日本の伝統!おせち料理を英語で説明しよう!

おせち、伊勢海老、数の子、栗きんとん、黒豆

皆さんこんにちは、オクラっ子です。

ところでいきなりですが、皆さんはお正月に「おせち」を食べますか?

私は毎年、家族と一緒におせちを食べています。

中学生くらいまでは、お正月当日には、大晦日の日から母親が仕込んだ手作りのおせちを食べていたのですが、高校生の頃から、面倒くさくなったのか、購入したおせちを食べるようになりました。(笑)

なかなか作るのが大変なので、しょうがないですね。(笑)

そんなおせちですが、それぞれの料理にそれぞれの意味があることを知っていますか?

そして日本の伝統でもあるおせちに興味を抱く外国人の方は、とてもたくさんいます。

なので英語でおせちについて紹介することが出来たら、きっと役立つでしょう。そこで今回このブログでは、英語でのおせちの紹介や、それぞれの料理の意味を英語で紹介していきます。

“おせち”を英語で

まず英語で「おせち」は、どのように表現できるのでしょうか。

簡単に言うと、
Japanese New Year Food
といったところでしょうか。

でも、この説明だけだと、外国人にとっては「ん〜」となり上手く伝わらないですよね。

では「おせち」について英語で説明してみましょう。

“Osechi” are traditional foods which are eaten by a lot of Japanese on New Year’s Day. It includes many kinds of Japanese traditional foods, and they are packed together in “Jubako”, which is a special box that resembles bento boxes.
(訳)おせちはお正月に多くの日本人に食べられている伝統的な食事です。おせちには、たくさんの種類の日本の伝統的な料理が入っており、それらは重箱というお弁当箱のような特別な箱に詰められています。

上記の文章は、難しい単語を含まず説明しているので、理解しやすく、覚えやすいと思います。

海外の方に、「え、おせちって何?」と聞かれたら、ぜひ上記の文を参考に答えてあげましょう。

おせちに入っている料理名や由来

では、おせちに入っている日本の伝統的な料理名や、その料理の由来を英語でご紹介します。

◯黒豆 Kuromame

“Kuromame” is sweet black soybeans.
Eating Kuromame means that you can stay healthy and strong.

(訳)黒豆は甘くて黒い大豆です。黒豆を食べることは健康で丈夫に過ごせることを意味します。

◯数の子 Kazunoko

“Kazunoko” is herring roe.
Kazunoko is a lot of roe, so it means “descendants prosperity”.

(訳)数の子はニシンの卵です。
数の子はたくさんの卵なので、子孫繁栄を意味しています。

◯田作り Tazukuri

“Tazukuri” is candied sardines.
It’s made from toasted baby sardines and sweet soy sauce. “Tazukuri” has a meaning of “rich harvest”.

(訳)田作りとは、イワシの砂糖漬けです。
田作りは、あぶり焼きにした小イワシとお醤油で調理されています。田作りは、豊作を意味しています。

◯紅白かまぼこ
Ko-Haku Kamaboko

“Kamaboko” is a fish paste.
This “Kamaboko” is half-moon shaped and represents sunrise. “Ko-Haku kamaboko” has two colors, red and white. Red means “joy” and White means “holly”.

(訳)かまぼこは魚の練り物です。
このかまぼこは、半月型をしており、日の出を表しています。紅白かまぼこは、赤と白の2色で、赤は「慶び」、白は「神聖」を意味します。

◯昆布巻 Kobumaki

“Kobumaki” is salmon kombu roll.
It has a meaning of “perennial youth and long life”.

(訳)昆布巻とは鮭の昆布巻です。
これは健康長寿を意味しています。

◯伊達巻 Datemaki

“Datemaki” is sweet rolled omelet.
It’s really fashionable and looks similar to kamaboko. “Datemaki” has a meaning of “knowledge” so if you eat “Datemaki” on New Year’s Day, you can supposedly get a lot of knowledge about something.

(訳)伊達巻は甘いオムレツです。
見た目がオシャレで、かまぼこのようなものです。伊達巻は知識という意味を持っているため、もしお正月に伊達巻を食べれば、たくさんの知識を得ることが出来るでしょう。

◯栗きんとん Kurikinton

“Kurikinton” is candied chestnut with sweet potatoes.
It has a gold color, so it has a meaning of “bringing good luck”.

(訳)栗きんとんはスイートポテトと栗の砂糖漬けです。
栗きんとんは黄金色をしており、幸運をもたらします。

◯煮しめ Nishime

“Nishime” is boiled root vegetables.
Root vegetables root in the soil, so it has a meaning of “long lasting happiness”.

煮しめは根菜を煮たものです。
根菜は土の中に根を張るもので、煮しめは末長い幸せという意味を持っています。

以上が代表的なおせちのメニューです。

海外でこのような料理が出てくることは、まず無いので、外国人の方々もおせちの具材に関しては興味津々だと思います。

もし聞かれたときに、説明できたら注目間違いなしです!

海外の年越し

日本の年越しと言えば、除夜の鐘を聞き、年越しそばを食べ・・・というのが定番ですよね。

では、世界の各国ではどんな年越しを過ごしているのでしょうか。

◯アメリカ

12月31日の大晦日の日からお祝いは始まり、12時の元旦を迎えると日本と同様「新年おめでとう!」と皆んなで叫びます。

そしてチャイムや爆竹などで大盛り上がりし、朝まで騒ぐんだそう。

また何千人もの人がニューヨークのタイムズスクエアへ集まり、カウントダウンや花火と共に皆んなでお祝いします。

元旦には、テレビやスタジアムで多くのアメリカ人がフットボールの試合を観戦するんだそうです。

◯スコットランド

夜中の12時の鐘が鳴り終えると、背が高くとてもハンサムな男性が誰かの家の扉を叩きます。

そして新年最初の一歩をその家にもたらします。(なんて夢のような。)そしてこの訪問者には、贈り物とウイスキーなどのお酒が贈られます。

このハンサムな男性は事前に選ばれるそうです!
また、極寒の川に飛び込むイベントも毎年恒例だそうですよ。

◯中国

中国は旧正月の習慣があるため、お祝いごとは1月1日ではなく、旧正月の日にされます。旧正月を迎える際に、中国にも「紅白歌合戦」があり、多くの人に試聴されているんだとか。それは歌だけではなく、漫才や踊りありの中国の旧正月には欠かせない番組だそうです。

◯デンマーク

年明け瞬間に椅子からジャンプし、飛び降りる習慣があるんだとか。(なんて可愛らしい笑) この行為をすることで、悪運を払って幸運を呼び寄せる効果があるんだそうです。

私が子供の時は、年を越す瞬間にその場でジャンプし、「年越しの瞬間、地球にいなかった〜」なんていって遊んでいた記憶はあります。(笑)

また、大晦日の日にお皿を友人や知人宅のドアに投げつける習慣もあるんだとか。投げられた家の人には幸運が訪れると言われているそうです。

◯イラン

イランの元旦は、日本でいう春分の日と同日だそうです。お正月には、親戚が集まり、新年を祝い、お年玉をあげるそうです。

また新しい服を新年に合わせて着たりし、とても日本と似ている習慣がありますよね。

◯オーストラリア

実際にネイティブキャンプ講師に聞いてみたところ、お正月を家族や友人と過ごすのですが、シーフードを中心に食べるそうです。

クリスマスにはお肉、お正月にはシーフードという習慣があるんだとか。

海外におせちのようなものはあるのか

◯フランス

フランスでは、お正月ではないですが、1月6日にキリスト教のお祝いで、ガレット・デ・ロワというパイのお菓子を食べる習慣があり、この折りパイの中には、ひとつだけフェーブと呼ばれる人形が入ってるんだとか。

みんなで分け合って食べた時、自分の分にフェーブが入っていれば、その一年幸福に恵まれるという言い伝えがあるそうです。

ゲーム感覚でとても楽しそうですよね。

◯ドイツ

ドイツのお正月では大きなブレッツェルである、ノイヤーブレッツェルを家族みんなで食べます。

普通のブレッツェルは3つの穴が開いているのですが、このノイヤーブレッツェルは穴がひとつだけなんです。

これには、「この新しい一年をそこから見渡す」という意味が込められており、お祝いに食べられるそう。

大きなものだと、みんなでかぶりつき食べるそうです。盛り上がって楽しそうですよね。

◯ギリシャ

ギリシャのお正月では、ヴァシロピタというパウンドケーキにデコレーションされた大きなケーキを食べます。

これには、フランスとよく似ていて、中にコインが入っており、切り分けた自分のケーキの中にコインが入っていれば、その一年幸運を受けることができると言われています。

このような遊び心のある習慣は、海外ならではですよね。

まとめ

今回は、おせちについて英語で外国の方に説明することができるよう例文などをご紹介しました。

また様々な国のお正月の過ごし方や、お正月に食べる料理などもお話ししました。

それぞれの国によって「お正月」の文化は全然違っており、とても興味深いですよね。

ネイティブキャンプには様々な国からの講師が在籍しているので、おせちについて英語で話してみたり、またその国のお正月について聞いてみると話が盛り上がり、きっと楽しいと思います。

ぜひ、このブログで紹介した例文を使い、講師と話してみてください。