“是非”は英語でなんという?6つの状況別に使いかたを紹介します!

「是非」を英語で、「是非」を使った例文、ネイティブキャンプ

毎日の生活でつい口に出している、とっても便利なフレーズが“是非”ではないでしょうか。

“是非お越しください”
“是非お試しください” など、相手に提案をする文章であったり、 “是非とも参加したいです”
“是非いただきます” など、自分の希望を伝えたりするときにも使えます。

希望を強調したいときに使えるのが”是非”なんですね。

そんな便利な“是非”のフレーズが英語で使えたら、きっと今よりも英会話でスラスラとコミュニケーションがとれるようになるはずです。

私たちの生活を振り返れば一目瞭然ですが、“是非”はプライベートでもビジネスでもよく使う、いわゆる“頻出フレーズ”ですよね。

英語で使えるようになれば、今以上に英語を話すのが楽しく、またうまくなるはずです。この機会に、ぜひ“是非”の使いかたをマスターしてみてはいかがでしょうか?

今回の記事では“是非”のシンプルな表現方法や、状況別に異なる“是非”の使いかたをまとめました。英語はひとつに言葉に訳すのではなく、状況によって最適な表現が異なるからです。

それでは早速、“是非”の英語や表現についてみていきましょう。きっとあなたのお役に立つはずですよ...!

是非は英語で“By all means”

“是非”と日本語で話すとき、状況やニュアンスによって言葉の意味は変わってくるでしょう。

例えば、相手になにかを使ってもらいたいときは『是非〇〇を使ってみてください』といったり、自分の希望を伝えるときは
『是非〇〇させてもらいたいです』といったりしますよね。

これは英語でも同様です、ひとつの表現でどんな状況にも対応できるものではないということは、事前に覚えておきましょう。

それでは、まずはシンプルに“是非”を表現できるフレーズからご紹介していきます...!

・By all means.
(是非)

“By all means”はとても便利なフレーズです。

“是非”の中に“もちろん”のニュアンスが含まれており、『是非〇〇してみてください』の文脈で使うことができます。

Can I borrow your laptop?
(君のノートパソコンを借りてもいいかな?)

By all means.
(もちろんだよ、好きに使ってくれ)

上記の使いかたは“是非どうぞ”のニュアンスが含まれています。

是非といったら真っ先に思いつくフレーズのひとつが“By all means”でしょう。同じような意味で、下記の英語も使えます。

・Please do.
・Absolutely.

(是非)

上記2つの表現にも“もちろん”のニュアンスが含まれています。

カジュアルな表現をするときは、これら3つの“是非”の英語を使ってみてください。

どれも丁寧なフレーズですので、国際化が進むビジネスのシーンでも使うことができます。

短いので覚えるのもラクラクですよね。

“是非”を状況別で使いこなす【6つのシチュエーション】

“是非”というと“By all means”が最も的確な英文になります。

ですが、冒頭でも述べたように“是非”の英語は、状況やニュアンスによって使う表現が異なってきます。

ここでは、状況別に異なった“是非”の表現を解説、例文とともに紹介していきます。中には『こんな表現でいいの?』と思うものもあるかもしれませんね、ぜひ覚えていってください...!

①お願いごとをするとき

お願いごとをするとき、日本語でいえば相手になにかを依頼して、最後に『是非、お願いします』というニュアンスでしょうか?日本人にとっては使い慣れた表現です。そんなときは、下記のように表現しましょう。

・Thank you very much.
・I appreciate that.

(是非、お願いします)

文章からわかるように、これらの“是非”には感謝のニュアンスが含まれています。
『(引き受けてくれてありがとう)是非、よろしくお願いします』のニュアンスですね。

・I`m going to finish this work by next Monday. Would that be convenient for you?
(この仕事は今度の月曜までに終わらせるよ、それなら都合がよいでしょう?)

・Thank you very much, yes it would be very helpful.
(是非お願いします、そうしてもらえるととても助かります)

②相手に行動してほしいとき

日本語でいう『是非とも日本にきてくださいね』や『是非ともそのお店にいってみてください』の“是非”は、英語で下記のように表現します。

・Please ~
(是非とも~)

日常的によく使う副詞“Please”は、『是非とも〇〇してください』のニュアンスを文章に加えることができます。例文にすると、下記のようになりますね。

・I really miss you, and I’m feeling sad. I’m coming to Japan next year.
(本当に君が恋しいし、悲しく感じるよ...。来年は日本に行くよ)

・Please come to Japan, I’ll be waiting for you.
(是非とも日本にきてね、待ってるよ)

日本から離れる留学生を見送るときに、使いそうなフレーズですね。“Please”はつけることで“是非”のニュアンスが加えられる、便利なフレーズです。ぜひ覚えておいてくださいね。

③相手に試してもらいたいとき

『是非試してみてくださいね』などの表現も、“是非”は使われていますよね。
本当に幅が広く、さまざまな意味がある言葉です。こちらの意味の“是非”は、英語で下記のようにいいます。

・Give it a try.
・Please try it.
・Help yourself.

(是非試してみてください)

例えば、ゴルフ用品店でゴルフクラブを眺めているとき、素振りしたくなることもあるでしょう。
そんなときにスタッフから上記のようにいわれたら、それはオーケーのサインです。

もし、こちらから試してみたいときは、下記のように伝えましょう。

・I’d like to try this club, can I do that?
(このクラブを試してみたいんだけど、いいかな?)

・Why not? Please try it.
(もちろんです、是非試してみてください)

もちろんゴルフクラブに限らず、相手になにかを試してもらいたいときには使えるフレーズです。
覚えておくと、とても便利なフレーズですよ。

④手紙の最後を締めくくるとき

ビジネスシーンでも、“是非”はとてもよく使う言葉ですよね。

特に会話や手紙の締めくくりに、『ぜひご検討をお願いします』と伝えることは多いのではないでしょうか?

そんなときは、下記の表現を使ってみてください。

・Thank you for your consideration.
(是非ともご検討をお願いします)

名詞“Consideration”は“検討する”を意味する英語です。

先にも述べた“Thank you”と組み合わせることで、『是非とも 検討をお願いします』のニュアンスになります。

手紙やメールなどはもちろん、商談の最後に口にだしても違和感はないでしょう。

使い勝手のよい表現ですので、ビジネスで英語を使う方はぜひ活用してみてくださいね。

⑤なにかをやってみたいとき

なにか興味をそそるものに出会ったとき、あなたはなんといってその興味を言葉にしますか?

『是非やってみたい』と、口にだす人が多いのではないでしょうか?

例えば、とても高いタワーからのバンジージャンプや富士山登頂など、興味をそそる内容に対しての返事は、下記のように伝えてみてください。

・I’d like to ~
(ぜひ~をやってみたい)

定番の表現ですが、“I’d like to ~”の中にも“是非”のニュアンスが入っています。
文章にすると、下記のようになりますね。

・Would you like to climb Mt. Fuji?
(富士山に登ってみたいですか?)

・I’d like to do that, I’ve always been waiting for a chance to climb it!
(ぜひやってみたいです、私は富士山を登る機会をずっと待っていたんです!)

前向きな気持ちも伝わる、とても便利なフレーズですね。
日常的に使う機会も多いので、すぐにあなたのボキャブラリーの中に加えられると思いますよ...!

⑥相づちを打つとき

日本語でいう『是非!』のニュアンスでしょうか?相づちを打つときは、下記のようにいいましょう。

・I’d love to.
・I’d like to.

(是非!)

相手の提案に対して、カジュアルな感じで『是非!』と伝えたいときは、上記の表現を使ってみてください。例えば、『ご飯にいかない?』『是非!』のようなニュアンスになります。

・Would you like to have lunch now?
(昼ごはんでも食べにいかない?)

・I’d like to.
(是非!)

上記のように使います。
サラッと答えられるので、使いこなせば英語上級者のようなイメージを与えられルはずです。

合わせてあいづちに関する記事もぜひ読んでみてください!

是非のもう一つの意味は?

さて「是非」には、これまで紹介した以外の使い方があります。

「是=良いこと」と「非=悪いこと」を表わしています。

「早期教育の是非」

「小学校での英語教育の是非」

「大学の9月スタートについての是非」

「大学教育、キャリア教育の是非」

「オンライン授業の是非」

学校教育やバイリンガル教育だけをみてみても、是非を問われる課題がたくさんあります。

教育改革で新しいことを導入するということは国、教育委員会や学校、教員など教育・指導をする人、そして子供それぞれにとても大きい影響があります。

それだけに慎重な判断が求められるのですね。


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“是非”を使ってコミュニケーションを円滑に

さまざまな使い方がある“是非”の表現方法を紹介してきました。

日本語でも英語でも、使い方によって文章にさまざまな印象を加えることができますね。

“是非”を使いこなせば、プライベートやビジネスでコミュニケーションがとりやすくなることは間違いありません。

日常的に話す機会が多ければ、その便利さに気づくこともあるでしょう。

ただ、やはり用法が多くて実際に使いこなせるかどうか不安...、と考えている方は多いのではないでしょうか?

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日本語でもよく使っている便利な“是非”のフレーズ、ぜひあなたも使いこなせるようになってみてください。

きっと英語のコミュニケーションの幅や可能性が、グッと広がるはずですよ...!

また、知っていれば役立つ単語の以下の記事を合わせて読んでみてください!


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