
「英語を短期間で伸ばしたい。でもできるだけ費用は抑えたい。」
そんな願いを叶える海外留学先として、
フィリピンのセブ島が人気を集めています。
1ヶ月でも、集中的に学ぶことで確かな効果を得られるのがセブ島留学の魅力。
とはいえ、「本当に英語力は伸びるの?」
「費用はどのくらい?」といった疑問を持つ人も多いでしょう。
本記事では、セブ島での1ヶ月留学にかかる費用の内訳、学習効果、学校選びのポイント、さらには現地での生活情報まで詳しく解説します。
セブ島留学を考えている方は、ぜひ最後までご覧ください!
セブ島留学1ヶ月間で必要な費用とその内訳
セブ島留学は欧米諸国への留学よりもコストを抑えながら、
マンツーマンレッスンを受けられるのが大きな魅力です。本章では、1ヶ月のセブ島留学にかかる費用について、内訳を詳しく解説します。
1ヶ月のセブ島留学にかかる費用総額
セブ島での1ヶ月留学に必要な費用は、大きく以下の5つの項目に分けられます。
②航空券
③SSP取得費用
④海外旅行保険
⑤現地生活費
これらを合計すると、最安プランで約18万円、一般的なプランでは約33.7万円となります。
詳細を項目ごとに見ていきましょう。
学費(入学金・授業料・宿泊費・食費)
セブ島の語学学校の学費には、授業料だけでなく宿泊費や食費、光熱費、洗濯代まで含まれるのが一般的です。
これにより、留学中に必要な滞在費用の大部分が学費に含まれるため、予算の見積もりがしやすいというメリットがあります。
学費は、コースの内容や部屋のタイプ・種類によって異なります。
例えば、スタンダードプラン(6時間マンツーマン+2時間グループ)は以下のような予算感です。
2人部屋:約192,100円
4人部屋:約174,900円
その他、「スーペリアプラン(8時間マンツーマン)」
「ライトプラン(4時間マンツーマン+2時間グループ)」など、
授業時間数や内容によって料金が異なります。
授業数の少ないコースや、複数人部屋を選ぶと費用を節約できます。
ただし、以下の追加費用がかかる場合もあるため、事前に学校に確認しておきましょう。
光熱費(5,000円~10,000円/月)
登録料(5,000円~15,000円)
空港送迎費(5,000円~15,000円/片道)
ビザ申請サポート費(5,000円~10,000円)
往復航空券
フィリピンに留学する際は、往復航空券を確保しておくことが必要です。
日本からセブ島への往復航空券の費用は、時期や航空会社、セブ直行便かマニラ経由かなどによって変動します。
特に年末年始やゴールデンウィーク、夏休みなどは高額になる傾向があるため、早めに予約しましょう。
さらに、LCC(格安航空会社)を利用すると費用を抑えることが可能です。
SSP取得費用
フィリピンに1ヶ月留学する場合、観光ビザでの入国は可能ですが、語学学校に通う際は「特別就学許可証(SSP: Special Study Permit)」の取得が必要です。
SSPの手続きは基本的に語学学校が代行してくれますが、申請費用に代行手数料が加算される場合もあるため、事前に確認しましょう。
海外旅行保険
フィリピン留学中の万が一の病気やケガに備え、海外旅行保険への加入が推奨されます。
クレジットカード付帯の海外旅行保険を利用することも可能ですが、補償内容が十分でない場合は別途、保険加入を検討しましょう。
おすすめの補償内容は、治療費用(最低200万円以上)、携行品損害、賠償責任補償、救援者費用です。
現地生活費(外食・アクティビティなど)
フィリピンは物価が安いため、生活費は比較的抑えられます。
1ヶ月の生活費の目安は30,000円〜50,000円です。
生活費として想定される内訳の例は以下の通りです。
交通費:1,000円〜3,000円(タクシーやジプニー)
娯楽費:10,000円〜20,000円(週末の観光やアクティビティ)
雑費:5,000円〜10,000円(洗濯代や日用品、スマホSIMなどの通信費、お小遣い)
セブ島留学で1ヶ月間にかかる費用の金額は、選ぶプランや過ごし方によって変動しますが、最低でも18万円、一般的なプランでは約33.7万円が目安です。
予算を抑えたい場合は、LCCの利用や、複数人部屋・授業数の少ないコースの選択、クレジットカードの海外旅行保険活用を検討しましょう。
1ヶ月間のセブ島留学で期待できる英語力向上の効果
フィリピン留学の大きな特徴であるマンツーマンレッスンは、生徒一人ひとりのレベルに合わせたきめ細やかな指導が受けられることで、セブ島留学が人気を集める理由の一つです。
1対1の授業では、疑問点をすぐに質問でき、自身の発言機会も多くなるため、スケジュールが短期間でも効率的に英語力を向上させることが期待できます。
リスニングにおいては、クリアで聞き取りやすいとされるフィリピン人講師の発音に毎日触れることで、英語耳を養えます。
また、グループレッスンでは他の留学生との実践的なコミュニケーションを通じて多様なアクセントや表現に触れることで、より実践的な英語力を磨けるでしょう。
さらに、フィリピンでは英語が公用語の一つとして広く使われています。
セブ島の街中では英語の看板や広告が多く見られ、日常生活の様々な場面で英語に触れる機会が豊富にあります。
積極的に英語を使うことで、1ヶ月のセブ島留学でも英語漬けの環境に浸り、教室で学んだ知識をすぐに実践することが可能です。
教室外でも英語を使う機会が多く、自然と英語が身につく環境と言えるでしょう。
特に英語初心者の方にとっては、基礎を固めるだけで精一杯になる可能性もあります。
しかし、集中的な学習によって一定の成果は期待でき、セブ島留学中に得た学びを帰国後も継続することで真の英語力を身に付けられます。
留学前に中学レベルの英文法と英単語を復習しておくなど、
事前学習をしっかりと行うことで1ヶ月の留学効果を最大限に引き出すことができるでしょう。
セブ島留学のメリットと知っておきたいデメリット
セブ島への1ヶ月留学は、英語力向上を目指す多くの人にとって魅力的な選択肢です。特に、費用を抑えながらマンツーマンレッスンを受けられる点が大きな魅力となっています。
しかし、留学後に失敗したと思うことがないように、メリットだけでなくデメリットについても理解しておくことが重要です。
ここでは、セブ島留学のメリットとデメリットを整理し、費用や効果、学校選びのポイントについて解説します。
1ヶ月のセブ島留学で得られるメリット5つ
①費用対効果が高い
セブ島留学の最大のメリットは、
費用対効果の高さです。欧米への留学と比較すると、約半分の費用で済む場合が多く、経済的な負担を軽減できます。
語学学校には学生寮が併設されており、食事や清掃サービスが含まれることもあり、コストを抑えながら学習に集中できる環境が整っています。
②マンツーマンレッスンによる効率的な学習
セブ島の語学学校では
マンツーマンレッスンが中心で、個々のレベルやニーズに合わせた授業を受けることが可能です。
マンツーマンなら、1ヶ月間でもスピーキング力やリスニング力を効果的に伸ばせます。
初心者向けのプログラムも充実しており、オフィスに日本人スタッフがいる学校も多いため、安心して学習を進められるでしょう。
③多様な学校があり、自分に合った環境を選べる
フィリピンには約80の語学学校があり、それぞれ特徴が異なります。
初心者向け、スパルタ式、少人数制、発音矯正、試験対策重視など、目的に応じた選択が可能。
30日以内の滞在であればビザ申請が不要で、短期留学しやすい環境です。
④リゾート環境で勉強とリフレッシュの両立が可能
セブ島は世界的に有名な観光地であり、
リゾート気分を味わいながら学習できる点も魅力です。
週末には美しいビーチや観光スポットでリフレッシュ可能。勉強とリゾートライフを両立させることで、モチベーションを維持しやすくなります。
⑤二ヶ国留学のステップとして最適
セブ島留学は、
欧米留学やワーキングホリデー前の準備段階としても有効です。
セブ島でのマンツーマンレッスンで基礎を固めた後、欧米のグループレッスンに移行すれば、日常で活かせる英会話をより早く習得できます。
短期間で実践的な英語力を身につけられるため、オーストラリアやカナダなどのワーキングホリデーや海外就職を目指す人にもおすすめです。
1ヶ月のセブ島留学で考えられるデメリット5つ
①セブ島の治安
セブ島は日本ほど治安が良いとは言えず、スリやひったくりの被害も報告されています。
貴重品の管理を徹底し、女性はもちろんのこと男性でも夜間の一人歩きを避けるなど、基本的な安全対策を講じることが重要です。
語学学校周辺は比較的安全なエリアが多いですが、外出時には注意が必要です。
②衛生環境に対する注意
セブ島の街中では、日本と比べてゴミが多かったり、水道水が飲めなかったりするなど、衛生面でのギャップを感じることがあります。
学校のキャンパス・施設内は清潔に保たれていることが多いですが、飲料水はミネラルウォーターを購入するのが基本です。
食事に関しても、屋台やローカルレストランでの衛生管理状況には注意が必要です。
③講師の質にバラつきがある
フィリピンの英語教師は、基本的に英語を第二言語として学んでいるため、ネイティブスピーカーとは異なる発音やイントネーションを持っていることがあります。
発音矯正クラスがある学校を選ぶことで、正しい発音を学ぶ機会を増やせます。
経験豊富な講師がいる学校を選ぶことが重要です。
④気候の違いによる体調管理の必要性
セブ島は年間を通して高温多湿の気候であり、日本の気候とは大きく異なります。
暑さに慣れていない人は、体調を崩しやすいこともあるため、適度な水分補給やエアコンの使い方に注意が必要です。
食べ慣れない食事による体調不良にも特に気をつけなければなりません。
⑤日本語環境が残る可能性
日本人留学生が多いセブ島では、その分、日本人同士の交流の機会も豊富にあります。1ヶ月という短期間だからこそ、学習のために英語を積極的に使う意識を持つことが重要です。
多国籍な学校を選ぶことで、より英語漬けの環境を作ることができます。
これらのメリット・デメリットを十分に理解した上で、目的に合った学校を選び、準備しましょう。
1ヶ月のセブ島留学での語学学校の選び方とおすすめの学校
セブ島留学で適切な語学学校を選ぶためには、いくつかのポイントを押さえておくことが重要です。
この章では、自分に合った学校の選び方と、おすすめの学校をご紹介します。
セブ島留学での語学学校選びのポイント
①目的に合ったカリキュラムを選ぶ
語学留学の目的によって、適したカリキュラムは異なります。
セブ島で留学生を受け入れている語学学校は、スピーキング重視の学校やTOEICやIELTSなどのテスト対策専門コースがある学校などさまざまです。
また、子どもの英語学習を目的とした親子留学やサマーキャンプ(サマースクール)から、中学生・高校生・大学生・社会人・シニアまで、さまざまな世代を対象にしたプログラムが用意されています。
②留学先の学校の立地を考慮する
学校の場所も重要な要素です。便利な生活環境が良い人にはセブシティ中心部、落ち着いた環境で集中したい人には空港近くや郊外の学校がおすすめです。
③学校の運営母体をチェック
セブ島の語学学校は、日本資本と韓国資本が主流です。 日本資本の学校は、日本人向けのサービスが充実しているので初めての留学でも安心して快適な留学生活が送れます。
韓国資本の学校は、厳しい英語教育環境が整っているので、短期間で英語力を伸ばしやすい環境です。
④授業スタイルを確認
学校ごとに授業スタイルが異なります。 スパルタ式(厳格な学習管理・外出制限あり)やセミスパルタ式(適度な学習管理)、自由度の高い学校に分かれています。
セブ島留学でおすすめの語学学校
□ 費用を抑えたい方
3D ACADEMY(JYスクエアモール内、格安授業料、スピーキング重視、多彩なグループクラス、試験対策・ビジネスコースあり)
費用例:1週間 49,000円~、1ヶ月(4週間) 129,000円~
□ 多国籍の学生と交流したい方
CIA(Cebu International Academy)(日本人比率上限40%、空港近く、セミスパルタ式、3ヶ月や半年以上の中長期留学向け)
費用例:1週間 99,000円~、1ヶ月(4週間) 225,000円~
□ 1週間や2週間からの短期集中で英語力を上げたい方
EVアカデミー(EV English Academy)(リゾート風校舎、スパルタ・セミスパルタコース選択可、IELTS公式会場)
費用例:1週間 106,200円~、1ヶ月(4週間) 238,500円~
1ヶ月のセブ島留学前に知っておきたい注意点
フィリピンのセブ島は、美しいビーチと豊かな自然に囲まれたリゾート地として知られていますが、近年では英語留学の目的地としても人気を集めています。
特に1ヶ月程度の短期留学は、集中的に英語力をアップさせたい人にとってぴったりの期間です。
しかし、海外での生活は日本とは異なる点が多いため、事前に現地滞在先の情報を把握しておくことが大切です。
本セクションでは、セブ島での留学生活をスムーズに送るための注意点について解説します。 前述のデメリットと重なる点については、特に注意すべきこととして覚えておきましょう。
①衛生環境に注意
セブ島の水道水は飲用には適していないため、必ずミネラルウォーターを購入する必要があります。
また、屋台や市場での食事は食中毒のリスクがあるので衛生管理には十分に注意しましょう。
②治安対策が必要
セブ島はフィリピン国内では比較的安全な地域ですが、スリやひったくりなどの軽犯罪は発生しています。
特に夜間は人通りの少ない場所を避け、貴重品や持ち物の管理を徹底しましょう。
③フィリピン特有の英語に注意
フィリピンで話される英語は、ネイティブスピーカーの英語とは異なり、特有のアクセントや表現があります。
アメリカ英語やイギリス英語に慣れたい人は、この点を意識して学習する必要があります。
④日本人留学生が多い
セブ島には日本人留学生が多いので、日本語を話す機会が増えてしまうことがあります。
1ヶ月英語漬けの環境を作るためには、積極的に異なる国籍の学生と交流することが大切です。
⑤インフラの不安定さ
停電やインターネットの接続不良が発生することがあります。 オンライン学習やリモートワークを考えている人は、事前に環境を確認しておきましょう。
セブ島のインターネット環境について、こちらの記事で詳しく解説していますのでご覧ください。
セブ島のWi-Fi事情:快適なネット環境を手に入れるためのガイド
セブ島基本情報
日本からセブ島へは、直行便で成田から約5時間半、大阪(関空)からは約4時間半でアクセスできます。温暖な気候と美しいビーチリゾートで人気の留学先です。
留学を始める前に、まずはセブ島の基本情報を把握しておきましょう。
セブ島はフィリピンの中部に位置し、
セブシティとマクタン島の2つのエリアに分かれています
セブシティはフィリピンの経済と行政の拠点で、マクタン島にはリゾートホテルやマクタン・セブ国際空港があります。
語学学校は主にこれらのエリアにあり、留学先の学校選びの際にはそれぞれの特徴を考慮することが大切です。
■ 気候
一年中30度近い常夏で安定しており、台風シーズンは9月から11月ですが、セブ島は比較的台風の影響を受けにくいとされています。ただし、最新の気象情報を確認することをおすすめします。
■ 言語
フィリピンでは英語とフィリピン語が公用語で、セブ島ではセブアノ語(ビサヤ語)も日常的に使用されています。語学学校では英語で授業が行われるため、実践的な英語力を身につけるには最適な環境です。
■ 宗教
キリスト教が主流で、セブ島エリアの歴史あるカトリック教会の一部では旅行者も見学可能です。
■ チップ
フィリピンでは基本的にチップ文化はありませんが、マッサージ店やタクシーなどで少額のチップを渡すことがあります。
■ 通貨
フィリピンペソ(PHP)で、日本円やドルから現地で簡単に両替が可能です。クレジットカードはセブ島でも多くのレストランやカフェで利用できますが、特にVISAやMastercardが推奨されています。
■ インターネット
インターネット環境は、セブ島の多くの語学学校やカフェでWi-Fiが提供されています。
■ ビザ
日本国籍の方は、30日以内の観光目的であればビザは不要ですが、30日を超える留学の場合は現地でビザ延長の手続きが必要です。
■ 交通手段
移動はタクシーが便利で、配車アプリのGrabも広く利用されています。ただし、タクシーのドライバーによっては、お釣りを準備していない場合や支払い時にメーター料金に従わないことがあるため、注意が必要です。
■ 治安
セブ島の治安は他の海外都市と比べて特別悪いわけではありませんが、日本とは異なるため注意が必要です。スリや置き引き、見知らぬ人からの声かけには警戒し、夜間の一人歩きは避けることをおすすめします。
■ 医療
セブ島には、日本語対応の病院もあるため、体調不良時も安心ですが、渡航前に海外旅行保険への加入は必須です。また日本の常備薬は渡航時に持参することをおすすめします。
セブ島の医療事情については、こちらの記事でも詳しく解説していますのでぜひご覧ください。
これらの基本情報を踏まえ、自分の留学目的や予算、希望する英語学習環境を考慮して、最適な語学学校を選ぶことが、1ヶ月のセブ島留学を実りあるものにするためのポイントです。
フィリピン基本情報については、フィリピン政府観光省の公式Webサイトも参考にしてみてください。
まとめ
1ヶ月のセブ島留学は、短期間で英語力を集中的に伸ばせる絶好のチャンスです。
特に、マンツーマンレッスンが充実しているため、スピーキングやリスニングのスキルを効率的に磨くことができます。
さらに、学校の内外で英語を使う機会が豊富にあり、
自然と会話力が向上します。
たった1ヶ月の留学でも、密度の濃い学習体験があなたの英語力に大きな変化をもたらすでしょう。
なお、留学先の語学学校を選ぶ際には、フィリピン留学で実績のあるカウンセラーがいる留学エージェントのカウンセリングや、LINE無料相談などを利用することもおすすめです。
セブ島留学を経験した人の口コミなども参考にして検討してみましょう。