
ハロートークを使っている皆さん、今設定している『学習言語』は何ですか?
もし「これまで学んでいた言語とは違う国の人と話してみたい」
「別の言語のネイティブスピーカーと知り合いたい」
と感じているなら、『学習言語』の変更がおすすめです。
たとえば、韓国語を学んできたけれど、今度は英語を勉強したいという場合も、簡単に切り替えることができます。
設定を変えるだけで、これまで出会えなかった人との交流が楽しめて、多言語学習のモチベーションにもつながりますよ!
- ハロートークの言語変更時の手順
- 注意点1 母国語は変更不可!
- 注意点2 無料会員は48時間に1回のみ変更可能
- 注意点3 変更しすぎると相手が混乱する可能性も
- 言語設定以外にも注意すべき点
- 複数言語で並行学習する方法
- まとめ
ハロートークの言語変更時の手順
まずはハロートークの『学習言語』を変更する方法について説明します。
さっそく変更してみよう!
手順2:プロフィール写真横の矢印(>)をタップ
手順3:上の方に表示されている「言語(Language)」の項目にある「学習言語1(Learn 1)」に表示されている言語をタップ
手順4:一覧から学びたい言語を選択
手順5:現在のご自身のレベルを「初心者(Beginner)/基礎(Elementary)/中級(Intermediate)/上級(Advanced)/堪能(Proficient)」から選択してタップ
これで完了です!手順3の「学習言語1(Learn 1)」が、選択した言語に変わっていればOK。
注意点1 母国語は変更不可!
今回の記事では、『学習言語』の変更手順を紹介しています。
アカウント作成時に設定する『母国語』の変更はできません。
あまり無いケースだとは思いますが、実際の母国語は「日本語」なのに誤って「韓国語」で登録してしまった場合、韓国語を学びたい人から言語交換を希望されてしまいます。
『母国語』の設定を変更しなければならない場合は、アカウントを削除し再度作りなおす必要があります。
注意点2 無料会員は48時間に1回のみ変更可能
ハロートークには、無料会員と有料会員(VIP)があります。
無料会員の場合、『学習言語』の変更は48時間に1回のみ可能です。
たとえば、今日の朝10:00に『学習言語』を英語からスペイン語に変更した場合、再度変更できるのは2日後の朝10:00以降になります。
「また英語に戻したい」「別の言語に変更したい」と思っても、48時間が経過するまでは変更できないのでご注意ください。
有料会員になると、最大3つまでの言語を同時に設定・切り替えができるため、すでに多言語学習をしている方には課金もおすすめです。
注意点3 変更しすぎると相手が混乱する可能性も
ハロートークの良いところは、AIなどとは違いリアルな外国人とチャットや通話、タイムラインで交流できる点です。
使っていくうちに、自然と言語交換パートナーができてくると思います。
ただ、その中で『学習言語』を頻繁に変更してしまうと、せっかくできたパートナーを混乱させてしまうかもしれません。
たとえば、あなたが「英語を学びたい」と言っていたのに、ある日突然『学習言語』をスペイン語に変えたら、相手は「え?英語の練習相手になるつもりだったのに…」と戸惑ってしまうかもしれません。
結果、言語交換が続かなくなる可能性もあります。 もちろん、複数の言語を学ぶことは素晴らしいことです。 でも、あまりにも頻繁に変えてしまうと、そのたびに新しいパートナーを探して、自己紹介からやり直す…という非効率な状況にもなりかねません。
学習の質を保つためにも、『学習言語』の変更は計画的に行うのがおすすめです。
さらに、言語交換はお互いの信頼関係が大切です。
頻繁に言語を変えると、相手に対して一貫性がない印象を与えてしまい、信頼を築く妨げになることもあります。
信頼関係がしっかり築ければ、相手も積極的に間違いを指摘してくれたり、深い話ができるようになったりと、学習効果も高まります。
また、学習言語を変える際は、できればパートナーに事前に伝えることをおすすめします。
理由や今後の学習の意図を共有することで、相手も理解してくれやすくなり、良好な関係を続けやすくなります。
こうした配慮が、長く続く充実した言語交換につながりますよ。
言語設定以外にも注意すべき点
ハロートークで、文法や単語の学習成果を実際に使いコミュニケーションが取れたときは、とても嬉しく感じますよね。
適切に使えば、孤独になりがちな勉強に刺激を与えてくれますが、注意すべき点もあります。
危険人物には注意
ハロートークは誰でも気軽に始められる分、国際ロマンス詐欺や宗教勧誘、マルチ商法などの危険人物も存在します。
違和感を感じたら、すぐにその相手との言語交換をやめて大丈夫です。
本気で学習している人がほとんどなので、気の合う学習者と楽しく交流しましょう。
見極める基準としては、
「すぐに会いたがる」
「投資や金銭の話を持ちかける」
「自分の高スペックをひけらかす」
「会ったこともないのに甘い言葉を送る」
などがあります。
自分から積極的にパートナーを探す
AIではなく人と人の交流なので、相性はどうしても出てきます。
最初は盛り上がっても徐々に疎遠になることもありますが、一喜一憂せずに次のパートナーを自分から探しましょう。
話が盛り上がる人、間違いをしっかり指摘してくれる人、簡単な表現を多用する人、難しい表現を教えてくれる人など、人によって合う相手は違います。
最初に「不自然な言い回しは細かく教えてほしい」と伝えるのも効果的です。
良いパートナーは、積極的に動いてたくさん話す中で見つかります。
モチベーション維持の工夫
多くの人と出会える分、同じ自己紹介やトピックの繰り返しで飽きやすいのがデメリットです。
ハロートークはアウトプットの場として使い、別の時間にインプットをすると、「今日はこの表現を使ってみよう」と学んだフレーズをすぐに実践でき、定着しやすくなります。
例えば「今日はこの話題を話したいから、関連フレーズを準備しよう」という気持ちで臨むと、自分も飽きずに、パートナーとの会話も盛り上がります。
時間管理に注意
言語“交換”なので、一方的に学ぶだけでなく、日本語を教える時間も必要です。
コミュニケーションの楽しさやスマホで気軽にできる便利さから、時間があっという間に過ぎてしまうこともあるので、「何時から何分だけ」と時間を決めて使うと、より効果的な学習ができます。
TOEICなどの資格試験には向いていない
ハロートークは実際に言葉を使ってアウトプットするのに非常に優れたツールですが、TOEICなどの資格試験対策や体系的な文法・語彙学習には、参考書やYouTubeなどの専門教材のほうが効果的です。
私自身、TOEICの勉強をしていたときは、ハロートークの利用時間を意図的に減らしていました。
なぜなら、資格試験に必要な単語やフレーズは特化した対策本で覚えたほうが、圧倒的に効率が良いからです。
また、ハロートークでのやり取りはリアルタイムのチャットが多く、「早く返事しなければ」と焦ったり、返事が気になってしまい集中力が散漫になることもあります。
特に資格試験の学習では、集中して文法や単語を覚える時間が大切なので、自分で時間をしっかり管理しないと逆効果になりかねません。
ハロートークは会話力を鍛える補助として使い、試験対策は専門教材に集中する使い分けが学習効率アップのポイントです。
複数言語で並行学習する方法
有料会員になると、複数の言語(最大3つ)を設定して切り替えられます。
すでに多言語学習をしているなら、いろいろな国の言語交換パートナーと交流することで、複数の言語を同時に鍛えられそうです。
実生活でそれぞれの言語のネイティブスピーカーと知り合うのは難しいですし、「勉強に付き合ってもらう」のは気を遣うこともありますよね。
ハロートークなら相手も日本語を学びたい外国人なので、お互いに教え合うギブ&テイクの関係が自然に成り立ちます。
さらに複数のパートナーができれば、「この話題を別の言語で別の人と話してみよう!」とトピックも自然に浮かびやすくなります。
無料会員なら、スマホ自体の言語を日本語以外に!
私は英語をメインに学習していますが、一時期韓国語にも興味がありました。
でも「英語もまだまだだし、今の英語⇔日本語の言語交換パートナーとも交流を続けたい」と思っていたので、次の2つを試しました。
1つ目は、「ハロートークの『学習言語』を変えるけど、英語も引き続き勉強しているから変わらず話そうね!」と、今の言語交換パートナーに伝えること。
相手の混乱を防ぐために気を遣うと、関係がスムーズに続きます。
2つ目は、スマホ自体の言語設定を変えることです。
私は英語力を維持しつつ、ハロートークで韓国語の言語交換パートナーを作りたかったので、iPhoneの言語を日本語から英語に変え、ハロートークの『学習言語』は英語から韓国語に変更しました。
こうすると、ハロートークの操作タブなどが英語表示になり、英語に触れる時間が自然と増えます。
そしてハロートーク内では、韓国語の言語交換パートナーができるのです。
最初は不便でしたが、数週間で慣れてスマホ内でよく見る英単語を覚えるなどメリットが大きく、楽に知識が増えるのでおすすめです。
結果的に多言語学習の基盤ができました。
「これまで学んできた言語から離れるのは不安だけど、多言語学習には興味がある」という方は、まずスマホの言語設定を変えてみるのも良いですよ。
まとめ
もし今学んでいる言語に行き詰まりを感じている、または別の言語に挑戦したいと思っているなら、今回ご紹介した手順でハロートークの『学習言語』を変えてみましょう。
「語学はまず英語から」と考える人が多いですが、本当にそれが一番良いのでしょうか。
確かに、英語は世界共通言語であり、全くゼロから始める他の言語より学びやすい面もあります。
しかし、「最初に学ぶべき言語=英語」でなくても問題ありません。
実際、私がマルタ共和国に留学していた際、ドイツ語をある程度習得した後に英語の学習を始めた方と出会いました。
その方は英語と同じ語族であるドイツ語の基礎があったため、英語の習得も他の日本人より早かったです。
まずは、自分が興味を持つ国の言語を純粋に学んでみることが、楽しく続けるコツであり、最終的には多言語学習へとつながる近道になると思います。
◇経歴
31歳のときに「be動詞って何だっけ?」というところから勉強を始めました。年齢を重ねてからの学習に、難しさや焦りを感じている方の背中を押せたらと思っています。
◇英語に関する資格
TOEIC830点
◇留学経験
セブ島3か月、マルタ共和国2か月
◇海外渡航経験
マルタ共和国滞在中にイタリア人と仲良くなり、お家に招待いただきました。英語学習を始めたころ、海外とは無縁だった私にとって想像もしていなかった経験です。イタリア国内を案内してもらうだけでなく一人でベネチアやヴェローナなどを巡り、度胸もつきました!
◇自己紹介
元々勉強が好きではなかったので、英語も全くと言ってよいほどのレベルでした。でも「英語を勉強する!」と決めてからは、時には泣きながら時には貴重な経験を得ながら、毎日少しずつ努力をしてきました。
今では、英語学習の大切さを日々実感するとともに、一念発起した過去の自分に感謝しています。
これまでの努力を無駄にしないよう、今後も楽しく英語を勉強していきます。