「申し訳ありません」を英語で。謝罪の達人になろう。

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英語で「申し訳ありません」という場面で、どんな表現をするべきでしょう?

sorry!は使いなれていますが、十分な謝罪ができているのか悩みませんか?

日本では、芸能人や企業のトップが「申し訳ありません」と、頭を下げて謝罪するシーンがよくあります。

こんなとき、「ごめんなさい」とはあまり聞きません。

やはり、頭を深くさげて、
「申し訳ありません」
「申し訳ございませんでした」

というのが一般的でしょう。

日本語ではその相手や状況の深刻さによって、謝罪の表現に違いがあります。

さて、英語はどうでしょうか?

この記事では、「申し訳ありません」を英語でより正しく表現ができるよう、例文を紹介していきます!

ベストな対応で「申し訳ありません」を伝える

「sorryは使えるけれど、どんなときでも使っていい?」
「sorry以外に謝るフレーズってあるの?」
「直接謝るときと、メールで謝るときとでは表現に違いがあるの?」

英語を学習している人であれば、こんな疑問が浮かぶかもしれません。

謝ることは、次に進むための大切な行為です。

ひとつ間違った謝り方をすれば、相手の気持ちを逆なでし逆効果になることさえあります。

ベストな対応として、以下を意識することをおすすめします。

1. Express remorse

申し訳ないと思う気持ちを表現しよう。
相手に対し、謝罪の気持ちをまず表現することで、相手の怒りを助長せずにすみます。

2. Admit responsibility

責任を認めよう。

明らかにこちらに原因がある場合その責任を認めた発言をすると、相手が安心して会話を続けることができます。

It is (all) our/my fault.
(すべてこちらの責任です)
などと言います。

3. Make amends

お詫びをしよう。

きちんとしたお詫びをします。相手が不満など言い続けても、ひたすら謝りましょう。

4. Promise that (something) won’t happen again

今後、一切起こらないことを約束しよう。

謝ると同時に今後についてポジティブな約束することで、次につなげましょう。

sorryを使った「申し訳ありません」

「ごめん」や「すみません」と比べ、「申し訳ありません」は言ってみれば硬めの表現であり“フォーマル”ということになります。

どんな英語表現が「申し訳ありません」に相当するのでしょう。

まず挙げられるのが“sorry”です。

しかし、ただsorry!だと、ちょっとぶつかったときなどに言う「ごめん!」だったり、家族や友達にちょっとしたことで謝るといったニュアンスでしかありません。

では、“sorry”を使った「申し訳ありません」とはどういうものになるのか、カジュアルからフォーマルになっていく段階別にみていきましょう。

Sorry!
ごめん!

I’m sorry.
ごめんね

I am sorry.
ごめんなさい

I am so/very sorry.
大変申し訳ありません

I am really/deeply sorry.
本当に申し訳ありません

このようにsorryを使う場合でも、省略形のI’mをI amとしたり、soやveryという副詞を加えて謝りたい気持ちを強調したりし、フォーマルに表現することができます。

そのように文章を変形させていくと、文章が長くなることにお気づきですか?

ここで、フォーマルな英文を作るときのコツを発見!したことになるんです。

実は英語の文章は、長ければ長くなるほどフォーマルなニュアンスになります。

「Sorry!」と「I am so/very sorry.」を比べてみても、その文章の長さの違いからフォーマルな表現になっていくことが分かります。

日本語ではまったく違う言い方で表現をするものでも、英語では同じ単語を使って表現のレベルを変えていくことができる、ということも分かりました。

丁寧な表現で謝るときは、以下の例文のように謝ることになった理由を説明する必要もあるでしょう。

I am so sorry for having to cancel our appointment today due to my business trip.
(出張のため、今日の予定をキャンセルすることになり、大変申し訳ありません。)

✳フォーマルな表現にするときのポイント

・日本語も英語もその文章が長くなる
・省略形は使わない
・副詞を合わせて使い、謝りたい気持ちを強調する

次に、sorry以外の「申し訳ありません」英語表現をご紹介しましょう。

apologizeを使った「申し訳ありません」

謝るときの表現はsorryだけではありません。

他の表現に、“apologize”や“apology”があり、特にビジネスの場面で使われます。

正しい例文・避けたい例文とともに、それぞれを詳しくみていきましょう。

apologize
→ 自動詞(謝る・謝罪する)

apologiseはイギリス英語、アメリカ英語ではapologizeとなります。

(正しい会話1)

A: You were supposed to call me yesterday about the project.
B: I totally forgot. I do apologize.

A: 昨日、プロジェクトの件でお電話いただくはずでしたが。
B: 完全に忘れていました。申し訳ありません。

(避けるべき会話1)

A: You were supposed to call me yesterday about the project.
B: I totally forgot. Sorry about that.

A: 昨日、プロジェクトの件でお電話いただくはずでしたが。
B: 完全に忘れていました。ごめんなさい。

※be supposed to+動詞=~することになっている・~するはずだ

ビジネスのアポイントメントを忘れて“Sorry about it.”では、相手に申し訳ないと思っている気持ちが伝わりきりません。

やはり、apologizeを使いフォーマルな謝り方を使いましょう。

(正しい会話2)

A: You sent the wrong size pair of shoes.
B: I sincerely apologize. I am going to send the right ones today.

A: サイズ違いの靴が届きました。
B: 誠に申し訳ありません。本日、すぐに正しい商品を送らせていただきます。

(避けるべき会話2)

A: You sent the wrong size pair of shoes.
B: Sorry to hear that. I am going to send the right ones today.

A: サイズ違いの靴が届きました。
B: それはごめんなさい。本日、すぐに正しい商品を送らせていただきます。

※sincerely=心から・誠実に

“Sorry to hear that.”は、聞いた件について残念に思うという意味合いのほうが強く、謝罪にはほど遠いフレーズでしょう。

他人事のように思っているととられないよう、的確な表現を使えるようにしたいものです。

例文のように、ビジネスの場面で取引先とのやり取りや、顧客からのクレームの対応でお詫びすることは結構あることではないでしょうか。

礼儀を持ってきちんと謝罪することで、次のステップへ進めるようにすることが大切です。

apology
→ 名詞(謝罪・弁明・詫びること)
“apologies”と複数形で使われることが一般的です。

A: Am I not getting a refund for the flight?
B: My apologies, there are no terms and conditions regarding it.

A: フライトの払い戻しはされないんですか?
B: 申し訳ありません。払い戻しにつきましては取引条件にございません。

※refund=払い戻し・返金
※terms and conditions=取引条件

A: I couldn’t attend the conference because the invitation card you gave me had the wrong information about the venue.
B: Please accept my sincere apologies about that.

A: 招待状上の会場に関しての間違った情報のために、会議に出席することができなかったのですが。
B: どうぞお許しくださいませ。

※conference=会議
※venue=会場

相手の気持ちを察し、怒りをしずめるためには、誠意のこもった言葉を選び責任がこちら側にあることをはっきり伝えることが大切です。

以下、あらためて例文でみてみましょう。

荷物が届かなかったと、顧客が企業へ電話で連絡を入れたところから始まります。

Customer: Hi, I’m calling you as I didn’t receive my parcel today. Also, it got me into trouble, as I couldn’t do other things and I was stuck at home because of it.

Company: I sincerely apologize. Could you please tell me the reference number?

Customer: XXXXX

Company: Thank you. Yes, the parcel should have been delivered today as you said. Sorry for the inconvenience.

Customer: I want to cancel it and get a refund.

Company: OK, let me help you out, please hang on.

Customer: OK.

Company: It’s sorted, and you will get the refund within 3 working days.

Customer: Thank you.

Company: I am very sorry, so we would like to send you a £5 e-voucher as well.

Customer: Thank you for your help.

(和訳)

顧客:今日、荷物が届かなかったので電話しました。荷物を家で待っていたので、他のこともできず困ったんですけど。

企業:誠に申し訳ありません。お問い合わせ番号をお知らせいただけますか?

顧客:XXXXX

企業:ありがとうございます。おっしゃる通り、お荷物は本日届くべきでした。ご迷惑をおかけいたしました。

顧客:それをキャンセルし、払い戻ししてほしいです。

企業:分かりました。さっそく致します。少々お待ちくださいませ。

顧客:はい。

企業:すべて完了いたしました。3営業日内に払い戻しされます。

顧客:ありがとうございます。

企業:あらためて、大変申し訳ありませんでした。5ポンド分のクーポンも送らせていただきます。

顧客:取り計らい、ありがとうございました。

さて、「申し訳ありません」は直接言うだけでなく、メールや手紙で「謝罪文」といった形で謝ることもあります。

次は、メールや手紙で使える「申し訳ありません」を紹介しましょう。

英文メール・手紙で「申し訳ありません」は?

取引先などにビジネスメールで謝罪をするとき、”apologize”を使い、さらに”sincerely”を加えると丁寧さが増します。

重大なミスを英文メールや手紙で謝るときは、”sorry”よりも”apologize”を使います。
決まったフレーズを覚え、ふさわしい謝罪メールを書けるようにしましょう。

以下、いくつかの例文を紹介します。

I would like to apologize for the problem that happened yesterday.
(昨日起こりました問題について謝罪をさせていただきたいと思います。)

Please accept my apologies for the misunderstanding.
(誤解につきましてどうぞお許しください。)

さらに、メールの例文をみてみましょう。

現代はSNSで、コミュニケーションがとても便利な時代になりました。

しかし、相手のプライバシーを考えない投稿をしてしまい、謝らなければならないケースも起こっています。

部下が上司と撮った写真をインスタグラムに許可無しで投稿したことへの謝罪のメールをみてみましょう。

Subject: Apology email

Dear Mr. Clark,

This is an email of apology regarding the matter of the picture I posted of you and me on Instagram without your permission.

I was contacted by Mr. Palmer in the HR department and he asked if I had asked you whether it would be okay to post it. Then carelessly, I realized I had posted it without asking.
I have now deleted the post and thought that I should let you know it had been done.
Please accept my sincere apologies, and I promise that it won’t happen again.

Yours sincerely,

Adam Sinclaire

The Sales Department

(和訳)

件名:「謝罪メール」

クラーク様、

このメールは、クラーク様の許可無しに一緒に撮った写真を私のインスタグラムに投稿してしまったことへの謝罪メールです。

人事部のパーマー氏から連絡があり、投稿が大丈夫なのかと聞かれました。そこで、不注意にも、許可を得ずに投稿してしまったことに気付きました。
許可を得ることなくした投稿は削除しましたが、この件についてお知らせする必要があると思いメールさせていただきました。
誠に申し訳ございませんでした。今後はもうしないことを誓います。

シンクレア アダム
営業部

丁寧な英文メールや手紙の締めくくりに使われる”Yours sincerely,”ですが、謝罪文の場合は、以下に変えることもできます。

Apologetically yours,

メールを受け取ったクラーク氏は「そんなこと気にしないでいいよ」と言う可能性もあります。

しかし、先手必勝で謝ることで相手の気持ちを前もって汲むことは大切ですね。

的確な「申し訳ありません」で、次に進もう

「申し訳ありません」を英語で表現するには、“sorry”や“apologize/apology”を使いましょう。

謝罪をするときに大事なことは、その状況に的確な言葉を選ぶこと、そして気持ちを込めて謝罪することです。

ビジネスシーンでは、謝罪は仕事の一環として考えられ、お詫びのプロまでいるくらいです。

イギリス人は「sorry, but…」と、謝った後に自分側の理由を言ってくることがよくありますが、これだと「言い訳するな~!」と思ってしまいます・笑

「申し訳ありません」と言わなければならない機会になったときは、潔く間違いを認め謝りましょう。それが間違いが起こってしまったときに、次へ進むカギになります!

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