文化祭って英語でなんて言うの?海外にもあるのか徹底解説!

文化祭、イラスト、バンド

日本の文化祭は、海外でとっても注目されているイベントだって、ご存知ですか?
実は海外には日本の文化祭に当たる行事はないんです。

そのため、みんなで一丸となって作り上げる文化祭は魅力的なんだとか。

今回はそんな注目されている文化祭に関する英語をシェアしていきます!

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「文化祭」は英語でなんて言う?

文化祭は、英語で「school festival」と言います。

文化祭は学校行事として協調性を学ぶための場として一年に一回行われますね。

学校の教育方針や先生たちの指導方針にも左右されますが、基本的には全て学生が中心となって作り上げるのが特徴です。

そのため高校生活の中で、一番楽しかった思い出!という人も多いのではないでしょうか。

実はこの「文化祭」に関するフレーズは、中学校レベルの単語で言えてしまうんですよ。

・来週、文化祭がある。
→I have a school festival next week.

・文化祭でクラスメートとカフェを出店した。
→I opened a cafe with my classmates at the school festival.

・文化祭の準備で忙しい。
→I’m very busy in preparation for the school festival.

このような使い方で使用します。

でも「school festival」って、直訳すると学校のお祭り。
なんだか「学園祭」を思い出してしまいますよね。

文化祭と学園祭の違いって、なんでしょうか?

 

日本での文化祭と学園祭の違いとは?

日本の学校行事には ・文化祭
・学園祭
の2通りの言い方がありますよね。

この2つの違い、わかりますか?
日本語で質問されても答えるのが難しいですよね。

 

・学園祭
:大学や短期大学などで行われる。学生が主体となって開催されるイベント

・文化祭
:大学に限らず、広い意味での学校のイベント

学生が行事を運営している場合は学園祭、そうではなく学校が主体となっている場合は文化祭といいます。

学園祭では模擬店や趣向を凝らした出店が多いですよね。

大学によっては、芸能人のトークショーやお笑いライブ、同好会や有志のバンドが野外ステージイベントとしてライブをするなど、とても充実した内容になっています。

また、学園祭がきっかけで受験を決める高校生も多いため、学園祭の出し物の一つに、教室一つ貸し切って学校説明会が行われたり、授業の一部を体験できるプログラムが用意されていることも多いです。

 

一方で、文化祭では研究展示や教育的な出し物が多い傾向です。

どちらも英語にすると「school festival」になりますが、やることを説明することで、違いを伝えることができます。

 

“Bunkasai” is a school festival. I will give a presentation about Japanese history in front of everyone.
文化祭は学校のお祭り。私は日本の歴史についての発表をするつもりなの。

“Gakuensai” is a school festival held at a university. We will open an accessory booth.
学園祭は大学のお祭り。私たちはアクセサリーの模擬店を出すつもり。

 

海外ではどんな文化祭を開催しているの?

海外では、全校生徒が揃って参加するようなイベントはほとんどありません。
そのため日本の文化祭をうらやましく感じる人が多いようです。

ただ、海外でもイベント自体は多くあります。

日本の行事は、みんなで一緒に練習したり、準備したりする行事が多いですよね。
一方、海外ではみんなで楽しむことに重点を置いたイベントが多いようです。

記事の後半でいくつかご紹介するので、気になる方はチェックしてみてくださいね!

 

文化祭について、外国人に説明しよう

前章でもお話ししたように、海外には日本の文化祭に当たるイベントがありません。
そのため、文化祭に興味のある外国人は多くいます。

文化祭でどんなことをするのか、分かりやすく説明したいですよね。

以下で会話例をご紹介します。

H(ハナ):Hi Mike! I have “Bunkasai” next week. Do you know what it is?
(マイク、来週、文化祭があるんだ。文化祭って知ってる?)

M(マイク):Of course! It is a school festival in Japan, right? I want to join it someday.
(もちろん!日本の学校のお祭りだよね。いつか参加してみたいんだ。)

H:That’s right. I will open a cafe with my classmates. We’re very busy with the preparation.
(そうそう。クラスメートとカフェを出店するつもりなの。準備で大忙しだよ。)

M:That’ nice! You belong to an English club, don’t you? What will you do with your clubmates?
(いいね!確か英会話クラブだったよね。そっちでは何をやるの?)

H:Yes. We will sing on the stage. I’m very nervous.
(そうだよ。私たちは舞台で歌うつもり。とっても緊張してる。)

M:You’ll be fine, Hana! Good luck.
(ハナなら大丈夫だよ。頑張って。)

H:Thank you.
(ありがとう。)

 

海外の学生が楽しみにしている行事もいろいろあります!

それでは最後に、海外の学生が楽しみにしている行事をご紹介していきます。

先ほどもお話ししたように、みんなで頑張って作り上げるイベントではなく、みんなで楽しむことをメインにしたイベントが多くあります。

日本人から見ると、海外のイベントの方が楽しそうに見えるかもしれませんね。

 

HOME COMING(ホームカミング)

アメリカで秋頃に開かれる「HOME COMING」は、スポーツの試合に合わせてみんなが集まる大学のイベントです。

学生が出店したり、パフォーマンスをおこなったりということはないため、文化祭というよりは同窓会に近いイベントになります。

現役大学生だけではなく、卒業生たちも集まって盛り上がるイベントです。
用意された軽食を食べながら話したり、ダンスパーティーで踊ったりして楽しみます。

・今週末は卒業した大学でホームカミングがあるんだ。
→They have a homecoming at the university I graduated from.

・友達に会うのは卒業以来なの。
→I will meet my friends for the first time since graduation.

・大学生活はどう?
→How is your university life?

 

Thanksgiving(感謝祭)

アメリカとカナダの祝日として有名なサンクスギビング。
アメリカでは11月の第4木曜日に、カナダでは10月の第2月曜日に開催されます。

家族や食べ物といった「自分を支えてくれるもの」への感謝をするイベントです。

休みに入る直前には、学校でも豪華な食事が出たり、たくさんのお菓子を食べたりできるようです。

ちなみに、アメリカでは翌日もお休みの場合が多く4連休に、カナダでも直前の週末を含めると3連休になります。

家族や親戚で集まってのんびり過ごすのが定番です。

感謝祭の定番料理は、七面鳥(turkey)がメインで、他にもマッシュポテトやパンプキンパイといった季節の料理が出てきます。

秋の味覚を楽しむことができるんですね。

 

・感謝祭おめでとう!
→Happy Thanksgiving day!

・このパンプキンパイ美味しい!
→This pumpkin pie is so good!

・マッシュポテトは私が作ったよ。
→I made this mashed potato dish.

 

Helloween(ハロウィン)

10月31日に開催されるハロウィン。
近年では日本でも仮装をして楽しむ人が増えていますね。

保育所や幼稚園などでは、施設の近くを仮装をしながらお散歩する行事もあるくらい人気になりました。

もともとは、悪霊から自分の身を守るために仮面をつけたりしていた儀式でした。
現在では子どもたちも楽しめるよう、仮装やお菓子をもらうイベントに変わってきています。

ハロウィン当日は、仮装した子どもたちが近所の家を回り、お菓子をもらおうと声をかけます。

 

・お菓子をくれないといたずらしちゃうぞ!
→Trick or Treat?

・わたしの仮装どうかな?
→How do I look?

・とっても似合ってるよ。
→You look so good.

 

Prom(プロム)

プロムはご存知の方も多いかもしれませんね。
高校を卒業するときに開催されるダンスパーティーのことです。

卒業を控えた生徒は参加が必須とされていて、ダンスのパートナーを見つけるのに必死。

気になっている相手に声をかけるチャンスともされていて、男女ともにドキドキのイベントです。

ひと学年とはいえ全員の参加が必須とされているところは、日本の文化祭と同じですね。

 

・プロムに誰と行くか決めた?
→Who do you decide to go to the prom with?

・ピンクと黄色、どっちの色のドレスがいいかな?
→Which dress do you think I should wear, the pink one or the yellow one?

・僕とプロムに行かない?
→Would you like go to the prom with me?

 

研究発表会

海外の学校では、日本より研究発表会が多く開催されています。
特定のことについて調べ、それをみんなの前で発表したり、まとめたものを展示したりして、日々の成果を保護者へ見せます。

日本では土曜日などの休日に朝から開催されますが、海外では平日の夕方から始め、仕事終わりの保護者でも参加しやすいような配慮がされているのが特徴です。

学習的な意味合いが強い研究発表会は、日本の小中学校の文化祭に近いかもしれませんね。

 

・みんなの前でアメリカの歴史について発表するの。
→ I will give a presentation about American history in front of everyone.

・この研究のために本を20冊以上読んだんだ。
→I’ve read over 20 books for this study.

・発表がうまくいくかどうか不安だよ。
→I’m worried about my presentation.

 

文化祭はないけれどイベント数は多い海外!

文化祭はない代わりに、1年を通してイベントがたくさんある海外。

日本から見ると、そのイベントの多さをうらやましくも感じてしまいますね。

外国人との会話の中で、学生時代のイベントについて聞いてみるとおもしろそうですね。

タイミングが合えば、文化祭へ誘ってみると喜ばれるかもしれませんよ!

また、10月と言えばハロウィンですね!
今年のハロウィンは何をするか決めましたか?

ネイティブキャンプの「異文化コミュニケーション」教材には、ハロウィンについてのトピックがあります。
レベルが初級・中級・上級と分かれ、それぞれのレベルに合わせて学習できます。

是非ネイティブキャンプの教材でハロウィンのことをもっとよく知り、ハロウィン当日を迎えてくださいね!