SomeとAnyの違いとは?意味を正しく知って上手に使い分けよう!

SomeとAnyの違いとは

日頃から英語を勉強している人の中には、someとanyの違いで悩んでいる人もいるのではないでしょうか。

この2つは学校英語でも、英会話教室・オンライン英会話などでもセットで習うことが多く、混乱してしまう人もいるでしょう。

そこで今回はsomeとanyについて、本来はどういう意味でどのように使い分けるのかをご紹介します。

これがわかれば、あなたの英語表現が一層自然になるはずです。

Someは肯定文でAnyは疑問文と否定文で使う?

学校英語では、
「someは肯定文に使って、anyは疑問文・否定文で使う」
なんて習った人もいるでしょう。

確かにsomeとanyの使い方を考えると、多くの場合この法則に当てはまりはするのですが、これは間違いです。

なぜならsomeを疑問文・否定文で使うこともあれば、anyを肯定文で使うこともあるからです。

わかりやすい例を会話例文で見てみましょう。

(英語)
A: Would you like something to drink?
B: Yes, please.
A: What would you like? I have coke, orange juice, tea, beer, wine, and...
B: Anything is fine!

(和訳)
A: 何か飲み物飲む?
B: うん、お願い。
A: 何がいい?コーラとオレンジジュースとお茶とビールとワインと・・・
B: 何でもいいよ!

Somethingは「some+thing」で、anythingは「any+thing」のことなので、someとanyの概念的には同じです。

さてここで例文に注目して欲しいのですが、この会話例では、疑問文に“something”そして、質問への回答として肯定文で“anything”が使われていますよね。

この会話は英語の日常会話にも出てきそうな、非常に自然な会話例なのですが、そんなよくあるシチュエーションでもsomeが疑問文で使われ、anyが肯定文で使われているのです。

ですから、someとanyの正しい意味と使い方・使い分けを理解せずに、単に「some=肯定文」「any=疑問文・否定文」と覚えていると、不自然な英語になってしまうんですね。

それでは、ここでご紹介した会話例を踏まえて、someとanyの本来の意味をみていきましょう。

Someの本来の意味とは

Someという単語を英和辞書で引いてみると
「いくらかの」「多少の」「少しの」「何かの」「ある」「いくつかの」
といった言葉が出てきます。

この和訳を踏まえて、いくつかの例文でsomeの意味を感じてみましょう。

1) You can understand how to use “some” if you read some examples.
(いくつかの例を読めば、someの使い方が理解できます。)

このsomeは、someの例文を「ある程度の量/複数 読むこと」を意味しています。

しかし、その例文は“some”を使った例文に特定されていて、どの例文でも良いというわけではありません。

2) I want to go to Italy someday.
(いつかイタリアに行きたい。)

このsomeは、いつかわからないけど、いつかという風に特定されています。

3) Can I have some more tea?
(もう少しお茶をくれませんか?)

この例文は、“Can I have more tea?”でも通じますが、someをつけることで、「もう少し」というようなニュアンスが出てきます。

4) I have some time on Sunday.
(日曜にある程度時間があります。)

このsomeは、はっきりとどのくらいの時間かを明言はしていないものの、日曜なら少し時間が取れるというようなことを言っています。感覚的には数時間でしょうか。

5) Some people can’t speak English in Britain.
(英国では、英語を話せない人がいます。)

このsomeは、上記の英和辞書で出てくるsomeの意味の中では「多少の」「いくらかの」というのにあたります。

沢山はいないものの、英語を話せない人が英国にもいるんだよ。というような感じです。

この例文と和訳・解説を見て、なんとなくsomeの使い方や意味するところが見えてきたでしょうか。
someはanyと見比べてみると、その真の意味が見えやすいので、次はanyの意味を見ながら、この2つの単語の違いを感じてみましょう。

Anyの本来の意味とsomeとの違い

Anyを英和辞書で引くと、
「どんな…でも」「どれでも」「だれでも」「任意の…」「いくつでも」「すべての」「少しも…ない」
と出てきます。

Anyの用法を考えると、きちんとその意味が網羅されているのですが、辞書で出て来た言葉だけだと、やはりわかりづらいですよね。

ですからここでも例文を使って、someとの違いを感じてみましょう。違いがわかるように、なるべくsomeの例文と似た形で例文を作っています。

1) You can read any example sentences. They all help you.
(どんな例文でも読んで構いません。全てあなたを助けてくれますから。)

ここでは、「読む例文」を特に特定はしていません。どれでもいいよということです。

2) I can go to Italy any day.
(いつでもイタリアに行けますよ。)

Someだと「いつか」とある程度未来の中のワンポイントに日にちが特定されているのですが、anyを使った場合は全く特定されず、未来の日付の中のどれでも=「いつでも」というニュアンスが出ます。

3) I don’t have any more tea.
(もうお茶がありません。)

「いつでも」「どれでも」というニュアンスを持つanyを否定文で使うと、「全くない」というニュアンスがでます。
この用法で使うことが多いため、「any=否定文」と言われることがあるのでしょう。

4) I don’t have any time on Sunday, but I can see you anytime on Saturday.
(日曜は時間がありませんが、土曜ならいつでも会えます。)

“some time”と違い、“any time”は否定文や疑問文でしか使えません。これはanyに特定の意味がないからです。
否定文だと、「まったくない」という表現になります。

ちなみにそのあとの“anytime”は「いつでも」という意味になりますが、“sometime”だと、特定の意味を持ちます。

“I want to see you sometime soon.”
(近いうちにいつか会いたいね。)
の様な感じです。

“anytime”はいつでも大丈夫!というニュアンスがあるのに対して、sometimeというのは、「近いうち=soon」の範囲内のどこかで、まだいつかはわからないけど、特定の日を指しています。

なぜ特定されているのかというと、相手の都合と自分の都合が合う日でないと会えないからですね。

5) You can talk to anyone here. Everyone speaks English.
(ここでは誰とでも会話できますよ。みんな英語を話しますから。)

もしこれが“You can talk to someone here.”だったとすると、ここにいるうちの誰かは、英語を話す人がいるというシチュエーションでなければ、文章が成り立ちません。
しかしanyoneの場合は、みんな英語話すから、誰に話しかけても大丈夫ということなんですね。

まとめ

Someとの違いに触れながら、anyについてご説明しましたが、わかって来たでしょうか。
まとめてみるとこういうことになります。

Some:
ある範囲の中で、どのくらいなのか・どれなのか・いつなのかはぼやけているものの、ある特定の程度・もの・時間を指す言葉。
否定文でも使われるものの、否定にしてもその「特定」というニュアンスは変わらない。

Any:
ある範囲のその中なら、全く対象を特定せず、どれでも誰でもいつでもというニュアンスを持つ言葉。
否定文にすると逆に「全くない」というニュアンスを持つ。

こんな感じなのですが、これでよくわからなければ、たくさんの文章に触れる中でこの2つの違いを感じ取るしかありません。

英語を読んだり、英語で会話をする中で、徐々に2つの違いをマスターしていきましょう。

ここまで読んだ方は、最初の会話例文をもう一度見直してみると「なるほど!」となるかもしれませんから、試しに最初の例文まで戻ってみることをおすすめします。

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