海外留学の費用を徹底解説!種類や期間・国別に詳しく紹介します!

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海外留学で夢や目標を掴むのはとても素晴らしいことですが、どうしてもネックになってしまうのが、「費用」です。アルバイトを数年すれば稼げる範囲ではあるものの、どれくらいのお金を用意すればいいのか不安になることもありますよね。

そこで今回は、海外留学にかかる費用を、その種類や期間、国別にご紹介します!

海外留学の費用

海外留学は、現実的な問題として費用が非常に大きな壁となることがあります。留学先の国や期間、留学の種類によって大きく異なるため、事前にしっかりと計画を立てなけらばいけません。

ここでは、国別、期間別、種類別に留学費用の目安や内訳の他、出発前や留学中に発生する費用、さらには費用を抑える方法についても解説していきます!

国別の海外留学費用の目安

留学する国によって費用は大きく変わります。一般的に、欧米諸国はアジア諸国に比べて生活費や学費が高い傾向にあります。以下に主な留学先の国ごとの費用の目安をご紹介します。

アメリカ

アメリカは世界中の留学生に人気の国ですが、その分費用は高めです。年間の学費は平均して約300〜600万円、生活費も年間150〜300万円程度かかるとされています。特にニューヨークやカリフォルニアなどの大都市は生活費がさらに高くなります。

イギリス

イギリスの大学も人気ですが、学費は年間で約250〜500万円が一般的です。生活費は地域によって異なりますが、ロンドンでは年間200〜300万円ほど、地方都市では150〜200万円程度です。

オーストラリア

オーストラリアは留学生を多く受け入れている国であり、比較的高い生活水準を保ちながらも学費や生活費は他の英語圏諸国に比べて抑えられています。年間の学費は約200〜450万円、生活費は150〜250万円が目安です。

カナダ

カナダは比較的リーズナブルな留学先として人気があります。学費は年間150〜400万円、生活費は100〜200万円程度です。都市部に住むか、地方に住むかで大きく差が出ます。

韓国・台湾

アジア圏の留学先として人気の韓国や台湾は、欧米に比べて学費や生活費が格段に安くなります。韓国では年間学費は50〜100万円、生活費も年間60〜120万円程度です。台湾も同様の費用感で、学費50〜120万円、生活費は年間50〜100万円程度となっています。

期間ごとの海外留学費用の目安

留学期間も費用に大きく影響してきますよね。短期留学、中期留学、長期留学それぞれでかかる費用を見ていきましょう。

短期留学(1週間〜3ヶ月)

短期間の語学留学やプログラム留学は費用が抑えられます。1週間程度の短期留学ならば学費・生活費含めて約20〜50万円が目安です。3ヶ月程度の留学になると、学費・生活費合わせて80〜150万円程度がかかります。

中期留学(6ヶ月〜1年)

中期の留学では語学力の向上や専門知識を身につけるためのプログラムが多く、費用も上がります。6ヶ月〜1年間の留学でかかる費用は、国にもよりますが、200〜400万円程度が目安です。

長期留学(1年以上)

大学や大学院、専門学校での正規留学を行う場合、1年以上の長期滞在になります。学費はもちろん、生活費も長期間にわたって必要になるため、年間で300〜700万円程度の費用がかかることが多いです。

種類別の海外留学費用の目安

留学の目的や種類によっても費用は異なります。ここでは代表的な留学の種類ごとの費用を解説します。

語学留学

語学留学は比較的短期間で行われることが多く、費用も他の留学の種類に比べて安いです。1ヶ月の語学留学であれば、学費・生活費含めて30〜80万円程度が目安です。

交換留学

交換留学では、日本の大学と提携している海外の大学に1学期〜1年間程度滞在します。提携先の大学での学費が免除されるケースも多いため、滞在中の生活費や航空券代が主な費用となります。年間で200〜300万円程度が一般的です。

ワーキングホリデー

ワーキングホリデーは、滞在先で働きながら生活費を賄うことができるため、留学費用を抑えられるのが特徴です。初期費用として、渡航費や滞在準備費用で30〜100万円がかかりますが、その後は現地での収入で生活費をカバーすることが可能です。

専門留学・大学留学

専門分野を学ぶための留学や、大学・大学院への進学留学は、学費が高くなる傾向があります。特に医学や工学、ビジネスなどの専門性の高い分野では、年間500〜800万円程度かかることもあります。

海外留学の出発前にかかる費用

留学前にもさまざまな費用がかかります。主な費用項目は以下の通りです。

渡航費

留学先までの航空券代は、地域によって大きく異なります。アメリカやヨーロッパは片道10〜20万円程度、アジア圏は5〜15万円程度が相場です。時期によっても航空券の価格は変動するため、早めの予約が費用を抑えるポイントです。

ビザ申請費用

長期留学の場合、多くの国で学生ビザが必要です。ビザの申請費用は国によって異なり、1〜5万円程度かかることが多いです。

保険料

留学中の医療費やトラブルに備えるため、海外留学保険への加入が必要です。年間保険料は10〜30万円程度が一般的です。

予防接種費用

一部の国では、入国前に特定の予防接種を受ける必要があります。予防接種の費用は数千円から数万円まで幅広く、事前に確認しておく必要があります。

外留学中にかかる費用

留学先での生活費も無視できないコストです。海外で暮らす上で、どのような費用が必要になるのか以下で見ていきましょう。

住居費

寮、シェアハウス、アパートなど、どのように暮らすかによって住居費は大きく異なります。寮やシェアハウスは比較的安く、月5〜15万円程度が一般的です。一方で、アパートを個人で借りる場合、家賃は都市部で月15〜30万円程度かかることもあります。

食費

食費は生活スタイルによって異なりますが、自炊することで大幅に抑えられます。1ヶ月あたりの食費は3〜7万円程度が目安です。

交通費

留学先での移動にかかる交通費も視野に入れておかなければいけません。都市部では公共交通機関が充実しているため、月額1〜3万円程度がかかることが多いです。

娯楽費

留学生活を充実させるためには、娯楽費も必要です。映画や外食、旅行などにかかる費用は月に2〜5万円程度を見込んでおくとよいでしょう。

海外留学費用を抑えるコツは?

どうしてもお金がかかってしまう海外留学。では、その費用を少しでも抑える方法はないのでしょうか。以下で、おすすめの節約方法をご紹介します!

奨学金を最大限に活用する

奨学金は、留学費用を大幅に削減できる最もおすすめの手段です。日本国内の奨学金だけでなく、留学先の国や大学、あるいは民間団体が提供している奨学金も数多くあります。

例えば、日本学生支援機構(JASSO)や地方自治体、各種財団が提供する奨学金は、学費の一部や生活費を補助してくれるため、事前に調べて応募できます。ちなみに、筆者もイギリスへの交換留学の際、JASSOから合計24万円の奨学金をもらいました。返済しなくても良かったため助かりました。

早期予約や割引航空券を利用する

渡航費は、留学費用の中でも大きな割合を占めるため、ここを抑えることができれば総費用が大幅に減るでしょう。航空券は、出発日の直前に購入するよりも、早く予約することで安く手に入れられます。特に、出発時期がオフシーズンであれば、割引が適用される場合が多いです。航空会社のメルマガやSNSをフォローしておくことで、セールやプロモーション情報を逃さずチェックできるようにしましょう。

さらに、LCC(格安航空会社)の利用も一つの方法です。LCCは一般的に大手航空会社よりも運賃が安く設定されているため、特に短期の留学や休暇中に帰国する際には便利です。ただし、LCCは手荷物料金が別途かかることが多いので、予約時に必要なオプションを確認し、トータルコストを把握しておきましょう。

住居費の削減

留学中の住居費は、生活費の中で最も大きな割合を占めることが多いです。住居費を抑えるためには、寮やシェアハウス、ルームシェアの利用を検討しましょう。大学寮は比較的安価で、かつキャンパスに近いため通学費も節約できます。また、シェアハウスやルームシェアは、家賃を複数人で分担できるため、1人暮らしに比べてコストを抑えられます。

さらに、留学先の地域によっても家賃が大きく異なるため、都市部から少し離れた地域に住むことも一つの方法です。交通費がかかる場合もありますが、都市部での高い家賃と比較してトータルで節約になることが多いです。留学先での物件探しは、大学の留学生サポートセンターや現地の留学エージェントに相談すると、信頼性の高い情報を得られるでしょう。

現地でのアルバイト

留学中にアルバイトを行うことで、生活費や学費の一部を補填する手もあります。多くの国では、留学生に対して一定の条件下で就労が許可されており、週に20時間程度のパートタイムジョブが認められるケースが一般的です。アルバイトをすることで、現地の文化や言語にも早く適応できるというメリットもあります。

ただし、国によっては留学生のアルバイトに厳しい制限がある場合もあるため、ビザの条件や就労規定を事前に確認しておいてください。また、アルバイトに頼りすぎることなく、学業を最優先にする姿勢を忘れないようにしましょう。

まとめ

夢をお金で諦める必要はありません。私も、大学時代の時給800円のアルバイトを2年半続けて留学費用を全額貯めましたし、それほどガッツリ働かなければいけない額でもありません。本気で留学をしたいと思ったのであれば、今回ご紹介した費用を参考にし、節約なども考慮してみてくださいね。

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