【ブログで文法学習♪】④~前置詞~

ブログで文法学習

みなさまこんにちは、Annです♪

さて本日もブログで文法学習シリーズ第4回目です!

過去のシリーズをまだ読まれてない方は是非ご覧ください♪

第1回目→ 【ブログで文法学習♪】①~現在形・現在進行形~

第2回目→ 【ブログで文法学習♪】②~過去形~

第3回目→ 【ブログで文法学習♪】③~現在完了形~

1.前置詞とは

前置詞とは名詞や代名詞の前に置いて場所や方向、時など名詞の意味を補う品詞です。
「前に置く詞」であるため「前置詞」というわけです。

わかりやすく言うと前置詞は英語の文で語句と語句をつなぐ、接着剤のような役割を果たします。

ですが、単に語をくっつけるだけであれば、

  • andのような接続詞
  • whichのような関係代名詞 も同じでは?と思いますよね。

前置詞がこれら他の語と違う最大の特徴は、
「時間、場所、方法、位置、原因などを表す場合に特化して使われる点」にあります。

前置詞は様々なものがありますが、本日はよく使われる代表的な前置詞をいくつか例文を交えながらご説明していきます♪

2.前置詞【in 】

前置詞inは、その後に続く単語の「空間の中にいる」イメージです。

「〜の中に(で)」という意味で覚えている方も多いのではないでしょうか。前置詞inはこの基本イメージを元に、様々な使い方をすることができます。

2-1.場所を表す前置詞【 in 】

「空間の中にいる」というイメージをして、どこかの場所にいることを示す際に使うことができます。例えば、何かの建物の中にいる時などには【 in 】を用います。

ex)
I am in the station.
(私は駅(の中)にいます。)

【 in 】は、屋根のついた建物等の中を示すだけではありません。
例えば、Japan(日本)であったり、Cebu(セブ)など、地理的な場所を表す時にも
使うことができます。【 in 】を使うことで、その場所を空間と見立てて、「その中に
いる」というイメージになります。

ex)
I am living in Cebu.
(私はセブに住んでいます。)

2-2.期間、時間を表す前置詞【 in 】

「空間の中にいる」というイメージが「期間という空間の中にいる」という表現で
【 in 】を用いることもできます。

【 in 】が使われる代表的な時間

  • 季節 (例: in autumn, in winter)
  • 年と世紀 (例: in 2016, in twentieth century )
  • 月 (例: in October)
  • 一日の一定時間 (例: in the morning, in the afternoon, in the evening)

I am planning to go to the hospital in October.
(10月に病院に行く予定です。)

3.前置詞【 on 】

「on」は「~の上に」という意味を持つ前置詞です。ですが、実際のイメージは、「何かの面に接している状態」です。

3-1.場所を示す前置詞【 on 】

「何かの面に接している状態」のイメージをそのまま使って、物が何かの上にある場合は【 on 】を使って表します。

「〜の上に」という意味合いで使われますが、全てをそのように訳してしまうと、日本語にした時に違和感を感じると思いますので、「何かの面に接している状態」というのを基本イメージとして覚えていきましょう。

ex)
The book on the table is mine.
(机の上にある本は私のものです。)

There is a calendar on that wall.
(壁にカレンダーが貼ってあります)

3-2.時間を表す前置詞【 on 】

【on】を使って時間を表すこともできます。【in】は「空間の中にいる」というイメージの為、年や季節など、比較的長めの時間を空間と見立てて使うのに対し、【on】は、inに比べれば短めの時間を表す際に用います。

【on】が使われる代表的な時間

  • 曜日 (例: on Monday, on Tuesday morning)
  • 記念日等 (例: on Christmas day, on my birthday, on her wedding anniversary)
  • 日付 (例: on October 19th, on the first of November)

例えばon Mondayの場合、カレンダー上の月曜日という面に接しているというイメージで考えていただくとわかりやすいのではないでしょうか。

ex)
I will see you on Monday.
(月曜日にお会いしましょう。)

ここで注意!電車、バスは【 in 】、車は【 on 】!!

同じ乗り物ですが、前置詞を使い分ける必要があるので覚えておきましょう♪
こちら、TOEICでも時折出題されるひっかけ問題でもあるので要注意です!

ex)
I am in a taxi.
(タクシーに乗っています。)

I am on a train.
(電車に乗っています。)

4.前置詞【 at 】

前置詞【 at 】のイメージは「点」です。前置詞【 in 】は空間、前置詞【 on 】は面を表しているのに対し、前置詞【 at 】はそれよりさらに小さい点というイメージです。

4-1.場所を表す前置詞【 at 】

前置詞atは前置詞【 in 】と同様に、場所を表す際に使うことができます。前置詞【 at 】は「点」のイメージがあるため、その地理的な場所をそのまま伝える感覚です。

ex)
I am now at the Shibuya station. (私は今、渋谷駅にいます。)

場所を表すという点で【 in 】と同様に使われますが、【 in 】の場合は、同じ場所でも
空間的な広がりを持ってとらえているので、訳すと同じ意味ですがイメージによって使い分けましょう。

4-2.時間を表す前置詞【 at 】

前置詞【 at 】は、前置詞【 in 】や【 on 】に比べてさらに短い時間・期間を表す際に使うことができます。 

【 at 】が使われる代表的な時間

  1. 時計が示す時間 (例: at 10:50)
  2. 宗教的なお祭 (例: at Christmas)
  3. 食事の時間 (例: at breakfast)
  4. 他の特定の時間 (例: at night, at the weekend)

日本人の感覚ですと、Christmas(クリスマス)やnight(夜)にも前置詞【 at 】を使う点が、不思議に感じる方もいるかもしれません。

例えばChristmas(クリスマス)という日は12月25日の1日を指すので、前置詞【 on 】を使ってもいいと思いますよね?

これはおそらく、Christmas(クリスマス)という1日が非常に楽しみなイベントで、まるで点のように一瞬で過ぎ去ってしまうことから、前置詞【 at 】の感覚のほうが合うから使われているのではないか、と言われているそうです。(注: Christmas dayにすればday(日)が強調されるため、前置詞onも可能です)。

またnight(夜)に関しても、寝ている数時間は意識がないので、起きたら一瞬の時間に感じられますよね?ということで、前置詞atの点のイメージが合うのです。

5.前置詞【 to 】

前置詞【 to 】は「動作がある方向に向かって、そこに到達する状態」のイメージを持ちます。

これまでにご説明してきた
前置詞【 in 】,【 on 】,【 at 】が位置関係を示すイメージだったのとは対照的に、
前置詞【 to 】は動作を表現するダイナミックな前置詞なのです!

5-1.目的地を示す前置詞【 to 】

前置詞toの「動作がある方向に向かって、そこに到達する状態」のイメージをそのまま使い、動詞の動作の目的となる場所や人を表すことができます。

例えば「学校に行く」という動作は、目的地(=学校)に到着することではじめて成り立ちますよね?従って、「動作がある方向に向かって、そこに到達する状態」を意味する前置詞toとの相性が良いと考えます。

ex)
I go to school every day. (私は毎日学校に行きます。)

5-2.時間を示す前置詞【 to 】 

前置詞【 to 】の使える範囲は、物理的な場所のみとは限りません。

例えば時間を表す際、「12時まであと◯◯分」のような形で前置詞【 to 】を使うことができます。対象を時間に変えただけで、「動作がある方向に向かい、そこに到達する状態」のイメージはそのまま使われます。

ex)
It’s 15 minutes to 12. (12時まであと15分です。)

5-3.モノ・コト・ヒトの移動【 to 】

モノ・ヒト・コトが何らかの動作を伴って移動する際、その方向性を表すために前置詞【 to 】を使うことができます。

基本イメージ「動作がある方向に向かい、そこに到達する状態」が、ここでも使えるということを覚えておいてくださいね♪

ex)
The pen dropped to the floor. (ペンが床に落ちた)

I sent an email to a wrong person. (メールを違う人に送ってしまった)

まとめ

いかがでしたでしょうか?前置詞は複雑で難しく感じるかもしれませんが、使いこなせ
れば日常会話にとても役立ちます♪難しく考えすぎずに、それぞれの持つイメージで覚えることをお勧めいたします!

それではまた!