留学中に帰りたい…。辛さを乗り越える対処法と心に響く名言5選

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留学前は、異国の地での初めての生活に意気揚々と飛び込む準備をしていた方も多いでしょう。しかし、実際に留学先で生活が始まると、文化の違いや言葉の壁、孤独感などに直面し、「辛い」「しんどい」と感じることがあるかもしれません。

この記事では、留学中に辛さを感じたときに乗り越える対処法をご紹介します。

留学準備中の方、現在留学中の方、両方の方に響く偉人たちの名言も紹介していますので、ぜひ最後までお読みください。

実は多い? 留学が辛くてうつになってしまう人も···

「海外で生活できるなんて最高!毎日楽しいはず!」と思っていても、留学初期にぶつかる環境の変化や、海外生活への不安から、心が辛くなってしまう人は実は多くいるのです。

以前にも、英国に留学したタレントさんが、留学中にうつになったことを告白されていましたね。異国での生活は刺激的で魅力的である一方、現実には困難なことに直面することも多いのです。

留学中はとにかくやるべきことが山積み。

学業はもちろんのこと、生活費の管理、授業の準備、友人やクラスメイトとの交際、加えて文化や言語の壁を乗り越えるための努力など、毎日のタスクが多すぎて、ふと気が抜けた瞬間にパンクしてしまうことがあります。

もし気分が落ち込んだり、不安を感じることが増えてきたら、その原因を探ってみましょう。

留学生活を充実したものにするためには、自分自身のメンタルヘルスを大切にする必要があります。

自分で解決することが難しいと感じた場合は、信頼できる友人や家族、留学カウンセラーに相談しましょう。

留学中に辛くなってしまう原因

海外での留学生活中に辛くなってしまう原因は、人によりさまざまですが、主に以下の要因で辛いと感じることが多いとされています。

環境の変化

留学生活で大きく変わることと言えば環境の変化です。

特に、初めての海外生活だと、文化や生活環境の違いや言葉の壁にぶつかり、大きく動揺する人も。なんとか適応しようと努力するほど、逆に苦しさが増す可能性があります。

周囲に気の許せる友達や知り合いがいないといった点も、「帰りたい」と思う原因のひとつです。

時間が経つうちに慣れる人、「こんなものだ」と諦める人がいる一方で、中には最後まで留学先の文化や慣習に馴染めなかったという人もいます。

これには個人差がありますので、自分に合った適応方法を見つけることが重要です。

言葉が通じない

「スラングが多すぎてわからない!」「早すぎて何を言っているのか聞き取れない!」など、留学初日にぶつかる壁は言葉の壁です。

学校で習ったはずの英語を全く使わなかったり、発音やイントネーションの地域差に驚いたりすることで、自分の英語力を活かせず、自信を失ってしまうこともあります。

最初はつらいかもしれませんが、日々の小さな努力が少しずつ実を結びます。

語学は頑張った分だけリターンされます。

留学生活を豊かにするためにも、失敗を恐れずにコミュニケーションを楽しんでみましょう。

差別を受けた

メンタル面にガツンとダメージを受けてしまう「差別」

海外で暮らしていると、人種差別を受けた経験がある人が多く存在します。

最近ではアジア人に対しての差別がニュースで大きく取り上げられました。

差別は決して許されるものではありません。しかし、残念ながら世界ではまだまだ差別が根強く残っています。

留学が辛くて帰りたくなった時の対処法5選

留学中に辛い状況に陥っても、周囲のサポートにより乗り越えられる人もいれば、「日本に帰ろう」と帰国準備を始める人もいます。

「辛いから帰国したい」と思った方、帰国のチケットを取る前に、次のような対処法を試してみてください。

趣味や興味のある分野を追求する

日本で趣味の活動に勤しんでいたことはありますか?

留学先でも活動の場があるか、情報収集をしてみると良いかもしれません。

例えば、スポーツであれば学校や地域のクラブ活動に入ってみる、興味のある分野の習い事をしてみるなど、学業以外のサードプレイスを作ることも重要です。

日本人が多い地域であれば、日本人で作られているサークル活動などもあります。

留学中だからといって、日本人同士で行動することが必ずしも悪いわけではありません。留学中の悩み、愚痴、近況報告や情報共有など、母国語でコミュニケーションを取ることは、ストレス解消のひとつの手段です。

ただし、日本人同士で固まりすぎると異文化交流の機会を逃すこともありますので、バランス良くお付き合いができると良いですね。

日本食を食べる

慣れ親しんだ日本食を食べることはリフレッシュ効果があります。

海外の食事は珍しく、美味しいものも多いですが、やはり生まれ育った国の食べ物には敵いません。

日本食スーパーやアジア系のスーパーに行けば、日本食材を入手することができます。

食事の内容は、脳の機能やストレスレベルに影響するため、食べたくないものでお腹を膨らませるよりも、栄養バランスの取れた日本食を自炊してみてはいかがでしょうか?

学業と平行して自炊をすることは大変なこともありますが、日本食は作り置きが可能なものも多くあります。結果的に時間や留学費用の節約にも繋がりますので、ぜひチャレンジしてみてください。

留学エージェントに相談する

留学中、生活や学業に不安を感じた場合、メールやオンラインビデオ通話などを使用して留学エージェントに相談することが可能です。

留学エージェントを選ぶ際には、事前準備から現地でのサポートまで手厚く提供しているエージェントを選ぶと良いでしょう。

特に、現地のサポートデスクがあるエージェントだと、時差を気にすることなく、連絡が取りやすいというメリットがあります。留学のプロフェッショナルに相談することで、留学中の悩みや不安をスムーズに解決してくれるかもしれません。

日本にいる家族や友人と連絡をとる

現代では、昔に比べて海外にいる人々と連絡が取りやすくなっています。

この文明の利器を使わない手はありません。

手紙や国際電話しか連絡手段がなかったひと昔前の留学に比べ、インターネットの普及で物理的な距離を超えて簡単にコミュニケーションを取れるようになりました。

インターネット環境が整ってさえいれば、日本にいる家族や友人とビデオ通話などができるので、時差を考慮したうえで電話をしてみてはいかがでしょうか。

親しい人との会話は、留学のプレッシャーから開放され、リラックスした気持ちにさせてくれるでしょう。

入浴をしてみる

海外在住経験が5年ある筆者の体験談として、地味に辛かったことは「浴槽に浸かれない」ことでした。

1年間住んだオーストラリアでは、水不足が深刻な時期だったため、浴槽にお湯を張ることができず、ホームステイ先では「シャワーは5分以内」と制限されていました。

そのため、お風呂でリラックスするというストレス解消ができなかったのです。

入浴は非常にリラックス効果があります。温かいお湯に浸かることで、筋肉が緩み、血行が促進されるため、体全体の緊張がほぐれます。また、入浴はストレスや不安を軽減する効果も期待できます。

バスタブにお湯を溜めることが難しい方は、プールの横にあるジャグジーを利用してみたり、バケツにお湯を溜めて足湯をおこなってみてはいかがでしょう。

ぜひ、お気に入りの入浴剤を入れて試してみてください。学業で忙しい毎日ですが、1日の終わりにはリラックスタイムを作り、疲れを癒してくださいね。

留学中辛い時に響くおすすめの名言5選

留学中に偉人の名言集などが集められた本を読むことはとてもおすすめです。

なぜなら、今の自分の置かれている状況に刺さりやすい言葉が多く、励まされることがあるからです。

偉人の言葉には説得力があり、前向きになれる名言がたくさんありますので、本屋さんや大学内の図書館で書籍を探し、お気に入りの名言を見つけてみてください。

ここでは、留学中に辛いと感じた方に響くおすすめの名言を5つご紹介します。

ヘレン·ケラー"Life is either a daring adventure or nothing.”

人生は冒険か無冒険か、どちらかだ

スティーブ·ジョブズ"Your time is limited, so don't waste it living someone else's life.”

あなたの時間は限られている。他人の人生を生きることで無駄にするな

イチロー:"小さいことを重ねることがとんでもないところに行くただひとつの道だ”

ネルソン·マンデラ"It always seems impossible until it is done.”

全ては不可能に思える。できるまでは。

チャーリー·チャップリン"Life is a tragedy when seen in close-up, but a comedy in long-shot.”

人生はクローズアップで見ると悲劇だが、遠くから見るとコメディである

これらの言葉やあなたが見つけた偉人の名言を、普段使っているノートやテキストに書き留めておくと良いでしょう。辛い時期にそれを読み返すことで、乗り越えるための勇気を得られるかもしれません。

本当にしんどかったら無理をしないこと

さまざまな対処法を行ってみても、「やっぱり日本に帰りたい」と思う人もいるでしょう。

本当にしんどい場合はそれ以上無理をする必要はありません。

「留学にたくさんのお金がかかったから…」「応援してくれた人に申し訳ない」と、帰国に踏み出せない人も多いと思います。

しかし、限界が来る前に帰国の準備を始めても良いかもしれません。

一旦帰国することで、心の落ち着きを取り戻し、再度留学にチャレンジすることができた人もいます。

限界を超えてしまうと、「帰国」や「休息」などの正常な判断ができない恐れもあります。

「帰国」や「一時帰国」を留学中の選択肢に入れておきましょう。

留学生活は楽しく、充実したものですが、時には困難や不安も伴います。

この記事でご紹介した対処法を実践しつつ、自分の気持ちに正直に向き合いながら、その時の最善の選択をしてください。