一目惚れを英語で 運命の人に出会った時のために!

一目惚れを英語で、運命の人と出会ったときの英語表現、ネイティブキャンプ

突然ですが、あなたは一目惚れを信じますか?

よく芸能人が婚約記者会などで「この人とは出会った瞬間、結婚すると思った」などとなれそめを紹介していますよね。

「まるで映画みたい!」とは思いますが、果たして「一目惚れ」なるものは現実に存在するのでしょうか。

それとも、劇的な出会いを演出、脚色するただのアイシングなのでしょうか。

この記事では、もしあなたが旅行先や留学先で「運命の人に出会っちゃった?!」時、そのチャンスを逃さないために、一から一目惚れに関する英語を学んでみましょう。

きっと役に立つこと間違いなし(?)です!

一目惚れって英語でなんて言うの?

街角を曲がった瞬間、突然、理想の人が現れたらどうします?

そのままぼおっとしていたら人生一回のチャンスを逃すかもしれない。

ここは恥をかき捨てて、こんな風に声をかけてみてはいかがでしょうか。

・Excuse me, but... I fell in love with you at first sight.
(すみません、あなたに一目惚れしてしまいました。)

ちょっと怪し気ですね(笑)

気を取り直して、一目惚れの英語表現を見てみましょう。

・love at first sight
・fall in love(with someone) at first sight

構造としましては、「恋した(love 、fall in loveなど)+一目で(at first sight)」になります。

覚えやすいですね。
さっそく、例文を見ていきましょう。

・Looking back on that moment, It was love at first sight.
(あの瞬間を今振り返ると、あれは一目惚れだった。)

・I fell in love with her at first sight at the party.
(私はパーティーで彼女に一目惚れをした。)

また、このような言い方もできます。

・I felt like I was in love from the very first moment I met him.
(私は彼と初めて会った瞬間、恋に落ちた。)

・When I took a glance at her, I totally fell in love.
(彼女を一瞥した瞬間、私は恋に落ちた。)


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その他、「惚れた!」を表す表現

一目惚れすると雷に撃たれたような衝撃を感じますよね。

そんな時、英語ではどんな表現が使われているのでしょうか。

・head over heels in love
(衝撃的に惚れ込んだ)

・There is a rumor that Nancy is head over heels in love with Josh.
(ナンシーがジョシュに一目惚れしたって噂があるよ。)

head over heelsで「真っ逆さまに」という意味なので、 in loveがつくと恋に真っ逆さまに落ちたというような表現になります。

・turn me on

・Dude, look at that chick! She’s so gorgeous, she’s turning me on.
(ねえ、あの子を見てみろよ。超ゴージャスで、そそるんだけど。)

turn (light/heater...)onなどで「(電気やヒーターなどの)のスイッチつける」という意味と同じで、「(身体的、精神的)スイッチが入る」ことを表します。

注意して欲しいのは、「そそる」のように「(肉体的に)興奮する」というニュアンスも兼ね備えているので、「真剣に仲を深めたいな~」と思っている人に最初に使ってしまうと誤解を招きやすいと思います。

・feel chemistry
(with someone)

・I felt strong chemistry with him the moment I faced him.
(彼と向き合った時、私は強い直観のようなものを感じた。)

ケミストリーを聞くと「化学」と直訳し「彼に化学を感じた?」となりそうですが、人間関係を表す場合「相性、直観」という意味になります。

誰かと出会い、ビビッとスパークが走った時に使ってみましょう!

また映画や洋書の中では、女同士で(別に男同士でもいいのですが)よくこんな会話をしているシーンもみます。

・How’d your date with the guy you met at the bar go?
(バーで会った彼とのデートはどうだった?)

・Well, he’s nice. But I felt no chemistry with him.
(う~ん、彼、いい人だよ。でもこれって思えなかったな。)

・butterflies in my stomach
(落ち着かない、そわそわする)

直訳すると「お腹の中の蝶々」で「なんじゃそりゃ?」となると思います。

でもちょっと想像してみてください。

いきなりあなたの理想の人が現れて、あなたに話しかけたり、じっと見つめてきたらどんな気分になりますか?

妙に気恥しい気持ちになったり、心臓がドキドキしたり、じっと立っていられなくなったり、という経験はありませんか?

このような、そわそわした気持ちを英語圏では「お腹で蝶々がハタハタしてる!」と例えます。

ちなみにこの表現は、会議やスピーチの前の「緊張感」を表す時にも使えます。

余談ですが、一目惚れを表す表現として「キューピットが恋の矢を射た」というものがありますよね。

日本でも「恋のキューピット」というと、男女の二人の仲を取り持とうとする仲人さんみたいな存在です。

英語圏でも、このような行為をそのまま動詞でcupidと言います。例文をみてみましょう。

・My friend is desperate to cupid me with someone at her workplace.
(私の友達は、彼女の職場の同僚と私をくっつけたがっている。)


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その他の「惚れた!」「好き」を表す表現

一目惚れとまではいかないけれど、初めて会った時に「この人、ちょっといいなあ~」と思ってしまった時の表現たちを紹介します。

・have a crush(on someone)
(ぞっこん)

crushはスラングでべたぼれを意味します。よく”Who is your crush?(好きなヤツ誰?)”とか日常会話で聞かれます。

・My big brother has a crush on a girl in a famous anime and doesn’t pay attention to real girls.
(私の兄は人気のアニメの女の子キャラクターに首ったけで、現実の女の子は気にもかけない。)

・have feelings for
(~に淡い気持ちをもっている)

好き、とまではいかないけど、気になっている時に使えるフレーズです。

・It doesn’t matter whether I have feelings for her or not. She is out of my league.
(私が彼女のことを気にかけてようとそうでなかろうと関係ない。彼女は高嶺の花だから。)

ちなみに似たような表現でhave a thing forというものがありますが、こちらは主に好みを表す時に使えるものです。

・I have a thing for men with dimples.
(私はえくぼを持った男性に弱い。)

・fancy

イギリスで主に使われている表現。

・It’s been a long time since I last fancied someone.
(誰かに好意を抱くのは、久しぶりだ。)

その他にも
・be interested in someone
・be fascinated by someone
・be attracted to someone

などもあります。

全部「~に興味を持っている、惹かれる」という意味になります。

一目惚れの名句たち

心理学では、一目惚れは勘違い、錯覚だとされています。

出会った相手の中に一つでも自分が強烈に好ましいと思うところがあれば、脳は勝手にそれを拡大解釈して「その人全体が魅力的」としてしまうのです。

もし相手に欠点を見つけてしまったとしても、魅力がそれを見えなくさせてしまい、まさに「恋は盲目状態」。おお、怖いですね。

ちなみに「恋は盲目」という言葉は、かの有名なウィリアム・シェイクスピアが『ヴェニスの商人』からの名句になります。

Love is blind, and lovers cannot see the pretty follies that themselves commit.
(恋は盲目だ。恋人たちは自分たちが犯している愚かなことが見えていない。)

‐ William Shakespeare, The Merchant of Venice

ここで一つ、一目惚れの名句を、またまたシェイクスピアから。

Who ever loved that loved not at first sight?
(一目惚れでなければ、本当の愛ではない。)

‐ William Shakespeare, As You Like It

It was love at first sight, at last sight, at ever and ever sight. (これは最初で最後、そして永遠の一目惚れの愛である。)

― Vladimir Nabokov, Lolita
(ウラジーミル・ナボコフ 『ロリータ』)

まとめ

いかがでしたでしょうか。ここでは一目惚れに関しての英語表現を見ていきました。

一目惚れを信じている人も、信じていない人も何かの役にたててもらえたら幸いです。

ここで簡単にまとめてみましょう。

☆一目惚れは英語で
・love at first sight
・fall in love (with someone) at first sight

☆惚れたの表現は
・have a crush on someone
・turn me on
・feel chemistry with someone
・butterflies in my stomach
・have feelings for
・fancy

☆心理学的に一目惚れは錯覚から
→恋は盲目は真実

映画や小説、漫画などには日常的に溢れている一目惚れ。

ぜひ、みなさんもこの記事の英語表現をマスターして、世界規模で生涯に一回の一目惚れを探してみて下さい!