
今回特集していくのは英語の「come」という単語を使用した慣用句です!
「come」は英語学習者であればどなたも知っていて、使ったことのある超基本英単語の一つですよね。基本的には「来る」という意味で使用されることが多い「come」ですが、実は英語には「come」を使った慣用句・イディオムがたくさん存在しているのです。また、それぞれの慣用句が全く異なる意味を持ちますので、状況や場面に応じて使い分けられるようになると大変便利です。
そこで今回は、「come」を使用した英語の慣用句をたくさん取り上げ、それぞれの基本的な意味と使い方を、英語の例文と日本語訳を参照しながら確認していきましょう!実際に英会話や文章の中で使用できるようになるために、例文の場面をイメージしながら学習することをお勧めします。ぜひ、参考にしてみてくださいね。
- Comeを使った慣用句とフレーズ
- Come to light
- Come full circle
- Come on board
- Come across
- Come along
- Come apart
- Come at
- まとめ
Comeを使った慣用句とフレーズ
今回は、以下の英単語「come」を使った慣用句とフレーズを紹介していきます。
Come full circle
Come on board
Come across
Come along
Come apart
Come at
実は、超基本英単語の中でも「come」は特にイディオムや慣用句が多いです。「来る」という意味を表し、変化や移動など動きに関連した意味を持つため、様々な文脈で使用されやすいのが理由です。さらに、具体的な物事や人の接近や移動だけではなく、抽象的な物事の変化や異動を表すこともできる単語です。
意味の汎用性や前置詞や副詞との結合のしやすさからも、「come」が使われる慣用句やイディオムが多い理由がわかります。
参考資料:こんなにある!? Comeを使った句動詞や慣用句25選 | DMM英会話ブログ
https://eikaiwa.dmm.com/blog/learning-english/come-phrases-expressions/#Come_が出てくる慣用句
Come to light
「come to light」は直訳すると「光にさらされる」という意味の表現ですが、実は「隠れていた情報や隠れていた真実が明るみに出る」という英語の慣用句です。
「light」は「白日」という意味で、「come to」は「〜に来る」という意味です。「白日の元にくる」という意味合いで、「明るみに出る」という意味になります。よく使用される場面としては、隠し事や隠蔽していたことがなんらかの理由で世間に明るみに出る場面があげられます。
その事件に関する新しい証拠が明るみにでた。
期末テストで彼がカンニングしていたことが明るみにでた。
彼の秘密がついに世間の明るみに出た。
参考資料:“[Come]to light” の意味・使い方 | 英辞郎 on the Web
https://eow.alc.co.jp/search?q=%22%5Bcome%5D+to+light%22#:~:text=・New%20evidence%20of%20the%20case,明るみに出ました%E3%80%82
Come full circle
「come full circle」は「完全な円を描く」と直訳できますが、イディオムとしての意味は「ある状態が元の状態や位置に戻ること」を表します。例えば日本語では、「一周して元に戻る」「巡り巡って元通りになる」のように使用されます。
他にたくさんのスタイルを試した結果、元に戻ったこのパンクのスタイルが好きだよ。
あなたの政治的思想は一巡して、結局初めに戻ったんだね。
参考資料:「Come full circle」の意味と使い方を分かりやすく解説!リアル英語 | K & M 英語クリニック
https://km-englinic.com/1018/
Come on board
「come on board」は直訳すると「〜に乗り込む」という意味ですが、会話の中では「特定のグループや計画などに参加する」という意味を持ちます。例えば、新しい組織に一員として参加する時や、新しいサークルに入部するときなどに用いることができます。
私はその組織に入ることを申し出ました。
我が社へようこそ!いつでもわからないことは聞いてくださいね!
参考資料:On board (【熟語】乗り物にのって、一員で)の意味・使い方・読み方 | Engoo Words
https://engoo.jp/app/words/word/on-board/zga0ELstQmCjlQAAAABkYQ
“On board” の例文・フレーズ | NHK語学講座で学ぶ!ゴガクル英語
https://gogakuru.com/english/phrase/idiom/on_board.html?orderPhrase=1&perPage=20#:~:text=I%20offered%20to%20just%20come,を申し出たのです%E3%80%82
Come across
「come across」には実は4つの意味があります。
②「偶然出会う・見つける」
③「わかる」
④「求めているものを提供する」
の4つです。
あなたのスピーチは人々にとって攻撃的だと思われるかもしれないよ。
彼は学校へ行く途中、好きな俳優さんに偶然出会った。
私の秘書の説明はわかりやすかった。
彼女は新しい計画に関する詳細を提供した。
参考資料:Comeの熟語・英語表現・フレーズ・イディオム50選【例文あり】
https://3040english.info/idiom-come/
Come along
同じく「come along」にも4つの意味があります。
②「現れる・存在し始める」
③「改善する・上達する」
④「一緒に行く」
です。
友達のサムがこちらへ来るのが見えた。
新しい課題が発覚した。
あなたの仕事が良くなるかどうかはわからないね。
私と一緒にくる?
もうあなたと一緒にはいきたくない。
参考資料:Comeの熟語・英語表現・フレーズ・イディオム50選【例文あり】
https://3040english.info/idiom-come/
Come apart
「come apart」は「分かれる」という意味のある表現です。「来る」という意味の「come」に「分離する」という意味の「apart」がつくことで、一緒だったものが離れてバラバラになるニュアンスがあります。また、辛いことが続いて精神や心がバラバラになるという言い方で使用することもあります。
強い風のせいで箱はバラバラになった。
精神的に参っているよ。
参考資料:“[Come]apart” の意味・使い方 | 英辞郎 on the Web
https://eow.alc.co.jp/search?q=%22%5Bcome%5D+apart%22
Come at
「come at」には3つの意味があります。
②「〜に至る」
③「〜に来る」
です。
使い方は、
②「〜に至る」を使用するのは、atの後ろが物事の場合です。
③「〜に来る」は、atの後ろが時間や時間にかんする概念を表す表現の場合です。
彼を攻撃しないで。彼は何も悪いことをしていないよ。
私は問題に到達した。
すぐに来れる?
まとめ
このコラムでは、「come」という英単語を使用した英語の慣用句やフレーズをピックアップし、特集してきました。いかがでしたでしょうか?超基本的な英単語である「come」ですが、実は他の英単語や前置詞、副詞などと組み合わさると、全く異なる意味として用いられることがお分かりいただけたのではないでしょうか?
特に注意していただきたいのが、「come across」や「come along」、「come at」のように一つの表現の中に複数の意味がある場合です。このような表現は、状況やシチュエーションに合わせて意味を使い分ける必要が出てきます。今回解説した英語例文とその日本語訳を参照しつつ、実際の会話の中でどのように使用するかを少しずつ理解していきましょう!
◇経歴
大学時代に、外国語がどのように学ばれるのかについて興味を持ち、日本の大学院で第二言語習得論•応用言語学の研究に励む。
修了後はインターナショナルスクールの先生や、小学生オンライングループ英会話のバイリンガル講師、日本の文化を海外に広める音楽スクールで活躍中。
◇資格
IELTS Academic module 6.5
(speaking 6.5 reading 7.0 listening 6.5 writing 6.0)
◇留学経験
高校時代、春休み中にニューヨークにある姉妹校のタウンゼント•ハリス高校へ研修に参加。
その後大学時代にニュージーランドに一学期間の留学を経験。語学学校に通ったのち、主に応用言語学を中心に学ぶ。
◇海外渡航経験
つい数ヶ月前、高校ぶりに訪れたニューヨークの空港でみつけたストリートピアノ。
つい弾きたくなりニューヨーク出身の作曲家ジョージ•ガーシュインの「ラプソディーインブルー」を弾いたら、メキシコのカンクン行きの搭乗を待っていた皆さんから盛大な拍手を貰いました!とてもいい思い出です。
◇自己紹介
これまでの海外経験や、日本で出会った留学生たちとの交流から、英語をはじめとした外国語を使うことで、私たちの視野や価値観はどんどん広がっていくと確信しています!
英語が好き!と言う気持ちを大切に、英語を学び続けられる燈を見つけられるよう行動すると、英語学習が楽しくなります!
I took a Bachelor of Science degree in Mathematics where my problem-solving and critical-thinking skills were honed. I have worked as a trainer in a government office, which has helped me to develop my communication and intrapersonal skills. My hobbies are reading, listening to music, and cooking. After joining NativeCamp, I acquired 2 years of teaching experience. Currently, I am involved in content production in the Editing Department.