日本のお菓子はまずい!?外国人の本音に迫る!

まずい顔

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日本のお菓子は、どこの国のお菓子よりも高品質でおいしいと日本人なら誰もが思うのではないでしょうか、私もそう思っている一人だ、しかし、それは本当に正しいのか。

思うに、”おいしい”という基準は主観的なものであるし、高品質というのも他の企業と何がどのくらいの基準で品質がいいのか実際に工場で働いた経験がある人など特に業界に精通している人でない限り説明できる人はいないのではないだろうか。

このことから、”高品質でおいしい”という言葉は曖昧であり、単なる思い違いである可能性がある。

そこで、実際に日本のお菓子がフィリピンでどう思われていて、どれ位売れているのかを調べてみたいと思う。

 

フィリピンの経済事情

ここフィリピン・セブでは様々な外資系企業が日々競い合っており、もの凄い勢いで街は発展している。例えばコンビニエンスストア、ビサヤ地域(セブ島周辺の地域)だけでいうと、セブンイレブンが2012年に一号店をセブのエスカリオストリートに初出店してから約3年で店舗数を100店舗以上に伸ばしている。
(共同通信社調べ)

また、ミニストップやファミリーマートといった店舗も次々と進出してきている。最近ではローソンが進出決定したみたいだ。

セブンイレブン

このような状況はお菓子業界も同様で、中国、アメリカ、ヨーロッパなど多くの国々の企業が日々しのぎを削っている。そして、日本を代表するお菓子メーカーのカルビーも2012年4月にフィリピンの中国系財閥のゴコンウェイ系食品大手ユニバーサル・ロビナ(URC)とフィリピンで合弁会社を設立し、2015年2月より製造販売を開始している。
(共同通信社調べ)

それでは、実際に近くのスーパーメトロに行ってフィリピンのお菓子事情を見に行くことにしよう。

セブのお菓子事情

このスーパーメトロはフィリピンでは一番有名なスーパーである。

metro

お菓子コーナー

お菓子コーナー

そしてこちらがフィリピン現地のお菓子

フィリピンお菓子

フィリピン現地のお菓子の単価は

小サイズ 4ペソ(8.8円)~6ペソ(13.2円)

※2016.10.11の為替レート

こちらが日本のカルビーのお菓子

日本のお菓子

※水色と黄緑色の袋、ピザのポテトチップスである。

・小サイズ ポテトチップス 14ペソ(30.8円)

・小サイズ ピザポテト 16ペソ(35.2円)

・ジャガビー 28ペソ(61.6円)

※2016.10.11の為替レート

現地の中国系及びフィリピン系のポテトチップスと比較して2~3倍の価格なのがわかる。

日本で例えると約130円でカルビーのポテトチップスが売られているのに、その横で350円以上の海外のポテトチップスが陳列している様なものである。

確かに日本のお菓子はおいしいが、2~3倍高いお菓子が、安いお菓子よりも2~3倍おいしいとは言えない、また高品質というイメージに高額を支払うのか、そもそも自分たち日本人が勝手に定めている高品質の基準をフィリピンの人々が求めているのだろうかということが疑問である。

私の知る限りでは、現地の一般家庭のフィリピン人が日本のお菓子を買っているのを見たことがない。

そこで、どれ位売れているのか、カルビー製品の海外売上げを調べてみた。

カルビーの海外業績

カルビー業績

フィリピンの売上げは年間で2億1千9百万円である。

これが凄いかどうかは比較対象が無いのでわからないが、計画を大きく上回る程好調らしい。

これらを踏まえて、自分の実際に見た庶民感覚と、カルビーの業績から考察すると、日本のお菓子は高所得者に人気があると考える。

カルビーの品質管理について興味が湧いてきたので調べてみた。
※気になる方はこちら

詳細は割愛させて頂くが、かなり徹底しているのがわかる。日本の品質管理基準は世界でもトップクラスと言われているほどだ。

メディアの情報等もあるだろうが、それを裏付ける高い品質管理基準が周知されて、なんとなく”日本製=高品質”というイメージ付けがされているのだろう。ここに根拠なく”質が良い”と感じる理由がありそうだ。

しかし、ここで疑問が残る。通常の庶民感覚を持ったフィリピン人は日本のお菓子をどう思っているのかだ。私の感覚では一般家庭のフィリピン人が品質にこだわって高い物を選ばないと考えている。それを踏まえると、”おいしいけど高いから買わない”のか、それとも、”おいしくないから買わない”のかである。

日本人としてはその辺が気になる所であるし、日本文化に触れてもらうためにも、お菓子を知ってもらいたいという思いもある。

そこで、いい事を思いついた。

実際に東京から日本のお菓子を取り寄せて、ネイティブキャンプの講師達に味わってもらおうではないか。

ということで、大量のお菓子を取り寄せた。

日本のお菓子を実際に食べてもらった感想

「おいしい!」

「初めて食べる、おいしい!」

といった感想が多かった、これは非常にうれしい。

日本のお菓子がおいしいのは間違いない。

そこで「なぜ、おいしいのに買わないの?」と尋ねてみた。

すると、大体の講師が「高いから」と言うのである。

そして、ある講師は続けてこう言った

「日本のお菓子はフィリピンのお菓子に比べて2倍はするんだもん。フィリピンのチョコレートは1ペソ(約2.2円)で買えるし、同じ位おいしいよ、食べてごらん。」

やはりそうなのか。

しかし、こういった意見もあった。

「日本のお菓子は高いけど、質の面で健康にいいからたまに買うよ。」

なるほど、やはり日本の品質にお金を出す人も中にはいるみたいだ。

徐々に庶民感覚を持った人々もそういったものにお金をかけるようになってきているのかもしれない。

私は日本人がちょっとしたものでも、品質が高いものを作る細やかな心があることをもっと学んでほしいので、食べてもらった講師にどれだけ品質に気を使っているかを説明している。

フィリピン文化は、おおらかさという長所を持つ反面、細やかさに欠けるという短所を持っている。

日本人の文化、高い品質を求める心を知ってもらう事で、なぜ私たちが講師の質向上を厳しく求めるかを理解してもらうことができる。

そして講師といい関係を築くことや、ネイティブキャンプの会員様との英会話をさらに有意義なものとすることができると考え、これからもこの活動を継続し、少しでも日本とフィリピンの架け橋になれればと、スタッフ一同願っています。

日本のお菓子をもった講師たち

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