【レベル別】英語のリーディング力をアップするコツや方法をご紹介!

リーディング力をアップさせるコツ、リーディングにお勧めの教材、ネイティブキャンプ

日本語でも読むことがあまり好きではない人は、英語のリーディング力がなかなかつかなくて悩んでいたりはしないでしょうか。

また日本語なら読書好きなのに、英語だと楽しめないと感じている人もいるでしょう。

そんな人は、どうすればリーディング力がアップするのかが分かると、一気に英語を読むことが楽しくなるかもしれませんよ。

今回は英語のリーディング力をアップするコツや方法についてまとめてみました。

勉強することが嫌いな私でも、なんとかリーディング力がついた方法ばかりなので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

リーディング力アップのコツとは?とくかく読むこと!

リーディング力をアップするためには、
とにかく読むことが必要です。

ありきたりな方法ですが、日本人がリーディング力をアップするためには、読んで表音文字を使っている言語に慣れる必要があります。

英語で使うアルファベットは表音文字と言って、音を示す文字です。

それに対して、日本語は表音文字であるひらがなと、表意文字である漢字で構成されています。

表意文字とは、1つ1つの文字が意味を持つ文字のことです。

この表意文字を使うため、漢字がわかれば日本語はパッと見た時に意味がわかりやすく、また1文字にいくつかの音が凝縮されるので、非常に読みやすい言語なのです。

そんな日本語に慣れていると、表音文字オンリーで出来た言語の文章は非常に読みづらいです。

たとえ使われている文法や単語がそれほど難しくなくても、日本語を読むより時間がかかってしまいます。

実際私も、英語の文章はリーディングよりもリスニングの方が楽に理解できると感じます。

豆知識のような話になってしまいましたが、そういうわけですから英語のリーディング力をつけるには、英文を読むことに慣れることが必要なんです。

てっとり早くリーディグ力をつける学習法はありませんが、無理なくリーディング力をつけようとするなら、今の自分にとって、比較的簡単に読める英文をたくさん読むのがおすすめです。

よく「多読」と呼ばれる学習法でも言われていることですが、読んでいて苦痛を感じる・なかなか理解できないものは、今のあなたのレベルに合っていないということなのです。

合わせて「多読」に関する記事も読んでみてください。


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初級者がリーディング力をつけるための方法とおすすめ教材・洋書

ではレベル別にどのような学習法でリーデイング力をアップすれば良いのかをご説明していきます。

まずは、まだまだ英文法知識も英単語力もあまりない初級者の場合です。初級者には下記のような教材・洋書がリーディングの練習にはおすすめです。

・日本語対訳のついた多読用の本(入門~初級用)
・赤ちゃん~幼児向けの洋書絵本
・初級者用リスニング教材
・英語学習者用洋書(入門~初級用)

初級者だと読んでいても、意味がわからないことが多いはず。そのため非常に平易な文法・単語で構成された入門・初級者向きの教材・洋書や、日本語対訳のついたものがおすすめです。

「対訳付き 洋書」などのワードで検索してみると、たくさん教材や洋書が出てくるので、興味のあるものを探してみましょう。

また小さな子ども用の絵本も、文字が少なく読了しやすいのでおすすめです。1冊読み終えたときの達成感を気軽に味わえます。

初級者用の英語教材は、全体的な分量が短すぎるのですが、リスニング教材なら長めのものが多いのもポイントです。

リスニングの練習もできますし、英文スクリプトも和訳もついているので、初級者向け教材としては色々な使い方ができて優秀ですね。

初級者がリーディング学習をするときのポイントは、 「全体の量が短く、簡単であること」
「日本語でも読めること」
です。

全体量が短く・簡単というのは、誰もが想定することでしょう。

しかし日本語でも読めるというのも、意識することをおすすめします。先に日本語から読んで全体の流れや意味がわかっていれば、英語版を読んだときに比較的スラスラ読めます。

それでは意味がないと思いますか?

やってみればわかりますが、意味がわかりつつ読むのでストレスがないにも関わらず、そこで使われている文法や単語に慣れることができるので、気づくと文法力・単語力がついているんです。

中級者向けリーディング力を鍛えるための教材・洋書

中級者がリーディング力を鍛える方法は、上記でご紹介している初級者用の方法とほぼ同じです。

教材についても、レベルを中級者用にするだけで、基本は変わりありません。

絵本よりは児童書などネイティブの小学生が読みそうな本にトライし始めてもいいでしょう。

・今現在のレベルでそれほどストレスなく読めること
・簡単すぎはしないこと
・日本語版があるものを選ぶこと

これらがこのレベルでのポイントです。

このレベルでも、まだまだ対訳付きの多読用教材があるので探してみましょう。

また世界的に有名な本だと、和訳版もあるので和訳版を読んでから洋書に挑戦するのもいいですね。

ロアルド・ダールの児童書は和訳版も多く販売されているので、おすすめです。

このあたりのレベルから、日本語でも読書が苦手な人は苦痛を感じることでしょう。レベルが高めになってくると、リーディング用の教材も1つ1つが長くなってくるからです。

そんな人におすすめなのは、あなたのレベルに合った英検教材。特に英検3級・準2級くらいのリーディング問題だと、専門的な話題は一切なく、1つ1つもそれほど長くないですから、それほど苦痛は感じないはずです。

また「初級者」でもおすすめした、リスニング教材も引き続きおすすめです。リスニング教材も1つ1つはそれほど長くないので、ちょっと空いた時間などに読めるでしょう。

上級者がネイティブ並みにリーディングができるようになるには

上級者になってくると、リーディングが得意な人と、そうではない人にはっきりとわかれます。

特に読書習慣がない人は、英語レベルが上がるにつれて、リーディングが一番苦手だと感じる人も多いはず。
(私もリーディングが一番苦手です。)

なぜかと言うと、上級者が触れる英語には専門性が高い単語なども出てきますし、一文一文が非常に長くなるからです。そうすると非常に読むのが面倒なんですよね。

もしもあなたが日本語の読解力がなく、小説などを理解するのが難しいと感じているなら、英語でもそれは難しいので、その分野は諦めましょう。

ただし英検TOEICなどのリーディングはそういう意味での読解力は求めらないものの、英語がわかるかどうかの読解力は必要です。

そうしたリーディング力をアップして、ネイティブ並みに英文が読めるようになるには、下記のようなものを教材として使ってみましょう。

・英文ニュースサイトやアプリ
(Japan Times/CNN/BBCなど)
・英検やTOEICのリーディング問題

この辺りを使えば、1つ1つはそれほど長くなく10分もあれば読み切れるでしょう。

読むニュースを選ぶときには、そのニュースについて歴史的・文化的背景などがわかっているものに限定しましょう。

全く何も知らないことについては、日本語で読んでもよくわかりません。ですから英語でもよくわからないのです。それは英語レベルの問題ではないので、安心してくださいね。

また自分のレベルにあった英検・TOEICのリーディング問題も、リーディング力アップにはおすすめ。

上級者ということで 英検なら準1級・1級のもの
TOEICなら800点~990点 を目指すための教材を選びましょう。

読書好きなら、どんな文章でも読める読解力がつくといいですよね。そんな人は、上記の教材のほかにも、興味を持てる洋書は片っ端から読んでみましょう。そもそも英語上級者で読書が好きな人なら、リーディング練習自体も楽しめるはず。

簡単に理解できるものを選ぶべきですが、元々日本語版を読んだことがあって内容を知っているものなら、ちょっと難しいと感じるものでも読めるでしょう。

また洋書に関する記事も合わせて読んでみてください。


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まとめ

今回はリーディング力をアップするための方法をご紹介しましたが、いかがでしょうか。

どのレベルにも共通するのは 「無理なく読めるもの」 ということです。

リーディング力をアップするポイントは、英文に慣れることなので、意味がわからない単語がたくさん並んでいたり、元々日本語でもよくわからないものは教材として向いていません。

あなたの母国語での読解力とも相談しながら、どのような教材を使ってリーディング練習をするか考えてみてくださいね。

ちなみに英語レベルは上級だという人が、中級者向けのリーディング練習をしてもリーディング力がアップします。あまりにも読むのが苦手だという人は、自分のレベルよりもずっと簡単なものから始めてみましょう。