近年、語学留学先として人気が高い「フィリピン」。
美しい自然にかこまれながら英語学習ができるとあって、毎年多くの人がフィリピン留学を選んでいます。
この記事では、半年間のフィリピン留学をする際のメリットや、留学費用など、半年間のフィリピン留学についてまとめました。
半年間のフィリピン留学は、短期留学と長期留学の良いところを兼ね備えたおすすめの期間です。
フィリピン留学を検討中の方、留学を予定されている方、ちょっと興味がある!という方は、ぜひ参考にしてみてください。
- フィリピンで半年語学留学するメリット
- フィリピンで半年語学留学するデメリット
- フィリピンで半年語学留学する場合の費用
- フィリピン半年語学留学の効果
- フィリピン半年語学留学の効果を最大化するコツ
- まとめ
フィリピンで半年語学留学するメリット
語学留学先としてのフィリピン留学の強みとは一体何でしょうか。
そのメリットについて詳しく解説します。
英語漬けの日々を送れる
フィリピンの語学学校はとにかく「英語学習」に重きがおかれています。
朝早くから授業が始まり、一日のコマ数も非常に多いです。午前中に授業が終わり、午後が自由時間になることが多い欧米での留学と比べ、勉強量が圧倒的なのが特徴です。
欧米留学は日々の生活でネイティブと話す機会も多いという利点がある一方で、英語学習者にとってはネイティブとの会話はハードルが高い一面も。
フィリピン留学では、学習者のレベルに合わせて学習を進めることができるため、効率よく英語の伸びを実感できるでしょう。
語学学校は平日のみのため、バランスよく学習を続けることができます。
コースの数やレッスンの厳しさは学校によっても異なるため、自身に合った学校選びをすることが大切です。
参考までに、以下はスタンダードな語学学校のスケジュール例になります。
時間 | スケジュール例 |
7;00 | 朝食 |
8:00 | 1時間目 会話レッスン(マンツーマン) |
9:00 | 2時間目 文法(グループレッスン) |
10:00 | 3時間目 空きコマ(自由課題/予習・復習など) |
11:00 | 4時間目 リスニング(グループレッスン) |
12:00 | 昼食 |
13:00 | 5時間目 文法(マンツーマン) |
14:00 | 6時間目 読解(マンツーマン) |
15:00 | 7時間目 会話レッスン(グループレッスン) |
16:00 | 8時間目 空きコマ(自由課題/予習・復習など) |
17:00 | 夕食 |
18:00 | 自由時間(予習・復習、友達と外出、ショッピングなど) |
23:00 | 就寝 |
低費用
フィリピン留学は、欧米留学と比べて圧倒的に費用を抑えることができます。
半年間の滞在では、授業料だけでなく、食費や生活費の出費も大きくなります。フィリピンは航空券代も安く、物価も低いため、生活しやすい国と言えます。
全体的に費用を抑えられるため、海外留学初心者でも挑戦しやすい留学先です。
土日に観光ができる
フィリピンは観光客にも人気の土地です。
授業のない日は、ショッピングやローカルマーケットを楽しむことができます。セブ島での留学であれば、マリンアクティビティや海水浴をすることもできるでしょう。
もちろん、留学の目的は英語学習であり、頻繁に外出をするのは難しいかもしれませんが、友達と出かけるのは会話練習にも最適です。
低費用で観光できるのも嬉しいところです。
フィリピンで半年語学留学するデメリット
メリットも大きいフィリピンの半年語学留学。
では、考えられるデメリットはどのようなものでしょうか。
日本人が多い
近年では、フィリピンは日本人の間でメジャーな留学先になってきています。
そのため、クラスメートがほとんど日本人という状況が起きてしまうことがあります。
また、たとえ多国籍のクラスであっても、日本人同士で固まりがちになることで、英語学習の妨げになることも。
英語だけに集中したい場合は、日本人と関わりすぎない意識を持つことが大切です。
ルールが細かい
フィリピン留学は、楽しむことよりも勉強を重視していることが多いです。
そのため、学校によっては様々なルールが設けられています。
例えば、寮には門限が設定されており、万が一門限に遅れるとペナルティが課されることがあります。授業が朝早くから始まるため、夜更かしは厳禁です。
逆に言えば、英語を本気で伸ばしたい人にとっては最適な環境が整っているといえます。
モチベーション維持
半年間、英語漬けの日々を送るのは想像以上に大変です。
大学間の留学と異なり、語学留学は英語学習の繰り返しの日々です。
2か月、3か月と経つごとに、モチベーションを維持するのが難しくなってくるでしょう。
授業を変更したり、生活ルーティンを変えてみたりして、自分でモチベーションを維持する方法を見つける必要があります。
休学が必要な場合も
大学生の場合、語学留学は基本的に大学内のプログラムから外れるため、1年間の休学をしなくてはいけません。
社会人であれば半年間の休みを得るのはさらに難しいでしょう。
多いのが、転職のタイミングでフィリピンに留学をするケースです。筆者の知人も、仕事を辞めたタイミングで語学留学をしていました。将来設計にも関わるため、慎重に計画を立てましょう。
フィリピンで半年語学留学する場合の費用
フィリピンでの留学にはどのくらいの費用が掛かるのでしょうか?
大まかな区分ごとにかかる費用について解説します。
授業料:100~130万円
半年間となると授業料は100万円ほどかかります。
フィリピンの語学学校は基本的に全寮制になっており、授業料に宿泊費と食費が含まれています。そのため、この授業料は学費と滞在費が含まれた料金になっています。食事は一日3食提供されることが多いです。
アメリカやヨーロッパの留学の場合はホームステイをするのが一般的で、授業料に加えでホームステイ代や食費が別途かかります。
費用が数倍にのぼることを考えると、フィリピン留学はかなり低コストといえるでしょう。その他、教材費や入学金で数万円の出費があります。
航空券代:5~12万円
フィリピンへの渡航費は基本安価ですが、長期休みなどの繁忙期には値段が大きく上昇するため注意が必要です。
閑散期であれば、5万円前後でチケットを買うことができます。
ビザ:10万円
日本からフィリピンに渡航した際、30日間の観光ビザが交付されます。
その期間を超えて滞在する際はビザの延長をする必要があり、期間別でその延長料金も異なります。半年間への延長にかかる費用は5万円前後です。
また語学学校に通う場合、SSP(学生専用ビザ)や9週間以上の滞在に必要なACR I-Card(外国人登録証)など、ビザ関係で取得するものが複数あります。
これらの費用を含め、ビザ関連の出費には10万円ほどを目安に考えておきましょう。
フィリピン半年語学留学の効果
英語力を上げるのに最適なフィリピン留学。
実際に半年で得られる効果についてまとめました。
英語の基礎力の向上
フィリピン留学に来る人の中には、学生時代英語が苦手だったという人も少なくありません。
語学学校では、レベル別にクラスがふりわけられるため、自分のペースで英語学習を進めることができます。
リスニング、スピーキング、リーディングといった基本的な英語スキルを学ぶことで、半年間で十分な英語力アップが期待できます。
ネイティブレベルに達するのは難しいかもしれませんが、海外旅行などで困らない程度の英語力に達することができるでしょう。
特に、スピーキング力の向上が期待できます。日本の英語学習はリーディングやリスニングに偏りがちで、スピーキング練習をする機会が少ないのが現状です。
留学中は、講師との対面での英会話レッスンに加え、日常生活でも英語を使う機会が増えるため、スピーキング力を大幅に向上させることができます。
半年がたつ頃には、英語を話すことへの抵抗感もなくなっているでしょう。
行動力がつく
留学では、自分でいろいろなことに対処しなくてはいけません。多くの挑戦を経ていく中で、チャレンジを恐れない行動力を身に着けることができます。
異国の地で半年間生活する経験は、その後の人生でも大きな自信になるでしょう。
友人との出会い
語学学校には、様々なバックグラウンドを持つ人が集まります。年齢や国籍もバラバラでありながら、語学学校では誰もが同じ学生です。
幅広い友人関係を築くことができ、価値観や視野を大きく広げてくれる出会いになるでしょう。
同じ目標をもった友人と出会うことで、多くの刺激を受けることができ、辛い時期でも切磋琢磨し合うことができます。
フィリピン半年語学留学の効果を最大化するコツ
貴重な半年間を最大限に活用するためには、いくつかのポイントに注意を払うことが重要です。
以下のコツを参考にして、半年間を最大限いかしましょう。
生活で英語を使う
語学学校には日本人も多く、ついつい日本人グループで固まりがちです。
しかし、留学中にも日本語をずっと話してしまうと、英語学習の効果も半減してしまいます。日々の会話や、生活の中で英語を使う意識をもちましょう。
おすすめはスマホを英語設定にすること。
スマホは毎日使用するものなどで、自然と生活から英語を取り入れることができます。設定からすぐ変更できるため始めやすいのも嬉しいところです。
英語の基礎力を事前につけておく
留学の中で英語力を基礎から向上させることは可能です。
一方で、せっかくの留学の機会を基礎的な文法スタートにしてしまうのは、少しもったいないです。
中学・高校レベルの文法や、単語を勉強しておくことで、留学中は英語のブラッシュアップに多くの時間を割くことができます。
留学が決まったら、少しでも対策をしておくことをおすすめします。
まとめ
この記事では、半年間のフィリピン留学について解説しました。フィリピンは、費用面や設備面からメリットが大きく、非常に人気の高い留学先です。
学習環境がハードであるからこそ、半年間でしっかりと英語力を伸ばすことができるでしょう。将来の長期留学を見据えた最初の留学先としてもおすすめです。
しっかりリサーチを行い、自分に合った留学スタイルを見つけましょう。