い方で呼び始めます。
・Mama, Mommie(お母さん)
「ママ」「マミー」と発音しますね。
日本人にとっても馴染みのある表現なのではないでしょうか。
・Dada, Pappy, Daddy(お父さん)
「ダダ」「パピー」「ダディー」と発音します。お父さんの言い方としては、fatherと別にdadという言い方もありますので、これをさらに簡単にしたものがDaddyとなります。
・Papa(おじいちゃん)
日本語で「パパ」と言う場合はお父さんを指すことが多いですが、英語でPapaと言う場合はおじいちゃんを指します。
・Gammy,Nana(おばあちゃん)
「ギャミー」「ナナ」と発音します。
もともとはgrand motherですので、grandとMommyが合わさってGammyになるんですね。Nanaというのも非常によく聞く表現です。
・Bubby(兄弟)
「バビー」と発音します。“brother”の赤ちゃん言葉です。
・Sissy(姉妹)
「シシー」と発音します。”sister”の赤ちゃん言葉です。
Bubby,Sissyは、呼びかけるときに使うことは少なく、通常は名前で呼ぶことが多いです。
「No」を使った便利な英語表現もたくさん存在します!合わせて覚えていきましょう!下記記事でご紹介しています♪♪
赤ちゃん言葉を英語で!英語で子育てしよう
英語の赤ちゃん言葉をご紹介してまいりました。参考になるものはあったでしょうか?
日本人の子供が、最初は舌足らずな赤ちゃん言葉を話すのと同じで、ネイティブの子供たちも、発音しにくい音を他の音に置き換えたりしながら徐々に言いたいことを表現できるようになっていきます。
ネイティブの子供ですら難しく感じる発音は、日本人の子供にとってもかなり難しいはずですから、始めは赤ちゃん言葉の英語も上手に使いながら、子供を英語に触れさせるようにしましょう。
子育て英語は、親の英語学習にも効果的です。 「学生時代は英語が苦手で・・・」 という方も、ぜひこの機会に、お子さんと一緒に再度英語を学び始めてはいかがでしょうか?
高校時代イギリスに短期留学し、大学時代には留学生チューターとして海外留学生の支援に関わる。金融機関勤務を経て、2017年結婚を機にフリーランスとしての活動を開始。現在はオンライン英会話スクールNativeCampで講師を務めるほか、TOEICコーチとしても活動(直近スコア915点)。趣味は海外旅行。
I took a Bachelor of Science degree in Mathematics where my problem-solving and critical-thinking skills were honed. I have worked as a trainer in a government office, which has helped me to develop my communication and intrapersonal skills. My hobbies are reading, listening to music, and cooking. After joining NativeCamp, I acquired 2 years of teaching experience. Currently, I am involved in content production in the Editing Department.