ネイティブキャンプのコラムをご覧の皆さん、こんにちは!
このコラムでは、英語をはじめとした外国語学習の効果的な方法や会話の中で使える便利な表現を解説したり、外国語を用いて海外へ留学・進学したりワーキングホリデーや就職、移住することを検討している方向けの情報をお届けしています。
ズバリ、今回のコラムでは「オーストラリアのワーキングホリデー制度と年齢制限」について特集していきます!
オーストラリアは日本人からも世界からもワーキングホリデー先として常に人気のある国の一つです。
オーストラリアといえば思い浮かべるものといえば….コアラ、カンガルー、ウォンバットなどの野生動物やエアーズロック、グレートバリアリーフ、バイロンベイなどの大自然、多くの世界遺産などが挙げられるでしょうか。
そんなオーストラリアでワーキングホリデーをすることの魅力は、現地に滞在している期間中に自由な行動が取れることです。
例えば、現地の企業やローカルな仕事場で働いてみるのも良いですし、語学学校に通って現地の言葉を学ぶのもよし。また、観光名所を巡る旅行をメインに過ごすのも魅力的ですね。
オーストラリアは移民で出来上がった国家と言っていいくらい、さまざまな国から移住した人たちで人口が構成されています。
日本人がオーストラリアでワーホリ経験をすることによって、さまざまな文化や歴史、社会的バックグラウンドを持った人と関わることができるのも大きな魅力でしょう。
ここからはまず、オーストラリアでのワーキングホリデーの基本情報をお伝えした後に、オーストラリアでワーホリを検討している方に知っておいていただきたい年齢制限についてお伝えしていきます。
最後に、ワーホリ以外の方法でオーストラリアで働く方法について、そのビザ申請時の注意点も含めてお伝えしていきます。
オーストラリアワーホリの概要
まずはオーストラリアでのワーキングホリデーについての概要をお伝えしていきます。
そもそもワーキングホリデー制度とは、日本とワーキングホリデー協定を結んでいる国との間で行うことができる留学制度です。
オーストラリアと日本のワーキングホリデー協定は1980年に開始されました。
オーストラリアのワーキングホリデーの特徴
先ほどもお伝えしたとおり、オーストラリアは移民でできた国。さまざまな文化が融合した上で独自の文化が作り上げられています。
その中で働いたり、語学学校に通ったり、旅行したりすることで出会った人たちとの経験は、国際化が進む時代を生き抜くためのとても貴重なものとなるはずです。
また、オーストラリアは日本に負けないくらい治安の良い国の一つと言われています。
また、衛生面や医療面においても世界高水準の国です。
現地で水道水をそのまま飲むことができる国って意外と少ないことをご存知でしたか?
日本に住んでいると水道水を飲むのは当たり前と思いがちですが、多くの国では水道水をそのまま飲むのは体に悪影響があるのです。
しかしオーストラリアは、日本と同様に水道水をそのまま飲むことができる衛生面が整っています。
また、現地で病気になったり怪我をした際に高水準な医療機関を受診できることも精神的安心に繋がりますよね。
ちなみにオーストラリアには日本語が通じる病院が多くあるため、万が一の場合でも言語的な心配をせずに治療を受けられますよ。
オーストラリアのワーホリビザの特徴
オーストラリアのワーキングホリデービザは、日本のパスポートを持っている方であればインターネットから申請することが可能です!
通常はインターネットでのビザ申請から約48時間以内に手続きが完了し、混雑期でなく早い場合は2〜3時間でワーキングホリデービザの申請が降りたというケースもあるようです!
また、通常はワーキングホリデービザでの現地滞在は最大1年間ということが多いのですが、「セカンドワーキングホリデー」を申請し取得することで最大2年間、「サードワーキングホリデー」を取得することで最大3年間もワーキングホリデーで滞在することができるのです!
まとめると、オーストラリアのワーキングホリデーは比較的簡単に、最大3年間長期滞在できる国なのです!
ただし、各国のワーキングホリデービザの申請方法や滞在期間などは頻繁に変更される可能性もあります。こまめにオーストラリア移民局のホームページなどをチェックして、最新の情報を手に入れておきましょう。
参考資料:
【2024年版】サポート満足度No.1オーストラリアのワーホリについて | 日本ワーキングホリデー協会
オーストラリアワーホリの年齢制限
ここからは、オーストラリアのワーキングホリデーに行くための年齢制限について解説していきます。
そもそもワーキングホリデー制度とは、どの国でも行くことができる年齢の期間が決まっています。
オーストラリアの場合は、18歳〜30歳までになります。
ではいつまでにビザ申請を済ませれば年齢制限に間に合うようにオーストラリアのワーホリに行けるのでしょうか。
オーストラリアのワーキングホリデービザ申請の締切日は31歳の誕生日直前です。
例えば、10月10日が誕生日の人は、31歳になる前日の10月9日までにビザ申請を行なっていれば間に合う、ということです。
31歳になる前ギリギリでワーホリビザ申請をし、31歳になってからビザ申請が降りた場合、31歳、もしくは32歳で入国することになります。
これは、オーストラリアはビザの発行日から1年以内に入国をすれば良いというルールがあるためです。
参考資料:
オーストラリアへワーキングホリデーに行けるのは何歳まで?年齢制限について解説 | アクティブウーマン留学センター
年齢制限引き上げの噂は本当?
実は、オーストラリアでのワーキングホリデーが可能な年齢が35歳まで上がるーと言った噂がSNSなどで流れているのをご存知ですか?
というのも現在、カナダやアイルランド、フランス国籍の方のみオーストラリア政府によって35歳以上でもワーホリビザの取得が認められているからです。
しかし現在、日本国籍の方が35歳までオーストラリアでワーキングホリデーを行えることにはなっていません。
ただ、他の国の年齢引き上げも検討され始めているため将来的には日本人の年齢制限の引き上げも期待できるかもしれません。
気になる方は、こまめにオーストラリア移民局のホームページをチェックしましょう!
参考資料:
オーストラリアのワーホリは何歳まで?年齢制限の実態をくわしく解説
ワーホリ以外にオーストラリアで働く方法
さて、ここからはワーキングホリデー以外の方法でオーストラリアで働く方法をお伝えしていきます。
実は、オーストラリアで働くために必要なビザはワーキングホリデービザのみではありません。
31歳という年齢制限を超えてしまいワーホリビザを取得できない方は、これから紹介するさまざまな種類の就労ビザの取得も検討してみましょう。
基本的に就労で3ヶ月以上の滞在になる場合は、何らかの就労ビザが必要となります。
その雇用形態、取得期間、目的に合わせた就労ビザを選ぶ必要があります。
近年は、全体的にビザの申請費の値上がり、条件が厳格化されつつありますので就労条件とその労働者に一番あったビザは何になるのかを見極めましょう。
TSSビザ (Subclass 482) Temporary Skill Shortage Visa
・申請条件:雇用主の審査、職種の審査、就労者の審査が必要。スポンサーが必要。フルタイムの正社員であること。許可された職種のみで就労可能。
・ビザ申請料金:AUS$1,265
・滞在可能期間:2〜4年
研修ビザ (Subclass 407) Training Visa
・雇用主の審査、職種の審査、研修者の審査が必要。オーストラリアで習得する有益性のあるスキル向上目的のため、OJTが実施される
・ビザ申請料金:AUS$310
・滞在可能期間:1〜2年
一時就労ビザ (Subclass 400) Temporary work (Short stay Specialist visa)
・ETAの業務以外で一時的に就労が必要な場合に必要。エンジニアやテレビ番組撮影など出張ベースでも必要。
・ビザ申請料金:AUS$310
・滞在可能期間:3〜6ヶ月
年齢以外のオーストラリアワーホリビザ申請時の注意点
最後に、年齢制限以外にも覚えておきたい、オーストラリアでのワーホリビザ申請時の注意点について解説していきます。
ワーホリ税 (バックパッカー税)の導入
ワーホリ税とは、ワーホリ労働者を対象として徴収される税金のことです。
別名、バックパッカー税と呼ばれます。
以前は、ワーホリ労働者は年収が150万円以下であれば税金を納める必要はありませんでした。
しかし2015年から収入の額を問わず32.5%の税率を課すという法案が可決されました。
しかし、32.5%という税率が高すぎるという反発が多く、最終的には15%のワーホリ税を支払うということで落ち着いています。
許可を取れば1年間同じ職場で働ける
2018年末より、ワーホリビザを取得していると後者が同じ雇用者のもとで働ける期間が1年間に延長されました。
これは、オーストラリア内務省が許可した場合に限ります。
サードビザの取得が可能になった
2019年の7月より、セカンドビザの取得者が政府指定の地域と職業で6ヶ月間就労した場合に限り、さらに一年滞在を延長できるようになりました。これにより、最大3年間オーストラリアでワーホリ滞在できることになります。
ビザ申請料金の値上げ
2023年の7月より、ワーホリビザの申請に係る必要がAUS$510からAUS$635に引き上げられました。
申請料金は今後も変化する可能性があるため、ビザ申請時によく確認しましょう。
参考資料:
オーストラリアワーホリしたい方必見!年齢制限が35歳までになる!? | SMARYU MAG《留学ブログ》
まとめ
このコラムではここまで、オーストラリアへのワーキングホリデーを検討している方に向けた有益な情報をお届けしてまいりました。いかがでしたでしょうか?
具体的には、オーストラリアワーキングホリデーの魅力や概要をお伝えした後、オーストラリアのワーホリに行くことができる年齢制限についてお伝えしました。
さらに、年齢制限を超えてしまっている方に向けて、ワーホリ以外の方法でオーストラリアで働くためのビザの種類と必要な条件を解説。
オーストラリアでのワーホリをする際に気をつけたい、年齢制限以外の情報も解説したため、今後実際にワーホリビザの申請を検討している方は必要な情報は網羅できたのではないでしょうか。
基本的に、オーストラリアを含めた多くのワーホリ協定国のビザ申請の条件や料金、年齢制限などの制度に変更が加えられることが多いです。
自分が行きたい国のワーホリ情報は日常的にこまめに確認をするようにしましょう!
出身地は静岡県の下田市です。実家の目の前にはエメラルドグリーンのビーチがひろがっています。小さい頃からスキンダイビングやボディーボードをして育ちました! フェリス女学院大学の英文科在学中にニュージーランドへ留学。そこで国際教育の重要さに気づき、横浜国立大学大学院教育学研究科へ進学。小学生の外国語教育の研究に携わる傍ら、アメリカからの留学生のチューター業務も経験。 修士課程修了後は、都内のインターナショナルプリスクールで5歳児クラスの担任を経験。外国人と日本人バイリンガルの2人体制でこどもたちと英語で探究学習を行う。日本語の授業も担当し、母語の大切さも伝えた。 現在は前職を退職し、英語を教えるだけでなく、国際交流•異文化交流の大切さをそだてるニュータイプのオンライン英会話をネイティブ講師とともに小学生に教えている。 ④ 趣味は洋楽をギターやピアノでカバーすること、ビーチでヨガ、サイクリング、ピアノ耳コピ、ダンス、犬と散歩。 夢は、英語をツールにして音楽やダンスや絵、スポーツなどの自分の得意なことを使って自分自身について表現し、世界の人と交流することを楽しいと思ってくれる子供達が増えるような「先生」そして「表現者」になること。 そしてもう一度大好きなニュージーランドにステキな家族、友人達と長期ステイすること!