
ネイティブキャンプのコラムをご覧の皆様、こんにちは!本記事では、学生さんから社会人、シニアの方まで海外や英語学習に興味のある方に向けた情報を発信していきます。
ズバリ、今回特集するのは
「中学生のフィリピン留学」についてです!
近年、英語を効率的に習得したい人達の間で、非常に人気の留学先であるフィリピン。
日本からフィリピンへ語学留学に行く方の年齢層は、大学生や社会人の方が多いのです。しかし最近では、春休みや夏休みを活用し、未成年である中学生や高校生の留学も増えてきています。
そこでこのコラムでは、中学生のうちにフィリピン留学を経験してみたいという方のために有益な情報をご用意しました。まず、中学生から参加可能なフィリピン留学の主な種類について解説します。その後、中学生でフィリピン留学を行うメリットとデメリットを解説します。
また、まだ未成年である中学生が1人でフィリピンに留学をする際の注意点をリストアップしてみました。これを読むことで、事前に必要な対策を取ることができます。
最後に、中学生のフィリピン留学でおすすめの語学学校を複数紹介していきます。実際に学校を選定する際の参考にして見てくださいね。
- 中学生で可能なフィリピン留学の主な種類
- 中学生がフィリピン留学するメリット
- 中学生がフィリピン留学するデメリット
- 中学生がフィリピン留学する際の注意点
- 中学生のフィリピン留学でおすすめの語学学校
- まとめ
中学生で可能なフィリピン留学の主な種類
それでは早速、日本の中学生が参加可能なフィリピン留学の種類から解説していきます。中学生の年齢は12〜15歳ですので、まだ日本でもフィリピンでも未成年扱いとされる点に注意が必要です。未成年であるがために、渡航前に必要な手続きがあります。
単独渡航
中学生の年齢にあたる12歳〜15歳のお子さんが1人でフィリピン留学を行うことは、実際に可能です。
しかし、渡航前にWEGの申請を済ませなければいけません。
更に、中学生の留学生活を完全に管理することが困難であることを理由に、中学生の単身留学を受け入れている語学学校は少ないです。ただし、ゼロではありません。
入国時のみ保護者同伴
WEG申請をしても確実にフィリピンに入国ができるかは確約されていないため、入国時のみ保護者の方が付き添うほうが安心とされています。
せっかくフィリピンに来たので、保護者の方も数日間フィリピンに滞在し、お子様が学校生活に慣れるまで見守られる方がいらっしゃいます。
また1週間の授業を受講し、親子での短期留学を経験して帰国される保護者の方もおり様々です。
親子留学
親子留学とは、 保護者の方とお子様2人でフィリピンに留学をするという方法です。授業を一緒に受講するだけではなく、お子様のみが授業を受講して保護者の方は滞在のみという方法もあり様々です。
中学生のお子様を1人で長期間留学させること自体を、とても心配される保護者の方はたくさんいますので、このような形を取るといいでしょう。
学校によって受け入れ方法が異なるので、親子留学を受け入れている語学学校のホームページにて詳細を確認することをお勧めします。
WEG申請とは
ちなみに、先ほどから何度か触れている『WEGの申請』とは一体どのようなものなのかをここで説明しておきます。
フィリピンでは、人身売買や誘拐などの犯罪を非常に厳しく取り締まっていることから、15歳未満のお子様が保護者の同伴なしで入国することが法律で禁止されています。
しかし、事前にWEG申請をすることで単独もしくは両親以外の方と入国することが可能になります。
このWEG申請は、個人で行うことも可能ですがプロセスが複雑と言われています。
留学エージェントにお願いして申請手続きを行なってもらう人が多いようです。
参考資料:
ジュニア留学:フィリピン・セブ島留学 | 語学留学・英語留学ならフィリピン留学センター
中学生がフィリピン留学するメリット
続いて、中学生がフィリピン留学に挑戦することで得られるメリットをご紹介します。
欧米圏と比べて費用が安い
英語の語学留学というと、欧米圏への留学を考える人が多いかと思われますが、実はフィリピンの英語語学留学はとてもクオリティが高く、しかも費用が安く済むんです!
フィリピンは生活する上での物価が安いことや、日本と同じアジア圏で渡航時間が短いこと、渡航費用も抑えられるのが特徴です。
更に、目安として留学にかかる総額費用は
欧米圏のおよそ半分と言われています。
マンツーマン授業で自分に合った勉強ができる
フィリピン留学と欧米留学との大きな違いに、マンツーマン授業が受けられるという点が挙げられます。
フィリピンの語学学校には基本的に
マンツーマンの授業が用意されていて、これが主流です。
そのため、留学経験のない中学生や、大量に英語に触れた経験のない中学生でも先生との1on1の授業により自分のレベルに合った授業を受けることができます。
高校受験前に英語力の素地を作ることができる
高校生の受験勉強を経験する前に、まずは英語や英語を使った国際交流が楽しいものだという英語学習の素地を作ることが何よりも重要です。
中学生のうちにフィリピンで
たくさんの留学生たちと英語で交流することで、高校受験前に進路について考える際にも視野が広がります。
自立心を養い成長して帰って来れる
中学生で留学するということは、ほとんどのお子様にとって人生で初めて実家を離れて暮らすということになるのではないでしょうか。
母国語が通じない、文化も全く違う、知り合いが1人もいないという環境で、長期間親元を離れて暮らす経験自体が、その子の自立心を養ってくれます。
帰国した際には、多くの保護者の方が「自立している!」と感激することがとても多いようです。
参考資料:
中学生のフィリピン留学!メリット・デメリットや注意点を解説 | U-GAKU Media
中学生がフィリピン留学するデメリット
フィリピンに中学生のうちに留学することで得られるメリットを知った上で、そのデメリットについても確認しておきましょう。渡航を検討するための判断材料になります。
ガーディアン費用がかかる
ガーディアン費用とは、未成年の留学生が現地で生活をする際の保護者役として、生活面のサポート(買い物や外出)や体調不良時の病院の手配などをしてくれる人のことです。
サポートが手厚い分、日本で待っている保護者の方も安心できますが、そのぶんガーディアン費用が高くなってしまうのも事実。語学学校によって異なりますが、だいたい1週間で5000円〜10000円ほどの費用がかかります。
行動制限がある
未成年の方がフィリピンに留学する場合、1人だけで外出することは治安上危ないため、必ずガーディアンや語学学校のスタッフがつきます。
そのため、「自由に行動することは難しい」でしょう。
大学生や社会人の留学における行動自由度とは比較しない方がいいでしょう。
子供と離れた生活で感じる保護者の方の不安
初めて親元を離れることにプラスして、暮らす場所がフィリピンともなると留学する本人以上に保護者の方の不安は大きいでしょう。
もちろん、留学中に保護者の方とお子さんが定期的に連絡を取れるようにルールなどを作るなどの工夫ができますが、やはり一番重要なのは信頼して子供を預けられる語学学校を選ぶことです。
語学学校を選定する際に、 安全面や治安面、健康面のサポートがあるかなどをしっかりと確認していきましょう。
参考資料:
中学生のフィリピン留学!メリット・デメリットや注意点を解説 | U-GAKU Media
中学生がフィリピン留学する際の注意点
続いては、特に中学生が単独でフィリピン留学を行う際に注意しておきたいことを具体的にお伝えしていきます。お子さんにはしっかりと理解してから渡航してもらうようにしましょう。
WEGの事前申請
先ほどもお伝えしたとおり、フィリピンでは15歳未満の未成年者の単独での渡航が禁じられています。単身留学をするためには、事前にWEGの申請が必要です。
このことを知らずに、「渡航日当日まで申請が終えられていなかった・・・」ということがないようにしましょう。入国管理局にゲートで停められ日本に逆戻りということになってしまいます。
中学生のサポート体制についての確認が必須
語学学校によっては 日本人スタッフが常駐しているところや、 ランドリーを全て任せておけるところなどがあります。
また、学校スタッフと定期面談があり生活や勉強面での悩み事や心配事などを相談できる機会が設けられているところもあります。
このように中学生にとって手厚いサポートが提供されている学校かどうかを見極めていくことが、学校選択の際に大変重要です。
周辺の生活環境と治安の確認が必須
フィリピンの一部地域では治安に注意が必要ですが、語学学校があるエリアは比較的安全な場合もあります。語学学校の立地やどのような地域に建物や寮があるかなどを確かめておいて損はないでしょう。
専門の留学エージェントに、希望している語学学校の周りの治安について聞いてみるのがおすすめです。
参考資料:
中学生単独で留学できるフィリピンのおすすめ語学学校6選 | セブ島バディー
中学生のフィリピン留学でおすすめの語学学校
このコラムの最後に、フィリピン留学でおすすめできる
中学生のための語学学校を紹介していきます!
CIA (Cebu International Academy)
最初に紹介するのは、セブ島のマクタンというエリアにあるセミスパルタのリゾート校CIAです。施設も新しく、 ハイクオリティな英語学習が可能です。
日本人スタッフが勤務していることと、TOEICやIELTSなどの資格試験対策に特化したコースを用意しているのが特徴です。
また、ジュニアキャンプというイベントも長い間続いており、2024年度のジュニアキャンプで41回目の開催となったそうです。
GLC (Global Language Cebu)
続いて紹介するのは、GLCです。セブシティエリアにあるノンスパルタ校です。
学校からセブシティまでは、無料のシャトルバスが運行していて、放課後外出して遊びにいく為のアクセスが良好です。
また、親子留学としての評判がとてもいいことで有名です。五名以上の日本人スタッフが駐在しているため、もしもの時も安心できます。
GLCでも毎年夏にジュニアキャンプが開催されています。キャンプ中はフィリピン人のガーディアンが各部屋にアサインされて学生の面倒を見てくれます。
ELSA
ELSAは、セブ島のセブシティの中心地から車で約1時間ほど行ったところにあるコンポステラというエリアにある語学学校です。
中心部から離れているため、東京ドーム一個分の広さを持つフィリピンの広大な自然の中で、リゾート感を満喫しながら勉強ができます。
現地の私立学校の英語プログラムに参加することもできるため、実際に現地の学校生活を体験することが可能です。
親子留学の場合は、お子様の年齢が0歳から受け入れをしています。保護者が授業を受けている間にベビーシッターが面倒を見てくれます。
また、4〜6歳のお子さんには幼稚園での受け入れ、6歳からのお子様(小学生)はマンツーマン授業といったように、お子様の年齢に合わせた留学プログラムが要されているのも特徴です。
この学校は、WEGを申請すれば中学生単身での留学も受け入れている数少ない学校です。
参考資料:
中学生向けのフィリピン留学の特徴や語学学校の選び方などを徹底解説! | リッシュ留学
まとめ
このコラムではここまで、
日本の中学生が挑戦できるフィリピン留学について詳しく解説してきました。
いかがでしたでしょうか?
挑戦できる留学の種類は主に3つ。単身留学と、入国時のみの親子留学、親子留学でした。
自分のお子さんの現在の英語学習へのやる気度や、
海外への興味関心度に合わせて、治安やサポート体制の整っている地域の語学学校を見つけられるといい留学ができそうですね!
ぜひ、このコラムでご紹介した語学学校も候補の一つとして参考にしてみてください。
◇経歴
大学時代に、外国語がどのように学ばれるのかについて興味を持ち、日本の大学院で第二言語習得論•応用言語学の研究に励む。
修了後はインターナショナルスクールの先生や、小学生オンライングループ英会話のバイリンガル講師、日本の文化を海外に広める音楽スクールで活躍中。
◇資格
IELTS Academic module 6.5
(speaking 6.5 reading 7.0 listening 6.5 writing 6.0)
◇留学経験
高校時代、春休み中にニューヨークにある姉妹校のタウンゼント•ハリス高校へ研修に参加。
その後大学時代にニュージーランドに一学期間の留学を経験。語学学校に通ったのち、主に応用言語学を中心に学ぶ。
◇海外渡航経験
つい数ヶ月前、高校ぶりに訪れたニューヨークの空港でみつけたストリートピアノ。
つい弾きたくなりニューヨーク出身の作曲家ジョージ•ガーシュインの「ラプソディーインブルー」を弾いたら、メキシコのカンクン行きの搭乗を待っていた皆さんから盛大な拍手を貰いました!とてもいい思い出です。
◇自己紹介
これまでの海外経験や、日本で出会った留学生たちとの交流から、英語をはじめとした外国語を使うことで、私たちの視野や価値観はどんどん広がっていくと確信しています!
英語が好き!と言う気持ちを大切に、英語を学び続けられる燈を見つけられるよう行動すると、英語学習が楽しくなります!