You knowってどういう意味?You knowを日常会話で使ってみよう

You know、考える女性、女性の横顔

“You know”と言われると、「あなたは知っている」という意味だと思う人も多いでしょう。確かにそれは間違いではありませんが、ネイティブたちが会話をしているのを聞いてみると、この”you know”という言葉を本当によく使っているんですね。

留学や仕事での英会話で、またはオンライン英会話の講師たちが使っているのは耳にしたことがあっても、自分でその表現は使いこなせなかったり、よく意味がわからなかったりする人もいるでしょう。

しかし、“You know”は英会話の定番フレーズであり、コミュニケーションを取るときの話し手のキーフレーズとも言えます。

そこで今回は、“you know”がいったいどういうニュアンスで使われているのか、フレーズと一緒にご紹介していきます。

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You knowはどういう意味で使われる?

外国人、子供、考えている子供たち、読書

“You know”とい英語表現は、単に「あなたは知っている」という意味で使われる他にも、たくさんの使われ方をしています。

人によっては、やたらと“you know”を連発する人もいるくらいです。

海外ドラマやテレビシリーズを思い出すと、そんな言い方がやりとりされているシーンが想像できるのではないでしょうか?

この“you know”という英語表現は、相槌同意を求めるときによく使われます。日本語で言うと、「〇〇だよね」「〇〇でしょ」「〇〇じゃん」のような感じでしょう。

このように、特に会話シーンで使われる便利フレーズなのです。

 

また、“Do you know?”のように疑問系ではないものの、疑問の意味を含んで使われることもあります。

非常に日常会話でよく出てくる表現ですから、英語圏の国に住んでいるといつのまにかマスターしてしまう表現です。

しかし英語圏の国に住んでいなくても、意味を理解して使えるようになると、とっても自然な英語になります。

 

ほとんど意味がないこともある“you know”

おしゃべりする子供、のんびりする外国人の子供

“You know”は、前述のようにちゃんとした意味・ニュアンスを持って使われることも多いのですが、英語フレーズ同士の間をつなげる役目かのように、フレーズ自体には内容がない形で使われることもあります。

英語は話しているときに、文章のリズムがあります。そのリズムをよくするために、“you know”と付け加えるような感じにも使えます。

 

ただ、これはつけてしまうと不自然な場合もあります。

ネイティブはそういう使い方をするのだということだけ覚えておいて、“you know”と言われても必ずしも意味があるわけではないと認識しておきましょう。

そして、言葉が出てこないときにも“well”と同じように“you know”が使えます。

「あのー」「ええと」「なんだっけ?」のような感じです。私たちも日本語で会話をするときに、なぜか全く言葉が出てこないなんてことがあって、「ええと」のような言葉を何度も言ってしまうことがありますが、それと同じ場面で英語では“you know”が使えるのですね。

 

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You knowを使ったフレーズ集

おしゃべりする外国人、笑い合う外国人、男女

では実際の会話で”you know”がどういう風に使われているのか、例文(表現パターン)からそのニュアンスを感じ取ってみましょう。

ヒントは、“you knowの位置”です。文頭・文中・文末、どの位置にくるかが使い分けのポイントになっています。

ぜひ、注目してくださいね。

ここからは、“you know”に含まれた意味・ニュアンス別に会話例をご紹介します。訳文は全て直訳ではなく、自然な和訳です。

さっそく、3つのパターンをご紹介しましょう。

 

<パターン1>

文頭 You know what…?
「〇〇わかってる?」

疑問文にはなっていないものの、疑問文的な意味を含むこちらの表現。

聞き手にこちらの状況や気持ちをわかって欲しいという、気付きを求めるニュアンスにもなります。

 

アイコン 外国人男1
Aさん
Hey, you know what? My sister is getting married!
アイコン 外国人男3
Bさん
Wow, that’s good news!
アイコン 外国人男1
Aさん
No, not at all. Her boyfriend is 30 years older than her. You know what I’m saying? 30 years older!!
アイコン 外国人男3
Bさん
Oh…well, if they love each other…
アイコン 外国人男1
Aさん
Hey, she’s only 18 years old. You know what I mean, right?
アイコン 外国人男3
Bさん
Oh.. Now I understand how you feel.

 

What I’m sayingとWhat I meanは、最後に、right?とつけることで暗に相手に同意を求めているニュアンスが出ます。

 

<パターン2>

文末 You knowを「〇〇でしょ?」「〇〇じゃん」「〇〇だよね」で使う場合

文末(または文頭)に”you know”をつけて、「〇〇でしょ?」「〇〇じゃん」というニュアンスを持たせることのできる表現です。

文末にするか文頭にするかは、全体のリズムで決めるといいでしょう。

文末につけると、聞き手の同意・共感を求める感覚に、文頭につけると、より相手の注意を引くような表現にすることができます。

 

アイコン 外国人男1
Aさん
You know that girl who joined our team last month?
アイコン 日本人女1
Bさん
Yeah, the girl from Colombia, right?
アイコン 外国人男1
Aさん
Yep. Well, actually we found out she was my cousin’s cousin.
アイコン 日本人女1
Bさん
Is she? But your family is from Norway, no?
アイコン 外国人男1
Aさん
Yes, but the wife of my uncle has Colombian background.
アイコン 日本人女1
Bさん
I see. But I heard she just moved here from LA. LA is far away from here!
アイコン 外国人男1
Aさん
Yeah, that’s why we were so surprised, you know.
アイコン 日本人女1
Bさん
I can imagine. Well… the world is small after all, you know.

 

<パターン3>

文中 言葉につまった時に使う”you know”

最後は言葉が出てこないときに、”you know”がどう使われているかをご紹介します。

英会話をしている最中に、英語表現や単語が出てこないときがあります。そんなときに使えるのも”you know”なのです。

 

アイコン 外国人男1
Aさん
Have you been to that restaurant near Central park, yet?
アイコン 外国人男3
Bさん
Which restaurant?
アイコン 外国人男1
Aさん
You know, that new restaurant… you know, next to the supermarket.
アイコン 外国人男3
Bさん
Is there a super market near the park?
アイコン 外国人男1
Aさん
Yeah, you know, that super market with the orange sign.
アイコン 外国人男3
Bさん
I don’t remember. What kind of restaurant do you mean?
アイコン 外国人男1
Aさん
Well, you know, that …hmm…, you know, it’s got kind of everything of Asian cuisine.
アイコン 外国人男3
Bさん
Oh, ok. The Asian Buffet, you mean!
アイコン 外国人男1
Aさん
Yes! That’s it! I couldn’t remember the world “buffet”! So I was kinda murmuring, haha.

 

こんな感じです。
割と長めの会話文なので、しっかりニュアンスがとれたのではないでしょうか。

 


便利な相槌表現を知りたい方はこちらのブログから!

nativecamp.net


 

カジュアルなニュアンスの“you know”

おしゃべりする外国人、笑い合う外国人、男女

“you know”はその使われる位置で使い分けができることが分かりました。どの使い方もカジュアルな表現になります。

英語で会話をしている人たちがどんな風に”you know”を使っているか、聞き耳を立ててみると、もっと理解が深まるでしょう。

そしてやたらに使いすぎることは避けるというポイントを意識しながらも、積極的に使ってみてくださいね!