中国語の単語習得法

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みなさんが、まず外国語を学ぼうとしてすることは何でしょうか。

一つは単語を覚えることかもしれません。
スピーキング、ライティング、リーディング、リスニングなど全ての学習において、単語力というのは、必要なスキルになってくるでしょう。

しかし、単語の学習法として、読み書きなど何をすれば効率よく単語力を身に付けることが出来るのか分からない方が多いのではないでしょうか。

今回は、様々な学習法をご紹介しながら単語力をアップさせる方法をお伝えしていきます!

会話文に含まれる会話に必要な基礎単語

外国人の言葉が聞き取れないのは単語のせいだと考えて、単語帳を買う方もいることでしょう。

また会話するためにも単語力が必要で、その目的で購入するかもしれません。

単語帳自体が悪いわけではありませんが、どれくらいの単語を覚えるべきかよく考えておかないといけません。

なぜかというと、単語だけでは会話にならないからです。

外国人と会話するためには、発音を学ぶこと、基礎文法を学ぶこと、といった様々な学習が必要だからです。

そのためそれぞれの学習バランスの中で単語を見る必要があります。

まず日常単語に必要な基礎単語の語数は何でしょうか。

世の中には八二の法則というものがあります。

簡単に言うと、やるべきことが10あれば、その中で特に必要なものは全体の2割くらいしかないというものです。

裏を返すと、二割をしっかりやると全体の八割はできたようなものと言うことができます。

つまり中国語の単語が何千とあっても、日常会話などの会話文で必須な単語は単語全体で見るとそんなに多くはありません。

ですから中国語単語3000個とか5000個などまず覚える必要はありません。

結論を言うなら、約1200語位の基礎単語数で基本会話はできるのです。

初心者が覚える漢字学習法

中国語の単語はまず基本単語から始めるというのは、どの外国語でも同じです。

初心者がテキストを買うとき、分厚い中国語の文章がぎっしり詰まったものよりも、初級を扱ったテキストを選ぶといいでしょう。

初級ほど製作者の努力が込められています。

なぜなら頻出度の高い単語を選ぶ必要があり、初級の人がきちんと学習できるように工夫されているからです。

ですから初級のテキストの単語はすべて覚えるようにしてください。

それが八二の法則の2割に相当する重要な漢字だからです。

その中の単語に精通して暗記すればするほど、日常会話へのステップは確実に縮んでいると言えるでしょう。

それが初心者が行うべき学習法なのです。

ではこれから基礎単語の覚え方を考えてみます。

大きな声で発音しながら意味を覚える方法

単語はただ発音ができれば覚えているというわけではありません。

後ですぐに取り出して使えるようにしないといけないからです。

そのためには脳裏に離れないくらい単語を覚える必要があります。

大事な方法は暗記の時の意気込みです。
今ここで全部覚えるというくらいの気迫が必要です。

後でいくらでも補えると考えてはいけません。

絶対覚えるという強い意志がいるでしょう。

その気迫を促す良い方法はです。

声は大きな声で発音してください。

音は耳に入ることでより単語が頭に入ります。

こうした大げさなやり方をすることで、単語が耳から抜けないようにできるでしょう。

その際は必ず単語の意味をイメージしてください、発音とその単語が持つ意味のイメージを両方持つことで、単語を覚えたことになるからです。

例えば、「こんにちは」は、你好といいますが、このイメージはお互いが向かい合って手を上げて挨拶している様子を思い浮かべればいいのです。

大きな声で発音しながら意味をイメージすることで、音とイメージをつなげることができます。

そうするなら、後で同じ音を聞いた時に自然と意味も浮かんでくることができます。

単語の学習は動作を加えて発音練習

声に加えて動作も欠かせません。

ジェスチャーを加えてください。

特に中国語の場合は四声という、抑揚が入ります。

発音に加えて声の高さというイントネーションも覚えないと意味が伝わらない言語です。

例えば、音を高く平らに、ある音は低く抑える、またある音は右上がりに上げるというものがあります。

こうした音の高低を指でなぞるように動かして動作を加えるなら、単語をより鮮明に記憶できるでしょう。

述部の中身が日本語と違う

単語を覚えるとき、その言葉が動詞なのか、形容詞なのかという問題もあります。

動作を表す単語、つまり動詞と、状態や様子を表す単語、つまり形容詞があるというわけです。

日本語でも暑い寒いは形容詞に分類され、走るや歩くは動詞に分類されます。

中国語の場合はこの動詞や形容詞の違いで、文のどこに置くか決まっています。

もし文の中の置き方がおかしいと、読んだ時にミスだと指摘されるでしょうし、会話だと、あれっと不思議に思われます。

この文の中での位置が日本語と中国語では異なります。

大雑把に言うと、日本語は動詞が文の一番最後にきます。

例えば、「私は今日病院に行きます」というように、行きます、という動詞が文の最後に来るのです。

ですが、中国語は主語の近くに置かれます。

中国語だと、今天我去医院
(我「私」:主語、去「行く」:動詞)

英語と似ているのです。

こういう違いから、主語+述語という文章の述語の部分が、中国語は独特であることが分かるでしょう。

文章中の品詞は場所を見て勉強

では単語を覚える時にそれが形容詞か動詞といったどの品詞かを単語帳を見て覚えないといけないでしょうか。

決してその必要はありません。

もちろん日本、外国、ケーキといった名詞は単語帳を見てすぐに名詞と分かりますし、中国語も名詞と判別することは難しくありません。

これは意味を調べなくてもよいということではありません。

意味を知らないと理解できませんから、最低限の単語の意味は知っておかないといけません。

でも形容詞や動詞、助動詞といった品詞自体は単語帳に頼る必要はないのです。

動詞や形容詞は単語帳で確認したりすると逆にこんがらがる恐れがあります。

なぜなら、文の中の置かれる位置によって単語の品詞が決まるからです。

つまり、文のここに置いたら動詞、ここにおいたら助動詞、というように位置で品詞が決まるからです。

ですからその単語が文のどこに置かれているかをまず知ることで、動詞なのか、形容詞なのかを正確に知ることができます。

逆に位置を確認せず、いきなり日本語を当てはめようとすると品詞がよくわからなくなり、正確に訳すことは難しくなります。

それで単語を覚えるときは必ず文章の構成を意識しましょう。

日常会話で必要な基礎構文とは

英語で文型というものを習ったことはありませんか。

例えばSVCとかSVOという文型のことです(S:主語、V:動詞、C:形容詞、O:目的語)。

中国語にも同じように文型が存在します。

これが中国語文法の中の基本中の基本であり、ある文章がその文型のどれに入るか理解できると、その中の単語がどの品詞に属するかを見極められるのです。

中国語の文型はいくつかありますが、その文型のもととなっているまさに根幹といえるルールがあります。

それは、
主語+飾り+動詞または形容詞(形容詞の後ろに目的語は置けない)+目的語
というルールです(飾りとは助動詞や副詞といったものをまとめて称しています)。

これで分かることは、動詞と形容詞を並べて置けないということ、飾りとなる部分は主語の後ろに置くこと、形容詞の後ろに目的語は置けないということが分かるでしょう。

この基礎となる文型からさらに6つの文型に分かれることになります。

ここではそのすべてを取り上げません。

それでも日本語のように助詞の「は」「が」「を」は中国語には存在しないことが分かります。

そのため、単語の並びが日本語よりも重要であることも分かります。

この並びを文章の中で当てはめることで、どれが動詞で、どれが形容詞かを知ることができます。

仮に形容詞なら、その後ろに続く文章を置くことができないことが分かるのです。

例文中の動詞や形容詞の決定

例えば我常常去医院(私はしょっちゅう病院に行く)という文章があるとします。

この並びは
S:主語「我(私)」
飾り:「常常(しょっちゅう)」
V:動詞「去(行く)」
O:目的語「医院(病院)」
ということですから、動詞の後ろにも単語(ここでは医院)つまり目的語があることが分かります。

形容詞の後ろに目的語は来ませんから、この文章には形容詞はありません。

このようにすることで、動詞なのか形容詞なのかを区別できるわけです。

こうして例文をたくさん見ることで自然と単語の品詞(動詞、形容詞など)を見分けることができ、それによって単語をより深く知ることができます。

どんなフレーズも構文を見分ける

前にも強調したように、文章を見てすぐに日本語を当てはめようとしてはいけません。

そうすると必ず誤読することになります。

中国語には同じ漢字でも置かれている場所によって意味が異なることがあります。

例えば要という漢字は、飾りの部分に置かれると、願望や予定、義務の意味を持ち、動詞の位置に置かれると「要る」という意味になります。

我要去医院。という文章の場合、もし要の単語を動詞として考えると、「私は要る病院に行く」という不自然な意味の日本語になってしまい、意味がよくわかりません。

単語が置かれている位置を考えるとこうなります。
S:主語「我」
飾り:「要」
V:動詞「去」
O:目的語「医院」

つまり要という単語は飾りの部分ということが分かり、意味も「私は病院に行かなければならない(または病院に行く予定だ)」と理解することができるのです。

このように、単語の置かれている位置も意味を決定する働きがあるので、意味を考えるときは必ず単語の並びを考えるようにしましょう。

流れとしては、「単語の並び➡文型の確定➡単語の意味の確定➡文章の意味を理解」となるのです。

連動文

単語の並びで単語の品詞を決めることで、一見漢字の羅列にしか見えない文章もすんなりと理解できるようになります。

中国語の文型の一つに連動文があります。動作の連動を指すことから、動詞を2つ置いて動作の順番を述べます。

例えば、我去医院看他。
(「我(私)」、「去(行く)」、「医院(病院)」、看「見る」、他「彼」)という文章があるとしましょう。

もし文を頭から訳していくと、私が病院に行く、病院が彼を見るという誤解をしかねません。

この文章は動詞が同じ文に2つあって、主語が共通という連動文なので、主語を同じとして読み解く必要があります。

連動文とは動作の連なりを表す文型で、同じ主語がどんな動作をしたかを表します。

文型でいうと、
主語+動詞1+目的語+動詞2+目的語
となります。

それを当てはめると、
主語:「我(私)」
動詞1「去(行く)」
目的語:「医院(病院)」
動詞2:看「見る」
目的語:他「彼」
となります。

主語は「私」で、動詞はそれぞれ「行く」と、「見る」ですから、ほんとうの意味は、私は病院に行って彼を見るということになります。

このようにただやみくもに日本語を当てはめて理解すると間違いを起こすことになります。

ですから文型を基準にそれぞれの単語の品詞を知り、それを元に意味が決定すると考えるべきなのです。

単語を覚えるとき、形容詞なのか、動詞なのか、名詞なのか、それとも副詞(飾りに相当する)という分類は、辞書を見ることよりも文の流れを見て判断するほうが実践的でスマートなやり方です。

まとめ

初級のテキストに出てくる基礎単語をジェスチャーと大きな声を交えながら迫力を込めて覚えるようにしましょう。

単語のイメージを持つようにしてください。

そして単語が文章のどの位置に置かれているかを意識するようにしてください。

そうすることで単語の持つ音、イメージ、品詞を総合的に知ることで単語を効率よく覚えることができます。

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