留学先におすすめの安全な国ってどこ?選ぶ時のポイントを紹介

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留学先を決める際のポイントの一つとして挙げられるのが「安全性」です。特に、留学で初めて海外に行く方や、単独での留学の場合、その地域や国が安全であるか気になる人もいるのではないでしょうか。

そこで今回は、留学先におすすめの安全な国として以下の4か国を紹介します。

・カナダ
・ニュージーランド
・オーストラリア
・フィリピン

安全に旅行をするためのポイントもあわせてお伝えするので、留学を検討している方はぜひ参考にしてください。

留学先におすすめの安全な国

ここからは、安全な留学先としておすすめの4か国の紹介です。「安全な理由」「治安」「その国で気をつけたい犯罪」の3つの観点から説明します。

カナダ

カナダは先進国の中でも治安の良い国とされ、大都市や観光地などでは警備が充実しているので、安心して生活できる環境が整っています。

銃規制が厳しい

カナダでは銃の所有は違法です。銃を持つには、国が決めたコースを受け、テストに合格しなければなりません。そのため、ほとんどは警察や軍隊など、限られた職業の人のみ許可されています。

世界の住みやすい都市ランキングの上位国である

カナダは、世界の住みやすい国としても有名です。「Economist Intelligence Unit」による「世界の住みやすい街ランキング2022年版」のTOP10を見ると、4位、5位、8位でカナダの都市がランクインしています。複数の地域がランクインしている国はほとんどないため、カナダが住みやすい国として人気なのがよくわかります。

穏やかな人が多い

カナダの人々は穏やかでフレンドリーな人が多いです。また、困った時には助ける精神を持つ国民性であるため、安心感をもって過ごせると思う人も多いでしょう。

バンクーバー

バンクーバーは過去10年間で犯罪率が減少しており(2022年時点)、基本的には安全な地域です。ただし夜間の「チャイナタウン」「スタンレーパーク」「ロブソン通り」は危険のリスクが高まるため、一人で行くのは禁止し、複数人であってもなるべく避けましょう。

トロント

トロントは北米の中で最も凶悪犯罪の少ない安全な都市とされています。ただし、トロント内にも危険な場所は存在するため、できる限り近づかないようにしましょう。特に「ジェーンストリートとフィンチストリートの交差点」「シャーボーン駅周辺」は治安の良くないエリアとして知られています。

カナダで気をつけたい犯罪

薬物関係

カナダでは、マリファナは合法となっているため、公共の場で堂々と麻薬を吸っている人がいます。そのような人を見かけた場合は避けるのが賢明です。また、日本国籍の人が吸うことは違法であるため、留学先で勧められても絶対に断るようにしましょう。

スリ・置き引き

カナダでは、観光客や留学生を狙うスリや置き引きが多発しています。現金を多く所持していたり 、おどおどしたりしていると犯罪のターゲットになりやすいため、凛とした態度でふるまうことをおすすめします。

ニュージーランド

ニュージーランドは世界的に治安のいい国として知られています。昼間であれば、女性が1人で歩いていても問題ないほど落ち着いています。

世界で最も治安の良い国ランキング4位

雑誌「Global Finance」が発表した「世界で最も平和な国ランキング2024」によると、ニュージーランドは世界第4位です。このランキングにおいて日本は17位となっているため、ニュージーランドは非常に安全な国であるといえます。

殺人発生率が低い

ニュージーランドは他の国と比較すると殺人件数が少ないです。2019年には、ニュージーランド史上最悪の銃乱射事件が起こったものの、その1か月後に銃所有に対する法改正を実施。この迅速な動きからも、国として安全や治安に対して意識が高いことが分かります。

治安

基本的に治安は良いものの、ウェリントンやクライストチャーチ、オークランドなどの都市の一部では注意するべき地域もあります。

たとえば、留学生に人気の地域の一つのオークランドは、中心部は比較的治安が良く安全に過ごせるとされています。しかし、東部の「リンウッド」や中心部から車で20分程度の「マヌカウ」では、車上荒らしや盗難事件などが頻繁に起こっているため、なるべく近づかない方が良いでしょう。

ニュージーランドで気をつけたい犯罪

空き巣

ニュージーランドでは休暇中の留守の家を狙った空き巣が多発しています。家を長期間空ける場合は、近所の信頼できる人に言っておいたり、電気をつけて在宅を装ったりすることをおすすめします。

暴行や傷害

昼間はほとんど心配が不要なものの、夜は飲酒や薬物をきっかけとした暴行や傷害事件が複数件発生しています。特に繁華街周辺は危険であるため、夜に繁華街へ行く場合は現地の人と行くようにしましょう。

オーストラリア

オーストラリアでは、語学学校などが多く位置する都市部においては日中も夜間も警察が巡回しているので、昼間は女性一人で歩いても安心感があります。また、パブやナイトクラブにおいてはIDチェックや持ち物検査が実施されているため、安全に留学ライフを楽しめる国です。

銃が規制されている

オーストラリアでは、銃の所持は完全に禁止されているわけではありません。しかし、一般人に対して銃の自主提出を求めたり回収したりすることで規制しているため、州によっては日本の凶悪犯罪発生率と変わらないところもあります。

イメージの良さを維持している

オーストラリアといえば、豊かな生態系や美しい海のイメージがあるのではないでしょうか。オーストラリアではそれらのイメージを崩さないために、国として犯罪対策を行っています。そのため、結果的に留学生が安心して国となっているのです。

治安

オーストラリアでは、国内全域において昼間や大通りでは女性が一人で歩いても安心できるとされています。しかし、夜の場合は注意が必要な地域もあります。

たとえば、メルボルンではフリンダーズストリート駅、シドニーではキングスクロスとセントラル駅、ブリスベンはフォーティチュードバレー駅などでスリやひったくりの被害が報告されています。夜の一人歩きはなるべく避けた方が良いでしょう。

オーストラリアで気をつけたい犯罪

置き引き、スリ

カフェやレストランにて席に荷物をおいたままにすると、置き引きにあう可能性が高いです。さらに、座っている状態でもスマホを机の隅に置いておくと盗まれるリスクがあります。自分の荷物からは常に目を離さないことを意識しましょう。

性犯罪

オーストラリアでは、女子大生の6人に1人が性的な犯罪の被害にあったことがあるというデータがあります。たとえば、クラブやバーでお酒に薬を入れられて誘拐されるケースなどがあります。知らない人から出されたお酒は飲まないことや、一度席を離れたらそのお酒は飲まないなど、身を守る行動を心がけましょう。

フィリピン

実は、フィリピンは20年前はドラッグや銃の問題があり安全とはいえませんでした。しかし、2016年ごろから始まった政府の治安強化により、安全に過ごせる国に変化しました。フィリピンは、欧米の5つの英語圏の国と比べると犯罪件数が少ないのです。注意するポイントはあるものの、安心かつ費用を抑えて留学したい方にもおすすめです。

治安改善の政策がとられた

フィリピンでは、2016年に大統領に就任したドゥテルテの政権が麻薬撲滅政策を行ったことで、治安が良くなりました。取り締まる目的で麻薬使用者の8000人以上が殺害され、国際批判を浴びたものの、結果的に治安向上へとつながったとされています。

語学学校周辺は警備がいる

留学生の利用する語学学校は治安の良い場所にあります。学校には24時間体制のガードマンがおり、校内にも防犯カメラがあるため、校内では安心して過ごせるでしょう。また、多くの語学学校では、留学生活を安全に送れるような規則も定められているので安心です。

治安

フィリピンの中でも治安の良い場所といえばセブ島です。セブ島は観光地でもあるため、セキュリティを強化しており、建物へ入る際には荷物チェックがある場合もあります。また、観光客や留学生を温かく受け入れるような雰囲気があるので、より安心できるでしょう。

一方、首都のマニラも昔よりは治安が良くなり安全なエリアも増えてきたものの、セブと比べると犯罪率が高いです。フィリピンを訪れるのが初めての場合は、マニラよりセブ島を選んだ方が治安面では安心できる可能性が高いです。

フィリピンで気をつけたい犯罪

美人局

男性は特に、美人局に注意が必要です。美人に声をかけられてついて行くと、危険な場所に連れていかれたケースも発生しています。フレンドリーに声をかけられても、軽々しくついて行くことのないよう気をつけましょう。

詐欺

フィリピンでは、タクシー料金をぼったくりされたり、おつりが返って来なかったりなどの詐欺が多発しています。現地でタクシーを呼ぶ場合は、アプリ上でドライバーの顔が見られ、事前に料金を把握できる配車アプリの使用がおすすめです。

安全に留学をするためにすべきこと

最後に、安全に留学をするためにすべきことを3つ紹介します。

日本と同じ感覚で生活しない

日本で普通だと思っていることが、海外では通用しないケースが多々あります。たとえば、女性の夜の一人歩きは海外では危険なので避けた方が良いでしょう。また、ズボンのポケットに財布を入れて持ち歩くのは、スリをして良いと宣伝しているのと同じです。留学中はいくら安全だと感じたとしても、そこが海外であることを忘れないようにしましょう。

貴重品は肌身離さず持つ

日本では貴重品を置きっぱなしにしても盗まれないケースがありますが、海外ではそんなことはありません。特に、観光スポットや駅などの人の多いエリアはスリやひったくりが多発する場所であるため、荷物は常に肌身離さず持っているようにしてください。

お酒の飲む量に気をつける

お酒を飲みすぎて貴重品を紛失したり、酔った状態で人とトラブルを起こし暴行をしてしまったりなど、お酒を飲みすぎるとトラブルに巻き込まれるリスクが高くなります。最悪の状況にならないために、お酒を飲む際はたしなむ程度にしておきましょう。

まとめ

今回は、留学先におすすめの安全な国4つと、安全に旅行をするためのポイントを紹介しました。安全面は、順調な留学ライフを送るにあたり重要な要素となります。安全な留学先を選びたい方は、ぜひこの記事を参考に自分に合った国を選んでみてくださいね。

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