
ネイティブキャンプのコラムをご覧の皆様、こんにちは!今回のネイティブキャンプのこのコラムでは、海外生活や留学、ワーキングホリデーにご興味のある方に有益な情報をお伝えしていきます。
また、海外生活に必要な英語をはじめとした外国語習得に関する情報もシェアしていますよ。
ズバリ、今回特集していくのは「マルタ共和国で働くための完全ガイド」です!
マルタ共和国という国に馴染みのない方もいらっしゃると思いますので、まずはマルタ共和国の基本情報やその魅力を紹介していきます。
その上で、マルタ共和国で働くために必要なビザやその申請方法、仕事の種類や求人情報の見つけ方を解説していきます。最後に、マルタ共和国の労働状況と給料事情を確認していきましょう。
マルタに行ったことがある方も、まだ知らない方も、マルタの魅力を知った上で現地で働くという選択肢について知るいい機会になればと思います。
マルタ島の基本情報
まず、マルタ島という国の基本的な情報を確認していきましょう。
一般的にマルタ島やマルタと呼ばれていますが、正式名称は「マルタ共和国」です。
総面積:316㎢ (マルタ島・ゴゾ島・コミノ島)
人口:51万人(2021年当時)
政治体制:共和制、2004年からEUに加盟。
大統領:ミリアム・ステポリ・デボノ大統領
公用語:英語・マルタ語
宗教:ローマン・カトリック
日本との時差:日本よりマイナス8時間・サマータイム中はマイナス7時間
気候:地中海性気候
飲料水:水道水の飲料は可能だが、少々塩分を含むためミネラルウォーターの購入がおすすめ
電圧:電流:240V、50Hz。プラグは3穴タイプが一般的だがCタイプの場合。
通貨:ユーロとセント
チップ:10%をホテルやレストランのサービスで支払う
WiFi:ホテル、公園や広場、カフェやレストランなどの公共の場での使用が可能
参考資料:基本情報 |マルタ観光局のホームページ | インターネット |お金| 電圧 | アクセス| ビザ| 水
マルタの魅力
マルタで生活をする上で魅力とされる点は多くありますが、中でも気候、気温による過ごしやすさが挙げられます。なんと1年365日のうち8割が晴天です。常に常夏というわけではなく、緩やかな四季もあるため、過ごしやすい春夏秋冬を楽しむことができます。
さらに、歴史の深さにも圧倒されます。なんと紀元前5000年ごろにシチリア島から人類がマルタ島に渡り住んできたことが始まりと言われています。
その後は中世時代にオスマン帝国からの攻撃に備えるため、聖ヨハネ騎士団が城塞都市を建設しました。
なんと、街全体が世界遺産に登録されているんです!
また、マルタ島の魅力はなんといっても海の美しさ!
夏は避暑地としてヨーロッパ各地から多くの観光客がバカンスに訪れます。
マルタで働く方法は?
歴史が長く、生活する上で快適な天候が魅力的なマルタ島ですが、現地で働きたいという人のために、その方法について解説していきます。
マルタ島は、美しい地中海の上に浮かぶリゾートアイランド。ホテルやレストラン、カフェやマリンアクティビティなどの観光業が盛んです。
そのほかにも近年は、公用語が英語であることから世界各国から語学留学に訪れる留学生が多くいます。
そのため、語学学校や語学ビジネス、不動産業界、ゲーミング業界などの様々な業界がありますよ。
ちなみにゲーミング業界とは、カジノやスポーツベッティングなどが合法ですのでカジノをオンラインサイト上で行えるプラットフォームを運営している会社のことを指します。
さらに、カジノゲームを作成している会社などもあります。 なんと、マルタの求人の約8割をオンラインカジノ関連が占めるほど、人気の求人となっているのです。
マルタ島では、周辺国であるイタリアやスペイン、フランスなどのヨーロッパ言語を話す人は多いのに対し、日本語をはじめとした、東アジアの国の言葉を話す人は少ないです。
ですので、マルタで日本語を話せるゲーミング会社で働ける人の需要は高まっていて、給与水準も高く設定されているそうです。
マルタで働くために必要なビザと申請方法
マルタで働くのに必要なビザ
ここからは、実際にマルタで働き始めるために必要なビザの種類と申請方法について解説していきます。
マルタ現地の職場に就職し、現地で生活をする場合、有効な日本のパスポートを持っていれば、入国後180日以内、合計90日以内であれば特にビザを申請せずに滞在することが可能です。
マルタの現地企業などで就労する場合には、労働ビザの取得が義務付けられています。
基本的に、マルタの労働ビザの有効期限は一年毎の更新になります。
まずはビザなしで入国をし、イミグレーションセンターで労働ビザを申請するのが一般的な流れでしょう。
ちなみに、マルタの労働ビザは駐在員と現地採用で申請手続きに大きな違いはありません。
労働ビザの申請に必要なもの
マルタ現地で労働するために必要な労働ビザの取得方法は以下の通りです。
マルタで就ける仕事の種類と求人の探し方
続いてこのセクションでは、マルタで就職可能な仕事の種類を詳しく紹介し、実際に求人を探す方法を伝授していきます。
もちろんですが、日本の求人情報サイトを調べてもマルタ現地の求人情報を得ることはほぼ100%難しいので、海外向けの求人サイトやマルタ独自の求人サイトを使って仕事を見つける必要があります。
まず登録しておきたいのが、LinkedIn(リンクトイン)という世界最大級の求人サイトです。
海外では仕事を探す際にまずはこのサイトをチェックするのが一般的です。
まずはプロフィール作成をして、自分のスキルや強み、経歴を入力します。
これを見たリクルーターがあなたのことを気に入ってくれると、スムーズに採用面接に進むことができるため、プロフィール情報は充実させておきましょう。
また、CareerJetやJobsPlusなどといった求人サイトもマルタ現地の求人を探す上で役に立ちます。
マルタの労働環境と給料事情
最後に、マルタで働く上で知っておきたい労働環境と、お給料事情について解説しておきます。
マルタでの労働環境についてですが、先ほど紹介したゲーミング会社に就職すると福利厚生が手厚いようです。 例えば、就労ビザの支援・年間数百ユーロまでの健康手当・朝と昼ごはん付き・フルーツ・プライベート保険の加入・四半期ボーナス・チームイベントへの参加ーなどがついてきます。
さらに、有給休暇については、週40時間の労働をするすべての労働者は、最低でも192時間(4週間分+32時間=約24日)の有給休暇が付与されます。
また、マルタの給料水準は日本と同じように職業や職種によって大きく異なります。平均月収は日本円で約32万円ほど。最低賃金は月で約15万円ほどと言われています。
これは、EU諸国の中では中間レベルに属しています。最低賃金や平均月収の高いスイスやフランス、ドイツなどの西ヨーロッパと比べたら安いものの、ポーランドやハンガリーなどの東欧諸国よりは高い傾向にあります。
特に、IT企業などの専門知識がいる職業では月収が高くなる傾向にあるようです。
まとめ
このコラムではここまで、マルタ共和国で働きたいという日本人の方のために有益な情報を、マルタ共和国の基本情報、②マルタで働く手段、③労働に必要なビザとその申請方法、④求人情報の探し方、⑤マルタの労働環境と給与事情について詳しく解説してきました。
いかがでしたでしょうか?
初めてマルタ共和国について知った方も、行ったことはあるけれど就労事情については初めて知った方も、いつかマルタで働いてみたい!と思っていただけたら幸いです。
海外で働く場合、訪れる国によって申請が必要なビザの種類や、そのビザで滞在できる期間が異なることに注意が必要です。
◇経歴
大学時代に、外国語がどのように学ばれるのかについて興味を持ち、日本の大学院で第二言語習得論•応用言語学の研究に励む。
修了後はインターナショナルスクールの先生や、小学生オンライングループ英会話のバイリンガル講師、日本の文化を海外に広める音楽スクールで活躍中。
◇資格
IELTS Academic module 6.5
(speaking 6.5 reading 7.0 listening 6.5 writing 6.0)
◇留学経験
高校時代、春休み中にニューヨークにある姉妹校のタウンゼント•ハリス高校へ研修に参加。
その後大学時代にニュージーランドに一学期間の留学を経験。語学学校に通ったのち、主に応用言語学を中心に学ぶ。
◇海外渡航経験
つい数ヶ月前、高校ぶりに訪れたニューヨークの空港でみつけたストリートピアノ。
つい弾きたくなりニューヨーク出身の作曲家ジョージ•ガーシュインの「ラプソディーインブルー」を弾いたら、メキシコのカンクン行きの搭乗を待っていた皆さんから盛大な拍手を貰いました!とてもいい思い出です。
◇自己紹介
これまでの海外経験や、日本で出会った留学生たちとの交流から、英語をはじめとした外国語を使うことで、私たちの視野や価値観はどんどん広がっていくと確信しています!
英語が好き!と言う気持ちを大切に、英語を学び続けられる燈を見つけられるよう行動すると、英語学習が楽しくなります!