「フィジー留学が気になるけど、治安面が不安……」
「フィジーってどんな国なの?」
「フィジーではどんなトラブルに遭いやすいの?」
フィジーへの留学や旅行を検討している方の中には、このような疑問を持っている方もいるでしょう。
フィジーは比較的治安の良い国とされていますが、十分に注意が必要なエリアや気をつけるべき点もあります。
この記事では、フィジーの治安や注意が必要なエリア、フィジーで遭いやすいトラブルなどについて詳しく紹介します。フィジーに行く予定のある方は、ぜひ参考にしてみてくださいね!
- フィジーはどんな国?
- フィジーの治安は良い?悪い?
- フィジーで気をつけた方がいい地域
- フィジーで遭いやすいトラブル・犯罪
- フィジーでトラブルに遭わないために
- フィジーで困ったときの連絡先
- 在フィジー日本国大使館
- まとめ
フィジーはどんな国?
フィジーは南太平洋の中央部に位置する島国で、約330の島々から成り立っています。国全体の面積は約18,270平方キロメートルで、日本の四国とほぼ同じ大きさです。首都はビティレブ島東部に位置するスバ(Suva)で、政治と経済の中心地です。
フィジーは住民構成が非常に多様で、フィジー系住民が約57%、インド系住民が約37%を占めています。このほか、ポリネシア系やヨーロッパ系の住民も生活しており、多文化的な社会を形成しています。イギリスの植民地であったため、公用語は英語ですが、フィジー語やヒンディー語も広く使われており、多言語が共存するユニークな環境が特徴です。経済は、観光業や砂糖産業、水産業を中心に成り立っています。
フィジーは語学留学先としても注目を集めています。留学費用が他の英語圏諸国に比べて安価なうえ、自然豊かな環境で学習とリフレッシュを両立できる点が大きな魅力です。
フィジーの治安は良い?悪い?
フィジーは比較的安全な観光地とされていますが、注意すべき点もいくつか存在します。日本で何気なく行っていることでも、フィジーではリスクを伴う場合があるため、観光中は慎重な行動を心がけることが大切です。
例えば、日本では夜遅くに外出することも普通ですが、フィジーでは夜間の一人歩きは避けるべきです。特に人通りの少ない場所や薄暗いエリアでは、犯罪に巻き込まれるリスクが高まるため、移動はタクシーを利用するのが安心です。
フィジーで気をつけた方がいい地域
フィジーで特に気を付けるべき地域は、以下のとおりです。
スバ市
フィジーの首都スバ市は、人口が多く経済活動が活発な地域ですが、窃盗や強盗、暴行などの犯罪が報告されています。夜間の一人歩きは避け、人通りの少ないエリアや暗い路地には近づかないようにしましょう。外出時は、タクシーの利用が安心です。
ラミ町、ナシヌ町、ナウソリ町
夜間に犯罪リスクが高まるエリアです。トラブルを避けるために、明るいうちに移動を済ませるのがおすすめです。
ラウトカ市
フィジー第2の都市であるラウトカ市は、観光客を狙ったスリや詐欺の報告が多くあります。ショッピングや食事を楽しむ際には、周囲に注意を払いましょう。
ナンディ町(デナラウを除く)
ナンディ町はフィジー観光の玄関口であるナンディ国際空港があるため、多くの観光客が訪れます。しかし、その分犯罪も多発しており、スリや置き引き、強盗が問題とされています。デナラウ地区は比較的安全ですが、それ以外のエリアでは注意が必要です。
バ町
バ町は地元住民が多く暮らす地域で、観光客に馴染みが薄い場所です。貴重品の管理に気を付け、観光地以外での行動は控えたほうが安心です。
上記エリア以外でも、ナイトクラブではスリや置き引きが発生しやすいです。また、知らない人から飲み物をもらうことでトラブルに巻き込まれるケースも報告されています。訪れる際には、十分に気をつけましょう。
フィジーで遭いやすいトラブル・犯罪
フィジーで遭いやすいトラブルや犯罪は、以下の5つです。
1.スリ・ひったくり
2.強盗
3.置き引き
4.詐欺・ぼったくり
5.性的暴力やナンパ
それぞれ順に紹介していきます。
1. スリやひったくり
スバやナンディなどの都市部、繁華街、観光地では、スリやひったくりなどの軽犯罪が報告されています。観光客が集まる場所ほど、犯罪者に狙われやすい傾向があります。混雑した市場やバス停など、人混みの中ではリスクが高まるため、十分に注意しましょう。
犯罪の手口としては、人混みの中で、バッグやポケットから財布やスマートフォンを盗むのが一般的です。特に歩きスマホをしていたり、地図を見ながら歩いていたりすると注意が散漫になるため被害に遭いやすくなります。
スリやひったくりは防犯意識を高めることである程度、未然に防ぐことができます。旅行中は常に周囲に注意を払い、貴重品の管理を徹底しましょう。
2. 強盗
夜間の一人歩きや人通りの少ない場所での行動は、強盗の標的になる危険があります。
強盗事件の中には、暴力を伴うケースも報告されています。通行中に突然背後から襲われ金品を奪われる、複数の犯人が連携して襲いかかるといった手口も見られます。
特に、人通りの少ないエリアを移動している際に狙われやすいです。暗い道や人気のない場所での単独行動を避け、移動の際はタクシーなどの安全な交通手段を利用しましょう。
3. 置き引き
カフェやレストランで荷物を席に置いたまま離れると、置き引きに遭う可能性があります。
観光地や混雑した場所では、わずかな隙を狙ってバッグや荷物が盗まれることがあります。例えば、カフェで飲み物を注文している間に、テーブルの上に置いていたバッグが盗まれるといった被害が報告されています。特に日本人は日本国内の治安の良さに慣れているため、注意力が十分ではなく、こうした犯罪のターゲットになりやすい傾向があります。海外では常に警戒心を持ち、荷物の管理や周囲の状況に十分注意することが大切です。
4. 詐欺・ぼったくり
フィジーでは、観光客をターゲットにした「ぼったくり」や「詐欺」が発生することがあります。
例えば、タクシー運転手が料金メーターを使用せず、法外な料金を請求するケースなどが考えられます。他にも、「安いホテルやツアーを紹介する」と言って近づいてくる人にも注意が必要です。紹介料として高額な料金を請求されるケースがあります。
5. 性的暴力やナンパ
女性旅行者は、しつこいナンパや性的暴力のリスクに注意する必要があります。現地の男性からのアプローチがエスカレートすることもあるため、毅然とした態度で断ることが重要です。
次項では、フィジーでトラブルに遭わないための具体的な対策について紹介していきます。
フィジーでトラブルに遭わないために
安全な滞在を楽しむためには、基本的な防犯対策を意識することが大切です。ここでは、観光客が遭遇しがちなトラブルを避けるための具体的なアドバイスを紹介します。
貴重品の管理
パスポートや現金、クレジットカードなどの貴重品は、ホテルのセーフティボックスに保管するのが安心です。外出時には必要最低限の現金と、パスポートのコピーを携帯するようにしましょう。また、荷物は常に身につけておくことが大切です。人混みや観光地ではバッグを体の前に抱え、カフェやレストランでも荷物を自分の膝に置くなど、肌身離さず管理しましょう。不注意はスリの被害に遭う原因になります。
夜間の外出を控える
夜間は犯罪のリスクが高まるため、一人歩きは絶対に避けましょう。やむを得ず夜に移動する場合は、必ず正規のタクシーを利用してください。流しのタクシーではなく、タクシー乗り場から乗車することをおすすめします。
親しげな誘いを警戒
「安いツアーを紹介する」「地元のおすすめスポットを案内する」などと言って近づいてくる人には注意が必要です。相手の話を聞き続けず、毅然とした態度で断りましょう。
事前の情報収集
滞在予定の地域は、事前に治安情報を調べましょう。ホテルスタッフや地元の人に最新情報を尋ねることも効果的です。危険なエリアには近づかないよう注意してください。
フィジーで困ったときの連絡先
最後に、フィジーで困ったときの連絡先を紹介します。緊急時には落ち着いて行動することが大切です。ここで紹介する番号は、携帯やメモに残し、トラブル時には迅速に行動できるようにしておくと安心です。
緊急連絡先
トラブル時には、以下の電話番号に連絡しましょう。
消防・救急:911
緊急事態が発生した場合は、速やかに上記番号に連絡しましょう。
なお、犯罪に巻き込まれたが緊急性が低い場合は、最寄りの警察署へ直接訪れ、被害届を提出することが大切です。その際、パスポートなどの身分証明書を忘れず持参してください。
緊急時に役立つ英会話のフレーズ
(助けてください!)
(警察を呼んでください!)
(盗まれました。)
(怪我をしました。医療の助けが必要です。)
(病院に連れて行ってください。)
(スリに遭いました。)
(救急車が必要です。)
在フィジー日本国大使館
緊急時には大使館に連絡することもできます。
住所: Level 2, BSP Life Centre, Thomson Street, 1 Suva, Fiji
電話番号: +679 330 4633
まとめ
この記事では、フィジーの治安情報について詳しく紹介しました。フィジーは比較的治安の良い国ではあるものの、注意が必要なエリアも複数あります。また、日本と比べて軽犯罪は発生しやすいため、常に海外にいることを意識して行動することが欠かせません。
フィジー旅行や留学を安全に楽しむためには、日本で英会話の練習をしておくことも重要なポイント。
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◇経歴
・アメリカLAにてアパレル勤務
・英会話スクールに10年ほど勤務
◇留学経験
アメリカのLAのコミュニティカレッジに入学・卒業。
OPT VISAを取得し、LAのアパレル会社に1年間勤務。
次なる目標は、娘との親子留学。
◇海外渡航経験
留学:アメリカのLAに4年間留学
海外旅行:ドイツ・フランス・スイス・メキシコ・イタリア・グアムなど
◇自己紹介
英語関連の記事を中心に執筆するWebライター。中学生で日本を出ることを決意し、高校卒業後に渡米。アメリカではさまざまな国の学生と、濃い海外生活を送る。現在は関東の田舎でのんびり生活。今後の目標は、娘との親子留学と夫婦でのクルーズ旅行。