ワーキングホリデーは、若者に海外での生活や就労経験を提供する魅力的なプログラムです。
カナダでの生活を通じて、英語力を向上させ、異文化を体験しながら仕事ができるチャンスです。
カナダの自然豊かな環境や安全な社会も、多くの人々を引きつけています。カナダでのワーホリを通じて、語学力や国際経験を積むことができ、人生において貴重な思い出とスキルを得ることができるのです。
しかし、カナダのワーキングホリデービザは抽選制であるため、倍率や抽選に落ちた場合の他の選択肢について知っておくことが大切です。
- カナダワーホリとは?
- カナダワーホリビザの概要・申請条件
- カナダワーホリビザは抽選で選ばれる
- カナダワーホリビザの抽選倍率
- カナダワーホリビザの抽選に当たった場合
- カナダワーホリビザの抽選に落ちてしまった場合
- まとめ
カナダワーホリとは?
ワーキングホリデー(ワーホリ)は、若者を対象に、海外で就労や生活を経験できるビザプログラムです。
日本は、オーストラリアやニュージーランド、カナダ、イギリス、韓国などとワーキングホリデー協定を結んでおり、若者にとって貴重な海外経験の機会を提供しています。
特にカナダは、英語とフランス語が公用語の国で、語学学校の質が高いため、日本人にも非常に人気があります。
カナダでワーホリを利用すれば、英語力を向上させるだけでなく、仕事を通じて現地の文化や生活にも触れることができます。自然が豊かで、治安も良く、旅行先としても魅力的な場所です。
カナダワーホリビザの概要・申請条件
カナダのワーキングホリデープログラムは、インターナショナル・エクスペリエンス・カナダ(IEC)という制度のもとで運営され、最大1年間の就労が可能なビザが発給されます。
このプログラムでは、滞在期間中に最大6ヶ月まで、語学学校や専門学校などでの学びも認められており、仕事と学業を両立しながらカナダでの生活を楽しむことができます。
カナダのワーキングホリデーを申請するには、以下の条件を満たす必要があります:
・日本国籍を有すること
・カナダ滞在中、有効な日本のパスポートを保持していること
※パスポートの有効期限を超える期間のビザは発給されません。
・申請時点で18歳以上30歳以下であること
・過去にカナダのワーキングホリデービザを申請し、発給されていないこと
・最低2500カナダドル相当の資金を所持していること
・滞在中に医療保険に加入すること
・帰国する航空券または帰国時に航空券を購入できる資金が十分にあることを証明できること
・家族などの同伴がないこと
・ビザ申請にかかる費用を支払うことができること
※IEC参加費、ビザ取得費、バイオメトリクス費用の計357カナダドルが必要です。
カナダでのワーキングホリデーは、貴重な経験となること間違いありません。
条件をしっかり確認し、準備を整えて応募しましょう!
カナダワーホリビザは抽選で選ばれる
カナダのワーキングホリデービザは、年間の発行数に上限があり、現在は年間6,500枠が設定されています。
このように発行枠に制限がある場合、ビザの取得方法には抽選制や先着順が採用されることがありますが、カナダは抽選制を採用しています。
毎年多くの応募者が殺到するため、抽選に外れることや定員に達して応募が締め切られることもあります。
抽選はビザの発給数が定員に達するまで行われ、応募者からランダムに招待状が送られる仕組みです。招待状を受け取った人は、その後の手続きを進めてワーホリビザを取得できます。
カナダのワーキングホリデービザに応募する際、抽選に参加するためには、いくつかの手順を踏む必要があります。以下の手順で抽選応募を進めましょう。
1. アカウント作成
まずはカナダ移民局ウェブサイトにアクセスし、アカウント(My CIC)を作成します。アカウント作成後、表示される質問に回答します。これにより、申請に必要な情報が登録されます。
2. 申請書のダウンロード
質問に回答後、申請書が表示されます。この申請書をダウンロードして、自分の情報を入力します
3. 申請書の入力とアップロード
申請書をダウンロードしたら、必要事項を記入します。その後、記入した申請書をオンラインシステムにアップロードします。
4. 必要書類のアップロード
申請書に加えて、必要な書類(パスポートのコピー、写真、資金証明書など)をアップロードします。書類の不備がないように注意しましょう。
5. 申請内容に同意し署名
すべての情報と書類が揃ったら、申請内容に同意し、オンラインで署名します。
6. 申請料の支払い
申請料の支払いのために、クレジットカード情報を登録します。支払いが完了したら、応募手続きが完了です。
7. 申請完了
申請が完了すると、登録したメールアドレスに申請完了の通知が届きます。これで、抽選への応募が完了したことになります。
抽選の応募は、申請条件を満たしていればいつでも行うことができ、通常は毎年4月頃から当選者に招待状が送られます。
抽選は発給枠が満たされるまで続き、招待状が送られても、期限内に手続きが完了しない場合は、その枠が他の応募者に譲られます。
抽選の結果が届くまでに1ヶ月以上かかることもあり、長い場合は3ヶ月ほどかかる場合もあるため、余裕を持って申請することが大切です。
もし抽選に外れたり、定員に達してしまうと、その年のワーキングホリデービザを取得できなくなる可能性もあります。
人気が高いため、早めの準備と計画的な情報収集が欠かせません。申請のタイミングを逃さないよう、しっかりと準備を整えましょう!
カナダワーホリビザの抽選倍率
カナダのワーキングホリデービザの正確な倍率は公表されていませんが、例年、秋ごろまでは発給枠が残っている状態で、条件をすべて満たしている場合、比較的高い確率で招待状を受け取ることができると言われています。
もし定員に余裕があるにも関わらず抽選に外れてしまった場合は、申請条件をもう一度確認してみることをお勧めします。
申請に不備があったり、条件を満たしていない場合は、当選する可能性が低くなります。
秋が近づくと、発給枠の残りが少なくなり、倍率が高くなることが予想されるため、早めに申請を済ませるのが賢明です。
申請時期には注意が必要ですので、移民局のサイトで残り枠の情報をこまめに確認し、余裕を持った応募を心がけましょう。
カナダワーホリビザの抽選に当たった場合
カナダのワーキングホリデービザの抽選に当選した後の流れは以下の通りです。
1. 抽選結果の通知
抽選に応募すると、結果が1ヶ月~3ヶ月程度で届きます。当選した場合は、招待状(Invitation to Apply, ITA)が送られてきます。
2. My CICにログイン
招待状を受け取ったら、カナダ移民局のウェブサイト(My CIC)にログインします。
3. 就労許可証の申請開始
招待状を受け取ってから10日以内に、Work Permit(就労許可証)の申請を開始する必要があります。申請を開始するには、My CICにアクセスし、指示に従って必要情報を入力します。
4. 必要事項の入力
申請フォームに、個人情報や滞在計画、滞在期間、仕事の詳細など、必要な情報を入力します。
5. 必要書類のアップロード
・パスポートのコピー
・健康診断書(必要な場合)
・最低限の資金を証明する英文残高証明証(最低2500カナダドル)
・医療保険加入証明書
必要な書類は、具体的に指示されたものを準備してアップロードします。
6. 申請完了
全ての入力が完了し、書類のアップロードが終わったら、申請を完了しましょう。
カナダワーホリビザの申請において、就労許可証の申請が完了した後、移民局から指示のメールが届きます。
このメールが届いた後、オンラインでの申請手続きは完了したことになりますが、次に行うべきステップは「バイオメトリクス(指紋採取)」です。
メールが届いたら、指示された期限内に東京または大阪のカナダビザセンターにて指紋採取を受ける必要があります。
バイオメトリクスの手続きは、カナダ政府が申請者の身元確認を行うための重要なステップです。指紋採取は、申請完了後30日以内に必ず実施してください。
ビザセンターで指紋を採取後、手続きは完了となり、その後の審査が進められます。指紋採取を忘れずに行うことが、ビザ取得のためには必須となりますので、しっかりと準備をしておきましょう!
全ての手順が正しく完了すると、カナダ政府から就労許可証(Work Permit)が発行されます。
申請から許可が下りるまでの期間は通常数週間ですが、その間に追加情報や書類を求められることがあるため、迅速に対応できるよう準備しておくことが大切です。
注意点:招待状を受け取ってから10日以内に申請を開始し、20日以内に申請を完了させる必要があります。
申請を完了しないと、ビザを取得することができないため、期限を守って手続きを進めるようにしましょう。
カナダワーホリビザの抽選に落ちてしまった場合
カナダのワーキングホリデービザの抽選に落ちた理由を考えることは非常に重要です。まず理解すべきなのは、応募者が非常に多いため、全員が選ばれるわけではないという事実です。
抽選には運の要素も大きいですが、自分の応募書類や申請内容に不備がなかったかを振り返ることも大切です。
例えば、書類を早めに提出したにもかかわらず落ちてしまった場合は、書類の不備が原因かもしれません。
また、カナダに渡航する方法はワーキングホリデーだけではありません。
学生ビザで語学学校に通うことや、コープ留学を利用して専門学校に通うことでも、就労が可能です。
ワーキングホリデーに落選したからといって、カナダに行けなくなるわけではないので、別のビザ制度を検討することも選択肢の一つです。
ワーキングホリデービザの抽選は毎年行われるため、次回のチャンスを待つこともできます。
そのため、応募のタイミングや準備に余裕を持って臨むことが、次回の当選の鍵となります。落選しても焦らず、再応募や他のビザ申請方法を検討し、次回に向けてしっかり計画を立てておきましょう。
まとめ
カナダのワーキングホリデーは、貴重な海外経験を得る絶好の機会ですが、抽選制による倍率の高さや応募枠の競争があるため、慎重な準備が必要です。
万が一、抽選に外れた場合でも、カナダに渡航する方法はワーキングホリデーだけではありません。
学生ビザやコープ留学など、他のビザを検討することで、再挑戦の機会を得ることができます。抽選に外れても、次回のチャンスに備えた計画を立て、確実にカナダでの経験を実現させましょう。