「英語が全く話せないのに留学なんて無理に決まってる...」
そう思い込んでいませんか?
実は、毎年多くの日本人が英語力ゼロの状態から留学に挑戦し、成功しています。
英語力ゼロでも留学は決して夢物語ではありません。
留学先を上手に選び、しっかり準備すれば、英語力アップだけでなく、人生を変えるほどの成長を手に入れられます。
この記事では、英語力ゼロからでも留学を成功させるための準備方法や留学先選び、現地での学習法、そして留学がもたらす成長について詳しく解説します!
英語が話せなくても留学に興味がある方は、ぜひ最後までお読みください。
- 英語力ゼロでも留学は可能か?
- 英語力ゼロからの留学準備:必要なステップと心構え
- 英語力ゼロでの留学先選び:おすすめの国とプログラム
- 留学中の英語学習法:現地での効果的な学び方
- 英語力ゼロからの留学がもたらす成長とキャリアへの影響
- まとめ
英語力ゼロでも留学は可能か?
英語力ゼロでも留学は可能です!
語学留学やワーキングホリデー、一部の専門学校などでは、英語力の条件なしで受け入れてくれるプログラムが数多くあります。
一方で、留学の種類によって必要な英語力は異なること、また準備なしでの留学は困難を伴うことがあるのも事実です。
まずは、留学の種類やそれぞれの留学に必要な英語力、英語力ゼロで留学する際のメリットや課題について見ていきましょう。
留学の種類と必要な英語力
留学の種類によって、必要とされる英語力のレベルは大きく異なります。
語学留学は英語力ゼロからでも受け入れてくれるケースが多く、初心者向けのクラスから気軽に始められます。
ワーキングホリデーも基本的に語学力の条件はありませんが、現地で仕事を探す際には最低限のコミュニケーション能力が必要です。
一方、海外の大学や専門学校への正規留学では、TOEFLやIELTSなどの英語試験のスコアが求められることが多いでしょう。
英語力ゼロからのスタートの場合、まずは語学留学から始めると安心かもしれませんね。
英語力ゼロで留学するメリット
英語力ゼロで留学することには、実は多くのメリットがあります。
最大のメリットは、言語を使う環境に完全に身を置くことで、短期間で集中的に学べることです。
日本にいると英語に触れる機会は限られていますが、留学先では24時間英語漬けの生活を送れます。
また、全く話せない状態からのスタートなので、伸び代が大きく、ちょっとした会話ができるようになるだけでも大きな達成感を味わえます。
言葉が通じない環境で生活することで、コミュニケーション能力や問題解決能力も自然と身につくでしょう。
このように、英語力ゼロからの挑戦は、語学力だけでなく人間的な成長が期待できるのも魅力です。
英語力ゼロ留学で直面する課題
英語力ゼロで留学すると、最初はいくつかの壁にぶつかるでしょう。
一番大変なのは、やはりコミュニケーションの難しさです。
基本的な会話もままならないと、単純な買い物や電車の乗り方ですら苦労します。
また、授業についていけない焦りや、友達づくりの難しさにも悩むこともあるかもしれません。
とくに最初の1~2ヶ月は心身ともにきついと感じる時期。
ですが大丈夫です!こうした困難は徐々に薄れていきます。
最初から完璧を求めず、日々の小さな進歩を大切にする気持ちで乗り切りましょう。
英語力ゼロからの留学準備:必要なステップと心構え
英語力ゼロからの留学準備には、段階的なステップと心構えが必要です。
基礎から始めて徐々にレベルアップしていくことで、現地での生活にスムーズに馴染めます。
まずは、以下の4つのステップに沿って準備を進めていきましょう。
ステップ1 最低限必要な英語の基礎知識を身につける
英語力ゼロから留学する場合でも、最低限の基礎知識を身につけておくと安心です。
まずは日常生活でよく使う単語を覚えましょう。
食べ物、数字、交通機関、あいさつなど、生活に直結する言葉が特に役立ちます。
「Hello」
「Thank you」
「Excuse me」
といった基本フレーズも必須です。
文法は完璧を目指す必要はありません。
「I am〜」
「I want〜」
「Can I〜?」
といった簡単な文型が使えるだけでも十分です。
中学レベルの基本文法を押さえましょう。
スマートフォンの翻訳アプリも強い味方です。
毎日15分でも継続して学習すれば、少しずつ自信がついてきます。
ステップ2 必須の実用フレーズを覚える
次に、実用的な英語のフレーズを覚えていきましょう。
「Where is the bathroom?(トイレはどこですか?)」
「How much is this?(これはいくらですか?)」
など、すぐに使える表現を優先的に学ぶことをおすすめします。
会話が理解できない時は
「Could you speak slowly?(ゆっくり話してもらえますか?)」
といった基本フレーズが強い味方になります。
映画やドラマも生きた英語を学ぶ絶好の教材です。
英語字幕付きの作品を見て、登場人物の話し方をマネしてみてください。
最初は聞き取れなくても、何度も視聴するうちに耳が慣れてくるでしょう。
とくに「シットコム」と呼ばれるジャンルのドラマは、日常会話が満載で実用フレーズの宝庫なので、ぜひチェックしてみてくださいね。
ステップ3 英会話スクールで学ぶ
実際に英語を話す経験を積むには、英会話スクールやオンライン英会話サービスの活用がおすすめです。
英会話スクールでは、プロの講師から正確な発音やニュアンスを直接学べます。
週に1〜2回のレッスンを3ヶ月続けるだけでも、驚くほど基本的なコミュニケーション能力が身につきます。
オンライン英会話は、忙しい方でも時間や場所を選ばず利用できます。
15〜25分程度の短いレッスンを毎日受ければ、自然と英語に触れる習慣が作れるでしょう。
料金も比較的リーズナブルで、多くのサービスでは無料体験レッスンも用意されています。 ぜひ一度試してみてください。
発音や会話の流れをつかむことで、留学先でも自信を持って英語を話せるようになります。
ステップ4 留学先の文化や習慣を理解する
留学を成功させるには、言葉の習得以上に、その国の文化や生活習慣を前もって理解しておくことが欠かせません。
まず、留学先の基本情報を調べることから始めましょう。
現地の気候や通貨、交通システムといった生活に直結する情報を事前に把握しておくことが大切です。
次に、各国の文化的習慣や生活ルールを事前に理解しておくことも重要です。
イギリスの左側通行やアメリカのチップ文化といった生活ルールから、アジアでの靴を脱ぐ習慣、ヨーロッパの頬にキスする挨拶まで、地域によって異なる文化的作法を知識として備えておきましょう。
不要なトラブルを避けられるだけでなく、現地の人々と良好な関係を築きやすくなります。
英語力ゼロでの留学先選び:おすすめの国とプログラム
英語力ゼロから留学を考える場合、留学先選びが成功を大きく左右します。
ここでは、英語力ゼロでも挑戦しやすい留学先3選とおすすめのプログラムをご紹介します。
フィリピン
1つ目のおすすめの国は、フィリピンです。
フィリピン留学最大の魅力は、マンツーマンレッスン中心の集中的な学習環境があることです。
1対1の授業では、自分のペースで基礎から英語を学べ、疑問点をその場で質問できるので効率的に上達します。
フィリピン人教師は非ネイティブのため、ゆっくり分かりやすい英語で教えてくれることが多く、初心者も安心して学べるでしょう。
スピーキングや発音重視の授業が多いので、実践的な英会話スキルが自然と身につきます。
また、留学費用も欧米諸国の半分以下で留学できるため、効果的とされる3ヶ月以上の長期滞在も実現しやすいことも魅力のひとつです。
日本人が少ない学校を選べば、英語漬けの環境も作りやすいでしょう。
カナダ
2つ目のおすすめの国は、カナダです。
カナダの多くの語学学校では、17段階もの細かいレベル別クラス分けがあり、英語力ゼロの方でも適切なレベルから学習をスタートできます。
「サバイバル英語」と呼ばれる英語初心者向けプログラムも充実していて、挨拶や買い物など日常生活に必要な表現を優先的に学べます。
また、バンクーバーやトロントなどの都市では、日本語サポートが充実した学校も多く、緊急時も安心。
ホームステイ先も初心者への配慮がある家庭が多いので、基礎からコミュニケーションを学ぶ環境として、カナダ留学は理想的だといえます。
オーストラリア
3つ目のおすすめの国は、オーストラリアです。
「サーティフィケートI」など初級者向けコースが整備されていて、基礎的な日常会話から段階的に学べるプログラムが充実しています。
少人数制のクラスでは、経験豊富な先生から個別フィードバックをもらえるのが嬉しいポイント。
多文化社会なので、様々な英語のアクセントに触れられることも長期的な英語力向上に役立ちます。
オーストラリア人はとてもフレンドリーで、学生ビザでの就労も認められているので、実践的な場面で英語を使う機会がたくさんあります。
また、ブリスベンやゴールドコーストは治安も良いため、初めての留学先としても安心ですね。
留学中の英語学習法:現地での効果的な学び方
留学中に英語力を効果的に伸ばすためには、積極的な姿勢と計画的な学習アプローチが必須です。
英語力ゼロからスタートした場合でも、正しい方法で学習すれば確実に上達します。
ここでは、現地での実践的な英語学習法について見ていきましょう。
失敗を恐れずに積極的に話す
英語力ゼロからの留学で最も大切なのは、間違いを恐れずに積極的に英語を話すことです。
完璧を求めるあまり会話の機会を逃す人が多いですが、「間違えること」は学習の自然なプロセスです。
ゆっくり話すことは恥ずかしいことではなく、むしろ相手に伝わりやすくなります。
わからないことがあれば
「Can you repeat that, please?(もう一度言ってください)」
と素直に伝えることが大切です。
最初は単語を並べるだけでも構いません。
困ったときには
「I'm sorry, I don't understand.」
と正直に伝えれば、多くの場合、相手はゆっくり話し直してくれます。
言葉だけでなく、ジェスチャーや表情も活用しましょう。
こうした素直な姿勢と積極性が、英語上達のコツです。
日常生活で英語に触れる機会を増やす
留学中は、日常生活のあらゆる場面を英語学習の機会として活用しましょう。
ホストファミリーとの会話は絶好の学習の機会です。
彼らの言い回しや発音を意識的に真似てみることで、自然な英語が身につきます。
食事の時間や夕方の家族団らんの時間を大切にしましょう。
また、現地のテレビ番組や映画も魅力的な教材です。
とくに好きな映画やドラマのセリフを繰り返し聞いて真似ることで、発音やイントネーションが改善されます。
字幕付きで見ることから始め、徐々に字幕なしで理解できるようにステップアップしていきましょう。
現地の友人をたくさん作る
英語環境に身を置くために、現地の友人関係を広げることが重要です。
留学先では、慣れない環境や言葉の壁にぶつかると、つい日本人同士で固まりたくなりますよね。
安心できる場所があるのは大切なことです。
ですが、英語上達のためには、時には居心地のいい日本人グループから一歩踏み出すことも必要です。
エクスチェンジパートナー(言語交換パートナー)を作って週に一度会うだけでも、お互いの言葉を教え合ううちに、いつの間にか貴重な友情が生まれていたりするものです。
そんな出会いもまた留学の良き思い出になるでしょう。
学校のクラブやボランティア活動に参加するのも良い方法です。
共通の趣味があると、言葉が完璧でなくても自然と会話が弾みます。
挫折期の乗り越え方
英語学習には必ず「壁」を感じる挫折期がやってきます。
その際に大切なのは
「英語を聞く量」と「英語を話す量」
を毎日確保し続けることです。
正直、全く理解できない日もあるでしょう。
それでも英語に触れる習慣を絶やさないでください。
日記を英語で書いたり、スマホの設定を英語にしたりする小さな工夫だけでも大丈夫です。
「今日は店員さんと会話ができた!」
「映画の一部が字幕なしで理解できた!」
など、小さな成功体験を積み上げましょう。
璧を求めすぎないことが大切です。
言語習得は山あり谷ありの旅。
諦めなければ、少しずつ、でも確実に上達していきます。
英語力ゼロからの留学がもたらす成長とキャリアへの影響
英語力ゼロからの留学は、短期間での英語力向上だけでなく、人間的な成長や将来のキャリアにも大きな影響を与えます。
ここでは、英語力だけでなく、異文化適応能力や自己成長など、留学全体を通して得られる価値について解説します。
6ヶ月で獲得できる会話力
英語力ゼロからでも、6ヶ月の留学で日常会話レベルの英語力を身につけられます。
実際に多くの方の留学体験談を見ると、最初の2〜3ヶ月で基本的な日常会話ができるようになり、6ヶ月程度で自分の考えをしっかり伝えられるレベルに達しています。
とくに毎日8時間以上、英語環境に身を置くと、リスニング能力が驚くほど向上します。
日本にいる時と比べて圧倒的に多い英語の刺激は、私たちの脳に驚くほど大きな影響を与えます。
個人差はありますが、だいたい3ヶ月目頃から
「あれ?英語が聞き取れる!」
という実感が湧いてきて、それに伴って自分から話す量も自然と増えていくでしょう。
完璧な文法や発音にこだわらず、とにかく伝える努力を続けることが大切です。
語学力以外で得られるスキル
英語力ゼロからの留学では、語学力以外にも価値あるスキルが身につきます。
まず、コミュニケーション力が格段に上がります。
言葉が通じない状況で身振り手振りや図を描いたりするため、あらゆる手段で伝える力が磨かれます。
また、問題解決能力も鍛えられます。
見知らぬ環境での困難を自分の力で解決していく体験は何物にも代えがたいものです。
さらに、異なる文化に触れることで、適応力や忍耐力も自然と身につきます。
最初は戸惑うことも多いですが、その分成長も大きいです。
こうした非認知能力の向上は、将来のどんな場面でも力を発揮してくれるでしょう。
留学で得られる人間的成長
英語力ゼロからの留学で一番価値があるのは、実は英語を習得すること以上に、人として大きく成長できる経験です。
異なる文化や価値観に触れると、今まで当たり前だと思っていた自分の考え方や習慣を新しい目で見直せます。
この気づきが、人としての視野をぐっと広げてくれます。
困難を乗り越えた自信は、帰国後の人生でもきっと役立つでしょう。
また、世界中の友人とつながることはかけがえのない財産です。
異なる背景を持つ人々との出会いは、帰国後も続く大切な絆を生み出します。
「言葉が通じなくても心は通じる」という体験から得られる学びは、単なる英語習得をはるかに超える価値があります。
帰国後のキャリアへの影響
英語力ゼロからの留学経験は、帰国後のキャリア形成において大きな武器となります。
履歴書やエントリーシートで留学経験をアピールするときは、単に留学したと書くだけでなく、そこで何を学び、どう成長したかを具体的に伝えましょう。
海外での言語の困難を克服したストーリーや、異文化環境で培った対応力などを具体的な事例を交えて語ると、面接官の記憶に強く残ります。
留学で身につけた英語力や国際感覚は大きな強みです。
外資系企業や国際部門、観光業界など、その経験を活かせる就職先を視野に入れてみるのもよいでしょう。
まとめ
この記事では、英語力ゼロからの留学について解説してきました。
英語力ゼロから留学に挑戦したい方は、フィリピンやカナダ、オーストラリアなどの初心者に優しい国を選ぶことをおすすめします。
出発前には、簡単なフレーズだけでも覚えておきましょう。
そして現地に着いたら、間違いを恐れず勇気を出して積極的に英語を使ってください。
英語力ゼロからの留学は、単なる語学習得ではなく、異文化への適応力、コミュニケーション能力、そして人間としての自信を育む贅沢な経験です。
英語力ゼロから海外に飛び出したいという方は、この記事を参考に、ぜひ今日から小さな一歩を踏み出してみてくださいね!

◇経歴
・インターナショナルプリスクールでの勤務経験あり
・幼児英会話講師としての勤務経験あり
◇資格
・ケンブリッジ英語検定FCE
・実用英語技能検定2級
・幼保英語検定2級
・児童英語インストラクター資格
◇留学経験
・オーストラリア(1年間)
・イギリス(1か月)
◇海外渡航経験
【旅行】
イタリア、オーストラリア、ハワイ、グアム、プーケット、バリ島、セブ島、台湾
◇自己紹介
英語と旅行に魅了され、学生時代にオーストラリアとイギリスへの留学を経験。
異文化との出会いが人生の大きな転機となる。
幼児英会話講師としての経験を積み、現在は英語や異文化の魅力を発信するWebライターとして活動中。
夢は、娘との親子留学といつかは家族で海外移住。
趣味は、週末プチ農業と地元のグルメ探し。