
海外旅行の必需品といえば
スーツケースですが、どんなタイプを選べば良いのか迷っている方も多いのではないでしょうか?
スーツケースはブランドだけでなく、サイズやタイプなどの種類も豊富なため、 移動のしやすさや収納性、デザイン性にもこだわりたいものです。
本記事では、海外旅行用のスーツケースにおすすめのブランドをタイプ別に合計6つ紹介します。
ファスナータイプ・フレームタイプそれぞれのメリット・デメリットや、スーツケースを選ぶポイント、購入を避けるべきスーツケースの特徴。便利なスーツケースのレンタルについても徹底解説!
スーツケースに関連する英語表現もまとめたので、海外旅行を予定している方はぜひ最後までお読みください。
- 【ファスナータイプ】おすすめのスーツケース・ブランド3選
- 【フレームタイプ】おすすめのスーツケース・ブランド3選
- ファスナータイプのスーツケースのメリット・デメリット
- フレームタイプのスーツケースのメリット・デメリット
- 海外旅行用のスーツケースを選ぶポイント
- 購入を避けるべきスーツケースの特徴
- スーツケースのレンタルサービスを活用するのもおすすめ
- おまけ:スーツケースにまつわる便利な英語表現
- まとめ
【ファスナータイプ】おすすめのスーツケース・ブランド3選
以下では、ファスナータイプのおすすめスーツケースブランドを3つ紹介します。海外旅行や海外出張に備えて、お気に入りを探してみてください。
無印良品
生活雑貨ブランドの無印良品は、スーツケースをはじめ幅広い海外旅行グッズを取り扱っています。
無印良品らしいシンプルなデザインのスーツケースは、出張や旅行まで幅広い目的で利用が可能です。
ポリカーボネートやABS樹脂など軽くて丈夫な素材を使用しているので、軽量でありながらも耐久性も高いと言えます。
4輪の静音キャスターがついているため、アスファルトや石畳どちらの歩道でも振動音を抑えられ移動はスムーズ。なお、1cm単位でハンドルの高さを調節できるので、引き方や身長に応じて高さを変えられます。
また、キャスターロックもついているので、新幹線などの移動中もスーツケースが動き回ることがなく安心です。
サイズも20L〜105Lまでと幅広く、価格も17,000〜35,000円ほどと、他のブランドよりもお手頃価格で購入できます。
TUMI(トゥミ)
TUMI(トゥミ)は、1975年にアメリカで誕生したビジネスバッグブランドで、ソフトスーツケースを代表するブランドとして知られています。
ビジネスライクなデザインと優れた耐久性が特徴で、出し入れしやすいフロントパネル、PC収納用ポケットやUSB充電ポートなどの高い機能性も兼ね備えています。
防弾チョッキに使用されるほど強いFXTバリスティックナイロンという素材は、TUMI(トゥミ)にて独自開発されました。
125を超える特許を取得した技術力の高さや類まれな堅牢性を評価され、現在世界65カ国で販売されています。
サイズは機内持ち込み可能な31L〜100L超のモデルまで豊富。価格は10万円台後半〜30万円前後と高めではありますが、頑丈で収納力が高いため長年にわたって使用できます。
Proteca(プロテカ)
Proteca(プロテカ)は日本のバッグメーカー・エースが展開する自社ブランドで、厳しい品質テストをクリアした上質なスーツケースを取り揃えています。
北海道赤平市の自社工場にて、生産から品質管理まで徹底して生産しております。
縦横両方向に開けられる独自のファスナーや傷が目立ちにくいデザインなどを採用しており、機能性と耐久性に優れています。
また、ベアロンホイールとサイレントキャスターなどブランドで独自開発したキャスターを使用しているため、移動中のノイズを一般的なキャスターと比べて30%軽減。走行も滑らかです。
長時間の移動であっても手に負担をかけないように、エルゴノミックハンドルのハンドルや3WAY走行ハンドルも採用しています。
サイズは他のブランドと同様に20L前後の機内持ち込み可能なタイプから、100Lを超えるタイプまで充実。小さいものであれば6万円前後、最大サイズで15万円以上するものもあります。
【フレームタイプ】おすすめのスーツケース・ブランド3選
以下では、フレームタイプ・スーツケースのおすすめブランドを3つ紹介します。強度やセキュリティを重視したい方は、ぜひチェックしてください。
RIMOWA(リモワ)
RIMOWA(リモワ)は、1898年にドイツで誕生したスーツケースの代表的ハイブランドで、デザイン・機能性・耐久性の全てにおいて世界的に評価されています。
洗練されたデザインと高い強度を誇り、無期限の保証が付帯しているため一生もののスーツケースとして人気があります。
リモワの特徴は凹凸が入ったユニークなデザインで、リモワの象徴となっています。素材にはポリカーボネートやアルミニウムなどが使われ、走行性のよいマルチホイールシステムと高さが調節できるハンドルがついているため、軽くて丈夫、操作もしやすいため移動もスムーズです。
サイズは30L前後〜80L以上、値段は6万円台〜20万円台とバラエティに富んでいます。
リモワは価格は高めではありますが、全てのスーツケースに生涯保証がついており、修理にも対応しているので、長年にわたって利用したい方にぴったりな選択肢です。
Samsonite(サムソナイト)
Samsonite(サムソナイト)は1910年にアメリカで誕生したスーツケースブランドで、フレームタイプの軽量化を実現しています。
ハードケース・ソフトケースの両方を展開しているため、目的や好みに応じて選びやすいブランドだと言えます。
特にソフトケースは機内持ち込み可能なサイズが多いため、短期出張や国内旅行に便利で、一方ハードケースは作りが頑丈なため長年にわたって利用できます。
シンプルかつスタイリッシュなデザインが特徴で、振動を抑えるサスペンションホイールが搭載されているため移動も快適です。
サイズは小さいものだと30L台〜100L近い大型まで豊富で、サイズやシリーズ、素材によって価格は異なるものの、おおむね7万円以上のスーツケースが多いです。
保証期間も10年と長いので、破損した際の修理も安心ですね!
ACE(エース)
日本の鞄メーカーの老舗として知られるACE(エース)は、高機能で耐久性の高いスーツケースブランドとして人気です。
プロテカと同じく、北海道赤平市の自社工場にて国内製造にこだわってスーツケースを作っています。
日本人の体型に合わせた使い勝手を重視して、「究極より最適」をコンセプトにスーツケースを設計しています。
特にこだわっているのは、スムーズな持ち運び。長時間の移動でも手が疲れにくいようにポケットやハンドルの位置など細やかに配慮がなされています。
静音キャスターの採用や使いやすいシンプルなデザインで、高品質でありながら比較的手頃な価格設定が多くのユーザーから支持されています。
サイズは機内持ち込み可能な30L前後から、100Lを超える大型サイズまで豊富。価格は3万円台から16万円台と幅広いです。ただし、エースの主力ブランドであるace.の価格帯は2〜3万円台なので、比較的費用を抑えて丈夫なスーツケースを購入しやすいと言えます。
ファスナータイプのスーツケースのメリット・デメリット
ファスナータイプのスーツケースは開閉部分に布を使用するため、スーツケース自体の重量が他の素材よりも軽いのがメリットです。
また、ファスナータイプは壊れやすいイメージがありますが、一方で、柔軟性のある素材のため衝撃を吸収しやすく、スーツケースが長持ちするといわれています。
しかしながら、ファスナー部分はカッターなどの刃物でこじ開けられることを考えると、セキュリティ面においてやや不安が残ります。
以上を踏まえると、ファスナータイプのスーツケースは、以下のような方におすすめだと言えます。
・衣類など壊れにくいアイテムを主に収納する方
・スーツケースを長持ちさせたい方
反対に、スーツケースの安全性を第一に考える方は、ファスナータイプを選ばない方が良いでしょう。
フレームタイプのスーツケースのメリット・デメリット
フレームタイプのスーツケースでは開閉部分にアルミなどの金属素材が使われており、2つのリフトレバーをはめてロックするので、開け閉めの手間がかからないのがメリットです。
リフトレバーの開閉は手間がかからず非常に簡単なので、素早く荷物を出し入れしたいという人におすすめです。
また、こじ開けるのは難しいので、セキュリティ面での安心感は高いと言えます。一方で、ファスナータイプと比較すると重くなりがちです。
以上のことから、フレームタイプのスーツケースは以下のような方に適していると言えます。
・重量よりセキュリティ面を重視したい方
・スーツケース開閉時の手間を省きたい方
一方で、スーツケースをできるだけ軽量化したい方は、ファスナータイプが向いています。
海外旅行用のスーツケースを選ぶポイント
快適な海外旅行を楽しむためには、旅行の日程や目的に合わせてスーツケースを選ぶことが大切です。以下では、海外旅行のスーツケースの選び方を詳しく紹介します。
旅行日数に合わせてサイズを選ぶ
スーツケースを選ぶ際に最も重要なのは、旅行日数に合わせてスーツケースのサイズや容量を選ぶことです。
以下の旅行日数とスーツケースの容量の目安を参考にして、適したサイズのスーツケースを選びましょう。
ちなみに、飛行機に乗る際は機内持ち込み荷物と受託手荷物で、預け入れ可能な荷物の重さやサイズには上限があります。多くの航空会社は以下を上限としています。
上限を超える場合、追加料金が発生する可能性があるので要注意です。
特に、受託手荷物のスーツケースのサイズについては3辺の合計が158cmを超える場合は、超過料金を払えば受け入れてもらえる可能性もありますが、特に大きなサイズの荷物は事前確認が必要となります。
受け入れ可能な荷物の重さやサイズの上限は、航空会社や現地で国内線に乗るかどうかで変わる可能性があるため、出発前には必ず各航空会社のホームページを確認しましょう。
スーツケースの素材にこだわる
スーツケースの中に何を入れるかによって、選ぶべきスーツケースの素材も異なります。
スーツケースの素材は、以下のように大きく分けてハードタイプとソフトタイプの2種類があります。
・ソフトタイプ:ナイロン、ポリエステル、革など
ハードタイプは硬い素材でセキュリティや衝撃に強い反面、スーツケース自体は重め。
ソフトタイプは軽量でポケットやドリンクホルダー付きの多機能なスーツケースが多いですが、衝撃に弱く汚れやすいです。
大切な荷物を安全に運ぶために、スーツケースの素材にもこだわりましょう。
キャスターの個数を確認する
スムーズに移動するためには、スーツケースについているキャスターの数も重要です。
スーツケースのキャスターは、2輪タイプと4輪タイプの2種類があります。
2輪キャスターはスーツケースを斜めに倒した状態でのみ可動できるため、小回りは効きにくいですが、スーツケースを立てた時には動きにくく、安定しやすいです。
一方、4輪キャスターはスーツケースを立てた状態で走行できるため、大荷物でも移動が楽ですが、電車内などで固定しにくいと言えます。
ただ、4輪タイプでキャスターにストッパーが付いている商品も多数あるので、電車やバスの中でスーツケースを固定したい方はストッパー付きのスーツケースを選ぶと良いです。
TSAロック付きのスーツケースを選ぶ
スーツケースを選ぶ際は、TSAロックがついたタイプを選びましょう。
TSAロックはアメリカ出入国の荷物検査で認可されているロックで、赤い菱形のマークが付いています。
海外では空港での手荷物検査でスーツケースの中身をチェックされる可能性がありますが、TSAロック付きのスーツケースだと鍵をロックした場合でも空港職員が開けてチェックできます。
特にアメリカでは2001年の同時多発テロ以降、出入国時の手荷物検査が非常に厳しくなっています。
TSAロック未対応のスーツケースだと荷物検査時に鍵を壊される可能性があるため、TSAロック付きのスーツケースを選ぶと安心です。
荷物検査時のスーツケース破損を避けるためにも、TSAロック付きのスーツケースをおすすめします。
購入を避けるべきスーツケースの特徴
反対に、以下のような特徴があるスーツケースの購入は避けましょう。
つい安さ重視でスーツケースを購入してしまいがちですが、薄いABS樹脂製のスーツケースは衝撃に弱いため、空港での扱いによっては破損するリスクが高いです。
なお、品質の悪い樹脂製のジッパーや荒い縫製もスーツケースがすぐに破損する原因になりかねません。
キャスターやハンドルの動きが鈍いと、長距離移動で手が疲れるだけでなく、スーツケース自体が壊れる原因となってしまいます。スーツケースのキャスターが壊れてしまうと、自分で持ち運ばなくてはならないため、移動中のストレスも大きいです。
ロックや防水性に不安があるスーツケースも避けましょう。
TSAロックに対応していないと、保安検査でロックを破壊される可能性があり、盗難やロストバゲージのリスクも高まります。
また、防水素材ではないスーツケースだと雨が多い地域で荷物が湿気や雨で痛むこともあります。
荷物を目的地まで安全に運ぶために、上記のポイントも意識しながらスーツケースを選んでみてくださいね!
スーツケースのレンタルサービスを活用するのもおすすめ
自宅にスーツケースを置くスペースが十分になく、必要なときだけ使いたい場合には、スーツケースのレンタルサービスも役立ちます。
スーツケースレンタルとは、必要な時にだけスーツケースを借りられるサービスで、以下のような方に特におすすめです。
・1人暮らしなどで収納スペースが少ない人
・年に数回しか旅行をしないため、スーツケースを頻繁に使わない人
以下では、スーツケースを購入するよりもレンタルがおすすめな理由を詳しく紹介します。
レンタル料が安い
スーツケースレンタルがおすすめな理由の1つ目は、購入するよりも費用をグッと抑えてスーツケースを借りられることです。
スーツケースレンタル料金の目安は5,000〜8,000円程度である場合がほとんどなので、購入するよりも安価です。
特に長期間の旅行では大型のスーツケースが必要なので、頻繁に旅行しない方にとってはレンタルのほうが費用を抑えられると言えるでしょう。
保管場所に困らない
スーツケースレンタルは使用後に返却するため、保管場所に困らないというメリットもあります。
特に大型のスーツケースは収納スペースが気になりますが、必要な時だけレンタルすることで家の中をすっきりと整理できます。
スーツケースの保管用スペースを設ける必要がないため、スーツケースのレンタルは自宅内の収納スペースが限られている方に特におすすめだと言えます。
ラインナップが豊富にある
豊富な選択肢の中から自分に合ったスーツケースを選べるのも、スーツケースレンタルの利点です。
スーツケースレンタルで取り扱っているブランドは多岐に渡っており、人気のハイブランド「リモワ」や、「サムソナイト」「エース」なども選べます。
購入前に実際にハイブランドのスーツケースを試してみたい方にとって、スーツケースレンタルはぴったりな機会となります。
おまけ:スーツケースにまつわる便利な英語表現
最後におまけとして、海外旅行で覚えておくと便利なスーツケースに関連する英語表現を紹介します。
◾️Check in
意味:飛行機の搭乗手続きのこと、荷物を預けることも含む
◾️Carry-on
意味:機内持ち込みという意味
飛行機内に持ち込む小さなスーツケースなどを指す
◾️Luggage / Baggage
意味:どちらも旅行用の荷物全般を指す言葉
◾️Baggage Claim
意味:目的地に到着後、預け入れ荷物を受け取る場所
◾️Water resistance
意味:耐水性という意味
水に強い素材や加工であること
まとめ
本記事では、タイプ別おすすめのスーツケース・ブランド6選とスーツケースの選び方について紹介しました。海外旅行用のスーツケースを選ぶ際は、以下の5点をチェックしておきましょう。
・スーツケースの素材
・キャスターの種類
・開閉部分のタイプ
・TSAロックの有無
海外旅行の日数や行き先、目的に応じてスーツケースを選ぶことで、より快適に旅ができます。海外旅行の予定がある方は、ぜひ本記事を参考にしてぴったりなスーツケースを選んでみてくださいね!
◇経歴
・英米文学科卒業
・George Brown College卒業(カナダ・トロント)
・カナダ現地のパティスリーにてパティシエとして働く
・現在はWebライターのほか、SNS運用やコンテンツクリエイターとして活動しています。
◇資格
IELTS General 6.0
◇留学経験
・ニュージーランド(2週間)
→高校留学でホームステイ体験
・カナダ(13年)
→ワーキングホリデー→カレッジ留学→現地就職→永住権取得
◇海外渡航経験
長期滞在:カナダ、韓国(3ヶ月)
旅行:ニュージーランド、オーストラリア、アメリカ、
イタリア、タイ、インドネシア、シンガポールなど
◇自己紹介
英語学習や留学に関する記事を書いているWebライターです。
幼少期から英語や海外に興味があり、子ども英会話教室に通ったり、ニュージーランドへ短期留学したり、大学は英米文学を専攻したりと英語に関わる人生を過ごしてきました。
現在はカナダ在住13年め、海外で子育て奮闘中です。
英語学習や海外生活に興味のある方に、役立つ情報をお届けできたらと思っています。どうぞよろしくお願いします!