留学したくても時間がなくて断念している人でも、
年末年始を活用した短期留学なら可能な人もいるのではないでしょうか。
特に社会人はまとまった休みを取ることが難しいですが、年末年始なら、1〜2週間の冬休みが取れることもあるでしょう。
語学力の向上はもちろん、異文化に触れる経験は、新年のモチベーションアップにも最適です。
この記事では、年末年始留学について、詳しくご紹介しています。 この記事を参考に、ぜひ次の年末年始は留学に挑戦し、素晴らしい1年のスタートを切ってみてくださいね。
年末年始留学のメリットとは
年末年始留学には魅力的なメリットがたくさんあります。ここでは多くの人に共通するメリットを3つにしぼって解説します。
社会人も学生もスケジュール調整しやすい
冒頭でも触れているとおり、年末年始は仕事や学校が休みになる人が多く、長期の有給休暇を取らずに海外留学ができる時期です。
忙しい社会人にとっても、年単位の留学は望んでいない学生にとっても、年末年始の留学はスケジュール調整がしやすいのです。
限られた期間でも集中して学べる
語学学校の中には、年末年始に向けた短期集中プログラムを用意している学校もあります。
冬休みの間に英語力をぐっと底上げすることも夢ではないのです。
ホリデーシーズンの異文化体験ができる
年末年始は留学先候補となる多くの国でも、ホリデーシーズンとなっています。
特に英語留学ができる国々ではクリスマスの盛り上がりがすばらしく、現地のクリスマスマーケットを楽しむことも可能です。
しかし、年始についてはカウントダウン以降は日常が戻るため、日本のような盛り上がりはないかもしれません。
年末年始におすすめの留学先とプログラム
年末年始留学をしてみたいと思っても、どの国に行けば良いかわからないという人もいるでしょう。
そこでここでは、年末年始留学が充実しやすいおすすめの留学先とプログラムをご紹介します。渡航先に悩んだら、こちらから選んでみてはいかがでしょうか。
セブ島(フィリピン):コスパ抜群&リゾート感
セブ島は日本からも近く、集中的な短期留学がしやすいプログラムも揃っており、さらに費用がお手頃でコスパが良いという特徴があります。
しかも常夏のエリアのため、寒い日本の冬から逃げて、セブ島でビーチリゾートを楽しみながらの留学という、とても充実した留学が可能なのです。
オーストラリア:真夏のクリスマスと語学学習
南半球のオーストラリアでは、年末年始は真夏です。 ですから、セブ島同様、寒い日本の冬に疲れた人にはぴったりの渡航先。
ちなみにオーストラリアなら真夏のクリスマスも楽しめますよ。語学学校も充実していますから、英語力アップにも最適です。
マルタ:ヨーロッパ×リゾート×英語
公用語が英語のマルタは、ヨーロッパ圏では比較的リーズナブルに英語留学ができる国です。
冬もそれほど寒くなく、リゾートではあるものの割と落ち着いた環境の中、クリスマスマーケットや石畳の街並みも楽しめます。
台湾:英語+中国語も選べる親しみやすさ
語学留学先として人気が高まっている台湾は、日本から近く短期留学に非常に向いている国のひとつです。
ちなみに台湾は旧正月をお祝いするため、年末年始のお祝いはそれほど派手ではありません。
クリスマスは日本と同じような感じで、元旦はお休みですが、その後は通常営業です。 ですがその分、年末年始に日常生活を送りやすい留学先と言えるでしょう。
親子留学:家族で海外を楽しむ冬休み
年末年始なら、子供も親御さんも冬休みというご家庭もあるでしょう。そんなご家庭なら、この時期に
親子留学をしてみてはいかがでしょうか。
子どもはジュニアクラス、大人は一般英語やビジネス英語など、それぞれの目的に合わせたクラスを受講でき、暇には一緒にビーチで遊んだり、街歩きを楽しんだりなんて体験が叶います。
冬休みの思い出づくりには、ぴったりです。
社会人に最適な年末年始留学プラン
まとまった休みが取りにくい社会人にとって、年末年始は貴重な学びのチャンスです。そんな社会人にぴったりな年末年始留学プランをご紹介します。
短期語学留学
社会人にとって、時間はとても貴重なもの。年末年始の休暇を利用した短期語学留学なら、限られた期間で集中的に英語力を高めることが可能です。
年末年始はお休みの学校もありますが、年末年始留学をする社会人向けにコースを開講している学校も多いですから、ぜひチェックしてみましょう。
ホームステイでリアルな英語環境に浸る
年末年始は休暇に入る語学学校も多いですが、ホームステイならやっている国も多いです。ホームステイは、語学だけでなく文化体験もできる人気のスタイル。
年末年始にはホストファミリーとのクリスマスや年越しイベントなども体験でき、充実した時間を過ごせるでしょう。
がっつり勉強!というよりは、
英語を実践で練習しながら異文化体験という人に最適です。
学生向け年末年始留学のポイント
学生が年末年始留学をする場合、社会人よりは長期間の留学がしやすいでしょう。ですから、コースにも自由度が生まれます。
しかし時間が限られていることは共通していますから、ポイントを抑えた計画をすることが大事です。
ここからは、学生の年末年始留学のポイントを解説していきます。
進学や就職に活きる体験を
たとえ冬休みを利用した短期留学でも、しっかり学べば履歴書に書ける実績となり、面接での話題にもなるでしょう。
ですから、学生が年末年始留学をするなら、進学・就職を意識したスキルアップが叶うコース選びをしましょう。
国際的な人間関係や知見を広げよう
留学をすれば、現地で同年代の外国人たちと交流する機会もあるでしょう。
こうした機会を生かせば、視野が広がり、その後の人生に大切な存在となる交友関係を築くこともできるかもしれません。
年末年始留学の費用と予算計画
年末年始は航空券や滞在費が高騰しがちなハイシーズンです。とはいえ、事前にしっかり予算計画を立てておけば、留学を実現できます。
ここでは、年末年始留学にかかるおおよその費用と、賢く予算を組むためのポイントを紹介します。
平均的な留学費用
以下は年末年始留学をフィリピンや台湾など近場にした場合の費用目安です。
費目 | 年末年始の目安 | 備考 |
授業料 | 5万〜15万円 | 集中コース(1日6時間前後)を想定 |
滞在費(寮・ホームステイ) | 3万〜6万円 | 食事込みのプランが多い |
航空券 | 7万〜15万円 | 渡航先によって変動 |
教材費・登録料など | 5千〜2万円 | 語学学校によって異なる |
娯楽費・現地交通費 | 1万〜5万円 | 食事・観光・移動など含む |
上記のように、行き先がセブ島や台湾なら、年末年始でも留学費用を20万円程度に抑えることも可能です。
逆にオーストラリアやマルタなど、少し遠くて物価が日本と同等かそれ以上の国を選ぶと、上記の倍の費用が必要なこともあります。
留学エージェントの活用で安心
年末年始限定のパッケージが充実している留学エージェントは少なくありません。
自分で手配するよりも高額になることもありますが、特に忙しい社会人にとっては、自分で手配するのは大変です。
エージェントに支払う費用には、さまざまなサポートが費用に含まれていることが多く、初めての海外留学でも安心して挑戦できます。
費用を抑えるには?
年末年始留学でなるべく費用を抑えたい場合は、自己手配、もしくは留学プログラムのみエージェントにおまかせするのがおすすめです。
キャンペーン中のプログラムや、早割を実施している語学学校を選べば、さらに費用を抑えることができます。
まとめ
時間がなくて留学をあきらめていた人でも、年末年始は短期留学に挑戦できるチャンスです。
語学力アップはもちろん、異文化に触れるという特別な体験は新年のモチベーションにもつながるでしょう。
本文中でも触れているとおり、行き先やプランを工夫すれば、費用も時間も無理がなく、しかも効果的で充実した留学が可能です。
次の年末年始は、
思いきって留学という夢を叶えてみませんか?

◇経歴
・英日翻訳および翻訳校正
・Webライター(ジャンル:英語・留学・旅行など)
・英会話講師
・カスタマーサポート/コールセンター(イギリスおよび日本・英語使用)
・カフェ店員(イギリス)
◇資格
TOEIC935点
英検準1級
ケンブリッジ英検FCE合格
◇留学経験
・イギリス:約10ヶ月(ロンドン内語学学校)
・グアテマラ:約3ヶ月(アンティグア内語学学校)
◇海外渡航経験
・イギリス:合計5年弱(内1年10ヶ月ワーホリ)
・グアテマラ:合計9ヶ月
合計50カ国に渡航歴あり
◇自己紹介
国内外で翻訳者兼Webライターとしてフリーランスをしています。これまで手がけた記事は1万記事以上。翻訳経験は通算7年位になります。
21歳の頃語学留学で渡英し、その後ワーホリビザ等を取得し、数年ロンドンで働いていました。
グアテマラへのスペイン語留学経験もあります。