困ったときに使える!英会話の表現集

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「こうやって言いたいけどどうしよう…」
「英語だと何て言うんだろう…」

みなさんはこんな経験はありませんか?
海外旅行で、留学先で友だちとの日常会話で、ビジネスで同僚や上司と話すとき、オンライン英会話でネイティブスピーカーの先生と話すとき…

英語でなんて言えばよいのか、困ってしまう状況がいろいろな場面で訪れますよね。

困ったときほど会話集をいちいち見返す余裕がないですし、トラブルに巻き込まれた際には途方に暮れてしまいます。

日本語なら簡単な“あの一言”が英語だととっさに出てこず、切羽詰まってしまった経験を誰もが一度や二度、お持ちではないでしょうか。

こうした英会話の表現には「日本語だとこうだから」「文法的にはこう言えばいいかな」といった杓子定規な方法はあまり通用しません。

日本と英語圏では言語のニュアンスや文化が大きく異なるため、直訳や逐語訳に頼るよりも、フレーズ単位で覚えてしまう方が良いことが多いです。

というわけで、今回は困ったときに使える英語の会話フレーズ・表現フレーズをご紹介します。

シーン別で英単語や表現を使い分けられるようになるために、各シーンに応じてご説明します。

困ったことを表現したいとき

まず、自分が困っていた場合、まわりにそのことを伝える必要がありますよね。
そのようなときの表現はいくつかあります。

“I am in trouble now.”
(私は困っています。)

“I am at a loss.”
(私は途方に暮れています。)

“I have a problem.”
(私は(問題があって)困っています。)

このように一概に「困っている」と言っても、それぞれニュアンスが異なるので使い方に注意してください。

また、対処法がそもそも分からないほど困っている場合は以下のように言いましょう。

“I don't know what to do. Please tell me what to do.”
(どうすればよいか分かりません。どうすれば良いか教えてください。)

道端で困ったとき

次に、海外旅行などで道に迷ってしまったケース、これがトラブルの王道ではないでしょうか。

“I am lost. How can I get to XX?”
(道に迷っています。どうやってXXに行けばよいですか?)

“Are there any landmarks around there?”
(その辺りに目印のようなものはありますか?)

逆に、国内でも外国人に道順を聞かれることはしばしばありますよね。

“Go straight three blocks and turn right (or left) at the next corner.”
(3ブロック真っ直ぐにすすんで、次の角を右に(または左に)曲がって下さい。)

基本的にはこれらの表現の組み合わせで自在に道案内ができます。

もし道が分からなかったら、
“Sorry, could you ask someone else?”
(すみません、他のだれかに聞いてもらえますか?)

“I am a stranger here.”
(私はこの辺りの者ではありません。)
と言いましょう。

留学先や海外旅行先で困ったとき

旅行先でパスポートやクレジットカードなど大切な所持品をなくしてしまったら、これは一大事ですよね。

すぐに対処しましょう。

パスポートを失くしたとき:

“I lost my passport. Where is the Japanese embassy?”
(パスポートを失くしました。日本大使館はどこですか?)

“Can I have my passport reissued?”
(パスポートを再発行できますか?)

クレジットカードをなくしたとき:

“Please cancel my credit card immediately.”
(ただちに私のクレジットカードを無効にしてください。)

また、空港でも困ることはあります。

飛行機に乗り遅れたとき:

“I missed my flight. Can I get another flight?”
(飛行機に乗り遅れました。他の便に乗れますか?)

空港で荷物が出てこなかったとき(ロストバゲージ):

“My baggage doesn’t come out.”
(私の荷物が出てきていません)

病院・診療所で困ったとき:

思わぬ病気にかかってしまった場面では、病院や診療所で自分の症状を正しく伝えられるかが問われます。

“I have chills.”
(寒気がします。)

“I have a cold.”
(風邪をひいています。)

“I may come down with the flu.”
(インフルエンザにかかっているかもしれません。)

オンラインショッピングで困ったとき

Amazon.comなど海外通販サイトでつい購入したら、「こんなはずじゃなかった…」経験がおありかもしれません。
こんなときは、返品や払い戻しを要求しましょう。

“I would like to return the item.”
(商品を返品したいです。)

“Please exchange it with the right item.”
(正しい商品に交換してください。)

“Could you reimburse me my expenses?”
(支払いを払い戻して頂けますか?)

電話やオンライン英会話で困ったとき

電話やオンライン英会話では、会話時にわからない表現が出てきて困ることは日常茶飯事です。

相手の表情が全くわからず、声だけのやり取りになってしまうため、英会話の初心者・初級者にはとてもハードルが高い状況です。

オンライン英会話であれば映像やチャット機能が補助になりますが、昔ながらの音声電話は本当に難しいです。

聞き取れないときは、 “Pardon?”
“Excuse me?”

(もう1回言ってください)

“I couldn’t hear your words. Could you say that again, please?”
(聞き取れなかったので、もう一度言って頂けますか?)

“More slowly again, please?”
(もう1回ゆっくり言ってください)

“In other words?”
“Could you rephrase that?”

(言い換えて頂けますか?) などと言います。

逆に適切な言い方が分からないときは、
“How to say,”
(どのように言えば(良いのですか?))
と聞きましょう。

相手とのコミュニケーションで困ったとき

友達、家族、同僚、上司などとの間に、誤解や行き違い、言葉足らずでトラブルが生じた場合、事態をうまく収拾するのは日本語でも大変ですよね。

対人コミュニケーション一般で困るというのは、最大の問題です。

海外旅行など非日常ではなく、学校や職場など日常生活でそのようなシチュエーションはしばしば起こります。

解決策自体が難しいものですが、それは何も英語に限らず、コミュニケーションそのものの問題だからです。

英語でそれを対処するには日本語同様に、細かいニュアンスを正確に伝えることがポイントです。
また、日本人を相手にする以上に、主語を曖昧にせず、自分の意志を明確に伝えなければなりません。

ケースは無数にありますが、以下では一例をご紹介します。
たとえば、あなたの行動が疑われて困っているとします。

“I apologized to him.”
(わたしは彼に謝りました。)
よりも、
“I did apologize to him.”
(わたしはたしかに彼に謝りました)
の方がより強い意味になります。

このような文章のわずかなニュアンスの違いは、トラブルの際に相手を納得させることの助けになったり、トラブルを未然に防いでくれたりします。

また、職場で体面のいい意地悪な男性上司に困っているとします。

それを他の人に相談する場合は、
“He is a bad guy, because he doesn’t help us.”
(彼は悪い人です。私たちを助けてくれないからです。)
よりも、
“He pretends to help us.”
(彼は私たちを助けてくれるふりをしている)
という言い方がより有効でしょう。

別の例では、自分の行動を批判されて困っているとします。

“I didn’t do so.”
(そうしませんでした。)
などと平たく言うよりも、
“I used to do so, I didn’t do so this time.”
(私は以前はそうしていましたが、今回はそうしませんでした。)
と言う方が何となく反省的な感じを与えます。

他にも時間的な修飾表現は大事で、
“So far, I can't do that.”
(今のところ、出来ていません。)

“For the moment, I’ll take this way.”
(さしづめ、この方法でいきます。)
など奥行き感のある表現になります。

また、何かをあえて意図的にやったことを主張するときは、
“I dared to do that.”
(私はあえてそれをしました。)

“I did that on purpose.”
(私はわざとそれをしました。)
などとなります。

逆に意図はなく、単純ミスだった場合は、
“I inadvertently made a mistake.”
(私はうっかり間違えてしまいました。)
などと表現します。

日本語でも状況やケースに応じて的確な表現を知っていることは大切ですよね。

英語も同じく、特定の表現や単語を知っているだけで、ずいぶん自分の意志を明確に表現伝達できるようになります。

それによって、困った場面でも適切に対処できるようになるでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

シーン別にフレーズをご紹介してきましたが、必ずしもこれらを丸暗記する必要はありません。

ピンポイントで使えるフレーズ表現はたしかに便利ですが、それよりも大切なことはいかに自分の気持ちを正確に感情を込めて伝えられるかどうかです。

トラブルで頭が真っ白になったとしても、知っている限りの英語の語彙を尽くしてください。

そして、自分がいかに困っているかを目の前の相手に伝えることが何よりも大事です。
そうすれば、困り果てているあなたに必ずや救いの手を差し伸べてくれることでしょう。