「努力を認めます。」
「このプロジェクトは認められません。」
「あなたの才能を認めるよ!」
ビジネスでも日常でも頻繁に使われる「認める」の言葉。英語でどういうのか知っていますか?英語には「認める」を意味する単語が多く存在します。そのため、ニュアンスや文脈に応じて適切に使い分けることが大切です。
この記事では、「認める」の英語表現を複数紹介します。関連表現である「受け入れる」「納得」などの英語もまとめました。ぜひ毎日の英語学習にお役立てください!
認める 英語表現
「認める」を意味する単語は、主に以下の6つが挙げられます。
・Admit
・Recognize
・Approve
・Concede
・Grant
上記はどれも「認める」の意味を持つ単語ですが、ニュアンスや使われる文脈が異なります。それぞれの違いに注目して読み進めてくださいね。
Acknowledge
「acknowledge」は、認める・認識する・受け入れるなどの意味を持つ動詞です。
存在や努力、貢献などを評価し、はっきりと公式に認めるようなシチュエーションでよく使われます。そのため、ビジネスや公式な文脈で頻繁に登場する単語です。また、「acknowledge」には、感謝する・礼を言うなどの意味もあり、肯定的なイメージが強いこともポイントです。良い意味で何かを認める、公式性を持って認めるといったニュアンスを強調したい際に使うとよいでしょう。
マネージャーはチームの努力と献身を認めました。
このE-mailを受け取ったことを通知してください。
Admit
「admit」は、「認める」の意味で最もよく使われる単語の一つ。他にも、受け入れる・許可するなどの意味があります。
「admit」は、何か好ましくないことや間違いなどをしぶしぶ認めるようなシチュエーションで使われることがポイントです。例えば、「ミスを認める」「間違いを認める」などがよい例です。他にも、「怖いことを認める」「恥ずかしいことを認める」など、抵抗感や不本意さを含むようなネガティブな感情を認める際にもよく活用されます。
また、「acknowledge」は公式に認めるのに対し、「admit」はより個人的な事柄に対して使われることが多いです。
彼はしぶしぶ自分の間違いを認めました。
彼女は自分が間違っていたことを認めました。
わたしは高所恐怖症であることを認めました。
Recognize
「recognize」は、認識する・認めるを意味する単語です。
他にも、見分けがつく・見覚えがあるなどの意味があり、何かを認識して認めるような意味合いが強い単語です。例えば、人の顔をみてそれが誰であるのか認める(認識する)といった文脈で使われます。
また、何かの価値や重要性を認めて賞賛するような場面でも活用できます。
声で彼女だと認めました(認識しました)。
わたしは優れた業績で評価されました。
わたしは通りの向こうから昔の友人を認識しました。
Approve
「approve」は、良いと認める・承認する・同意する・許可するなどの意味を持つ動詞です。
何かの提案や計画を、公式に承認したり認めたりする際によく使われる単語です。特に、ビジネスや法的な文脈で多く使われることが特徴です。
また、上から目線で承認するようなニュアンスが強いこともポイント。例えば、上司が部下を認めたり、教師が生徒を認めたりするような場面で使うのに適しています。
先生は生徒たちのプロジェクトのアイデアを認めました。
契約は関係者全員によって承認されました。
Concede
「concede」は、敗北を認める・負けを認めるなどの意味を持つ動詞です。
他にも、譲歩する・折れるなどの意味があり、自分の間違いや、相手の立場や主張が正しいことを認めるといった意味合いが強いことがポイントです。また、議論や競争の中で、自分が相手に敗北したことを公式に認める場合にも活用されます。
チームは長い試合の末、敗北を認めました。
その政治家は新しい政策には欠点があることを認めました。
Grant
「grant」は、(嘆願や権利などを)認める・承認するという意味を持つ単語です。特定の事実や要求を公式に承認し、認める行為を指します。
特に、法的な文脈や行政的な許可に関連する文脈で使われることが多く、「離婚を認める」「保釈を認める」「所有権を認める」などが例として挙げられます。正式な権限や特権、法的な手続きでの認定に関する場面で使うのに適した表現です。
長い法的手続きの後、裁判官は彼らに離婚を認めました。
市議会は新しいリゾートホテルの建設許可を与えました。
受け入れる 英語表現
「認める」の類似表現に「受け入れる」があります。「受け入れる」も「認める」同様、様々なニュアンスを持つ単語ですね。そのため、英語でも複数の単語を使って表現することができます。
ここでは、代表的な以下3つの単語を紹介します。
・Receive
・Welcome
Accept
「accept」は、受け入れる・引き受ける・受理するなど幅広い意味で使われる単語です。特に、何かを提案された際に、それを受け入れる行為や、事実を認めて受け入れる行為に対して使われます。
「accept」には、前向きに受け入れたり積極的に受け入れたり、異なった価値を尊重して受け入れたりするニュアンスがあり、ポジティブな意味合いを含んでいることが特徴です。
ただし、「accept」は多様な文脈で使用できる汎用性の高い単語なので、状況に応じてニュアンスが変わります。その時々の感情や意図を考慮して使うことが重要です。
その学校はあらゆる背景の生徒を受け入れることで知られています。
彼らは結婚式の招待を受け入れました。
Receive
「receive」は、受け入れる・受け取る・受理するなどの意味を持つ動詞です。
物理的な物を受け入れるだけでなく、情報や知識、感情や意見など抽象的な物を受け入れるような場面でも使われます。また「来たものをそのまま受け入れる」といった、肯定的な意味合いを持っていることもポイントです。
わたしは上司からのフィードバックを前向きに受け入れました。
わたしは昨日、試験の結果を受け取りました。
Welcome
「welcome」には、喜んで受け入れる・温かく迎え入れるといった意味があります。特に、誰かを喜んで迎え入れるニュアンスが強く、友好的な態度を示したいときに適した表現です。
「welcome」は、一般的にポジティブな感情や態度を表す単語で、新しい人やアイデア、または特定の状況に対して積極的に受け入れていく姿勢を表現するのにぴったりです。
彼女はパーティーに来たゲストを暖かく歓迎しました。
納得 英語表現
最後に、認めるの関連表現である「納得」の代表的な英語を2つ紹介します。
・Consent
Agree
「agree」には、同意する・納得するの意味があります。また、ただ納得するだけではなく、相手と同じ意見であることを強調する際によく使われる表現です。「agree」はポジティブなニュアンスが強いことがポイントです。
最終的に彼はわたしたちの会議を来週に延期する決定に納得しました。
Consent
「consent」も、同意する・納得する・承諾するなどの意味を持つ単語です。特定の提案や契約、条件などに同意・納得するような場面で使われます。また、「agree」と比較して、「concent」はよりフォーマルな文脈で活用されることがポイントです。
わたしは慎重に考慮した後、提案に納得しました。
まとめ
この記事では、「認める」と表現したい際に使える英語を多数紹介しました。同じ意味を持つ単語も、ニュアンスや使われる文脈は異なります。複数の言い回しを覚えておくことで、状況に応じた単語選びができるようになるので、ぜひ、本記事を活用してくださいね。
会話の中でこれらの表現を使いたくなったら、ぜひオンライン英会話スクール「ネイティブキャンプ」のレッスンで使ってみてください。レッスンは受け放題なので、たくさんアウトプットしてくださいね!無料体験レッスンも受付中です。

◇経歴
・アメリカLAにてアパレル勤務
・英会話スクールに10年ほど勤務
◇留学経験
アメリカのLAのコミュニティカレッジに入学・卒業。
OPT VISAを取得し、LAのアパレル会社に1年間勤務。
次なる目標は、娘との親子留学。
◇海外渡航経験
留学:アメリカのLAに4年間留学
海外旅行:ドイツ・フランス・スイス・メキシコ・イタリア・グアムなど
◇自己紹介
英語関連の記事を中心に執筆するWebライター。中学生で日本を出ることを決意し、高校卒業後に渡米。アメリカではさまざまな国の学生と、濃い海外生活を送る。現在は関東の田舎でのんびり生活。今後の目標は、娘との親子留学と夫婦でのクルーズ旅行。

I took a Bachelor of Science degree in Mathematics where my problem-solving and critical-thinking skills were honed. I have worked as a trainer in a government office, which has helped me to develop my communication and intrapersonal skills. My hobbies are reading, listening to music, and cooking. After joining NativeCamp, I acquired 2 years of teaching experience. Currently, I am involved in content production in the Editing Department.